JP2559872Y2 - 分電盤の内機取り付け金具 - Google Patents

分電盤の内機取り付け金具

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JP2559872Y2
JP2559872Y2 JP3570991U JP3570991U JP2559872Y2 JP 2559872 Y2 JP2559872 Y2 JP 2559872Y2 JP 3570991 U JP3570991 U JP 3570991U JP 3570991 U JP3570991 U JP 3570991U JP 2559872 Y2 JP2559872 Y2 JP 2559872Y2
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裕樹 加藤
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河村電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、分電盤の内機取り付け
構造の改良に係り、詳しくは、内機取り付け用のボルト
位置を変更可能に形成して、内機を標準の箱体に通常の
レールを使用して並列且つ一体的に取り付けることを可
能にした内機取り付け金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、標準品として製造・販売されてい
る分電盤は、内部に各種類、多仕様の内部電気機器を取
り付ける必要があるため、図6に示すように、一定のピ
ッチで穴明けしたレール6、9を箱体の底板12の左右
に配置し、そのレール6、9間にパネル7a、7bを架
設し、そのパネル7a、7bに内部電気機器(図示しな
い)を取り付けて、図6の矢印のように、レール6、9
毎底板の上下左右に設けた4本のスタッドボルト20に
締着して固定する構造になっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の分電盤の内
機取り付け構造は、上下左右に4本のスタッドボルト2
0を設けているので、このスタッドボルト20以外の位
置で、レール6、9を箱体の底板12に固定することは
不可能であり、したがって、内機が1セットの場合は問
題無いが、図7示のように、2セットの内機5及び8
を、幅の広い箱体の底板12等に並列且つ一体的に取り
付ける場合は、両内機5及び8を連結する上下の横バー
11、11を、左右のレール6、9のスタッドボルト接
合部6b、9bより夫々下方又は上方へ偏位させた位置
で、左右のレール6、9に固定させなければならない。
そのためには、レール6及び9に横バー11を取り付け
るための孔明け加工を施さなければならず、手間が係り
厄介であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記従来の内
機取り付け構造の問題点に鑑み、従来使用している部材
に何等手を加えることなく、内機取り付けのためのボル
ト位置変更が容易に出来、1セットの内機又は並列且つ
一体的に形成される2セットの内機の取り付け・取り外
しに兼用出来、更に、ボルト係着金具にボルトを堅固に
係着出来る内機取り付け金具を提供するもので、その構
成は、箱体の底板の四隅角部に固着されたボルト係着金
具と、そのボルト係着金具に係着したボルトと、そのボ
ルトを前記ボルト係着金具に抑止するボルト抑えとから
成る内機取り付け金具に、断面コ字状のレールと、その
レールに固着したパネルと、更にそのパネルに取り付け
た内部電気機器とから成る内機を締着させる分電盤の内
機取り付け構造において、前記ボルト係着金具が、基板
中央が断面コ字状で、そのコ字状の背板にボルト頭挿入
孔及びそれに連接するボルト頭掛止孔を備えた第1固定
金具と、基板中央が断面コ字状で、そのコ字状の背板に
ボルト頭挿入孔及びボルト頭掛止孔を第1固定金具のそ
れらと左右対称に形成した第2固定金具とから成り、少
なくともいずれか一方の固定金具のボルト頭挿入孔側に
接合片を延設すると共に、第1固定金具と第2固定金具
とを嵌合可能に且つ左右摺動可能に形成したことにあ
る。
【0005】
【作用】第2固定金具と嵌合している第1固定金具を、
底板の四隅角部に固着する。そして、箱体の底板に1セ
ットの内機を取り付ける場合は、その第1固定金具のボ
ルト頭掛止孔にボルトを係着してボルト抑えで抑え、そ
れらのボルトに内機を締着する。又、並列且つ一体的に
形成された2セットの内機を箱体の底板に取り付ける場
合は、各第1固定金具のボルト抑えを外し、各ボルトを
ボルト頭掛止孔からボルト頭挿入孔側へ移動させ、その
ボルト頭挿入孔の奥に当接したなら、そのまま第1固定
金具を押し続け、第2固定金具のボルト頭掛止孔の位置
に達したならそこで停止させ、その第2固定金具のボル
ト頭掛止孔にボルトを係着して、第1固定金具から取り
外したボルト抑えで抑止し、それらのボルトにレールを
嵌めて2セットの内機を一緒に締着する。したがって、
ボルトの移動距離分だけボルト位置が変わり、又、ボル
トは嵌合状態の第1固定金具1と第2固定金具2とに係
着されるので、その係着度合は強固で、そのため内機を
堅固に締着することが出来る。尚、単独で取り付けられ
た1セットの内機を取り外す場合や、一体的に取り付け
られた2セットの内機を同時に取り外す場合は、夫々の
内機と各第2固定金具のボルトとの締着を解いて底板か
ら取り外す。
【0006】
【実施例】本考案に係る分電盤の内機取り付け金具の一
実施例を添付図面に基づいて説明する。図1は内機取り
付け金具の分解斜視図、図2はボルト係着金具を分解し
た正面図及び平面図で、1は第1固定金具としての固定
金具、2は第2固定金具としてのボルト位置可変金具で
ある。固定金具1の基板1aは、断面コ字状で、そのコ
字状の背板1bにボルト頭挿入孔1cとそれに連接する
ボルト頭掛止孔1dとが設けられている。又、ボルト位
置可変金具2は、固定金具1と同じように、その基板2
aは断面コ字状で、そのコ字状の背板2bにボルト頭挿
入孔2cとそれに連接するボルト頭掛止孔2dとが、固
定金具1のそれらと左右対称に設けられ、更に、ボルト
頭挿入孔2c側の背板2b延長上に接合片2eが設けら
れている。尚、内機取り付け金具を構成するボルト3、
ナット3a及びボルト頭挿入孔1c、2cに夫々嵌脱自
在なボルト抑え4が別に備えられている。
【0007】上記のように構成された分電盤の内機取り
付け金具は、次のように動作し使用される。即ち、図3
示の如く、第1の内機5は、断面コ字状のレール6、6
にパネル7a、7bを架設し、そのパネル7a、7bに
ブレーカ等の内部電気機器(図示省略)を夫々取り付け
て形成されている。又、同様に第2の内機8は、断面コ
字状のレール9、9にパネル10a、10bを架設し、
そのパネル10a、10bにブレーカ等の内部電気機器
(図示省略)を夫々取り付けて形成されている。そし
て、内機5と内機8との2セットの内機は、レール6及
びレール9間に架設した上下の横バー11、11によっ
て一体的に形成されている。但し、これらのレール6、
9は通常の仕様のものであるから、横バー11、11を
取り付ける為、固定金具1のボルト3以外の位置に孔加
工を施すようなことはしていない。
【0008】それらの2セットの内機5及び内機8は、
次のようにして箱体に取り付けられる。図4において、
箱体の底板12の四隅角部の6a、6a、9a、9aの
各位置には、図2示の固定金具1が夫々溶接され、それ
らの固定金具1にはボルト位置可変金具2が内嵌し、そ
の接合片2eがボルト頭掛止孔1d部分の背板1b裏面
に当接して、両者はしっくり嵌合している。これらのボ
ルト3に並列且つ一体的に形成された2セットの内機
5、8を締着場合は、各固定金具1のボルト抑え4を取
り外し、各ボルト3をボルト頭掛止孔1dからボルト頭
挿入孔1c側へ移動させ、そのボルト頭挿入孔1cの奥
に当接したなら、そのまま固定金具1を押し続け、ボル
ト位置可変金具2のボルト頭掛止孔2dの位置に達した
ならそこで停止させる。即ち、その位置は図4示の13
a、13a、13b、13bの各位置であって、そこ
で、ボルト位置可変金具2のボルト頭掛止孔2dにボル
ト3をナット3aによって係着し、固定金具1から取り
外したボルト抑え4で抑え、図4の矢印のように、上下
の13a、13b位置のボルト3に上下の横バー11、
11の各ボルト挿通孔11a、11bを夫々嵌入して、
2セットの内機5及び8をナット(図示省略)で締着す
る。又、分離された内機5及び内機8を、底板12に溶
接した固定金具1のボルト3に、夫々単独に締着するこ
とも出来る。
【0009】このように、本考案に係る内機取り付け金
具は、ボルト3の移動距離分だけボルト位置を変更出来
るので、従来使用している部材に何等手を加えることな
く、1セットの内機の場合は固定金具1のボルト3に、
又、並列且つ一体的に形成された2セットの内機の場合
はボルト位置可変金具2のボルト3に夫々締着出来、内
機を箱体内に取り付ける際の兼用仕様が可能となってい
る。又、ボルト位置可変金具2の接合片2eは、固定金
具1のボルト頭掛止孔1d付近の背板1bに当接して嵌
合ガタを防止し、更に、ボルト3は嵌合状態の固定金具
1とボルト位置可変金具2とに係着されるので、その係
着度合は強固であり、したがってそのボルト3に内機を
堅固に締着することが出来る。
【0010】上記の如く取り付けられた2セットの内機
5及び8を取り外すには、横バー11と各ボルト3との
締着を解いて底板12から取り外すと良い。又、内機5
及び内機8が分離して取り付けられている場合には、夫
々の内機5、8と各固定金具1のボルト3との締着を解
いて底板12から取り外すと良い。
【0011】本考案は、このように、箱体の底板12に
対するボルト3の位置を簡単に移動させることが可能な
ので、分電盤の箱体のみを単品で販売している場合にも
利用出来るし、又、図5示のように、底板12の四隅角
部の6a、6a、9a、9aの各位置に取り付けられる
パネルを、13a、13a、13b、13bの各位置に
取り付けられるパネルの如く、ひとまわり小さなものに
すれば、入出線の為の裏面孔加工時の有効スペースSを
大きくとれるメリットもある。
【0012】尚、上記実施例において、第1の内機5及
び第2の内機8に、夫々2枚のパネルを架設している
が、これは一例であって、1枚又は3枚以上のパネルで
あっても差支え無い。又、一体的に形成された2セット
の内機5及び8を例示しているが、これに限定されるも
のでなく、一体的に形成された3セット以上の場合にも
適用出来るものである。更に、固定金具1にボルト位置
可変金具2を内嵌しているが、これを逆にしてボルト位
置可変金具2に固定金具1を内嵌させるように構成して
も良いし、接合片2eを固定金具1に設けたり、或は、
固定金具1とボルト位置可変金具2との双方に設けるこ
とも出来る。要は、本考案の目的及び趣旨を逸脱しない
範囲において、形状及び数量等を適宜変更することが出
来る。
【0013】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案に係る分電
盤の内機取り付け金具は、箱体の底板の四隅角部に固着
されたボルト係着金具と、そのボルト係着金具に係着し
たボルトと、そのボルトを前記ボルト係着金具に抑止す
るボルト抑えとから成る内機取り付け金具において、そ
のボルト係着金具が、基板中央が断面コ字状で、そのコ
字状の背板にボルト頭挿入孔とボルト頭掛止孔を備えた
第1固定金具と、その第1固定金具のそれらと左右対称
に形成した第2固定金具とから成り、いずれか一方の固
定金具のボルト頭挿入孔側に接合片を延設すると共に、
第1固定金具と第2固定金具とを嵌合可能に且つ左右摺
動可能に形成したものであるから、従来使用されている
標準の箱体やレール等の部材に何等加工することなく、
内機取り付けのためのボルト位置の変更が容易に出来る
ので、一体的に形成された2セットの内機を簡単に箱体
内に取り付け・取り外したり、又、1セットの内機を単
体毎取り付けることも出来、広範囲の兼用使用が可能と
なっている。更に、接合片を当接させ乍ら、嵌合状態の
第1固定金具と第2固定金具とにボルトを係着するの
で、その係着度合は強固となり、そのボルト3に締着す
る内機も亦堅固に締着される等、極めて実用性に優れる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る分電盤の内機取り付け金具の実施
例の分解斜視図である。
【図2】図1のボルト係着金具を分解した正面図及び平
面図である。
【図3】内機(一部省略)の説明図である。
【図4】内機と底板との関係を示す説明図である。
【図5】
【図1】の内機取り付け金具の使用法の一例を示す説明
図である。
【図6】従来の1セットの内機と底板との関係を示す説
明図である。
【図7】従来の2セットの内機と底板との関係を示す説
明図である。
【符号の説明】
1・・固定金具、1a・・基板、1b・・背板、1c・
・ボルト頭挿入孔、1d・・ボルト頭掛止孔、2・・ボ
ルト位置可変金具、2a・・基板、2b・・背板、2c
・・ボルト頭挿入孔、2d・・ボルト頭掛止孔、2e・
・接合片、3・・ボルト、3a・・ナット、4・・ボル
ト抑え、5,8・・内機、6,9・・レール、7a,7
b,10a,10b・・パネル、11・・横バー、11
a,11b・・ボルト挿通孔、12・・底板、S・・有
効スペース。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体の底板の四隅角部に固着されたボル
    ト係着金具と、そのボルト係着金具に係着したボルト
    と、そのボルトを前記ボルト係着金具に抑止するボルト
    抑えとから成る内機取り付け金具に、断面コ字状のレー
    ルと、そのレールに固着したパネルと、更にそのパネル
    に取り付けた内部電気機器とから成る内機を締着させる
    分電盤の内機取り付け構造において、前記ボルト係着金
    具が、基板中央が断面コ字状で、そのコ字状の背板にボ
    ルト頭挿入孔及びそれに連接するボルト頭掛止孔を備え
    た第1固定金具と、基板中央が断面コ字状で、そのコ字
    状の背板にボルト頭挿入孔及びボルト頭掛止孔を第1固
    定金具のそれらと左右対称に形成した第2固定金具とか
    ら成り、少なくともいずれか一方の固定金具のボルト頭
    挿入孔側に接合片を延設すると共に、第1固定金具と第
    2固定金具とを嵌合可能に且つ左右摺動可能に形成した
    ところの分電盤の内機取り付け金具。
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