JPH04119326A - カイラルスメクチック液晶素子の製造方法 - Google Patents

カイラルスメクチック液晶素子の製造方法

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JPH04119326A
JPH04119326A JP23902190A JP23902190A JPH04119326A JP H04119326 A JPH04119326 A JP H04119326A JP 23902190 A JP23902190 A JP 23902190A JP 23902190 A JP23902190 A JP 23902190A JP H04119326 A JPH04119326 A JP H04119326A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C発明の分野] 本発明は、カイラルスメクチック液晶を用いた液晶素子
、特に大容量高精細化した液晶素子の配向制御方法に対
し改善をした強誘電性液晶素子の製造方法に関するもの
である。
[従来技術] 液晶分子の屈折率異方性を利用して偏光素子との組み合
わせにより透過光線を制御する型の表示素子がクラーク
(CIark)およびラガーウオル(Lagerwal
l) により提案されている(米国特許第436792
4号明細書、米国特許第4839089号公報等)。
この液晶は、一般に特定の温度域において、カイラルス
メクチックC相(Sm’ C)またはカイラルスメクチ
ックH相(Sm’ H)を有し、この状態において、加
えられる電界に応答して第1の光学的安定状態と第2の
光学的安定状態のいずれかを取り、かつ電界の印加のな
いときはその状態を維持する性質、すなわち双安定性を
有する。また、電界の変化に対する応答も速やかであり
、高速ならびに記憶型の表示素子としての広い利用か期
待されている。
このような液晶素子において、従来均一で良好な配向状
態を得るためにいくつかの方法が提案されている。例え
ば、温度勾配による方法、磁場による配向方法、有機配
向膜を一軸処理を施す方法、5102等の斜方蒸着によ
る方法等が挙げられる。このうち−軸配向処理をした有
機配向膜による配向方法は、安価でかつ、大きな面積で
の配向処理が可能であり、最近では広く活用されている
[発明が解決しようとする課題] しかし近年、液晶素子について大容量化の要求が出てき
ている。その際、いくつかの課題が出てきており、その
中の1つに配線抵抗の問題がある。
すなわち、表示面積が大きくなるに従い、駆動させた場
合配線抵抗が高くなり、この結果波形のなまりが生し、
著しく画質を低下させることとなる。この対策としてス
トライプ電極にそってメタルを配して配線抵抗を下げる
ことが考えられている。しかしこの場合、また別の問題
が駈たに生じてしまう、すなわち、メタルを高くするこ
とで配線抵抗を低くし波形のなまりを抑えることができ
るが、逆に画素内において凸凹が生じてしまい、これが
配向性を著しく悪くする原因となる。このため−軸配向
処理をした有機配向膜のみでは、十分に高い配向状態を
得ることができなくなっている。特にメタルが高くなっ
た場合にこの傾向は大きくなる。
この現象の対策としてメタルの材質を変え、抵抗値を下
げる方法やメタルをITOの下に埋め込んで配するとい
った方法が提案されている。しかしこれらの方法は、製
造工程を複雑化し増加させるためコストを上昇させるの
で好ましくない。
従って、本発明の目的は、前述の問題を解決した強誘電
性液晶素子の製造方法を提供すること、すなわち複雑な
工程を必要とせずに簡便な方法で、液晶素子の大容量化
においても配線抵抗を低く保ち、かつ画素内に生しる凹
凸に対しても十分に高い良好な配向状態をもつ強誘電性
液晶素子の製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明は、透明電極を設け
た一対の基板間に強訴電性液晶層を挟持し、この強訴電
性液晶層と接する層の少なくとも方が一軸配向処理され
た配向制御層である強誘電性液晶素子の製造方法であっ
て、この強誘電性液晶素子を等方相よりSm″C相まて
降温し配向させる過程において、全体がSmA相になっ
た状態より一旦Ch相まで昇温し、全体が均一にCh相
となった状態より再び降温しSm’C相とすることを特
徴とする。
用いる強訪電性液晶としては、SmA相より高温側にc
h相を持ち、かつこれらの相が隣接しているものが好ま
しい。
[作 用コ 上記本発明に係る液晶素子の製造方法によれば、画素内
において配線抵抗を低く保つためのメタルにより生じた
凹凸があってでも十分に良好な配向状態を得ることかで
きる。
[実施例コ 第1図は、本発明の強誂電性液晶セルの一例を模式的に
描いたものである。
同図において、la、lbはそれぞれITO(Indi
um thin 0xide )等の透明電極2a、2
bおよびメタル7て被覆された基板(ガラス基板)を示
す。この基板1a、lbの上に、200〜1500人厚
の絶縁11以上3a、3b (Si02膜、Ti0z膜
、Ta、O,膜等)と、50〜1000人厚の配向制以
上4a、4bとが積層されている。この際、平行かつ同
一方向(第1図で矢印Aの方向)になるようにラビング
処理した配向制御膜4a、4bが配置されている。基板
1a、lbの間には強訪電性液晶5が配置され、基板1
a。
1bとの間隔の距離は、強訴電性液晶5のらせん配列構
造の形成を抑制するのに十分小さい距離(例えば1〜5
μm)に設定される。上述の十分に小さな距離は、基板
1a、lbとの間に配置したビーズスペーサー6(シワ
力ビーズ、アルミナビーズ)によって保持される。
本発明における配向過程における温度変化の制御は、例
えば恒温槽またはオーブン等により行なうことができる
。ただし、スメクチックA相(SmA)およびコレステ
リック相(ch)にする場合に全体が均一の状態となっ
ていることを確認するために、戸扉を開けずに配向状態
を見れるような窓を持っているものが好ましい。また、
液晶素子自体にパネル状のヒーターを付けて直接制御し
ても良い。
以下、本発明を具体的な実施例に従って詳しく説明する
夫五±ユ 第1図に示した構成のセルを作成する。配向制御膜4a
、4bとして東し製rs P−710J(商品名)を、
強訴電性液晶5としてチッソ(株)製rCS−1014
J  (商品名)を、それぞれ用いた。セルギャップは
平均粒径約1.5μmのアルミナビーズを用いて得た。
メタル7の高さは4000人とした。
準備したセルをまず等方相(Is○)まで加熱後、約1
℃/minの速度でch相を通ってSmA相まで降温さ
せた。全体がSmA相になった後、約1℃/minの速
度で昇温し、SmA−ch相転移温度より約5℃高い温
度で均一にch相となるように制御を行なった。全体が
ch相となったことを確認した後、約2℃/minの速
さで25でまて降温した。この結果良好な配向状態が得
られた。
なお、前述したrcs−1014J  (商品名)の相
変化は下記の通っである。
配向制御膜を東し製rsP510J  (商品名)とし
た以外は実施例1と同様にして、液晶素子を製造した。
嶌1J州ユ 注入する液晶をチッソ(株)社製rcs−1011」 
(商品名)とした他は実施例1と同様にして、液晶素子
を製造した。なお、rC5−1011」の相変化は下記
の通りである。
比較例1 実施例1における配向過程においてJt僅したセルを等
方相まで加熱した後、25℃まで約2℃/minの速度
で降温配向させた以外は実施例1と同様にして、液晶素
子を製造した。
比較例2 実施例1における配向制御膜5P710(商品名)を除
いた以外は実施例1と同様にして、液晶素子を製造した
以上の配向状態の評価結果を以下の第1表に記す。
比較例3 注入する液晶をDOBAMBCとした他は、実 流側1 と同様にして液晶素子を製造した。
なお、 DOBAMBCの相変化は下記の通りである。
以上の配向状態の評価結果を以下の第1表に記す。
第1表 なお、 第1表の 「配向状態」 の欄の 「◎」 は配 面状態が良好であることを、 「△」 は配向状態が 普通であることを、rx」は配向状態が不良であること
を、それぞれ示すものとする。
以上の結果より、−軸性配向制御膜を有するセルを等方
相より降温させ配向させる過程において、全体がSmA
相になった後に一旦Ch相に昇温し、全体が均一な状態
となった後に再び降温しでSm″C相にすることによっ
て、画素内において配線抵抗を低く保つためのメタルに
より生じた凹凸があっても十分に良好な配向状態を得る
ことができた。
[発明の効果コ 以上説明したように、本発明によれば、全体がSmA相
になった後に一旦ch相に昇温し全体が均一な状態とな
)た後に再び降温してSm″C相とするという簡便な方
法で、大型の液晶表示素子においても、配線抵抗を低く
保ち、かつ画素内の凹凸による配向劣化のない良好な配
向状態をもった高品位の画質を形成することができる液
晶素子が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の強誘電性液晶セルの一例を模式的に
描いた断面図である。 1ニガラス、 2:ITO膜、 3:絶縁膜、 4:配向膜、 5:強誘電性液晶層、 6:アルミナビーズ、 7:メタル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明電極を設けた一対の基板間に強誘電性液晶層
    を挟持し、該強誘電性液晶層と接する層の少なくとも一
    方が一軸配向処理された配向制御層である強誘電性液晶
    素子の製造方法であって、上記強誘電性液晶素子を等方
    相からカイラルスメクチックC相まで降温し配向させる
    工程が、(i)全体がスメクチックA相になった状態か
    ら一旦コレステリック相まで昇温する工程と、(ii)
    全体が均一なコレステリック相となった状態から再び降
    温しカイラルスメクチックC相とする工程と を含むことを特徴とする強誘電性液晶素子の製造方法。
  2. (2)前記強誘電性液晶がスメクチックA相より高温側
    にコレステリック相を持ち、かつ隣接していることを特
    徴とする強誘電性液晶素子の製造方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63121021A (ja) * 1986-11-07 1988-05-25 Ricoh Co Ltd 強誘電性液晶層の配向回復方法
JPS63200123A (ja) * 1987-02-17 1988-08-18 Seiko Epson Corp 液晶表示装置の製造方法
JPS63204230A (ja) * 1987-02-20 1988-08-23 Seiko Instr & Electronics Ltd スメクチツク液晶の注入・封止方法

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