JPH057455Y2 - - Google Patents

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JPH057455Y2
JPH057455Y2 JP1984043725U JP4372584U JPH057455Y2 JP H057455 Y2 JPH057455 Y2 JP H057455Y2 JP 1984043725 U JP1984043725 U JP 1984043725U JP 4372584 U JP4372584 U JP 4372584U JP H057455 Y2 JPH057455 Y2 JP H057455Y2
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resonator
secondary air
air
connector
pipe
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JP1984043725U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はレゾネータを内蔵した内燃機関用吸気
コネクタに関する。
[従来技術およびその問題点] 従来のこの種の内燃機関用吸気コネクタは、例
えば実公昭57−12166号公報に記載されているよ
うに、レゾネータがコネクタ内にその吸気口を開
放する形で形成されている。このため、気化器へ
の吸入空気は二次空気吸入時に内燃機関の脈動負
圧の影響を直接受けることになり、二次空気量が
変化する時などには吸入空気の流れが変化して吸
気騒音を発することになる。また、気化器への大
気取入口は二次空気導入用流路と直結状態になつ
ている。このため、例えば、二次空気導入装置に
不具合が生じて高温の排気ガスがコネクタ内に流
入した場合には、気化器に影響が及ぶ。
[問題点解決のための手段および作用] 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであ
る。すなわち、本考案は二次空気吸入時の内燃機
関の脈動負圧が気化器への吸入空気の流れに影響
を与えない、また高温の排気ガスがコネクタに流
入しても気化器にはこの排気ガスによる影響が及
ばない内燃機関用吸気コネクタを提供することを
目的とするものである。
上記目的を達成するために、本考案の内燃機関
用吸気コネクタにあつては、別室構造を有するレ
ゾネータを内蔵し、レゾネータ内部と連通する二
次空気用パイプを備え、この二次空気用パイプの
断面積と二次空気導入用流路の断面積とをレゾネ
ータのそれより小さくし、さらに二次空気用パイ
プの軸線方向平行投影面が大気取入口と重ならな
いように二次空気用パイプを配設するという手段
を講じている。レゾネータの断面積が二次空気用
パイプおよび二次空気導入用流路のそれより大き
いので、内燃機関によつて発生した吸気騒音が拡
散消滅され、また二次空気用パイプの軸線方向平
行投影面が大気取入口と重ならないので、レゾネ
ータ内に高温の排気ガスが流入しても直ぐに大気
取入口、すなわち気化器に向かつて流入すること
がなくなり、よつて上述の問題点が解消される。
[実施例] 以下、本考案を添付図面に示された一実施例に
基づいて詳細に説明する。
まず第3図において、本考案による吸気コネク
タ1の内燃機関9における関連構成を説明する。
内燃機関9には、大気吸入パイプ11および排気
管12が設けられている。大気吸入パイプ11に
は気化器10が接続されている。気化器10へは
空気清浄器7および吸気コネクタ1を通して空気
が導入される。空気清浄器7は濾過体15を内蔵
すると共に、接続ホース14により吸気コネクタ
1に接続されている。吸気コネクタ1は、第1図
および第2図に示される別室構造を有するレゾネ
ータ2を内蔵している。排気中へ二次空気を導入
するために、二次空気導入用パイプ6、二次空気
用逆止弁8および導入パイプ13からなる二次空
気導入用流路がレゾネータ2と排気管12との間
に設けられている。
吸気コネクタ1は、第1図および第2図に示す
如く、コネクタ本体が鉄板製のアツパーケーシン
グ1′とロアケーシング1″で構成され、このアツ
パーケーシング1′とロアケーシング1″とはそれ
ぞれに設けた組付け用フランジ16′,16″を数
点のスポツト溶接にて固定され、その後でカシメ
加工により組付けられている。このカシメ加工部
全周にはシール性向上のためにシール剤17が塗
布されている。また、吸気コネクタ1の前側面に
は、大気導入管3が接続されている。大気導入管
3の半体3′,3″はそれぞれコネクタ本体のアツ
パーケーシング1′、ロアケーシング1″に一体的
に加工されている。それぞれの半体3′,3″同士
は溶接加工により接合させて大気導入管3を形成
する。一方、吸気コネクタ1の後側面ではコネク
タ1に内蔵されているレゾネータ2から突出して
いる二次空気導入用パイプ6がアツパーケーシン
グ1′にロー付け加工により固定されている。コ
ネクタ1に内蔵されたレゾネータ2は、鉄板製の
ロアケーシング1″にスポツト溶接により固定さ
れていて、別室構造となつている。レゾネータ2
の前側面からはスチール製の二次空気用パイプ5
が大気導入管3の中ほどまでコネクタ1内を延び
ており、ロー付加工によりレゾネータ2に固定さ
れている。また、レゾネータ2の後側面には、二
次空気導入用流路の一部を構成する二次空気導入
用パイプ6が吸気コネクタ1の外部へ突出してい
る。これらのパイプ5および6はレゾネータ2に
比して断面積が小さくされている。さらに、ロア
ケーシング1″には、内燃機関9の気化器10へ
の大気取入口4がレゾネータ2を挟んで2個設け
られていて、それぞれの大気取入口4には、気化
器10に対してシール性確保のためにゴムガスケ
ツト18が接着剤により固定されている。
次に、内燃機関9における吸気コネクタ1の作
動について説明する。
まず、内燃機関9に吸入される大気は、空気清
浄器7の濾過体15を通過して浄過され、コネク
タ1へ接続ホース14を経由して導入される。そ
して、ロアケーシング1′に設けられた気化器1
0への大気取入口4を通過して、気化器10へ流
入する。そして、さらに内燃機関9の大気吸入パ
イプ11を通り、内燃機関9へ導入される。ま
た、内燃機関9へ吸入されるためコネクタ1に流
入してきた大気の一部は二次空気として、内燃機
関9の作動において発生する脈動負圧によりレゾ
ネータ2へ二次空気用パイプ5を経由して導入さ
れる。そして、さらに二次空気導入用パイプ6を
通つて、二次空気用逆止弁8、導入パイプ13を
経由して、内燃機関9の排気管12へ導入され
る。
このように大気の一部が排気管12へ導入され
る際、内燃機関9の作動により発生した爆発音に
代表される吸気騒音が二次空気の吸入経路とは逆
の経路で車室内及び車外へ放出されるので、レゾ
ネータ2がない場合は騒音による不具合な事態の
発生となる可能性がある。しかしながら、本考案
による吸気コネクタ1においては、別室構造のレ
ゾネータ2を内蔵し、しかもレゾネータ2を断面
積に比して小さい断面積を有する二次空気用パイ
プ5を設けているので内燃機関9によつて発生し
た吸気騒音は、導入パイプ13、二次空気用逆止
弁8、二次空気導入用パイプ6を経由してレゾネ
ータ2に到るとき、一度通路断面積が増大するた
め拡散される。さらに、二次空気用パイプ5を通
過するとき、再び断面積が絞られ、よつて吸気騒
音は拡散され、消音される。また、二次空気用パ
イプ5が、その軸線方向平行投影面が吸気コネク
タ1の大気取入口4と重ならないように(本実施
例の場合は、特に投影面を含む平面と大気取入口
4を含む平面とは直交している)配設されてい
る。よつて、二次空気導入用流路内に設けられた
二次空気逆止弁8等の二次空気導入装置に異常が
生じて、排気管12から高温の排ガスがレゾネー
タ2内に逆流してきても、直接排ガスが二次空気
用パイプ5を通つて大気取入口(すなわち気化器
10)へ向うことがない。よつて、気化器への悪
影響を抑えることができる。
なお、上記実施例においては、コネクタ本体、
レゾネータ2、パイプ5,6をスチール製とした
が、同様の形状、機能を満足させるものであれば
合成樹脂や非鉄金属であつてもよい。
また、コネクタ本体のアツパーケーシング1′
とロアケーシング1″とをカシメによつて組付け
ているが、溶接、接着等の接合方法で組み付けて
もよい。また、カシメ前にスポツト溶接、カシメ
後にシール剤塗布を行つているが、シール性およ
び強度等に問題なければ、省略してもよい。シー
ル剤の代わりにゴムガスケツト等のシールパツキ
ンを使用してもよい。
また、レゾネータ2をロアケーシング1″へ固
定しているが、アツパーケーシング1′側へ取り
付けてよい。レゾネータ2をコネクタ本体と別部
品としているが、一体に構成できれば、ケーシン
グ1′,1″と一体加工してもよい。レゾネータ2
とパイプ5,6との組み付けをロー付としている
が、溶接、圧入等の接合方法で組みつけてもよ
い。
気化器10においては、コネクタ1とのシール
のためにゴムガスケツト18を使用しているが、
コルク、ウレタンフオーム等のシール性を確保で
きるものなら何でもよく、必要なければこれを廃
止してもよい。また、気化器10には大気取入口
4を2個設けたが3個以上にしてもよい。
レゾネータ2においては、二次空気用パイプ5
および二次空気導入用パイプ6をそれぞれ一本と
しているが、消音性能に悪影響がなければ、それ
ぞれ数本ずつ取り付けてもよい。また、コネクタ
1の大気導入管3をケーシング1′,1″と一体と
しているが別部品でもよい。
コネクタ本体1の取り付け位置は気化器10の
上としているが、機能を満足する位置なら任意に
とつてよい。二次空気用逆止弁8の数を1個とし
ているが、2個以上でもよく、二次空気の排気中
への導入を排気管12を介して行つているが、同
様な性能が得られれば、別の場所でもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による内燃機関用
吸気コネクタにおいては以下のような優れた効果
を有する。
(1) コネクタ内にレゾネータを別室構造として内
蔵し、その二次空気用パイプおよび二次空気導
入用流路をレゾネータよりも小さい断面積にし
ているので、内燃機関によつて発生した吸気騒
音はレゾネータを通過するとき拡散され減少さ
せることができる。
(2) 二次空気導入装置に異常が生じて、高温排ガ
スがコネクタ(レゾネータ)内に逆流した場
合、二次空気用パイプがその軸線方向平行投影
面がコネクタの大気取入口と重ならないように
配設されているので、直接排ガスが大気取入口
へ向うことがない。よつて、気化器がこの排ガ
スによつて悪影響を受けることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による内燃機関用吸気コネクタ
の一実施例を示す平面図、第2図は第1図におけ
る−線に沿つた縦断面図、および第3図は本
発明による吸気コネクタを用いた内燃機関の模式
的断面図である。 1……コネクタ、2……レゾネータ、4……大
気取入口、5……二次空気用パイプ、7……空気
清浄器、9……内燃機関、10……気化器、11
……大気吸入パイプ、12……排気管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気洗浄器を経た空気が流入する大気導入部
    と、内規機関用気化器へ供給される該空気が通る
    大気取入口とを具備した内燃機関用吸気コネクタ
    であつて、該コネクタの内部に設置された別室構
    造のレゾネータと、該レゾネータに一端が導通
    し、かつ他端が前記大気導入部に位置して該導入
    部に開放されていて前記レゾネータより小さい断
    面積を有する二次空気用パイプと、該二次空気用
    パイプの前記一端と対向して設けられ、一端が前
    記レゾネータに導通し、他端が排気経路に導通し
    前記レゾネータより小さい断面積を有する二次空
    気導入用パイプとを有し、前記大気取入口は、前
    記二次空気用パイプの軸線方向平行投影面が該大
    気取入口と重ならないように前記レゾネータを挟
    んで両側に配置されていることを特徴とする内燃
    機関用吸気コネクタ。
JP4372584U 1984-03-27 1984-03-27 内燃機関用吸気コネクタ Granted JPS60155717U (ja)

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JP4372584U JPS60155717U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 内燃機関用吸気コネクタ

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JPS60155717U JPS60155717U (ja) 1985-10-17
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JPS60195962U (ja) * 1984-06-08 1985-12-27 トヨタ自動車株式会社 内燃機関用吸気コネクタ
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JPS5712166U (ja) * 1980-06-25 1982-01-22
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