JPH0649861Y2 - 2サイクルエンジンのリードバルブ - Google Patents
2サイクルエンジンのリードバルブInfo
- Publication number
- JPH0649861Y2 JPH0649861Y2 JP38589U JP38589U JPH0649861Y2 JP H0649861 Y2 JPH0649861 Y2 JP H0649861Y2 JP 38589 U JP38589 U JP 38589U JP 38589 U JP38589 U JP 38589U JP H0649861 Y2 JPH0649861 Y2 JP H0649861Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reed valve
- valve body
- adapter
- cycle engine
- crankcase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、2サイクルエンジンのリードバルブに関し、
詳しくは、リードバルブとアダプタとを一体化してなる
リードバルブに関するものである。
詳しくは、リードバルブとアダプタとを一体化してなる
リードバルブに関するものである。
従来、実開昭63−93406号公報に示されるように、クラ
ンクケース圧縮型の2サイクルエンジンでは、吸気の吹
き返しを防止するために吸気系にリードバルブなどの自
動吸気弁が装着されている。
ンクケース圧縮型の2サイクルエンジンでは、吸気の吹
き返しを防止するために吸気系にリードバルブなどの自
動吸気弁が装着されている。
この種の2サイクルエンジンのリードバグブは、例えば
第2図および第3図に示すように、アルミダイカスト等
で成形されたバルブボディ11と、このバルブボディ11の
開口部11aに一端が固定された開閉自在な弁体12a,スト
ッパ12bと、上記バルブボディ11の取付面に一体に形成
されたフランジ部13とによって構成されている。そして
上記バルブボディ11と弁体12a,ストッパ12bとからなる
リードバルブ本体10のフランジ部13は、一側がアダプタ
15のフランジ部15aに結合されると共に、フランジ部13
の他側が、ガスケット16を介してエンジンのクランクケ
ース17に設けられたフランジ部17aに締付ボルト18によ
って共締めされる。
第2図および第3図に示すように、アルミダイカスト等
で成形されたバルブボディ11と、このバルブボディ11の
開口部11aに一端が固定された開閉自在な弁体12a,スト
ッパ12bと、上記バルブボディ11の取付面に一体に形成
されたフランジ部13とによって構成されている。そして
上記バルブボディ11と弁体12a,ストッパ12bとからなる
リードバルブ本体10のフランジ部13は、一側がアダプタ
15のフランジ部15aに結合されると共に、フランジ部13
の他側が、ガスケット16を介してエンジンのクランクケ
ース17に設けられたフランジ部17aに締付ボルト18によ
って共締めされる。
さらに、上記アダプタ15は、アルミダイカスト等で成形
されたフランジ部15aをゴム等の弾性体で一体的に鋳込
み成形されたものであり、その吸気上流側が締付バンド
19などによって図示しない気化器に連結されている。
されたフランジ部15aをゴム等の弾性体で一体的に鋳込
み成形されたものであり、その吸気上流側が締付バンド
19などによって図示しない気化器に連結されている。
ところが、上述した従来例のリードバルブでは、本体10
とアダプタ15とがそれぞれ別体になっており、上記リー
ドバルブ本体10を組付ける場合には、リードバルブ本体
10のフランジ部13とクランクケース17のフランジ部17a
との間のシールを行なうために、シール用ガスケット16
を介在させて係合する必要があり、シール用ガスケット
16、リードバルブ本体10、およびアダプタ15の3部品を
組付けなければならない。したがって組付時の誤差の集
積による取付位置のズレが生じたり、部品点数が多くな
って組付工数が増大する等の問題があった。
とアダプタ15とがそれぞれ別体になっており、上記リー
ドバルブ本体10を組付ける場合には、リードバルブ本体
10のフランジ部13とクランクケース17のフランジ部17a
との間のシールを行なうために、シール用ガスケット16
を介在させて係合する必要があり、シール用ガスケット
16、リードバルブ本体10、およびアダプタ15の3部品を
組付けなければならない。したがって組付時の誤差の集
積による取付位置のズレが生じたり、部品点数が多くな
って組付工数が増大する等の問題があった。
本考案は、上述した問題点を課題として提案されたもの
であり、クランクケース圧縮型2サイクルエンジンのリ
ードバルブと、上記リードバルブを気化器等に組付ける
アダプタを一体的に成形すると共に、リードバルブのク
ランクケース側フランジ部にアダプタの材質を延出させ
たことにより、上記リードバルブを吸気系に装着する際
のガスケットを廃止して部品点数を削減し、上記リード
バルブの組付誤差を解消して組付工数を大幅に削減する
と共に、リードバルブ取付面のシール性を向上できるよ
うにした2サイクルエンジンのリードバルブを提供する
ことを目的とするものである。
であり、クランクケース圧縮型2サイクルエンジンのリ
ードバルブと、上記リードバルブを気化器等に組付ける
アダプタを一体的に成形すると共に、リードバルブのク
ランクケース側フランジ部にアダプタの材質を延出させ
たことにより、上記リードバルブを吸気系に装着する際
のガスケットを廃止して部品点数を削減し、上記リード
バルブの組付誤差を解消して組付工数を大幅に削減する
と共に、リードバルブ取付面のシール性を向上できるよ
うにした2サイクルエンジンのリードバルブを提供する
ことを目的とするものである。
この目的を達成するため、本考案では、クランクケース
圧縮型2サイクルエンジンの吸気系に装着されるリード
バルブにおいて、上記リードバルブのバルブボディと弁
体とからなるリードバルブ本体と、上記リードバルブ上
流側に組付けられる,弾性体からなるアダプタとを一体
的に成形し、上記リードバルブ本体に形成したフランジ
部のクランクケース側取付面に、上記取付面よりアダプ
タをリング状に突出させて、シール部を形成してなるこ
とを特徴とするものである。
圧縮型2サイクルエンジンの吸気系に装着されるリード
バルブにおいて、上記リードバルブのバルブボディと弁
体とからなるリードバルブ本体と、上記リードバルブ上
流側に組付けられる,弾性体からなるアダプタとを一体
的に成形し、上記リードバルブ本体に形成したフランジ
部のクランクケース側取付面に、上記取付面よりアダプ
タをリング状に突出させて、シール部を形成してなるこ
とを特徴とするものである。
このような構成では、クランクケース圧縮型2サイクル
エンジンにおいて、リードバルブと、このリードバルブ
を気化器等に組付けるアダプタとを一体的に成形し、上
記リードバルブに形成したフランジ部のクランクケース
側取付面にアダプタをリンク状に突出させシール性を保
持したことにより、上記リードバルブの取付時にガスケ
ットを必要とせず、直接クランクケースのフランジ部に
取付けることができる。
エンジンにおいて、リードバルブと、このリードバルブ
を気化器等に組付けるアダプタとを一体的に成形し、上
記リードバルブに形成したフランジ部のクランクケース
側取付面にアダプタをリンク状に突出させシール性を保
持したことにより、上記リードバルブの取付時にガスケ
ットを必要とせず、直接クランクケースのフランジ部に
取付けることができる。
したがって、リードバルブとアダプタとが一体化され、
部品点数が削減されるため組付時の位置ズレが解消さ
れ、組付工数が大幅に削減される。
部品点数が削減されるため組付時の位置ズレが解消さ
れ、組付工数が大幅に削減される。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案の実施例を示すリードバルブの断面図で
あり、図において、符号1はリードバルブ本体、2はリ
ードバルブ本体1が組付けられるエンジンのクランクケ
ース、3は上記クランクケース2に形成された吸気ポー
トである。
あり、図において、符号1はリードバルブ本体、2はリ
ードバルブ本体1が組付けられるエンジンのクランクケ
ース、3は上記クランクケース2に形成された吸気ポー
トである。
上記リードバルブ本体1は、アルミダイカスト等で成形
されたバルブボディ5と、上記バルブボディ5の開口部
5aを開閉する弁体6a(リード),ストッパ6bと、上記バ
ルブボディ5と一体なフランジ部7をゴム等の弾性体で
鋳込んだアダプタ8とにより構成されている。
されたバルブボディ5と、上記バルブボディ5の開口部
5aを開閉する弁体6a(リード),ストッパ6bと、上記バ
ルブボディ5と一体なフランジ部7をゴム等の弾性体で
鋳込んだアダプタ8とにより構成されている。
上記リードバルブ本体1のフランジ部7は、締付ボルト
9を介してクランクケース2側のフランジ部2aに取付け
られるものであり、上記フランジ部7のクランクケース
2側の取付面には、アダプタ8側の弾性体がフランジ部
7の取付面よりリング状に突出したシール部8aが形成さ
れている。また、上記アダプタ8のバルブボディ5と反
対側には、図示しない気化器の吐出側吸気管に連結され
る連結部8bが形成されている。
9を介してクランクケース2側のフランジ部2aに取付け
られるものであり、上記フランジ部7のクランクケース
2側の取付面には、アダプタ8側の弾性体がフランジ部
7の取付面よりリング状に突出したシール部8aが形成さ
れている。また、上記アダプタ8のバルブボディ5と反
対側には、図示しない気化器の吐出側吸気管に連結され
る連結部8bが形成されている。
したがって、上述したように構成されたリードバルブ本
体1をエンジンのクランクケース2に取付ける場合は、
上記リードバルブ本体1のフランジ部7を締付ボルト9
を介して取付けるものであり、この場合、クランクケー
ス2のフランジ部2aとリードバルブ本体1のフランジ部
7との間には、シール性を保持するガスケットなどが不
要となり、フランジ部7の取付面より突出しているシー
ル部8aによってシール性を保持することができる。
体1をエンジンのクランクケース2に取付ける場合は、
上記リードバルブ本体1のフランジ部7を締付ボルト9
を介して取付けるものであり、この場合、クランクケー
ス2のフランジ部2aとリードバルブ本体1のフランジ部
7との間には、シール性を保持するガスケットなどが不
要となり、フランジ部7の取付面より突出しているシー
ル部8aによってシール性を保持することができる。
以上説明したように、本考案による2サイクルエンジン
のリードバルブでは、リードバルブと、このリードバル
ブを気化器等に組付けるアダプタとを一体的に成形し、
上記リードバルブに形成したフランジ部のクランクケー
ス側取付面にリング状のシール部を突出させたので、上
記リードバルブの取付時にリング状のシール部が圧縮さ
れるため、リードバルブ取付時のシールを確実に行なう
ことができる。
のリードバルブでは、リードバルブと、このリードバル
ブを気化器等に組付けるアダプタとを一体的に成形し、
上記リードバルブに形成したフランジ部のクランクケー
ス側取付面にリング状のシール部を突出させたので、上
記リードバルブの取付時にリング状のシール部が圧縮さ
れるため、リードバルブ取付時のシールを確実に行なう
ことができる。
さらに、リードバルブとアダプタとを一体化すると共
に、アダプタの弾性体によってシール部を形成したの
で、部品点数が削減され、組付時の位置ズレが解消さ
れ、組付工数が大幅に削減される。
に、アダプタの弾性体によってシール部を形成したの
で、部品点数が削減され、組付時の位置ズレが解消さ
れ、組付工数が大幅に削減される。
第1図は本考案の実施例を示すリードバルブの断面図、
第2図は従来のリードバルブの組付状態を示す斜視図、
第3図は第2図の断面図である。 1……リードバルブ本体、2……クランクケース、2a…
…フランジ部、5……バルブボディ、5a……開口部、6a
……弁体、7……フランジ部、8……アダプタ、8a……
シール部、8b……連結部。
第2図は従来のリードバルブの組付状態を示す斜視図、
第3図は第2図の断面図である。 1……リードバルブ本体、2……クランクケース、2a…
…フランジ部、5……バルブボディ、5a……開口部、6a
……弁体、7……フランジ部、8……アダプタ、8a……
シール部、8b……連結部。
Claims (1)
- 【請求項1】クランクケース圧縮型2サイクルエンジン
の吸気系に装着されるリードバルブにおいて、 上記リードバルブのバルブボディと弁体とからなるリー
ドバルブ本体と、上記リードバルブ上流側に組付けられ
る,弾性体からなるアダプタとを一体的に成形し、 上記リードバルブ本体に形成したフランジ部のクランク
ケース側取付面に、上記取付面よりアダプタをリンク状
に突出させて、シール部を形成してなることを特徴とす
る2サイクルエンジンのリードバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP38589U JPH0649861Y2 (ja) | 1989-01-05 | 1989-01-05 | 2サイクルエンジンのリードバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP38589U JPH0649861Y2 (ja) | 1989-01-05 | 1989-01-05 | 2サイクルエンジンのリードバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0292027U JPH0292027U (ja) | 1990-07-20 |
JPH0649861Y2 true JPH0649861Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31199367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP38589U Expired - Lifetime JPH0649861Y2 (ja) | 1989-01-05 | 1989-01-05 | 2サイクルエンジンのリードバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649861Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-05 JP JP38589U patent/JPH0649861Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0292027U (ja) | 1990-07-20 |
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