JP2551569Y2 - 内燃機関のレゾネータ装置 - Google Patents

内燃機関のレゾネータ装置

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JP2551569Y2
JP2551569Y2 JP1991030701U JP3070191U JP2551569Y2 JP 2551569 Y2 JP2551569 Y2 JP 2551569Y2 JP 1991030701 U JP1991030701 U JP 1991030701U JP 3070191 U JP3070191 U JP 3070191U JP 2551569 Y2 JP2551569 Y2 JP 2551569Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は内燃機関のレゾネータ
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すような内燃機関のレゾ
ネータ装置が一般に使用されている(例えば、実開昭5
8−180370号公報)。同図に示すように、レゾネ
ータ装置は、内燃機関の吸気通路1にレゾネータチャン
バ2を連通させ、前記吸気通路1とレゾネータチャンバ
2との間を開閉するシャッタバルブ3及びアクチュエー
タ4を備えて成り、レゾネータチャンバ2に共振現象が
生ずる特定の周波数帯域で、シャッタバルブ3を開放さ
せて吸気通路1との共振現象を利用し、内燃機関の充填
効率を上げて過給効果を高めるようにしたもので、従来
より一般に知られるところである。図3中、吸気通路1
は右側をエアクリーナに、左側を内燃機関の燃焼室にそ
れぞれ連通させるものである。アクチュエータ4はダイ
ヤフラム4aを備えたタイプのもので、その気密室4b
は管5を通じて吸気通路1の延長上のスロットル弁(図
示しない)の下流側に連通させてある。
【0003】また、実開昭62−402369号公報に
示す内燃機関のレゾネータ装置は、吸気管と共鳴箱
((レゾネータチャンバ)とを連通する共鳴管の共鳴箱
内挿入部分に、円周方向に透孔を穿設し、該透孔を、機
関回転数に応じて開閉制御するスライド管を嵌合すると
共に、アクチュエータを共鳴箱内に内蔵させた構成を有
する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図3に示した従来装置
のように、シャッタバルブ3がエンジンルーム内の大気
にさらされて設けてあると、筒状軸受部3aにおける弁
軸3bの近傍並びに軸受部3aとレゾネータチャンバ2
との接続部において、ダストの内部への侵入を防止する
ため、精密で信頼性の高いシールリング6、シールキャ
ップ7、シールラバー8等のシール用部品を組み付ける
必要があり、且つ、軸受部自体やレゾネータチャンバの
接続部について、高精度の加工も必要であるなどの問題
がある。又、エンジンルーム内の熱によりシール用部品
が損傷する不具合もある。
【0005】一方、前記実開昭62−40269号公報
に示すレゾネータ装置は上述した問題点を解決している
が、共鳴箱内へのスライド管やアクチュエータの組付け
が困難であり、組付性の面で問題がある。
【0006】この考案は、前記の問題点に鑑みてなされ
たもので、高級シール用部品の使用並びに高精度の加工
を不要として経済性に優れると共に、組付性の面で有利
な内燃機関のレゾネータ装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の考案は、内燃機関の吸気通路にレゾネー
タチャンバを連通させ、該レゾネータチャンバ内に、前
記吸気通路とレゾネータチャンバとの間を開閉するシャ
ッタバルブおよび負圧式のアクチュエータを配し、前記
レゾネータチャンバは複数の分割片を接合して形成さ
、前記レゾネータチャンバ内に配されたアクチュエー
タに前記レゾネータチャンバ外部から負圧を導入する負
圧導入通路を設け、該負圧導入通路の少なくとも一部は
前記レゾネータチャンバの内外を連通させ且つ前記複数
の分割片の1つに一体に形成された貫通部から構成され
ていることを特徴とする。また、請求項2記載の考案
は、請求項1記載の内燃機関のレゾネータチャンバ装置
において、前記貫通部が形成された前記複数の分割片の
1つに、前記アクチュエータの取付部および前記シャッ
タバルブの軸受部が一体に形成されていることを特徴と
する。 更にまた、請求項3記載の考案は、請求項1記載
の内燃機関のレゾネータチャンバ装置において、前記吸
気通路に前記アクチュエータの取付部および前記シャッ
タバルブの軸受部を設けたことを特徴とする請求項1記
載の内燃機関のレゾネータチャンバ装置。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例を図1、図2を参照
して詳細に説明する。図1は本考案の第1実施例を示
し、同図において、11は合成樹脂、金属など任意の材
料で作られた吸気通路で、図面上、左側をエアクリーナ
に、右側を内燃機関の燃焼室にそれぞれ連通させてあ
る。
【0009】好ましくは合成樹脂で作られるレゾネータ
チャンバ12は、筒状の突出した接続口12aを備え、
その接続口12aは吸気通路11の筒状の開口部11a
に気密に嵌め込まれ、両者が接続されている。17は開
口部11aに外嵌された締付用のクリップである。
【0010】レゾネータチャンバ12において、筒状体
13aが筒状の接続口12aから内方に延長して一体に
設けられ、シャッタバルブ13の枠体、すなわち、軸受
部を形成する。弁体13cは、軸受部13a内に弁軸1
3bを介して揺動可能に支持され、適当な連係部材16
を介して接続されたアクチュエータ14によって作動さ
れる。シャッタバルブ13は、軸受部13a、弁軸13
b及び弁体13cによって構成され、レゾネータチャン
バ12内に位置させてある。特に、弁軸13bは、大気
に露出しないようにするため、接続口12a側ではな
く、レゾネータチャンバ12の内側に位置する軸受部1
3a側に設けることとする。
【0011】図示のアクチュエータ14は、図3の従来
例のものと同様、ダイヤフラムタイプのものである。ア
クチュエータ14は、レゾネータチャンバ12の内側に
一体に設けたボス12bに取付片18を介して取り付け
られ、その気密室14bは管15を通じて吸気通路11
の延長上のスロットル弁(図示しない)の下流側に連通
させてある。アクチュエータ14もシャッタバルブ13
と同様、レゾネータチャンバ12内に設置されている。
前記管15におけるレゾネータチャンバ12の貫通部1
5aは該レゾネータチャンバ12と一体にして管状に形
成してあり、その貫通部15aの前後にはゴム管など1
5bが接続される。この管構造は、レゾネータチャンバ
12の貫通部分における気密性保持のための処置を容易
にする。
【0012】レゾネータチャンバ12は複数の分割片を
接合して構成され、本実施例では2つの上下分割片、即
ち本体部12dと蓋体部12eとを接合部12cで接合
して構成されている。シャッタバルブ13及びアクチュ
エータ14等をレゾネータチャンバ12の本体部12d
内に装着した後、該接合部12cでチャンバ12の上下
分割片である本体部12dと蓋体部12eとを溶着又は
接着により気密に接合させるものである。
【0013】従って、分割片の一方の蓋体部12eを予
め取り外した状態で他方の分割片の本体部12dにゴム
管15b、シャッタバルブ13、アクチュエータ14を
組付けるので、組付け性が向上し、しかも、組付け位置
精度がよい。更に、本実施例の場合、分割片の本体部1
2dに貫通部15a、シャッタバルブ13の軸受部13
a、アクチュエータ14、取付部12bが一体成形され
ているので成形容易であり、低コスト化が図れる。
【0014】尚、シャッタバルブ13における軸受部1
3aの一部も予め別体としておき、弁軸13b及び弁体
13cの組み付け後に、その別体部分を接合するように
してもよい。
【0015】図2はこの考案の別の実施例を示す。この
例では、図1の実施例と異なる部分を主として説明し、
図1と同一の符号で示す部材は同等の作用を呈するもの
としてその説明の一部は省略する。
【0016】この実施例においては、吸気通路11の外
周に突設された筒状の開口部11aにシャッタバルブ1
3の筒状体軸受部13aが接合される。弁軸13b及び
弁体13cは接合された筒状の開口部11aと軸受部1
3a内に装着される。また、アクチュエータ14は、吸
気通路11の外周に一体に設けた取付座11bに取付片
18を介して取り付けられる。そして、レゾネータチャ
ンバ12が吸気通路11の回りを気密に取り囲む。言い
換えると、吸気通路11はレゾネータチャンバ12の両
側壁の中央部を貫通したような態様で設けられる。即
ち、レゾネータチャンバ12は2つの軸方向に垂直な接
合面を有する本体部12dと蓋体部12eとからなり、
本体部12dは吸気通路11に一体に成形された側壁1
2fと筒壁12gとからなり、蓋体部12eは吸気通路
11の外周を囲み軸方向にスライド自在に嵌合できる別
体に形成された前記筒壁12gと同型で突き合わさる筒
壁12hとこれに連続する側壁12i及び該側壁12i
に連続して前記吸気通路11の外周に接合しスライド可
能なフランジ12jとからなる。
【0017】レゾネータ装置を吸気通路11に組付ける
には、先ず筒状の開口部11aの上面に筒状の軸受部1
3aを溶着又は接着により接合する。次いで、シャッタ
バルブ13とアクチュエータ14を夫々開口部11aお
よび軸受部13aと吸気通路11の取付座11bとに取
付ける。ここに、シャッタバルブ13及びアクチュエー
タ14は、吸気通路11の回りのレゾネータチャンバ1
2の本体部12dの空間部内に装着されたことになる。
最後に、吸気通路11に蓋体部12eをスライドさせ
て、それの筒壁12hの端面を本体部12dの筒壁12
gの端面に突き合せ、フランジ12jを吸気通路11の
回りに溶着又は接着して接合させる。
【0018】
【考案の効果】請求項1記載の内燃機関のレゾネータチ
ャンバ装置によれば、内燃機関の吸気通路にレゾネータ
チャンバを連通させ、該レゾネータチャンバ内に、前記
吸気通路とレゾネータチャンバとの間を開閉するシャッ
タバルブおよび負圧式のアクチュエータを配し、前記レ
ゾネータチャンバは複数の分割片を接合して形成され、
前記レゾネータチャンバ内に配されたアクチュエータに
前記レゾネータチャンバ外部から負圧を導入する負圧導
入通路を設け、該負圧導入通路の少なくとも一部は前記
レゾネータチャンバの内外を連通させ且つ前記複数の分
割片の1つに一体に形成された貫通部から構成されてい
るので、シャッタバルブおよびアクチュエータが大気に
直接触れることがなく、シャッタバルブ回りについて、
高級シール用部品の使用が不要となり、また、高精度加
工も不要となると共に、レゾネータチャンバの組付け性
が向上し、製作コストの低減化が図れる。これにより装
置外観が簡素化されることになり、スペースの有効利用
が達成され、しかもシール用部品がエンジンルーム内の
熱により損傷することがなく長寿命であるなどの効果を
奏する。しかも、負圧導入通路の少なくとも一部を構成
する貫通部が複数の分割片の1つに一体に形成されてい
ることによって、負圧導入通路のレゾネータチャンバの
貫通部分における気密性保持のための処置を容易にする
ことができる。 また、請求項2記載の内燃機関のレゾネ
ータチャンバ装置によれば、前記貫通部が形成された複
数の分割片の1つに、前記アクチュエータの取付部およ
び前記シャッタバルブの軸受部が一体に形成されている
ので、当該分割片以外の分割片の少なくとも1つを予め
取り外した状態で、アクチュエータ、シャッタバルブ、
およびアクチュエータと前記貫通部とを連通させるゴム
管等を組付けるので、組付け性が向上し、しかも組付け
位置精度を向上させることができる。 また、請求項3記
載の内燃機関のレゾネータチャンバ装置によれば、吸気
通路に前記アクチュエータの取付部および前記シャッタ
バルブの軸受部を設けたので、前記貫通部が形成された
分割片以外の分割片の少なくとも1つを予め取り外した
状態で吸気通路にアクチュエータおよびシャッタバルブ
を組付けると共に、ア クチュエータと前記貫通部とを連
通させるゴム管等を組付けるので、組付け性が向上し、
しかも組付け位置精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の内燃機関のレゾネータ装置の実施例
における要部を示す縦断側面図である。
【図2】この考案の別の実施例の要部を示す縦断側面図
である。
【図3】従来の内燃機関のレゾネータ装置の要部を示す
縦断側面図である。
【符号の説明】
11 吸気通路 12 レゾネータチャンバ 13 シャッタバルブ 14 アクチュエータ15 管(負圧導入通路)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路にレゾネータチャン
    バを連通させ、該レゾネータチャンバ内に、前記吸気通
    路とレゾネータチャンバとの間を開閉するシャッタバル
    ブおよび負圧式のアクチュエータを配し、前記レゾネー
    タチャンバは複数の分割片を接合して形成され、前記レ
    ゾネータチャンバ内に配されたアクチュエータに前記レ
    ゾネータチャンバ外部から負圧を導入する負圧導入通路
    を設け、該負圧導入通路の少なくとも一部は前記レゾネ
    ータチャンバの内外を連通させ且つ前記複数の分割片の
    1つに一体に形成された貫通部から構成されていること
    を特徴とする内燃機関のレゾネータチャンバ装置。
  2. 【請求項2】 前記貫通部が形成された前記複数の分割
    片の1つに、前記アクチュエータの取付部および前記シ
    ャッタバルブの軸受部が一体に形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の内燃機関のレゾネータチャンバ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記吸気通路に前記アクチュエータの取
    付部および前記シャッタバルブの軸受部を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の内燃機関のレゾネータチャン
    バ装置。
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