JPH04121309U - 分電盤の内機取り付け金具 - Google Patents

分電盤の内機取り付け金具

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JPH04121309U
JPH04121309U JP3570991U JP3570991U JPH04121309U JP H04121309 U JPH04121309 U JP H04121309U JP 3570991 U JP3570991 U JP 3570991U JP 3570991 U JP3570991 U JP 3570991U JP H04121309 U JPH04121309 U JP H04121309U
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裕樹 加藤
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河村電器産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レールに固着したパネルと、そのパネルに取
り付けた内部電気機器とから成る内機を、箱体の底板に
並列且つ一体的に取り付け・取り外しが出来るように、
ボルト位置の変更を可能にする。 【構成】 箱体の底板12の四隅角部に固着されるボル
ト係着金具が、その基板1a中央が断面コ字状で、その
コ字状の背板1bにボルト頭挿入孔1c及びそれに連接
するボルト頭掛止孔1dを備えた第1固定金具1と、そ
の第1固定金具1のそれらと左右対称に形成した第2固
定金具2とから成り、いずれか一方の固定金具のボルト
頭挿入孔側に接合片2eを延設し、第1固定金具1と第
2固定金具2とを嵌合可能に且つ左右摺動可能に形成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、分電盤の内機取り付け構造の改良に係り、詳しくは、内機取り付け 用のボルト位置を変更可能に形成して、内機を標準の箱体に通常のレールを使用 して並列且つ一体的に取り付けることを可能にした内機取り付け金具に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、標準品として製造・販売されている分電盤は、内部に各種類、多仕様の 内部電気機器を取り付ける必要があるため、図6に示すように、一定のピッチで 穴明けしたレール6、9を箱体の底板12の左右に配置し、そのレール6、9間 にパネル7a、7bを架設し、そのパネル7a、7bに内部電気機器(図示しな い)を取り付けて、図6の矢印のように、レール6、9毎底板の上下左右に設け た4本のスタッドボルト20に締着して固定する構造になっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の分電盤の内機取り付け構造は、上下左右に4本のスタッドボルト2 0を設けているので、このスタッドボルト20以外の位置で、レール6、9を箱 体の底板12に固定することは不可能であり、したがって、内機が1セットの場 合は問題無いが、図7示のように、2セットの内機5及び8を、幅の広い箱体の 底板12等に並列且つ一体的に取り付ける場合は、両内機5及び8を連結する上 下の横バー11、11を、左右のレール6、9のスタッドボルト接合部6b、9 bより夫々下方又は上方へ偏位させた位置で、左右のレール6、9に固定させな ければならない。そのためには、レール6及び9に横バー11を取り付けるため の孔明け加工を施さなければならず、手間が係り厄介であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記従来の内機取り付け構造の問題点に鑑み、従来使用している部 材に何等手を加えることなく、内機取り付けのためのボルト位置変更が容易に出 来、1セットの内機又は並列且つ一体的に形成される2セットの内機の取り付け ・取り外しに兼用出来、更に、ボルト係着金具にボルトを堅固に係着出来る内機 取り付け金具を提供するもので、その構成は、箱体の底板の四隅角部に固着され たボルト係着金具と、そのボルト係着金具に係着したボルトと、そのボルトを前 記ボルト係着金具に抑止するボルト抑えとから成る内機取り付け金具に、断面コ 字状のレールと、そのレールに固着したパネルと、更にそのパネルに取り付けた 内部電気機器とから成る内機を締着させる分電盤の内機取り付け構造において、 前記ボルト係着金具が、基板中央が断面コ字状で、そのコ字状の背板にボルト頭 挿入孔及びそれに連接するボルト頭掛止孔を備えた第1固定金具と、基板中央が 断面コ字状で、そのコ字状の背板にボルト頭挿入孔及びボルト頭掛止孔を第1固 定金具のそれらと左右対称に形成した第2固定金具とから成り、少なくともいず れか一方の固定金具のボルト頭挿入孔側に接合片を延設すると共に、第1固定金 具と第2固定金具とを嵌合可能に且つ左右摺動可能に形成したことにある。
【0005】
【作用】
第2固定金具と嵌合している第1固定金具を、底板の四隅角部に固着する。 そして、箱体の底板に1セットの内機を取り付ける場合は、その第1固定金具 のボルト頭掛止孔にボルトを係着してボルト抑えで抑え、それらのボルトに内機 を締着する。 又、並列且つ一体的に形成された2セットの内機を箱体の底板に取り付ける場 合は、各第1固定金具のボルト抑えを外し、各ボルトをボルト頭掛止孔からボル ト頭挿入孔側へ移動させ、そのボルト頭挿入孔の奥に当接したなら、そのまま第 1固定金具を押し続け、第2固定金具のボルト頭掛止孔の位置に達したならそこ で停止させ、その第2固定金具のボルト頭掛止孔にボルトを係着して、第1固定 金具から取り外したボルト抑えで抑止し、それらのボルトにレールを嵌めて2セ ットの内機を一緒に締着する。 したがって、ボルトの移動距離分だけボルト位置が変わり、又、ボルトは嵌合 状態の第1固定金具1と第2固定金具2とに係着されるので、その係着度合は強 固で、そのため内機を堅固に締着することが出来る。 尚、単独で取り付けられた1セットの内機を取り外す場合や、一体的に取り付 けられた2セットの内機を同時に取り外す場合は、夫々の内機と各第2固定金具 のボルトとの締着を解いて底板から取り外す。
【0006】
【実施例】
本考案に係る分電盤の内機取り付け金具の一実施例を添付図面に基づいて説明 する。 図1は内機取り付け金具の分解斜視図、図2はボルト係着金具を分解した正面 図及び平面図で、1は第1固定金具としての固定金具、2は第2固定金具として のボルト位置可変金具である。 固定金具1の基板1aは、断面コ字状で、そのコ字状の背板1bにボルト頭 挿入孔1cとそれに連接するボルト頭掛止孔1dとが設けられている。 又、ボルト位置可変金具2は、固定金具1と同じように、その基板2aは断面 コ字状で、そのコ字状の背板2bにボルト頭挿入孔2cとそれに連接するボルト 頭掛止孔2dとが、固定金具1のそれらと左右対称に設けられ、更に、ボルト頭 挿入孔2c側の背板2b延長上に接合片2eが設けられている。 尚、内機取り付け金具を構成するボルト3、ナット3a及びボルト頭挿入孔1 c、2cに夫々嵌脱自在なボルト抑え4が別に備えられている。
【0007】 上記のように構成された分電盤の内機取り付け金具は、次のように動作し使用 される。 即ち、図3示の如く、第1の内機5は、断面コ字状のレール6、6にパネル7 a、7bを架設し、そのパネル7a、7bにブレーカ等の内部電気機器(図示省 略)を夫々取り付けて形成されている。又、同様に第2の内機8は、断面コ字状 のレール9、9にパネル10a、10bを架設し、そのパネル10a、10bに ブレーカ等の内部電気機器(図示省略)を夫々取り付けて形成されている。そし て、内機5と内機8との2セットの内機は、レール6及びレール9間に架設した 上下の横バー11、11によって一体的に形成されている。 但し、これらのレール6、9は通常の仕様のものであるから、横バー11、1 1を取り付ける為、固定金具1のボルト3以外の位置に孔加工を施すようなこと はしていない。
【0008】 それらの2セットの内機5及び内機8は、次のようにして箱体に取り付けられ る。 図4において、箱体の底板12の四隅角部の6a、6a、9a、9aの各位置 には、図2示の固定金具1が夫々溶接され、それらの固定金具1にはボルト位置 可変金具2が内嵌し、その接合片2eがボルト頭掛止孔1d部分の背板1b裏面 に当接して、両者はしっくり嵌合している。 これらのボルト3に並列且つ一体的に形成された2セットの内機5、8を締着 場合は、各固定金具1のボルト抑え4を取り外し、各ボルト3をボルト頭掛止孔 1dからボルト頭挿入孔1c側へ移動させ、そのボルト頭挿入孔1cの奥に当接 したなら、そのまま固定金具1を押し続け、ボルト位置可変金具2のボルト頭掛 止孔2dの位置に達したならそこで停止させる。即ち、その位置は図4示の13 a、13a、13b、13bの各位置であって、そこで、ボルト位置可変金具2 のボルト頭掛止孔2dにボルト3をナット3aによって係着し、固定金具1から 取り外したボルト抑え4で抑え、図4の矢印のように、上下の13a、13b位 置のボルト3に上下の横バー11、11の各ボルト挿通孔11a、11bを夫々 嵌入して、2セットの内機5及び8をナット(図示省略)で締着する。 又、分離された内機5及び内機8を、底板12に溶接した固定金具1のボルト 3に、夫々単独に締着することも出来る。
【0009】 このように、本考案に係る内機取り付け金具は、ボルト3の移動距離分だけボ ルト位置を変更出来るので、従来使用している部材に何等手を加えることなく、 1セットの内機の場合は固定金具1のボルト3に、又、並列且つ一体的に形成さ れた2セットの内機の場合はボルト位置可変金具2のボルト3に夫々締着出来、 内機を箱体内に取り付ける際の兼用仕様が可能となっている。 又、ボルト位置可変金具2の接合片2eは、固定金具1のボルト頭掛止孔1d 付近の背板1bに当接して嵌合ガタを防止し、更に、ボルト3は嵌合状態の固定 金具1とボルト位置可変金具2とに係着されるので、その係着度合は強固であり 、したがってそのボルト3に内機を堅固に締着することが出来る。
【0010】 上記の如く取り付けられた2セットの内機5及び8を取り外すには、横バー1 1と各ボルト3との締着を解いて底板12から取り外すと良い。 又、内機5及び内機8が分離して取り付けられている場合には、夫々の内機5 、8と各固定金具1のボルト3との締着を解いて底板12から取り外すと良い。
【0011】 本考案は、このように、箱体の底板12に対するボルト3の位置を簡単に移動 させることが可能なので、分電盤の箱体のみを単品で販売している場合にも利用 出来るし、又、図5示のように、底板12の四隅角部の6a、6a、9a、9a の各位置に取り付けられるパネルを、13a、13a、13b、13bの各位置 に取り付けられるパネルの如く、ひとまわり小さなものにすれば、入出線の為の 裏面孔加工時の有効スペースSを大きくとれるメリットもある。
【0012】 尚、上記実施例において、第1の内機5及び第2の内機8に、夫々2枚のパネ ルを架設しているが、これは一例であって、1枚又は3枚以上のパネルであって も差支え無い。又、一体的に形成された2セットの内機5及び8を例示している が、これに限定されるものでなく、一体的に形成された3セット以上の場合にも 適用出来るものである。 更に、固定金具1にボルト位置可変金具2を内嵌しているが、これを逆にして ボルト位置可変金具2に固定金具1を内嵌させるように構成しても良いし、接合 片2eを固定金具1に設けたり、或は、固定金具1とボルト位置可変金具2との 双方に設けることも出来る。 要は、本考案の目的及び趣旨を逸脱しない範囲において、形状及び数量等を適 宜変更することが出来る。
【0013】
【考案の効果】 以上詳述したように、本考案に係る分電盤の内機取り付け金具は、箱体の底板 の四隅角部に固着されたボルト係着金具と、そのボルト係着金具に係着したボル トと、そのボルトを前記ボルト係着金具に抑止するボルト抑えとから成る内機取 り付け金具において、そのボルト係着金具が、基板中央が断面コ字状で、そのコ 字状の背板にボルト頭挿入孔とボルト頭掛止孔を備えた第1固定金具と、その第 1固定金具のそれらと左右対称に形成した第2固定金具とから成り、いずれか一 方の固定金具のボルト頭挿入孔側に接合片を延設すると共に、第1固定金具と第 2固定金具とを嵌合可能に且つ左右摺動可能に形成したものであるから、従来使 用されている標準の箱体やレール等の部材に何等加工することなく、内機取り付 けのためのボルト位置の変更が容易に出来るので、一体的に形成された2セット の内機を簡単に箱体内に取り付け・取り外したり、又、1セットの内機を単体毎 取り付けることも出来、広範囲の兼用使用が可能となっている。更に、接合片を 当接させ乍ら、嵌合状態の第1固定金具と第2固定金具とにボルトを係着するの で、その係着度合は強固となり、そのボルト3に締着する内機も亦堅固に締着さ れる等、極めて実用性に優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る分電盤の内機取り付け金具の実施
例の分解斜視図である。
【図2】図1のボルト係着金具を分解した正面図及び平
面図である。
【図3】内機(一部省略)の説明図である。
【図4】内機と底板との関係を示す説明図である。
【図5】
【図1】の内機取り付け金具の使用法の一例を示す説明
図である。
【図6】従来の1セットの内機と底板との関係を示す説
明図である。
【図7】従来の2セットの内機と底板との関係を示す説
明図である。
【符号の説明】
1・・固定金具、1a・・基板、1b・・背板、1c・
・ボルト頭挿入孔、1d・・ボルト頭掛止孔、2・・ボ
ルト位置可変金具、2a・・基板、2b・・背板、2c
・・ボルト頭挿入孔、2d・・ボルト頭掛止孔、2e・
・接合片、3・・ボルト、3a・・ナット、4・・ボル
ト抑え、5,8・・内機、6,9・・レール、7a,7
b,10a,10b・・パネル、11・・横バー、11
a,11b・・ボルト挿通孔、12・・底板、S・・有
効スペース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体の底板の四隅角部に固着されたボル
    ト係着金具と、そのボルト係着金具に係着したボルト
    と、そのボルトを前記ボルト係着金具に抑止するボルト
    抑えとから成る内機取り付け金具に、断面コ字状のレー
    ルと、そのレールに固着したパネルと、更にそのパネル
    に取り付けた内部電気機器とから成る内機を締着させる
    分電盤の内機取り付け構造において、前記ボルト係着金
    具が、基板中央が断面コ字状で、そのコ字状の背板にボ
    ルト頭挿入孔及びそれに連接するボルト頭掛止孔を備え
    た第1固定金具と、基板中央が断面コ字状で、そのコ字
    状の背板にボルト頭挿入孔及びボルト頭掛止孔を第1固
    定金具のそれらと左右対称に形成した第2固定金具とか
    ら成り、少なくともいずれか一方の固定金具のボルト頭
    挿入孔側に接合片を延設すると共に、第1固定金具と第
    2固定金具とを嵌合可能に且つ左右摺動可能に形成した
    ところの分電盤の内機取り付け金具。
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