JP2800390B2 - 液晶素子の製法 - Google Patents

液晶素子の製法

Info

Publication number
JP2800390B2
JP2800390B2 JP22704190A JP22704190A JP2800390B2 JP 2800390 B2 JP2800390 B2 JP 2800390B2 JP 22704190 A JP22704190 A JP 22704190A JP 22704190 A JP22704190 A JP 22704190A JP 2800390 B2 JP2800390 B2 JP 2800390B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
substrate
crystal composition
nematic liquid
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP22704190A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04107426A (ja
Inventor
哲 木村
強 上村
一浩 上天
聡子 山根
博司 山添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16854601&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2800390(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP22704190A priority Critical patent/JP2800390B2/ja
Publication of JPH04107426A publication Critical patent/JPH04107426A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2800390B2 publication Critical patent/JP2800390B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液晶素子の製法に関し、特に液晶分子の配
向の均一性に関する。
従来の技術 両基板の間隙にネマティック液晶組成物を充填して
後、このものを熱処理するのは行われている。これは、
液晶分子の基板界面でのプレティルト等を均一化し、ひ
いては液晶素子の光学特性を均一化するためである。
プレティルト等の概念は、佐々木昭夫編、「液晶エレ
クトロニクスの基礎と応用」に詳しい。
発明が解決しようとする課題 液晶素子の生産において、前述のような熱処理をして
も、完全に均一な光学特性ないし表示特性が得られない
場合がある。すなわち、品質のばらつきが起こり、歩留
りを下げる。
課題を解決するための手段 本発明は前述のような課題を解決するために、所望の
形状及び材質からなる電極と配向膜を主面上に有する第
1基板と第2基板間にネマティック液晶組成物を充填
し、その後、第1基板と第2基板の電極を短絡させた状
態で、ネマティック液晶組成物が等方的液体状態になる
まで加熱,維持し、さらに電極の短絡状態を維持して、
ネマティック液晶組成物を常温にまで冷却するような液
晶素子の製法を明かにする。
また、本発明はまた所望の形状及び材質からなる電極
と配向膜を主面上に有する第1基板と第2基板間にネマ
ティック液晶組成物を充填し、その後、遮光状態でネマ
ティック液晶組成物が等方的液体状態になるまで加熱
し,維持し、さらに遮光状態を保って、ネマティック液
晶組成物を常温にまで冷却するような液晶素子の製法を
も提供するものである。
作用 液晶素子の製造において、第1基板と第2基板間にネ
マティック液晶組成物を充填した後、液晶が、等方的液
体になる温度に長時間保たれる。すなわち熱処理され
る。次に、常温にまで、液晶素子の温度を下げられる。
この操作は、前述の如く、液晶素子の光学特性を均一
にするためである。
この操作において、配向膜への液晶分子の吸着や、液
晶素子の降温時には特に、配向膜表面近傍に電気的二重
層が出来る。これらの時に、第1基板と第2基板に電荷
が発生すると推定される。この電荷による電場は、液晶
分子の均一な配向に悪影響を与えると考える。この電荷
を中和するために、本発明は第1基板と第2基板の電極
を短絡することを提唱するものである。
液晶が、等方的液体になる温度に保った場合や、降温
して、特に相転移温度近辺で、光が照射されている場
合、より大きな電荷が発生するようであり、これは液晶
分子の均一な配向に大きな悪影響を与える。本発明は光
を遮断することにより、この事態を防ぐものである。
実施例 以下、本発明の実施例を説明する。
第1図はこの発明の実施例によって得られる液晶素子
を示す断面図である。同図において、1,2は例えば、透
明ガラスからなる第1及び第2基板、3,4は主面上の、
例えばITO膜からなる矩形状の透明な導電電極、5,6は配
向膜、7は液晶層である。
(実施例1) 基材としての微細加工されたITO電極3,4を有するガラ
ス基板1,2の主面に、窒素(株)製配向膜材料PSI−A230
1をそれぞれ、スピナーで塗布し、熱重合させる。膜厚
は約40nmとした。
次に、通常のラビング処理をした。
液晶分子の交差角が250゜となるように、ガラス基板
1と2を主面が対向するように、所定の間隙となるよう
に貼り合わせる。
次に液晶組成物Aを前記間隙に充填する。かくして液
晶パネルが得られる。前記ITO電極に電圧を印加する
と、これを偏光板で挟んで観測すると、プレティルト角
のバラツキに起因すると思われる、表示ムラが大きく現
れる。
使用した液晶組成物Aのクリアリング点は約95℃であ
った。従来の如く、一部の液晶パネルは約5ルックス程
度の自然光の明るさの中で、約110℃で5時間熱処理し
た。残りの液晶パネルは、完全に光を遮断して、約110
℃の雰囲気で5時間熱処理して液晶素子を得た。
従来法による熱処理において、前記表示ムラは改善は
されるが不十分であった。完全に光を遮断して熱処理し
た場合、表示の均一性は遥かに向上した。
(実施例2) 実施例1と同様の実験を行った。但し、液晶を充填し
て後、熱処理において、電極をすべて電気的に短絡させ
て行った。結果は従来法に比べて、表示の均一性は大幅
に改善された。
発明の効果 以上本発明は、適当な処理により、優れた液晶素子を
得ることが出来、産業に貢献するところ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例によって得られる液晶素子の概
略断面図である。 1,2……第1及び第2基板、3,4……ITO膜からなる矩形
状の透明な導電電極、5,6……配向膜、7……液晶層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山根 聡子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 山添 博司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−259215(JP,A) 特開 平3−103827(JP,A) 特開 昭57−70518(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/1337

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の形状及び材質からなる電極と配向膜
    を主面上に有する第1基板と第2基板間にネマティック
    液晶組成物を充填し、その後、第1基板と第2基板の電
    極を短絡させた状態で、ネマティック液晶組成物が等方
    的液体状態になるまで加熱,維持し、さらに電極の短絡
    状態を維持して、ネマティック液晶組成物を常温にまで
    冷却することを特徴とする液晶素子の製法。
  2. 【請求項2】所望の形状及び材質からなる電極と配向膜
    を主面上に有する第1基板と第2基板間にネマティック
    液晶組成物を充填し、その後、遮光状態でネマティック
    液晶組成物が等方的液体状態になるまで加熱,維持し、
    さらに遮光状態を保って、ネマティック液晶組成物を常
    温にまで冷却することを特徴とする液晶素子の製法。
JP22704190A 1990-08-28 1990-08-28 液晶素子の製法 Expired - Lifetime JP2800390B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22704190A JP2800390B2 (ja) 1990-08-28 1990-08-28 液晶素子の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22704190A JP2800390B2 (ja) 1990-08-28 1990-08-28 液晶素子の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04107426A JPH04107426A (ja) 1992-04-08
JP2800390B2 true JP2800390B2 (ja) 1998-09-21

Family

ID=16854601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22704190A Expired - Lifetime JP2800390B2 (ja) 1990-08-28 1990-08-28 液晶素子の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2800390B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005173439A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Fujitsu Display Technologies Corp 液晶表示装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04107426A (ja) 1992-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08122750A (ja) 液晶電気光学装置、それを利用した投射型表示装置及びそれらの駆動方法
US5559619A (en) Liquid crystal electro-optical device and manufacturing method for the same
JP2800390B2 (ja) 液晶素子の製法
JP2945533B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
JPH052209B2 (ja)
US5729314A (en) Liquid crystal device having orientation layer with neutral molecules absorbed at liquid crystal interface
JPS6147930A (ja) 液晶電気光学装置
JPS62299815A (ja) 強誘電性液晶表示素子の製造方法
JPS6240428A (ja) 液晶素子の製造方法
JP2815415B2 (ja) 強誘電性液晶パネルの製造方法
JPH0695133A (ja) 液晶電気光学装置
JP3244563B2 (ja) ネマチック液晶パネルの製造法
JP2761583B2 (ja) 液晶装置の駆動方法
JP2819814B2 (ja) 強誘電性液晶パネル
KR100796789B1 (ko) 강유전성 액정 표시 장치 및 그 제조 방법
JPS62249124A (ja) 電気光学装置
JPS63287923A (ja) 液晶素子の製造方法
JPS5853527Y2 (ja) 電界効果型複屈折制御液晶表示素子のセル構造
JPH03172820A (ja) パネルヒーターおよびパネルヒーター付液晶装置
JPH04140720A (ja) 強誘電性液晶素子
JPH0429119A (ja) 強誘電性液晶電気光学装置
JPH08292439A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JPH01289914A (ja) 液晶電気光学装置の作製方法
JPH0481817A (ja) 強誘電性液晶パネル
JPS61179419A (ja) 強誘電性液晶の配向方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080710

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090710

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090710

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100710