JPH04119817A - 熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体の耐候性改良方法 - Google Patents

熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体の耐候性改良方法

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JPH04119817A
JPH04119817A JP2241925A JP24192590A JPH04119817A JP H04119817 A JPH04119817 A JP H04119817A JP 2241925 A JP2241925 A JP 2241925A JP 24192590 A JP24192590 A JP 24192590A JP H04119817 A JPH04119817 A JP H04119817A
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孝明 平井
Takeyuki Taki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体の耐候
性改良方法に関するものである。
(従来の技術) 熱可塑性ポリエステル系樹脂(以下、これをFATとい
う)は、ポリエチレンやポリスチレンには見られないす
ぐれた性質を持っている。例えば、FATは剛性が大き
く、形状安定性がよくて、200°Cに耐えるほどの優
れた耐熱性を持っている。そこで、FATを発泡させて
、耐熱性のすぐれた強靭な断熱材や、包装用容器などを
作ろうと企図された。
ところがFATには欠点もある。その欠点は、FATが
耐熱性に優れているために、200 ’C以上の高い温
度に加熱して発泡させなければならない、という点であ
る。また、FATは、結晶性の樹脂であるために、発泡
させるに適した温度範囲が狭いという、本質的な欠点も
持っている。そのほか、FATは耐候性が良好でなく、
風雨に曝らされると大きく劣化し、例えば戸外で暫らく
使用すると、引張強度や伸長率が大きく低下するという
欠点を持っている。
一般に、合成樹脂の耐候性を改良するには、合成樹脂に
紫外線吸収剤を混合すればよいことが知られている。そ
のための紫外線吸収剤としては、色々なものが市販され
ている。その多くは、芳香族化合物であって、融点が 
40〜200°Cのもので200°C以上になると気化
してしまうものであった。
P・ATは前述のように200°C以上の高い温度に加
熱して発泡させなければならないので、ほかの樹脂例え
ばポリスチレンのように、市販の紫外線吸収剤を混合す
れば直ちに耐候性が改善できることにはならなかった。
それは、FATの軟化温度が高いために、FATを発泡
させる過程で紫外線吸収剤が蒸発してしまい、FAT中
に残らなくなるからである。紫外線吸収剤は、樹脂中に
残存していてこそ、樹脂の耐候性を改良する効果を発揮
できるのであって、樹脂から蒸発してしまっては耐候性
改良の効果を発揮できないからである。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、FATの耐候性を改良し、耐候性のすぐれ
たFAT発泡体を提供しようとするものである。
(課題解決のための手段) この発明者は、FATの成形方法を押し出し発泡に限定
すれば、FATへの紫外線吸収剤の混合を加圧下で行う
ことができ、従って紫外線吸収剤の揮発を低く押さえる
ことが可能となることに気付いた。また、この発明者は
、こうして押し出し発泡を行い、押出機を出たFATが
発泡を行った直後に、具体的に云えば押し出し直後から
15秒以内に押出物を急冷し、押し出し発泡体の表面を
紫外線吸収剤の融点以下に冷却すると、紫外線吸収剤の
揮散が少なく、従って耐候性改良の効果をもたらすこと
ができることを見出した。 この発明は、このような知
見に基づいて完成されたものである。
(発明要旨) この発明は、発泡剤含有のFATを溶融状態で押出機か
ら押し呂して発泡させ、発泡体を得る方法において、紫
外線吸収剤としてサリチル酸系、ベンゾフェノン系、ベ
ンゾトリアゾール系、又はシアノアクリレート系化合物
を用い、押し出し前に、上記紫外線吸収剤をFAT 1
00重囲部りこ対し0.1−5重量部の割合で混合し、
押し出された樹脂が発泡し進行する間に、押出機の口金
から3゜ff200mm離れたところで押出物の表面を
冷却し始めて、口金を出てから15秒以内に、押出物の
表面を紫外線吸収剤の融点以下にすることを特徴とする
、FAT発泡体の耐候性改良方法に関するものである。
(各要件の説明) この発明で用いられるFATは、芳香族のカルボン酸に
二価アルコールを反応させて得られた高分子量の鎖状エ
ステルである。このようなFATは市販されている。こ
の発明では、市販されているFATを用いることができ
る。
FATを構成するジカルボン酸としては、テレフタル酸
が最も多く用いられているが、イソフタル酸、2.6−
ナフタレンジカルボン酸が用いられることもある。その
ほか、ジカルボン酸としては、シフニニルエーテルジカ
ルボン官、ジフェニルスルホンジカルボン酌、ジフェノ
キシジカルボン酸を用いることもできる。
また、FATを構成する二価アルコールとしては、エチ
レングリコールが主として用いられるが、トリメチレン
グリコール、テトラメチレングリフール、ネオペンチレ
ンゲリコール、ヘキサメチレングリコール、シクロヘキ
サンジメチロール、トリンクロデカンジメチロール、2
.2−ビス−(4−βヒドロキシエトキシフェニル)プ
ロパン、4.4’−ビス(β−ヒドロキシエトキン)ジ
フェニルスルホン、ジエチレングリコールを用いること
もできる。
上述のFATのうち、この発明で用いるのに適したもの
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレートエラストマー、
非品性ポリエステル、ポリシクロヘキサンテレフタレー
トなどである。また、上述のFATは、単独でまたは混
合して用いることができる。さらに、上述のFATは、
これに他の樹脂を混合して用いることもできる。他の樹
脂を混合する場合には、他の樹脂はFATよりも少なく
する必要がある。
FATは、一般に、高温で加水分解しやすい樹脂である
から、これを発泡させる場合には、予めこれを乾燥する
ことが望ましい。乾燥には、例えば除湿乾燥機を用いる
のがよい。その場合の乾燥は、例えば露点が一30°C
の空気を160°Cに加熱しておき、この空気中にFA
Tを約4時間露出するという程度で足りる。
発泡剤としては、色々なものを用いることができる。大
別すると、FATの軟化点以上の温度で分解してガスを
発生する固体化合物と、FATに親和力をもって溶解し
加熱下でPAT中で気化する液体又は気体と、加圧下に
FATに溶解させ得る不活性な気体とに分類できるが、
この発明ではその何れをも使用することができる。上述
の固体化合物は、例えばアゾジカルボンアミド、ジニト
ロソペンタメチレンテトラミン、ヒドラゾカルボンアミ
ド、重炭与ナトリウムなどである。気化する液体又は気
体は、例えばヘキサン、ペンタン、ブタンのような飽和
脂肪族炭化水素、ベンゼン、キシレンのような芳香族炭
化水素、塩化メチレン、フレオン(登録商標)のような
ノ・ロゲン化炭化水素である。不活性な気体は、例えば
二酸化炭素、窒素などである。そのほか、発泡剤として
は、特開昭59−135237号公報が教えるように、
高分子量の鎖状芳香族ポリカーボネートを用いることも
できる。
FATに発泡剤を含ませるには、色々な方法を用いるこ
とができる。発泡剤が液体であるときには、FATを常
圧下で発泡剤中に浸漬するだけで足りる場合もある。し
かし、含浸を容易にするためには、発泡剤の蒸発を防ぎ
つつ加温して浸漬することが望ましく、従って加温加圧
下で浸漬することとなる。加温加圧下で含浸させるには
、予めFATを溶融しておいて、この溶融物中に発泡剤
を圧入するのが好ましい。このためには、押出機を用い
て押出機内でFATを溶融しておき、押出機の途中から
発泡剤を圧入してFATに含ませるのがよい。このよう
にすると、発泡剤含有のFATをそのまま押し出し発泡
させることができる。
この発明では、市販されている紫外線吸収剤の中からサ
リチル酸系、ヘンシフエノン系、ベンゾトリアゾール系
、シアノアクリレート系のものを用いる。サリチル酸系
の紫外線吸収剤は、例えばフェニルサリシレート、P−
オクチルフェニルサリシレート、P−第三ブチルフェニ
ルサリシレートであり、 ヘンシフエノン系の紫外線吸収剤は例えば2.4−ジヒ
ドロキシヘンヅフエノンであり、ヘンシトリアゾール系
の紫外線吸収剤は例えば2−(2’−ヒドロキシ−5′
−メチルフニニル)ヘンシトリアゾールであり、シアノ
アクリレート系の紫外線吸収剤は、例えば2−エチルへ
キシル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレー
ト、エチル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリ
レートである。
これらの紫外線吸収剤は、融点が40〜200“Cの範
囲内にある。他方、FATを押し出し成形して発泡体と
するには、FATを少なくとも200°C以上通常27
0−290°Cに加熱することが必要とされる。だから
、上記紫外線吸収剤をPAT中に含ませて押し出すこと
はできても、押し出したあとでFATが発泡する際に、
紫外線吸収剤が殆ど揮散して残留するに至らず、従って
耐候性改良効果を充分に発揮することができない。
この発明において、紫外線吸収剤をFATに混合するに
は、FATを押出機に入れる前に混合するのが簡単であ
るが、押出機中で混合することもできる。押出機中で混
合するには、紫外線吸収剤を溶融して圧入するのが好都
合である。
紫外線吸収剤の量は、FAT100重量部に対し、0.
1−5重量部の範囲内とする。そのうちでも好ましいの
は、0.3−3重量部の範囲内である。
このように限定した理由は、紫外線吸収剤の量が0.1
重量部以下では、FATの耐候性改良の効果がなく、5
重量部以上としても、それに見合うだけの耐候性向上の
効果が認められないだけでなく、却ってFATの耐熱性
、強靭性を低下させること紫外線吸収剤を含んだFAT
を押し出すときの温度は、少なくとも250°C以上で
ある。通常は押出機のバレルを270−290°Cの範
囲に維持してFATを加熱し、また口金の温度も270
285°Cに保持して押し出す。従って、FATは27
0−285°Cの高温で押し出されることとなる。この
ような温度では、紫外線吸収剤は気体である。従って、
紫外線吸収剤は押出機の内部では加圧の下にPAT中に
溶解されているが、口金を出るとすくに気化5.FAT
から逃散しようとする。
この発明ではFATを発泡させることとしているから、
口金を出たFATをすくに冷却することができない。F
ATが少なくとも発泡するだけの間は高温になければな
らない。そこで、この発明では口金から出た直後はFA
Tを冷却しないで、口金からやや離れたところで冷却を
始めることとする。実験によると口金から30−30−
2O0れたところでFATを冷却し始めると発泡を大き
く妨げないで紫外線吸収剤の揮散を防くことができる。
この発明では、押し出されたFATが成る程度進行した
時期に、FAT表面を充分に冷却することが必要とされ
る。その時期は、実験によると口金を出てから15秒以
内とするのが適当である。
従って、この発明では、FATが口金を出てから15秒
以内に、FAT表面を紫外線吸収剤の融点以下にまで冷
却することとしている。
上述のようにFATを効率よく冷却するには、口金とし
て円筒状の押出口を設けたものを用いるのが好ましい。
その理由は、このような口金を用いると、FATが円筒
状に押し出され、円筒の内側と外側との二方向つ)るP
ATを冷却することができるので、FAT表面を素早く
冷却することができるからである。内側からの冷却には
、口金からやや離れたところにマンドレルを設け、マン
ドレルに沿ってFATを進行させ、マンドレルの内部に
常温の水を循環させて冷却することができる。
外側からの冷却には、口金からやや離れたところにPA
Tを包囲するリングを設け、リングから常温又は冷却さ
れた空気をFATに向かって噴出させて冷却することが
できる。
また、この発明方法を実施する場合には、PAT中に従
来から用いられて来た種々の添加剤を加えることができ
る。例えば、気泡調整剤として少量のタルク粉末を加え
たり、FATの溶融特性を改善して発泡しやすくするた
めに、無水ピロメリット酸のような一分子中に酸無水物
基を2個以上含んでいる化合物や、炭酸ナトリウムのよ
うな周期律表中の■、■、■族の金属化合物を加え1こ
り、着色剤、帯電防止剤、難燃剤などを加えることもで
きる。
また、この発明方法を実施したあとで、得られた発泡体
を高温例えば200 ’C以上に保持して、FATの結
晶化度を富め、これによって耐熱性を向上させることも
できる。
(発明の効果) この発明方法によれば、紫外線吸収剤としてサリチル酸
系、ベンゾフェノン系、ヘンシトリアゾル基、又はンア
ノアクリレート系の化合物を用い、押し出し前にこれら
の紫外線吸収剤をPAT中に混合しておくので、紫外線
吸収剤は加圧下にFATと高温でよく混合される。押し
出されたFATは、紫外線吸収剤が揮散しようとする状
態で含まれているが、押出機の口金から3(1−200
M離れたところで表面から冷却されるので、発泡を許す
だけの余裕を持ちながら、紫外線吸収剤の揮散をできる
だけ押さえることとなる。その上に、この冷却によって
、FATが口金を出てから15秒以内己臥PAT表面を
紫外線吸収剤の融点以下にすることとじているから、紫
外線吸収剤の揮散は確実に防がれる。また、紫外線吸収
剤の量をPは確実に防がれる。また、紫外線吸収剤の量
をPAT100重量部に対し0.1−5重量部の割合と
したので、紫外線吸収剤がFATの耐候性を改良するに
都合のよい量だけ含まれている。こうして、この発明に
よれば、耐候性の良好なFAT発泡体が得られる。
(実 施 例) 次に実施例と比較例とを挙げて、この発明方法のすくれ
ている所以を説明する。以下で単に部というのは、重量
部を青味している。
実施例I FATとしてポリエチレンテレフタレート樹脂(帝人社
製、商品名TR8580)(以下、これをPETという
)を用いた。
まず、PETを除湿乾燥機に入れ、露点−30°Cの空
気を循環させながら、160°Cで4時間、PETを乾
燥した。その後、PET100部に、タルク0.6部と
、無水ピロメリット酸0.34部と、炭酸ナトリウム0
.1部と、紫外線吸収剤として2(2′−ヒドロキシ−
5′−メチルフェニル)ヘンシトリアゾール(住友化学
社製、スミソーツー200、融点129°C)1部とを
加えこれをタンブラ−でよく混合した。
この混合物を口径が65皿、L/Dが35の押出機に入
れ、スクリュ回転数25rpm、バレル温度、270−
290“Cでよく混合し、バレルの途中から発泡剤とし
て窒素を混合物100部に対し0.23部の割合で圧入
した。こうして、発泡剤を含んだPETを円筒状押出口
を持ったサーキュラ口金から大気中に筒状で押し出した
。口金は、円筒状押出口の間隙が0.4 胴、口径が6
0皿とされ、270−285°Cに維持された。
大気中に押し出され1こPETは発泡巳、円筒状となっ
たまま進行し、口金先端から35mmJIれたところで
円筒形マンドレルの外面に接触し、その後はマンドレル
外面に沿って進行した。マンドレち、内部に30°Cの
水が循環されてPET発泡体を内側から冷却することと
なった。他方、円筒状PETの外側には、口金先端から
100=及び150M離れた2箇所にリングを設け、リ
ングからPETに向けて5 ’Cの空気を噴出させてP
ETを外側から冷却することとした。また円筒状PET
の内側にはPETとマンドレルとの間に5°Cの空気が
流れるようにした。
こうしてPETを冷却した結果、口金を出て15秒後の
PET発泡体は表面が102°Cとなった。
こうして得られたPET発泡シートは、幅が643M、
見掛は密度が0.29 g/ccで、厚みが1.8皿で
あった。二〇PET発泡シートは、引張り強度が57.
8 kgf/c己、伸長率が165.2%であった。
このPET発泡シートをJIS A 1415の方法に
従って促進曝露して、曝B120時間後の引張り強度と
伸長率とを測定したところ、それぞれ55.2 kgf
/cffl、51.7%の値を得た。これによって耐候
性の良好なことを認めた。
なお、引張り試験方法は、JIS K 7113、ダン
ベル1号形、引張り速度50mm/sinとした。
実施例2 紫外線吸収剤として、2.4−ジヒドロキシヘンシフエ
ノン(住人化学社製、スミソーブ−100、融点142
°C)を2部用いることとした以外は、実施例1と全く
同し方法で発泡体を製造した。
こうして得られたPET発泡シートは、幅が643皿、
見掛は密度が0.29 g / ccで厚みが1.8鵬
であった。
このPET発泡シートは引張り強度が61.3kgf/
cd、伸長率が161.5%であった。このPET発泡
シートは、実施例1と同様に120時間の促進曝露をし
たあとで、引張り強度が58.9kgf/CIfl、伸
長率が50.4%であった。従って、耐候性が良好であ
ると認められた。
実施例3 実施例3 発泡体の外面からの冷却を、空気の代わりに20°Cの
水を噴霧させて行うこととした以外は、実施例1と全く
同様にしてFAT発泡シートを得た。
この場合、15秒後の発泡体の表面温度は102°Cで
あった。
こうして得られたFAT発泡シートは、幅が643賦、
見掛は密度が0.29 g/ccで、厚みが1.80で
あった・ このPAT発泡発泡トート引張り強度が580kg f
 / cTl、伸長率が166.4%であった。このF
AT発泡シートは、120時間の促進vs露を行ったあ
とで、引張り強度が57.1kgf/cffl、伸長率
が53.8%であった。従って、耐候性が良好であると
認、められた。
比較例1 紫外線吸収剤を使用しないこととした以外は、実施例1
と全く同様にしてPET発泡シートを得た。こう゛して
得られたPET発泡シートは、幅が643鴫、見掛は密
度が0.29 g/ccで、厚みが1.8鵬であった。
二〇PET発泡シートは、引張り強度が65.6kgf
/cd、伸長率が152.9%であった。この発泡シー
トは、120時間の促進曝露を行ったあとで、引張り強
度が45.5 kgf/cJ、伸長率が2.4%となっ
た。従って、耐候性が悪いと認められた。
比較例2 発泡体を強制的に冷却しないこととした以外は、実施例
1と全く同様にしてPET発泡シートを得た。このとき
、15秒後の発泡体の表面温度は150°Cであった。
こうして得られたPET発泡シートは、幅が643mm
、見掛は密度が0.298/cc、厚みが1.8mmで
あった。
二〇PET発泡シートは、引張り強度が58,414 
f / ci、伸長率が160.7%であった。この発
泡シートは、120時間の促進曝露を行ったあとで、っ
た。
従って、 耐候性が悪いと認められた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 発泡剤含有の熱可塑性ポリエステル系樹脂を溶融状態で
    押出機から押し出し、発泡させて発泡体を得る方法にお
    いて、紫外線吸収剤としてサリチル酸系、ベンゾフェノ
    ン系、ベンゾトリアゾール系、又はシアノアクリレート
    系化合物を用い、押し出し前に上記紫外線吸収剤を樹脂
    100重量部に対し0.1−5重量部の割合で混合し、
    押し出された樹脂が発泡し進行する間に、押出機の口金
    から30mm−200mm離れたところで、押出物の表
    面を冷却し始めて口金を出てから15秒以内に、押出物
    の表面を紫外線吸収剤の融点以下にすることを特徴とす
    る、熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体の耐候性改良方
    法。
JP2241925A 1990-09-11 1990-09-11 熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体の耐候性改良方法 Expired - Lifetime JPH07102604B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010228305A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Konica Minolta Opto Inc 光学フィルムの製造方法、光学フィルム、偏光板及び液晶表示装置
US10301989B2 (en) 2016-01-19 2019-05-28 Fujitsu Limited Microwave applicator, exhaust gas purifier, heater, and chemical reactor

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