JP2560530Y2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JP2560530Y2
JP2560530Y2 JP7536092U JP7536092U JP2560530Y2 JP 2560530 Y2 JP2560530 Y2 JP 2560530Y2 JP 7536092 U JP7536092 U JP 7536092U JP 7536092 U JP7536092 U JP 7536092U JP 2560530 Y2 JP2560530 Y2 JP 2560530Y2
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JP
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intake
flange
intake pipe
intake port
combustion engine
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茂良 伊藤
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は内燃機関の吸気装置に関
し、特に薄肉金属パイプ製の吸気管を用いた吸気装置に
おける吸気管と吸気ポートの接続構造の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、吸気管は一般にアルミニウム鋳物
製のものが用いられ、その一端に一体的に設けられたフ
ランジ部をガスケットを介してシリンダヘッドにボルト
にて締結固定することにより吸気ポートに接続してい
た。
【0003】また、軽量化のために合成樹脂製の吸気管
も提案されている。その製造に際しては、2分割して成
形したものを振動溶着する方法や溶解中子を用いた成形
方法が採用されており、吸気ポートとの接続は上記と同
様にガスケットを介してボルト締結している。
【0004】更に、例えば実開昭64−11357号公
報等から知られているように、アルミニウムパイプ製の
吸気管を用いたものも知られている。このように薄肉金
属パイプから成る吸気管を用いたものにおいては、吸気
管の一端をサージタンクに、他端を取付フランジにそれ
ぞれ溶接等にて一体固着し、取付フランジをガスケット
を介してシリンダヘッドにボルトにて締結固定するよう
に構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、アルミニウ
ム鋳物製の吸気管を用いたものでは鋳造のため薄肉化に
限界があって軽量化に不向きであり、また中子構造のた
めに生産性が低く、コスト高になるという問題があっ
た。
【0006】また、合成樹脂製のものでは、振動溶着の
場合にはその溶着条件より曲げ形状に制限があり、設計
に制約を受けるという問題があり、溶解中子を用いる場
合には工数が大となってコスト高になるという問題があ
る。
【0007】更に、アルミニウムパイプ製の吸気管を用
いたものではサージタンクと吸気管と取付フランジを一
体化するための工数が多くなってコスト高となり、また
アルミニウムパイプの一体接合部における強度に不安が
あり、それを解消するために構造が複雑になってさらに
コスト高になるという問題があった。
【0008】本考案は、このような従来の問題点に鑑
み、アルミニウムパイプなどの薄肉金属製パイプからな
る吸気管を用いた軽量で低コストの内燃機関の吸気装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、サージタンク
とシリンダヘッドの吸気ポートを薄肉金属パイプ製の吸
気管にて連通した内燃機関の吸気装置において、吸気ポ
ートの開口端に大径の環状段部を形成し、吸気管の一端
部に塑性加工にて径方向外方に突出して吸気ポート開口
端面に対向する鍔部と環状段部内に嵌入する環状凹部を
形成し、環状凹部内にシール材を配置し、鍔部に係合さ
せた取付フランジをシリンダヘッドに結合したことを特
徴とする。
【0010】
【作用】本考案によれば、吸気管の一端部の環状凹部に
シール材を配置して吸気ポートの開口端に形成した環状
段部に挿入し、その外側に形成された鍔部に取付フラン
ジを係合させてシリンダヘッドに結合することにより吸
気管の一端と吸気ポートを接続するようにしているの
で、吸気管の一端部に塑性加工にて鍔部と環状凹部を形
成するだけで別体の取付フランジとシール材を組み合わ
せて接続することができ、薄肉の吸気管を用いて軽量化
を図れるとともに製造工数が少なくて済むためコスト低
下を図れ、また取付フランジを鍔部に係合させて取付け
ているので薄肉の吸気管と取付フランジの結合による強
度上の問題も生じない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図3を参照
して説明する。
【0012】全体構成を示す図2、図3において、1は
シリンダヘッド、2はその一側面に開口された3つの吸
気ポート、3は吸気バルブである。シリンダヘッド1の
上部には、一対のブラケット4a、4bを介してサージ
タンク5が支持されている。
【0013】このサージタンク5はアルミニウムの絞り
成形品又は合成樹脂成形品にて構成されている。サージ
タンク5の一側部には吸気管7と接続するための筒状の
3つの接続口6が膨出形成され、この接続口6と薄肉の
アルミニウムパイプから成る吸気管7の一端部が弾性体
から成る接続筒体8にて接続されている。9は接続筒体
8に外嵌させた締付具である。
【0014】吸気ポート2の開口端には、図1に詳細に
示すように、大径の環状段部11が形成され、この吸気
ポート2に接続すべき吸気管7の他端部には、吸気ポー
ト開口端面に対向する鍔部12と環状段部11内に嵌入
する環状凹部13が形成されている。これら鍔部12と
環状凹部13は、アルミニウムパイプの端部を径方向外
方に突出するように塑性加工して形成されている。具体
的には、パイプ端から環状凹部13の幅に対応する適当
距離の位置を山型に径方向外方に適当量膨出させ、さら
にその山を両側から圧縮して環状段部11より大径の鍔
部12を形成し、またパイプ端を径方向に突出させて環
状段部11の径より若干小径のフランジ部14を形成す
ることにより鍔部12とフランジ部14の間に環状凹部
13を形成している。なお、図示する例では前記鍔部1
2の山型を構成する前後壁は密着状態に重なっている
が、前記前後壁間に空間があり鍔部12の断面形状がU
状となっていてもよい。
【0015】吸気管7の他端部はその環状凹部13にO
リング等のシール材15を配置して吸気ポート2の環状
段部11内に挿入することにより吸気ポート2に接続さ
れている。この状態で、取付フランジ16の中央に形成
した挿通穴17に吸気管7を挿通し、この取付フランジ
16を鍔部12に係合させて図3に示すようにボルト1
8にてシリンダヘッド1に締結することにより吸気管7
他端部の接続状態を保持している。図示例では取付フラ
ンジ16は各吸気管7毎に設けられるとともに互いに隣
接する端部が共通のボルト18にて締結されているが、
取付フランジ16が全体として一体構造となっているも
のでもよい。
【0016】なお、図2、図3において、10はシリン
ダヘッド1に設けられたインジェクタの取付穴であり、
燃料噴射を吸気管7側ではなくてシリンダヘッド1の吸
気ポート2内で行うように構成されている。
【0017】以上の構成によると、吸気管7の一端部を
弾性体から成る接続筒体8にてサージタンク5の接続口
6に接続し、吸気管7の他端部はその環状凹部13にシ
ール材15を配置して吸気ポート2の開口端に形成した
環状段部11に挿入し、その外側に形成された鍔部12
に取付フランジ16を係合させてこの取付フランジ16
をボルト18にてシリンダヘッド1に締結することによ
り、吸気管7の両端をサージタンク5と吸気ポート2に
それぞれ接続することができる。従って、吸気管7の一
端は加工せず、他端部に塑性加工にて鍔部12と環状凹
部13を形成するだけで、別体の接続筒体8と取付フラ
ンジ16とシール材15を組み合わせて接続することが
でき、薄肉の吸気管7を用いて軽量化を図れるとともに
製造工数が少なくて済むためコスト低下を図れる。ま
た、取付フランジ16を鍔部12に係合させて取付けて
いるので薄肉の吸気管7に取付フランジ16を一体的に
結合する場合のように高い精度を必要とせず、結合部に
おける強度上の問題を生じることもない。
【0018】
【考案の効果】本考案の内燃機関の吸気装置によれば、
吸気管の一端部の環状凹部にシール材を配置して吸気ポ
ートの開口端に形成した環状段部に挿入し、その外側に
形成された鍔部に取付フランジを係合させてシリンダヘ
ッドに結合することにより吸気管の一端を吸気ポートに
接続するようにしているので、吸気管の一端部に塑性加
工にて鍔部と環状凹部を形成するだけで別体の取付フラ
ンジとシール材を組み合わせて接続することができ、薄
肉の吸気管を用いて軽量化を図れるとともに製造工数が
少なくて済むためコスト低下を図れ、また取付フランジ
を鍔部に係合させて取付けているので薄肉の吸気管と取
付フランジの結合部における強度上の問題も生じない
等、大なる効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の内燃機関の吸気装置の一実施例におけ
る要部の拡大断面図である。
【図2】同実施例の縦断正面図である。
【図3】同実施例の側面図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 吸気ポート 5 サージタンク 7 吸気管 11 環状段部 12 鍔部 13 環状凹部 15 シール材 16 取付フランジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サージタンクとシリンダヘッドの吸気ポ
    ートを薄肉金属パイプ製の吸気管にて連通した内燃機関
    の吸気装置において、吸気ポートの開口端に大径の環状
    段部を形成し、吸気管の一端部に塑性加工にて径方向外
    方に突出して吸気ポート開口端面に対向する鍔部と環状
    段部内に嵌入する環状凹部を形成し、環状凹部内にシー
    ル材を配置し、鍔部に係合させた取付フランジをシリン
    ダヘッドに結合したことを特徴とする内燃機関の吸気装
    置。
JP7536092U 1992-10-29 1992-10-29 内燃機関の吸気装置 Expired - Lifetime JP2560530Y2 (ja)

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JPH0640354U JPH0640354U (ja) 1994-05-27
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