JPH04119961A - 誘電体磁器組成物及びセラミックコンデンサ - Google Patents

誘電体磁器組成物及びセラミックコンデンサ

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JPH04119961A
JPH04119961A JP2237139A JP23713990A JPH04119961A JP H04119961 A JPH04119961 A JP H04119961A JP 2237139 A JP2237139 A JP 2237139A JP 23713990 A JP23713990 A JP 23713990A JP H04119961 A JPH04119961 A JP H04119961A
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JP
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dielectric
ceramic composition
dielectric ceramic
dielectric constant
present
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JP2237139A
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Osamu Furukawa
修 古川
Yohachi Yamashita
洋八 山下
Hideyuki Kanai
金井 秀之
Hisami Okuwada
久美 奥和田
Nobuo Iwase
岩瀬 暢男
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、亜鉛ニオブ酸鉛(Pb(Zn+zsNb2y
s )03)を主体とした温度特性が優れ、高周波領域
での誘電損失が小さい誘電体磁器組成物及びそれを用い
たセラミックコンデンサに関する。
(従来の技術) 以前より、誘電体磁器組成物を電極間に介在させたコン
デンサ素子からなるコンデンサは広く知られており、こ
のようなコンデンサに好適に用いることのできる誘電体
材料が数多く開発されている。このような誘電体材料で
は、誘電率、誘電率温度係数、耐圧性、誘電損失、誘電
率バイアス電界依存性、容量抵抗積等において優れた電
気的特性が要求される。すなわち誘電体材料として要求
される電気的特性としては、大きな誘電率、耐属性、容
量抵抗積を有する一方で、誘電率温度係数、誘電損失、
誘電率バイアス電界依存性は小さい程良い。本出願人は
このような要求を満足する誘電体磁器組成物として、先
に特開昭63−307160号を提供した。
係る特開昭63−307160号に開示された誘電体磁
器組成物は、上述したような電気的特性のすべてを満足
しており、特に高周波領域での誘電損失が非常に小さい
という利点を有している。
しかしながら、このように優れた特性を有する誘電体磁
器組成物においても、例えば温度補償用のコンデンサ材
料として用いるには、−層の誘電率温度係数の向上が望
まれていた。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の誘電体磁器組成物よりもさらに
電気的特性が優れ、特に温度補償用のコンデンサ等にも
好適に用いることのできる誘電体磁器組成物の開発が、
近年待たれていた。
本発明ではこのような要求に応えるものとして、誘電率
温度係数が極めて小さく温度特性が優れ、さらには高周
波領域での誘電損失が小さい誘電体磁器組成物及びそれ
を用いたセラミックコンデンサを提供することを目的と
している。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段及び作用)本発明は、亜鉛
ニオブ酸鉛Pb(Zn+/3Nb2ys>03のpbの
一部をSr及びCaて置換し、さらに(Z n l/3
 N b 2/3 )の一部をT1又はZrで置換した
誘電体磁器組成物であり、般式 %式%] で表したとき(ただし、式中MはT1及びZrの少なく
とも1種を示す)、 0.2≦ X ≦0.4 0.4≦ y ≦0.65 0.7<x+y≦0.9 0  ≦ 2 ≦0.3 を満たすことを特徴とする誘電体磁器組成物である。
以下に、本発明における各手段がおよぼす作用効果と、
組成範囲の限定理由について説明する。
従来から誘電体材料として各種のペロブスカイト型の磁
器材料が検討されているが、Pb (Zn、7s Nb
2ys )03は磁器とした場合、ペロブスカイト構造
をとりに<<、誘電体材料としては適さないと考えられ
ていた(N E CRe5earch & Deyel
opmenl No、29 Ap「il 1973 p
、15〜21参照)。しかしながら本発明者等の研究に
よれば、P b (Z n+ys N b、za ) 
OsのpbサイトをSrで適量置換することにより、磁
器で安定なペロブスカイト構造を形成できることがわか
った。また、このような磁器組成物は、非常に高い誘電
率および絶縁抵抗を示し、かつ、その温度特性も良好で
あり、特に絶縁抵抗が1014〜10と非常に高く、信
頼性にも優れていることがわかった。さらに本発明者等
が研究を進めた結果、pbの一部をSrと併せてCaで
置換することにより、誘電率温度係数が一470ppm
/℃以内に平坦化され、極めて優れた温度特性が得られ
ることを見出だした。し°かしながら、このときpbサ
イトをCaて単独置換した場合には、磁器として安定な
ペロブスカイト構造が形成できなかった。
本発明において、Srの置換fftx及びCaの置換m
yを上記の範囲内に限定した理由は、x<Q、2.V<
0.4.x+y≦0.7の場合には、得られる誘電体磁
器組成物の誘電率温度係数が一500ppm/’Cより
小さくなってしまい、逆にx>0.4.y>0.65.
x+y>0.9だと、係る誘電体磁器組成物の焼成温度
が1250℃以上となり、また比誘電率が70未満に低
下してしまうからである。さらに好ましくは0.2≦X
≦0.3,0.4≦y≦0.550.72≦x+y≦0
.78である。また本発明では、Caの一部をBaによ
りさらに置換すれば、誘電体磁器組成物の比誘電率を増
大せしめることができる。しかしながらこの場合の置換
量は、Caの50a tm%までが限度であり、これを
越えると得られる誘電体磁器組成物の誘電損失が増加し
、温度特性も低下してしまう。
またTi又はZrの置換量zは、z=0のときても上述
の特性を満たすことができるが、少量置換したほうが緻
密に焼成でき機械的強度が上がる。
さらにこのような置換元素において、特にTiは得られ
る誘電体磁器組成物の比誘電率を高め、焼成温度を下げ
る作用を有している。一方、Zrは係る誘電体磁器組成
物の絶縁抵抗の堆大に寄与するが、より好ましくはTi
による置換であり、全置換量の50%以上がTiによっ
て為されるのが望ましい。ただし、z>0.3のときに
は焼成温度が上がり、また温度特性が負に太き(なり、
さらに絶縁抵抗も低下するので好ましくない。従って、
0≦2≦0.3、より好ましくは0.01≦Z≦0.2
5である。
なお本発明は、(P b、−*−S rx Ca、)[
(Zn+7i Nb2ys ) +−z Mz ] O
8(ただし、MはTi及びZrの少な(とも1種を示す
)を主体とするものであるが、多少化学量論比がずれて
も構わない。
例えばモル比で (Ptz−x−y  S rX  Ca、 )  :[
(Zn+zi  Nt)、7s )  l−m  M、
  ]=1.1が化学量論比であるが、これからの多少
のすれは構わない。
この組成物を酸化物に換算すると、例えばMの全量がT
iの場合で、各成分とも Pb0    1Q、sl〜31.35w t%S r
 O2,31〜25.71w t%Ca O6,98〜
2G、96w t%Z n O8,25〜13.7(1
w t%NbzOa   26.94〜44.74wt
%’l”io□   0.00〜12.80wt%(合
計で100wt%) の範囲内の含有が許容される。
本発明では上述の組成範囲に限定することにより、極め
て優れた温度特性を有し、125℃の高温下でも誘電損
失が小さく、さらには絶縁抵抗、機械的強度にも優れた
誘電体磁器組成物を得ることができる。ただし本発明で
は、本発明の効果を損わない範囲での不純物、添加物、
置換物、例えばMnO,Coo、Nip、Cr、O,等
の遷移金属、L a203 、Ndx Os等のランタ
ニド、MgO,Sb、Os、Bi201.AJ20.。
5in2等の酸化物、あるいはこれらの炭酸化物、水酸
化物等の含有は許容される。しかしながら、これらの許
容含有量は多くても1wt%程度である。
次に、本発明の誘電体磁器組成物の製造方法について説
明する。出発原料として、Pb、Sr。
Ca、Zn、Nb、Ti、Zr等の酸化物、もしくは焼
成により酸化物になる炭酸塩、しゆう酸塩等の塩類、水
酸化物、有機化合物等を所定の割合で秤量し、充分混合
した後に仮焼する。この仮焼は900〜1000℃程度
で行なう。あまり仮焼温度が低いと焼結密度が低下し、
またあまり高いとやはり焼結密度が低下し、絶縁抵抗も
低下する。
次いで仮焼物を粉砕し、原料粉末を作成する。粉砕は、
例えばボールミル等により湿式にて行なう方が好ましい
。粉砕後の平均粒径は0.8〜2μm程度が好ましく、
あまり大きいと焼結体中にボアが増加する。このボアは
耐圧性を低くしてしまう。また、あまり平均粒径が小さ
いと、次の成型工程での作業性が著しく低下してしまう
。必要であれば、仮焼を数回繰り返し行なってもよい。
この場合には粉末の組成的均一性が上がるため、耐圧性
の向上にも多少の効果を与える。しかし、組成が当初の
ものから変動する場合がある。このような原料粉末を用
い所望の形状に成型した後、焼成することにより、誘電
体磁器組成物を得る。
本発明の誘電体磁器組成物においては、焼成は1150
〜1250℃程度で行なうことができる。
このような本発明の誘電体磁器組成物を誘電体層として
用いれば、該誘電体磁器組成物を介して少なくとも一対
の電極を対向形成することにより、温度補償用としても
好適なセラミックコンデンサを得ることができる。係る
セラミックコンデンサを形成するときの具体的形態は、
コンデンサ素子を樹脂や絶縁フェス等でモウルドまたは
コーティングしたものであってもよ(、絶縁油中に保持
させたものであってもよく、当該分野で知られているい
かなる形態で用いられてもよい。
場合によっては、板状の上記誘電体を多層積層した形態
の積層型のコンデンサとして形成してもよい。積層型の
素子を製造する場合は、例えば、前述の原料粉末にバイ
ンダー、溶剤等を加え、スラリー化して、グリーンシー
トを形成し、このグリーンシート上に内部電極を例えば
ペースト印刷等により形成した後、所定の枚数を積層圧
着し、焼成することにより製造することができる。
このように、本発明の誘電体磁器組成物は、比誘電率K
    70〜120  (25°C)誘電損失   
 0.05%以下(25°C)tanδ   0.08
%以下(125℃)絶縁抵抗R10I5Ω口以上 温度係数TCC−30〜−470ppm/℃と安定でか
つ優れた電気的特性を有し、また機械的強度も優れてい
るため、特に温度補償用のコンデンサに好適に用いるこ
とができる。
(実施例) 以下に、本発明の詳細な説明する。
〈実施例1〜5〉 出発原料としてPb、Sr、Ca、Zn、Nb。
Ti等の酸化物を所望の組成比が得られるように配合し
てボールミル等で混合し、900〜1000℃で仮焼し
た。次いて、この仮焼体をボールミル等で粉砕し、乾燥
の後、バインダのポリビニルアルコールを加えて造粒、
成型して、直径17mm、厚さ約2 mmの円板状素体
を形成した。この素体を脱バインダした後空気中115
0〜1250℃で焼結して、一般式 %式%] で表され(ただし、式中MはTi及びZrの少なくとも
1種を示す)、かつそれぞれ第1表中に示した組成比を
有する誘電体磁器組成物を得た。
得られた本発明の誘電体磁器組成物を1闘厚に加工した
後、両主面に銀電極を焼き付け、各々の電気的特性を測
定した。容量及び誘電損失tanδは100kHz、I
Vrmsの条件テノディジタルLCRメーターによる測
定値であり、この値と形状寸法から、比誘電率Kを算出
した。また、絶縁抵抗Rは絶縁抵抗計を用いて100■
の電圧を2分間印加した後に測定した値から算出した。
また、温度係数TCCは、125℃と25℃における容
量値から計算した。結果を第1表に示す。
第1表より明らかなように、本発明の誘電体磁器組成物
においては、誘電率温度係数、誘電損失を始めとする全
ての電気的特性が優れている。
〈実施例6〉 実施例2の誘電体磁器組成物中においてCaの30at
m%をBaによって置換した組成のものを、実施例1〜
5と同様の方法で用意した。而して、前記誘電体磁器組
成物の電気的特性を実施例1〜5と同様に測定した結果
を第1表に示した。
第1表より、本実施例の誘電体磁器組成物も充分な電気
的特性を有しており、特に高い比誘電率が得られている
ことがわかる。
以下余白 [発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、誘電率温度係数が
小さく優れた温度特性を有し、さらには、高周波領域で
の誘電損失が小さく、絶縁抵抗にも優れた誘電体磁器組
成物を得ることができる。さらに該誘電体磁器組成物を
用いれば、誘電率温度係数が小さく優れた温度特性を有
し、また高周波領域での誘電損失が小さく、その他絶縁
抵抗、機械的強度等の全てに優れたセラミックコンデン
サを実現することができ、本発明の工業的価値は大なる
ものがある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 (Pb_1−_xSr_xCa_y)[(Zn_1_/
    _3Nb_2_/_3)_1_−_zM_z]O_3で
    表したとき(ただし、式中MはTi及びZrの少なくと
    も1種を示す)、 0.2≦x≦0.4 0.4≦y≦0.65 0.7<x+y≦0.9 0≦z≦0.3 を満たすことを特徴とする誘電体磁器組成物。
  2. (2)請求項1記載の誘電体磁器組成物において、Ca
    のうち50atm%以下がBaにより置換されたことを
    特徴とする誘電体磁器組成物。
  3. (3)請求項1又は請求項2記載の誘電体磁器組成物を
    介して少なくとも一対の電極が対向形成されてなること
    を特徴とするセラミックコンデンサ。
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