JPH04118664A - 磁性トナーの製造方法 - Google Patents

磁性トナーの製造方法

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JPH04118664A
JPH04118664A JP2239266A JP23926690A JPH04118664A JP H04118664 A JPH04118664 A JP H04118664A JP 2239266 A JP2239266 A JP 2239266A JP 23926690 A JP23926690 A JP 23926690A JP H04118664 A JPH04118664 A JP H04118664A
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resin
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toner
magnetic toner
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JP2239266A
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Masanao Kunugi
正尚 功刀
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、弾性変形可能なトナー担持体により現像を行
う画像形成装置に使用する磁性トナーの製造方法に関す
る。
[従来の技術] 従来、磁性トナーとしては、磁性剤、染料または顔料な
どの着色剤、帯電制御剤などを内添分散させた粒径約1
0μmの樹脂微粉末に、流動化剤などを外添したものが
使用されている。その例として、USP−363924
5に四三酸化鉄のような強磁性体とエポキシ樹脂のよう
な熱可塑性樹脂とカーボンブラックのような着色剤を組
み合わせた磁性トナーが開示されている。
また、上記トナーの製造方法としては、混練粉砕法、懸
濁重合法、噴霧乾燥法などが提案され、−船釣には混練
粉砕法により製造されている。混練粉砕法は原料粉末を
予備混合した後、溶融混線、粗粉砕、微粉砕、分級、外
添処理の工程により構成されている。また、昨今、トナ
ーの高機能化が要求され、トナー外表面に種種の機能を
有する樹脂層を形成させる方法が提案されている0例え
ば、低エネルギ一定着を目的として、トナー外表面に高
軟化点樹脂を重合法により形成する多層構造マイクロカ
プセルトナー(゛米国特許第3080250号、特公昭
59−31066、特公平1−36934等に多数記載
されている)、また乾式による高速衝撃法を用いて、帯
電制御を目的とする帯電制御樹脂フィルム層をトナー外
周に有するトナー(特開昭63−62666)、耐ブロ
ッキング性を目的として、樹脂微粉体をトナー表面に処
理したトナー(特開平1−105261)等がある。
また、これらの機能性樹脂層の形成方法としては、従来
から噴霧乾燥方法、噴霧造粒方法などが提案されている
口発明が解決しようとする課題] しかし、従来の磁性トナーでは磁性剤がトナー表面に露
出しており、該露出磁性剤による帯電量の低下、耐環境
特性の低下及び逆極性トナーの発生等の欠点を有してい
る。さらに弾性変形可能なトナー担持体を用いて潜像担
持体に圧接して現像を行う方法においては、前記磁性ト
ナーの欠点が画像品質に大きく影響し、帯電量変動によ
る温度むら、逆極性トナー発生による地力ブリ等の画像
劣化が生じる問題点を存している。さらに、従来の樹脂
被覆層を形成する方法においては、被覆層のトナーへの
固定方法が高速衝突力や衝撃力を利用した場合(特開昭
63−62666、特開平1−105261)では、ト
ナー表面と被覆層の接着が弱く、また被覆層の膜厚や付
着力のばらつきが大きいために画像形成装置に使用して
いると劣化してトナー表面からの剥離、表面形状の変化
等が発生し、画像品質が低下するという問題点があった
。また、マイクロカプセル法による被覆法(特公昭59
−31066、特公平1−36934)゛にも同様な問
題点があり、被覆層厚が薄い、ばらつきが大きい等によ
り、トナーの耐久性、凝集性等の安定性に問題があった
そこで本発明はこのような問題点を解決するものでその
目的とするところは、磁性トナーの表面に被覆層膜厚が
均一で、かつ磁性トナー表面に強固に接着した樹脂被覆
層を形成して磁性剤の露8を無くし、弾性変形可能なト
ナー担持体により現像を行う画像形成装置に使用した場
合、高解像で高画質の画像を安定して形成できる磁性ト
ナーを製造する方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の磁性トナーの製造方法は磁性トナーを搬送しか
つ、弾性変形可能なトナー担持体を用いて潜像担持体を
現像する現像装置に用いる磁性トナーであり、該磁性ト
ナーの外表面が少なくとも樹脂微粒子により構成された
樹脂被覆層を有する磁性トナーを製造する方法において
、少なくとも結着樹脂と磁性剤よりなる内核粒子を作製
する工程、次に内核粒子外表面に樹脂微粒子を外添する
工程、次に外添された樹脂微粒子に熱処理を行って内核
粒子外表面に樹脂被膜層を形成する工程から成る事を特
徴とする。
[作用] 内核粒子よりも粒径の小さい樹脂微粒子と内核粒子を混
合してメカノケミカル反応及び溶剤分散媒中等により処
理すると、樹脂微粒子は内核粒子外表面に静電気力、化
学的吸着力、物理的吸着力等により均一に付着する1次
に、この樹脂微粒子を付着させた粉体インクに熱を与え
、熱処理温度と処理時間をコントロールする事により内
核粒子外表面に付着している樹脂微粒子のみが溶融し、
内核粒子外表面に樹脂成分からなる被覆化が行われる。
この時、樹脂微粒子付着内核粒子はまず1次粒子に分散
され、粒子それぞれが分離独立した状態で、熱による表
面樹脂微粒子の溶融、冷却が行われるため粒子同士の凝
集が生じる事無く、内核粒子外表面に樹脂による完全被
覆化が行われる。
この様に内核粒子外表面に樹脂成分より成る被覆層を形
成するため、内核粒子に熱による影響を与える事無く、
内核粒子が樹脂微粒子より軟化点が低く柔らかい場合で
も被覆層を確実に形成させる事が出来る。また、樹脂微
粒子は乳化重合法、懸濁重合法等で作成されるが、特に
乳化重合法の改良法である乳化剤無添加乳化重合法、シ
ード重合法、分散重合法で作製した樹脂微粒子は粒度分
布が非常に狭く、本発明の製造方法に使用した場合、被
覆層厚のばらつきが非常に小さくなる。従ってこれらの
方法により形成される樹脂被覆層の厚みは操作中での物
質の添加や除去がないために使用する樹脂微粒子の粒径
と内核粒子表面での付着量により決定される。
以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
[実施例コ 第1図に本発明の磁性トナーの製造方法のフローチャー
トを示す。第2図に本発明の製造方法により作製した磁
性トナーの概略断面図を示す。
内核粒子1は、結着樹脂11、磁性剤12、着色剤13
、離型剤14等からなる原料を用いて混線粉砕法、スプ
レードライ法、重合法等により作製する。
結着樹脂11は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブチレン、ポリイソブチレン、ポリイソプレン等のオレ
フィン重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリプロピオン酸ビニ
ル、ボリアミル酸ビニル等のビニルエステル認導体重合
体、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポ
リアクリル酸プロピル、ポリアクリル酸ブチル、ポリア
クリル酸オクチル、ポリアクリル酸ドデシル、ポリアク
リル酸ステアリル、ポリ−アクリル酸フェニル、ポリア
クリル酸ベンジル、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタ
クリル酸エチル、ポリメタクリル酸プロピル、ポリメタ
クリル酸ブチル、ポリメタクリル酸オクチル、ポリメタ
クリル酸ドデシル、ポリメタクリル酸ステアリル、ポリ
メタクリル酸フェニル、ポリメタクリル酸ベンジル、ポ
リメタクリル駿エチルヘキシル、ポリメタクリル酸ジエ
チルアミノエチル等のカルボン酸エステル誘導体重合体
、ポリアクリロニトリル、ポリアクリロニトリル、ポリ
アクリルアミド等のアクリレートおよびメタクリレート
系誘導体重合体、ポリスチレン、ポリ−α−アルキルス
チレン、ポリ−β−アルキルスチレン、ポリジビニルベ
ンゼン等のスチレン誘導体重合体、ポリビニルメチルエ
ーテル、ポリビニルエーテル、ポリビニルプロとルエー
テル等のビニルエーテル重合体、ポリビニルメチルケト
ン、ポリビニルメチルエチルケトン、ポリビニルプロピ
ルケトン等のビニルケトン重合体、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルインドール等の窒素含有ビニル誘導体重
合体等の一付加重合系重合体およびこれらの2種以上の
共重合体、架橋体、混合体、および、ポリエチレンテレ
フタレート、・ポリブチレンテレフタレート等のポリエ
ステル系樹脂、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミ
ド系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ボリアリレート樹脂
、ポリウレタン樹脂等の縮合系重合体およびこれらの2
種以上の共重合体、架橋体、混合体、セルロース樹脂類
の繊維素誘導体樹脂が単独または複数混合して使用され
る。さらに、低温での定着を目的とする場合は、キャン
デリラワックス、カルナバワックス等の植物系ワックス
、みつろう、ラノリン等の動物系ワックス、モンタンワ
ックス等の鉱物系ワックス、パラフィンワックス、マイ
クロクリスタリンワックス等の石油系ワックス、ポリエ
チレンワックス、フィッシャートロプスワックス等の合
成炭化水素系ワックス、モンタンワックス誘導体、パラ
フィンワックス誘導体等の変性ワックス、硬化ひまし油
、硬化ひまし油誘導体等の水素化ワックス、脂肪酸、酸
アミド、エステル、ケトン等の合成ワックス等のワック
ス類が使用され、これらが単独または複数混合、さらに
樹脂成分と混合されて使用される。
磁性剤12としては結着樹脂に分散したときに化学的に
安定であり、粒径5μm以下の微粒子が好ましい。例と
しては、Fe、Co、Ni、Cr、Mnの金属粉、Fe
3O4、Fe2O3、Cr2o3、フェライトなどの金
属酸化物、マンガンと銅を含む合金など熱処理によって
強磁性を示す合金などを用いる事ができ、予めカップリ
ング剤等の予備処理を施しても構わない。また磁性剤量
としては定着性等を考慮して70%以下の含有量が好ま
しく、トナー担持体の磁気力により任意に設定する事が
できる。
着色剤13としてはカーボンブラック、グラファイト、
黒色酸化チタン、スピリットブラック、ニグロシンなど
の黒色染・顔料を使用する。カラー用としては、フタロ
シアニン、ローダミンBレーキ、ソーラピュアイエロー
8G、キナクリドン、ポリタングストリン酸、インダス
レンブルー スルホンアミド誘導体などの染料を使用す
ることができる。離型剤14は、電子写真用トナーを紙
、オーバーヘットプロジェクタ−用シート等の被画像形
成体に定着する場合のヒートローラーへの付着を防止す
るために使用され、低温での定着を目的とする場合に添
加されるワックス類と同様なものおよびポリエチレン、
ポリプロピレンワックス類が添加される。
樹脂微粒子2は、乳化重合法、乳化剤無添加乳化重合法
、シード重合法、分散重合法、懸濁重合法等で作製した
ポリアクリレート誘導体、ポリメタクリレート誘導体、
ポリスチレン誘導体、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ酢酸ビニル、およびこれらの共重合体、またはポリ
エステル樹脂、セルロース樹脂、ブチラール樹脂等のス
プレードライ微粉粒子等が使用される。樹脂微粒子の粒
子径は0.1μmから3μmの任意の粒径に調整され、
樹脂被覆層の膜厚に応じて調整される。次に前記内核粒
子1の外表面に#ll機微粒子2全周に渡って付着させ
る樹脂微粒子付着処理3を行い、樹脂微粒子付着内核粒
子4を作製する。
樹脂微粒子を付着させる方法としては乾式と湿式の二つ
の方法がある。乾式の方法としては、通常の混合機、例
えば、ボールミル、V型混合機なども使用できるが、い
わゆる高速流動攪拌機を使用したメカノケミカル反応を
行わせるものが好ましい。高速流動攪拌機としては、い
わゆる、ヘンシェルミキサー メカノフュージョンシス
テム(細用ミクロン)、ナラハイブリタイゼーションシ
ステム(奈良機械製作所)、メカノミル(開田精工)等
を用いる。しかし、内核粒子外表面に樹脂微粒子を付着
させる装置としては、訣して、これらに限定されるもの
ではない。また、湿式の方法としては、樹脂微粒子2を
溶解しない溶剤中に分散させた溶液中に内核粒子1を混
合して樹脂微粒子付着処理3が行われ、樹脂微粒子を内
核粒子に付着させる。このとき、内核粒子1は粉体のま
までも溶剤に分散した分散液の状態のいずれでも使用可
能である。樹脂微粒子2を分散させる溶剤としては、ヘ
キサン、ヘプタン、アイソパー ケロシン等の石油系溶
剤や水が使用される。樹脂微粒子2の分散性が悪い場合
は、溶剤にアニオン性界面活性剤類、カチオン性界面活
性剤類、ノニオン性界面活性剤類、ポリアクリル酸塩誘
導体、ポリメタクリル酸塩誘導体、無水マレイン酸共重
合体等のポリカルボン酸塩類、ツルスパース系超分散剤
等の界面活性剤を添加することも可能である。
また、重合法で作製された樹脂微粒子は、重合後の樹脂
微粒子分散液を透析等により過剰の乳化剤や安定剤、重
合開始剤等を除去して分散液として使用することも可能
である。
付着方法としては、内核粒子表面と樹脂微粒子表面のゼ
ータ電位差による静電付着力を利用したヘテロ凝集法、
混合分散液のボールミル等でのミリングによる湿式ミリ
ング法、内核粒子をカップリング剤で処理してから樹脂
微粒子と混合、付着処理するカップリング剤法等が適応
可能である。
ヘテロ凝集法では、内核粒子1/樹脂微粒子2の粒径比
は3以上が好ましく、また内核粒子1と樹脂微粒子2の
ゼータ電位は正負逆極性になるように組成を調整するこ
とが好ましい。湿式ミリング法では、内核粒子l/樹脂
微粒子2の粒径比は5以上が好ましい。カップリング剤
法では、内核粒子1/樹脂微粒子2の粒径比は3以上が
好ましく、内核粒子1にシラン、チタン、クロム、アル
ミ、有機リン、過酸化シリル等のカップリング剤を添加
、もしく表面処理し、樹脂微粒子にはカップリング剤の
官能基と反応可能な官能基を有するように組成を調整す
る必要がある。
次に、樹脂微粒子付着内核粒子4に付着している樹脂微
粒子2を溶融する熱風5を接触させ被覆処理6を行い、
樹脂被覆内核粒子7を作製する。
熱風5により被覆処理6を行う熱処理装置としては粉体
を1次粒子にして分散させて熱処理し、1次粒子の状態
で冷却できるものであれば何でも良く、例えば流動層乾
燥炉、スプレードライヤー熱風炉なども用いる事が出来
る。
更に、樹脂被覆内核粒子7は、必要に応じて流動化剤等
の外添処理8が施されて樹脂被覆磁性トナー9が得られ
る。
また、更に必要に応じ−で本発明の磁性トナーには、金
属石鹸、ポリエチレングリコールなどの分散剤や帯電制
御剤として電子受容性の金属錯体、塩素化ポリエステル
、ニトロフミン酸、第4級アンモニウム塩、ピリジニル
塩などを使用することができる。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
[実施例1] (内核粒子の作製) ポリエステル樹脂        59重量部Fe3O
4401重量部 カーボンブラック         1重量部上記組成
の原料を使用し、スクリュウ押出機で混練し、冷却、粗
粉砕する0次にジェット粉砕機で微粉砕し、分級して5
〜20μm(平均粒径10μm)の内核粒子を作製した
(樹脂微粒子の付着) 前記作製した内核粒子に、樹脂微粒子としてポリブチル
メタアクリレート(PBMA)を用いた。
PBMAの粒径は0. 4μm1  ガラス転移点83
℃のものを使用した。こ−の樹脂微粒子と上記内核粒子
を下記に示す組成に混合して、メカノフュージョンシス
テム(細用ミクロン製)を用いて内核粒子表面に付着さ
せた。組成と条件を以下に示す。
PBMA微粒子      20M量部内核粒子   
     100重量部この時、樹脂微粒子の仕込量は
内核粒子表面への被覆率に換算して約200%であった
。メカノ条件として、回転数1500rpm、処理時間
30分で行った。得られた粉体はPBMA粒子が内核粒
子の表面に剥がれず付着している事が電子顕微鏡観察に
より明かとなった。また、電子顕微鏡により断面観察を
行ったところ内核粒子表面にPBMA粒子が、球形のま
ま僅かに埋め込まれた状態にある事が観察された。
(熱処理) 次に上記内核粒子表面に付着した樹脂微粒子に熱処理を
行った。処理方法は、樹脂微粒子付着内核粒子を粉体供
給ノズルから熱風中に噴霧させる方法で行った。以下に
処理条件を示す。
熱風温度        300℃ 熱風量         1501 / m i n粉
体供給速度      200 g / h r粉体供
給用Air量     717m1nこの熱処理により
得られた粒子は粒子同士の結着も無く、粒子それぞれが
独立した状態の集合体であった。また、本実施例で作製
した粒子を電子顕微鏡により断面観察したところ、内核
粒子の表面に、約0. 4ミクロンの樹脂被覆層が形成
されていた。また得られたトナーの比抵抗は1015Ω
cm以上であり、充分な高抵抗を有する事ができた。(
比抵抗は圧力セル法によって測定した。つまり、二つの
電極間に試料をいれ、15kg/cm2の圧力を印加し
て抵抗を測定した。)次に流動性の指針として、電磁振
動式安息角測定装置により安息角を測定した。結果は3
51であった。
次に本実施例で作製した磁性トナーを用いて画像形成を
行った。第3図は本実施例において使用した画像形成装
置の断面概観図を示す、潜像担持体21は、導電性の支
持部22の上に有機または無機の光導電性を有する感光
層23を塗膜したものであって、感光層23をコロナ帯
電器や帯電ローラー等の帯電器24を用いて帯電した後
に、レーザーやLED等の光源25からaだ光を結像光
学系26を通して感光層23に画像に応じて選択的に光
照射して電位コントラストを得て静電潜像を形成する。
一方、現像装置27は磁性のトナー28を搬送し現像す
るものであって、トナー28を搬送する現像ローラー2
9は、シャフト30の外周に弾性層31及び磁界発生層
32をそれぞれ同心円状に配設したもので、磁界発生層
32の外周の漏洩磁束により磁性のトナー28を現像ロ
ーラー29上に直接保持し、非磁性または磁性の金属や
樹脂で構成される板状の弾性ブレード33で適量に規制
した状態で現像ローラー29を回転させて薄層のトナー
28を搬送するものである。現像ローラー29は潜像担
持体21に所定の圧力で圧接されており、現像ローラー
29上のトナー28が圧接部に搬送されると、潜像担持
体21の電位コントラスト及び現像バイアス印加手段3
4による現像電界に応じて帯電したトナー28が潜像担
持体21に付着し静電潜像が顕像化される。さらに、コ
ロナ転写器や転写ローラー等の転写器35を用いて記録
紙36上にトナーによる像を転写し、熱や圧力を用いて
トナーを記録紙に定着し所望の画像を記録紙上に得るも
のである。第3図に示されるような画像形成装置を用い
て、600[DP I ]のライン画像及び文字画像及
びソリッド画像を10000枚にわたり連続形成したと
ころ、600 [DP4]のライン画像が線太りするこ
となく安定して形成され、画像端部の尾引きや地力ブリ
がなく、OD値1.4以上の高温度なソリッド画像を安
定して形成することができ、記録紙上に地力ブリがない
のはもちろん潜像担持体上にも地力ブリがなく廃トナー
量を大幅に低減することができた。
[比較例1コ 実施例1で作製した内核粒子と樹脂微粒子を用いて実施
例1と同様に樹脂微粒子の付着をメカノフュージョンシ
ステムにより行った。次にこの粒子を熱処理を行わない
で実施例1と同様に画像形成を行ったところ、樹脂微粒
子の飛散が生じ、さらに、地力ブリのある不鮮明な画像
しか形成できなかった。
[実施例2] 実施例1と同様な内核粒子を用い、内核粒子に付着させ
る微粒子の粒径を変えて被覆層の膜厚を制御した。樹脂
微粒子としては粒径0゜2μm(PBMA)、粒径0.
8μm (PMMA)、粒径1 、  Oμm (P 
M M A )のものを用いた。第1表に微粒子付着条
件を示す。次に、これらの粒子を実施例1と同様に熱処
理した。得られた粒子について実施例1と同様に電子顕
微鏡により、粒子表面と粒子断面観察を行い膜厚を測定
した。第2表に処理条件と結果を示す。この様に内核粒
子表面に付着させる粒子の粒径を変化させる事により、
任意の膜厚を有する被覆層を形成できる。
第1表 *処理時間: 0分で全て行った。
車内核粒子は全てl 00重量部と した。
第2表 [実施例3] 本実施例では内核粒子として、 ものを用いた。
(内核粒子の組成) スチレン・アクリル共重合体 e304 ポリエチレンワックス ニグロシン 帯電制御剤 以下に示す組成の 58重量部 30重量部 4重量部 5重量部 3重量部 次に実施例1と同様に(内核粒子の作製)、(樹脂微粒
子の付着)、(熱処理)を行い磁性トナーを作製した。
但し、樹脂微粒子はポリメチルメタアクリレート(P 
MMA )を使用した0次に本実施例で作製した磁性ト
ナーを実施例1と同様に画像形成したところ実施例1と
同様な高解像で鮮明な画像を形成する事ができた。
[実施例4] 本実施例では内核粒子として、ワックスを主成分とした
粒子を用いた。その他、実施例1と同様に行った。
(内核粒子の作製) パラフィンワックス       30wt%ポリエチ
レンワックス      30wt%Fe3O438w
t% カーボンブラック         2wt%上記組成
の原料を使用し、バッチ式混練機で混練し、冷却粗粉砕
する0次に、ジェット粉砕機で微粉砕後、分級して平均
粒径1oミクロン、分布5〜25μmの内核粒子を作製
した。
(樹脂微粒子の付着) 実施例1と同様なPBM−Aを使用し、同様な混合条件
で行った。但し、メカノ条件としては、内核粒子が柔ら
かいため、回転数800rpm、処理時間15分で行っ
た。得られた粉体はPBMA粒子が内核粒子の表面から
剥がれず、付着している事が表面の電子顕微鏡観察によ
り明かとなった。
また、電子顕微鏡により断面観察を行ったところ内核粒
子表面に、PBMA粒子が球形のまま、埋め込まれた状
態にある事が観察された。
次に実施例1と同様に(熱処理)を行ったところ得られ
た粒子は実施例1と同様に粒子同士の結着も無く、粒子
それぞれが独立した状態の集合体であった。また、粒子
を電子顕微鏡により断面観察したところ、内核粒子の表
面に、約0.4ミクロンのPBMA樹脂被覆層が形成さ
れていた。前記作製したトナーに流動性向上化剤を外添
した後、実施例1と同様に画像形成したところ、実施例
1と同様な高解像で鮮明な画像を形成する事が出来た。
更に定着温度120℃という低温で鮮明な画像を定着す
る事ができた。
[実施例5] 内核粒子として以下の組成と製造方法で作製したものを
用いた。
マイクロクリスタリンワックス 20重1部カルナバワ
ックス       20重量部エチレン・酢酸ビニル
共重合体 18重量部Fe3O440重1部 カーボンブラック        2重量部上記組成の
原料を使用し、以下(内核粒子の作製)、(樹脂微粒子
の付着)、(熱処理)の工程は実施例4と同様に行った
。得られた粉体インクは実施例4と同様に画像形成した
ところ実施例4と同様に高解像で鮮明な画像を形成する
事ができた。また定着温度も120℃という低温で行う
事ができた。
[実施例6] 本実施例では内核粒子として、以下に示す組成のものを
用い、更に樹脂微粒子の付着方法を湿式により行った。
(内核粒子の組成) ポリエステル樹脂        56重量部Fe50
.            40重量部カーボンブラッ
ク         1重量部ポリプロピレンワックス
      3重量部上記原料を用いて実施例1と同様
にして平均粒径10μmの内核粒子を作製した。
(樹脂微粒子の付着) 樹脂微粒子としてメチルメタアクリレート−ブチルメタ
アクリレート共重合体を用いた。前記樹脂微粒子(粒径
0.4μm)を水溶液に分散し、5%分散水溶液を作製
した0次にこの水溶液に前記作製した内核粒子を混合し
、ボールミルで湿式ミリング法により付着処理を行い、
続いてスプレードライヤーにより乾燥して樹脂微粒子付
着トナーを作製した。得られた粉体は樹脂微粒子が内核
粒子の表面に剥がれず付着している事が電子顕微鏡観察
により期かとなった。
(溶剤処理) 上記方法で作製した樹脂微粒子を付着した内核粒子に対
して実施例1と同様に熱処理を行った。
得られた粒子は粒子間fの結着も無く、粒子それぞれが
独立した状態の集合体であった。また、本実施例で作製
した粒子について電子顕微鏡により断面観察したところ
、内核粒子の表面に、約0゜3μmの樹脂被覆層が形成
されていた。さらに、本実施例で作製した磁性トナーを
用いて実施例1と同様な画像形成装置を用いて画像形成
したところ、実施例1と同様に高解像で鮮明な画像を形
成する事ができた。
[実施例7] 本実施例では内核粒子として、以下に示す組成のものを
用いた。
(内核粒子の組成) スチレン・アクリル共重合体   56重量部Fe50
.            30重量部ポリエチレンワ
ックス       4重量部ニグロシン      
      5重量部帯電制御剤          
  3重量部アミン系シランカップリング剤   2重
量部上記原料を用いて実施例1と同様にして平均粒径1
0μmの内核粒子を一作製した。
(樹脂微粒子の付着) 樹脂微粒子としてメチルメタクリレート−ブチルメタク
リレート−メタクリル酸共重合体を用しまた。前記樹脂
微粒子(粒怪0.4μm)を水溶液に分散し、5%分散
水溶液を作製した。次にこの水溶液に前記作製した内核
粒子を混合し、60℃にて10時間混合攪拌してカップ
リング反応による付着処理を行い、続いてスプレードラ
イヤーにより乾燥して樹脂微粒子付着トナーを作製した
得られた粉体は樹脂微粒子が内核粒子の表面に剥がれず
付着している事が電子顕微鏡観察により明かとなった。
以下実施例1と同様に(熱処理)を行い磁性トナーを作
製した。作製した磁性トナーの膜厚は約0.3μmであ
った。次に本実施例で作製した磁性トナーを用いて、実
施例1と同様な画像形成装置を用いて画像を形成したと
ころ実施例1と同様な高解像で鮮明な画像を形成する事
ができた。
以上実施例を述べたが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものでばない。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、磁性トナーを搬送し
かつ、弾性変形可能なトナー担持体を用いて潜像担持体
を現像する現像装置に用いる磁性トナーであり、該磁性
トナーの外表面が少なくとも樹脂微粒子により構成され
た樹脂被覆層を有する磁性トナーを製造する方法におい
て、少なくとも結着樹脂と磁性剤よりなる内核粒子を作
製する工程、次に内核粒子外表面に樹脂微粒子を外添す
る工程、次に外添された樹脂微粒子に熱処理を行って内
核粒子外表面に樹脂被覆層を形成する工程から成る事に
より、これまでの製造方法をほとんど変える事無く、極
めて簡単に内核粒子の外表面に露出している磁性剤を完
全に被覆する事ができ、さらに、内核粒子の組成に係わ
らず種種の材質の被覆層を簡単に形成できるという効果
を有する。
更に形成した樹脂被覆層は内核粒子全周に渡って均一に
かつ強固に形成されており、弾性変形可能なトナー担持
体による圧接現像においても、樹脂被覆層の剥がれ等が
発生せず、常に安定した、鮮明な画像を形成できるとい
う多大な効果を有する。これにより今までよりも安価で
高画質な高解像画像を形成できる磁性トナーを提供する
事ができる。
さらに、本発明の磁性トナーは弾性変形可能なトナー担
持体を使用した画像形成方法による装置、例えば、プリ
ンター 複写機、ファクシミリ等に幅広く使用する事が
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁性トナーの製造方法を示すフローチ
ャート。 第2図は本発明の磁性トナーの概略断面図。 第3図は本発明の実施例に使用した画像形成装置の断面
概観図。 1・ ・内核粒子 2・ ・樹脂微粒子 3・・・樹脂微粒子付着処理 4・・・樹脂微粒子付着内核粒子 5 ・ 6 ・ 7 ・ 1 ・ 2 ・ 5 ・ ・熱風 ・被覆処理 ・樹脂被覆内核粒子 ・結着樹脂 ・磁性剤 ・樹脂被覆層 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人 弁理士 絵本 喜三部(化1名)第1図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 磁性トナーを搬送しかつ、弾性変形可能なトナー担持体
    を用いて潜像担持体を現像する現像装置に用いる磁性ト
    ナーであり、該磁性トナーの外表面が少なくとも樹脂微
    粒子により構成された樹脂被覆層を有する磁性トナーを
    製造する方法において、少なくとも結着樹脂と磁性剤よ
    りなる内核粒子を作製する工程、次に内核粒子外表面に
    樹脂微粒子を外添する工程、次に外添された樹脂微粒子
    に熱処理を行って内核粒子外表面に樹脂被覆層を形成す
    る工程から成る事を特徴とする磁性トナーの製造方法。
JP2239266A 1990-09-10 1990-09-10 磁性トナーの製造方法 Pending JPH04118664A (ja)

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