JPH04121101U - 誘電体フイルタ - Google Patents
誘電体フイルタInfo
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- JPH04121101U JPH04121101U JP2408391U JP2408391U JPH04121101U JP H04121101 U JPH04121101 U JP H04121101U JP 2408391 U JP2408391 U JP 2408391U JP 2408391 U JP2408391 U JP 2408391U JP H04121101 U JPH04121101 U JP H04121101U
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立作業性およびフィルタ特性の信頼性の両
方を向上する。 【構成】 第1ばね部材20の第1ばね部分28で共振
器22を挟持した状態で第1ばね部材20および共振器
22をケース12の内部に配置すると、第2ばね部分3
0の端部がケース12の内側面に弾性的に圧接され、そ
れによって第1ばね部分28と第2ばね部分30との境
界部近傍において共振器20に押圧力が働く。また、共
振器22の上に第2ばね部材24を載置して蓋26を被
せると、第1ばね部材20および第2ばね部材24が弾
性変形され、共振器22の下部および上部に押圧力が働
く。したがって、共振器22は4方向からの押圧力によ
って強固に固定される。
方を向上する。 【構成】 第1ばね部材20の第1ばね部分28で共振
器22を挟持した状態で第1ばね部材20および共振器
22をケース12の内部に配置すると、第2ばね部分3
0の端部がケース12の内側面に弾性的に圧接され、そ
れによって第1ばね部分28と第2ばね部分30との境
界部近傍において共振器20に押圧力が働く。また、共
振器22の上に第2ばね部材24を載置して蓋26を被
せると、第1ばね部材20および第2ばね部材24が弾
性変形され、共振器22の下部および上部に押圧力が働
く。したがって、共振器22は4方向からの押圧力によ
って強固に固定される。
Description
【0001】
この考案は誘電体フィルタに関し、特に、たとえば、ばね部材を用いて内面U
字状のケース内に円筒形同軸共振器を固定する、誘電体フィルタに関する。
【0002】
図6および図7を参照して、この種の従来の誘電体フィルタ1は、内面がU字
状に形成されたケース2を含む。ケース2の内部には、第1ばね部材3、円筒形
同軸共振器(以下、単に「共振器」という)4および第2ばね部材5が順次挿入
され、図示しないエポキシ樹脂等の接着材が充填される。そして、ねじ6によっ
て蓋7が取り付けられる。この従来技術では、第1ばね部材3および第2ばね部
材5による上下方向からの押圧力と接着材とによって共振器4が固定される。
【0003】
上述の従来技術では、接着材を併用するため、組立作業性が悪いという問題点
があった。また、共振器4の外導体8は第1ばね部材3を介してケース2とアー
ス接続されているが、外導体8とばね部材3との間等に接着材が回り込んで接続
不良を生じる恐れがあり、フィルタ特性の信頼性に問題があった。
【0004】
それゆえに、この考案の主たる目的は、組立作業性および信頼性の両方を向上
できる、誘電体フィルタを提供することである。
【0005】
この考案は、その内面がU字状に形成されたケース、ケースに取り付けられる
蓋、ケース内に第1ばね部材によって固定的に収納される円筒形同軸共振器、お
よび蓋と共振器との間に介挿される第2ばね部材を備える誘電体フィルタにおい
て、第1ばね部材は共振器を挟持するU字状の第1ばね部分と、第1ばね部分の
両端部から外方に延びて形成されかつケースの内面に対して弾性的に圧接される
第2ばね部分とを含むことを特徴とする、誘電体フィルタである。
【0006】
ケース内で第1ばね部材の第1ばね部分により共振器を挟持すると、第2ばね
部分の端部がケースの内側面に圧接され、第1ばね部分と第2ばね部分との境界
部近傍において共振器に押圧力が働く。また、共振器の上に第2ばね部材を載置
して蓋を取り付けると、第1ばね部材および第2ばね部材が弾性変形され、それ
によって共振器に上下方向からの押圧力が働く。
【0007】
この考案によれば、従来の上下方向からの押圧力に加えて第2ばね部分による
押圧力が働くので、ケース内で共振器を確実に固定できる。したがって、接着材
を併用する必要がなくなり、組立の作業性を向上できる。しかも、接着材を併用
することによるアース接続の不良等を解消でき、フィルタ特性の信頼性を向上で
きる。
【0008】
この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行
う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
図1〜図3を参照して、この実施例の誘電体フィルタ10は、内面略U字状(
図2)の導電性材料からなるケース12を含む。ケース12の上面には、複数の
ねじ孔14が形成され、長さ方向両端面には、コネクタ16が取り付けられる。
コネクタ16の端子18は、ケース12の内部に延出される。
【0010】
ケース12の内部には、図3に示すようなそれぞれ2つの第1ばね部材20、
共振器22および第2ばね部材24等が配置され、そして、蓋26が被せられる
。
第1ばね部材20は、たとえばりん青銅からなり、共振器22を挟持する略U
字状の第1ばね部分28を含む。第1ばね部分28の両端部には、外方に略「ハ
」字状に延びて第2ばね部分30が形成され、底部には、ケース12の底部およ
び共振器22の外導体40(後述)と弾性的に圧接し得るように略「ヘ」字状に
屈曲された複数(この実施例では10個)の第3ばね部分32が形成される。
【0011】
共振器22は、略円筒形状のたとえば酸化チタン系セラミックなどからなる誘
電体ユニット34を含み、誘電体ユニット34の内部には、長さ方向に延びて貫
通孔36が形成される。誘電体ユニット34の外側面には、両端面すなわち開放
面38を除いて金属膜からなる外導体40が形成され、貫通孔36の内面には、
金属膜からなる内導体42が形成される。また、貫通孔36には、接続ばね44
およびその両端面に電極46が形成された略円筒形状のコンデンサ48が挿入さ
れる。したがって、コンデンサ48の一方の電極46は、接続ばね44を介して
共振器22の内導体42と接続される。コンデンサ48の他方の電極46は、リ
ード線50によりコネクタ16の端子18と接続される。
【0012】
第2ばね部材24は、たとえばりん青銅からなり、略「ヘ」字状の第4ばね部
分52を含む。第4ばね部分52の中央部には、蓋26の底面および共振器22
の外導体40と弾性的に圧接し得るように略「ヘ」字状に屈曲された複数(この
実施例では6個)の第5ばね部分54が形成される。
蓋26は導電性材料からなり、その底面には、図2に示すように、共振器22
の外面に沿う溝56が形成される。また、蓋26の周辺部には、ねじ58を通す
複数の孔60がケース12のねじ孔14と対応する位置に形成され、蓋26の中
央部には、長さ方向に並んで、ねじ孔62が形成される。このねじ孔62には、
周波数調整用ねじ64がねじ込まれる。したがって、ねじ孔62は周波数調整効
果を発揮できる位置に形成される必要がある。
【0013】
第1ばね部材20の第1ばね部分28によって共振器22を挟持した状態で両
者をケース12の内部に配置すると、第1ばね部材20の第2ばね部分30の端
部がケース12の内壁に弾性的に圧接される。したがって、第1ばね部分28と
第2ばね部分30との境界部近傍において共振器22には、図2において矢印6
6aおよび66bで示す方向に押圧力F1 およびF2 が働く。また、共振器22
の上に第2ばね部材24を載置して、蓋26を被せ、ねじ58で固定すると、第
1ばね部材20(第3ばね部分32)および第2ばね部材24(第4ばね部分5
2および第5ばね部分54)が弾性変形され、それによって共振器22の下部お
よび上部には、図2において矢印68aおよび68bで示す方向に押圧力F3 お
よびF4 が働く。したがって、共振器22は、これら4方向からの押圧力F1 ,
F2 ,F3 およびF4 によって強固に固定される。
【0014】
この実施例の誘電体フィルタ10においては、共振器22の外導体40が第1
ばね部材20および第2ばね部材24を介してケース12および蓋26とアース
接続される。また、2つの共振器22は、直列に配置され、間隔A(図3)によ
って決まるエアギャップ容量C(図4)で電界結合される。したがって図4に示
すような等価回路が構成される。
【0015】
この実施例によれば、第1ばね部材20および第2ばね部材24によって共振
器22を強固にしかも簡単に固定できる。
また、間隔A(図3)を容易に変更できるので、フィルタ特性を容易に調整で
きる。
なお、第1ばね部材20の第3ばね部分32は、アース接続をより安定させる
ことを主目的として形成されるものであるが、必ずしも形成される必要はない。
すなわち、図5に示すような第3ばね部分32が形成されない第1ばね部材20
が用いられても所期の目的を達成することができる。
【0016】
また、上述の実施例では、λ/2共振器22を2つ用いた2段のフィルタの例
を示したが、1段あるいは3段以上のフィルタにも適用可能であるし、またλ/
4共振器にも適用可能である。
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1の実施例の分解斜視図である。
【図4】図1の実施例の等価回路図である。
【図5】第1ばね部材の変形例を示す斜視図である。
【図6】従来技術を示す分解斜視図である。
【図7】従来技術を示す断面図である。
10 …誘電体フィルタ
12 …ケース
16 …コネクタ
20 …第1ばね部材
22 …共振器
24 …第2ばね部材
26 …蓋
28 …第1ばね部分
30 …第2ばね部分
48 …コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】その内面がU字状に形成されたケース、前
記ケースに取り付けられる蓋、前記ケース内に第1ばね
部材によって固定的に収納される円筒形同軸共振器、お
よび前記蓋と前記共振器との間に介挿される第2ばね部
材を備える誘電体フィルタにおいて、前記第1ばね部材
は前記共振器を挟持するU字状の第1ばね部分と、前記
第1ばね部分の両端部から外方に延びて形成され、か
つ、前記ケースの内面に対して弾性的に圧接される第2
ばね部分とを含むことを特徴とする、誘電体フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991024083U JP2539828Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 誘電体フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991024083U JP2539828Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 誘電体フィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04121101U true JPH04121101U (ja) | 1992-10-29 |
JP2539828Y2 JP2539828Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=31909112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991024083U Expired - Lifetime JP2539828Y2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | 誘電体フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539828Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016504107A (ja) * | 2012-12-20 | 2016-02-12 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 軸チャネルを持つ共鳴トラップ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59121907U (ja) * | 1983-02-07 | 1984-08-16 | 株式会社村田製作所 | 誘電体同軸共振器を用いた高周波機器 |
JPS63126301A (ja) * | 1986-11-15 | 1988-05-30 | Murata Mfg Co Ltd | 誘電体同軸共振器の固定構造 |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP1991024083U patent/JP2539828Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59121907U (ja) * | 1983-02-07 | 1984-08-16 | 株式会社村田製作所 | 誘電体同軸共振器を用いた高周波機器 |
JPS63126301A (ja) * | 1986-11-15 | 1988-05-30 | Murata Mfg Co Ltd | 誘電体同軸共振器の固定構造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016504107A (ja) * | 2012-12-20 | 2016-02-12 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 軸チャネルを持つ共鳴トラップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2539828Y2 (ja) | 1997-07-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970218 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |