JPH0411820Y2 - - Google Patents

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JPH0411820Y2
JPH0411820Y2 JP1982172093U JP17209382U JPH0411820Y2 JP H0411820 Y2 JPH0411820 Y2 JP H0411820Y2 JP 1982172093 U JP1982172093 U JP 1982172093U JP 17209382 U JP17209382 U JP 17209382U JP H0411820 Y2 JPH0411820 Y2 JP H0411820Y2
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thermochromic
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JP1982172093U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は熱変色性印刷物に関する。詳細には、
支持体面上に少なくとも二層の互いに熱変色温度
を異にし、且つ互いに異なる像の印刷像を重ね刷
りしてなり、特定の温度域において、何れか一層
の印刷像を選択的に視認できるよう構成した熱変
色性印刷物に関する。
従来の技術 従来より、温度変化に感応して発色、消色又は
変色する熱変色性印刷物は、適温乃至警告表示、
装飾、玩具分野等にみられるが、印刷像同士を重
ね刷りして温度変化により選択的に何れかの像を
クルーズアツプさせて視認させる有効な提案はみ
られず、相異なる印刷像にあつては重ね刷りによ
らず並列的な印刷を余儀なくされており、印刷ス
ペースの効率的な使用がなされていないし、変色
の妙味を必ずしも満足させていなかつた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、支持体面上に少なくとも二層の互い
に熱変色温度を異にし、且つ互いに異なる印刷像
を重ね刷りして、印刷スペースの効率的使用と共
に所定の温度域で前記印刷像を選択的に視認さ
せ、変化の妙味、アピール性等を向上させた印刷
物を提供しようとするものである。
問題点を解決するための技術的手段 本考案熱変色性印刷物は、支持体面上に少なく
とも二層の互いに像及び熱変色温度を異にし、且
つ互いに顕色時の相対的視覚濃度が異なる熱変色
性インキの印刷像が重ね刷りされてなり、前記印
刷像の顕色時の濃度の順序は前記印刷像の変色温
度の高低の順に設定されており、前記印刷像のう
ち、所定の温度域では或る像のみが、それ以外の
像の濃さを越える相対的濃色状態となつて実質的
に視認される構成の印刷物であつて、前記印刷像
のうち、或る印刷像のみが顕色して視覚状態にあ
る温度域から、それ以外の印刷像も顕色する温度
域に移つたとき、顕色状態にある印刷像のうち相
対的に最濃状態にある印刷像のみが実質的に視認
され、前記印刷像のすべてが顕色状態にある温度
域から、前記印刷像のうち最濃の印刷像のみが消
色する温度域に移つたとき、顕色状態にとどまつ
た像のうち相対的最濃状態にある像のみが実質的
に視認され、前記顕色、消色状態は温度変化に応
じて可逆的に発現するよう構成されていることを
要件とする。
以下に本考案を図面(第1図〜第7図)につい
て説明する。
支持体1面上には、三層の互いに像及び熱変色
温度を異にし且つ互いに顕色時の相対的濃度が異
なる印刷像2−1,3−1,4−1が重ね刷りさ
れてなる。
前記において、支持体1は印刷適性を備えた基
材であれば有効であり、好適には白〜淡色のもの
が多様な着色像の視覚を容易とするので望まし
い。熱変色性インキの印刷像2−1,3−1,4
−1は、いずれも顕色時の視覚濃度が支持体1に
比較して濃色であることが必要である。
熱変色性インキは温度に感応して可逆的に発
色、消色ないし変色する従来公知のインキが適用
される。それらの一例として特公昭52−7764号公
報「印刷インキ」が挙げられる。
前記印刷インキは、−100℃〜+200℃の間にお
いて、赤、青、黄、緑、橙、紫色その他配合によ
り微妙な色まで、有色から無色に、無色から有色
へと変化させることができ、さらに色の変化も、
市販の染顔料を適宜添加することにより、有色
〔〕有色〔〕への変化も可能であるので好
適に用いられる。
前記の熱変色性インキの印刷像2−1,3−
1,4−1は、従来公知のグラビア、スクリー
ン、オフセツト等の印刷技法により、支持体1に
重ね刷りされる。ここで、前記印刷像2−1,3
−1,4−1は、互いに熱変色温度を異にし、且
つ互いに異なる像であり、顕色時の視覚濃度が互
いに異なる像となるよう構成される。この際、各
層の着色像2−2,3−2,4−2が互いに異な
る色相であつても、同一系統の色相の濃淡像が配
設されたものでも、前記の視覚濃度の関係が満た
されるものであればよい。
尚、前記印刷像2−1,3−1,4−1の上下
関係は特定されない。
実施例(第1図〜第6図参照) 支持体1の面上には、T1,T2及びT3以下の温
度で顕色する三種の熱変色性インキの印刷像2−
1,3−1,4−1が順次重ね刷りされてラベル
が構成される。
第1図はt1の温度領域で第1の熱変色性インキ
の着色像2−2が、第2図はt2の温度領域で第2
の熱変色性インキの着色像3−2が、第3図はt3
の温度領域で第3の熱変色性インキの着色像4−
2が、それぞれ判読される状態を示す各平面図で
あり、第4図、第5図、第6図は前記各平面図の
要部縦断面の状態を示す。
次に前記実施例の作用効果を第7図について説
明する。
第1の熱変色性インキは、T1以下で着色する
インキ(例えば、40℃以下では淡橙色に顕色)、
第2の熱変色性インキはT2以下で着色するイン
キ(例えば、10℃以下で緑色に顕色)、第3の熱
変色性インキはT3以下で着色するインキ(例え
ば、4℃以下で濃黒色に顕色)である。
従つて、t1(温度領域)では第1図の淡橙色の
像「A」のみが判読され(視覚濃度差a)、t2(温
度領域)では視覚濃度差bが付加され前記淡橙色
の像「A」の視覚を上まわつて緑色の像「B」が
判読される(第2図)。さらにt3(温度領域)では
視覚濃度差cが付加され、濃黒色の着色像内に形
成された抜き文字像「C」が前記二層の着色像2
−2,3−2の視覚を上まわつて判読される。
従つて、t1が常温のとき、常温状態では、「A」
のみが視認され、温度をt2,t3に変化させると、
順次「B」、「C」が判読されるようになる。t2
常温とすると、常温状態では「B」が視認され、
温度をt1にすると「A」が、t3にすると「C」が
視認される。同様にt3が常温とすると、常温状態
では「C」が視認され、t2,t1に変化させると
「B」、「A」が順次視認される。
このように変色温度の異なる熱変色性インキに
よる像を適宜組合せれば、温度変化により順次、
全く異なる像が顕出される。
前記実施例では低温域で顕色する熱変色性イン
キを用いたが、高温側で顕色する熱変色性インキ
や前記両者の併用系等においても前記に準じた作
用効果を与える。
以下に実施態様を例示する。
(1) 白色のセルフラベルタイプのコート紙に、0
℃以下で淡マゼンタ色に顕色する熱変色性イン
キで「食べ頃です」をスクリーン印刷方式で印
刷し、さらにその上層に−15℃以下で濃マゼン
タ色に顕色する熱変色性インキで「冷えすぎで
す」をスクリーン印刷で重ね刷りし示温ラベル
を得た。このラベルは室温では像が視覚され
ず、0℃以下で「食べ頃です」の像が視覚さ
れ、−15℃以下では前記像の視覚を上まわつて
「冷えすぎです」が判読される。
(2) OPPフイルム(コロナ放電処理)の処理面
に対し、グラビア印刷で20℃以下で淡緑色に顕
色する熱変色性インキで「適温」の文字を印刷
し、さらにその上層に10℃以下で濃緑色に顕色
する熱変色性インキで「冷えすぎです」の文字
を重ね刷りし、ついで裏打ち用の白インキを印
刷した。この印刷物をラミネート加工を施して
示温ラベルを得た。
(3) 白色の支持体上にオフセツト印刷により、60
℃以上で黄緑色に顕色する熱変色性インキを用
いて「飲み頃です」の文字を印刷し、ついで80
℃以上で濃黒色に顕色する熱変色性インキで
「熱すぎます」の文字を重ね刷りしてラベルを
得た。
考案の効果 前記実施例では、文字、記号等の像を例示した
が、図柄等にも応用でき、動画的要素を付加させ
て、装飾用、玩具用等にも適用できる。
又、支持体はシート材に限定されず、印刷適性
のある基材であれば有効であり、所定の温度域で
は或る像のみがそれ以外の像の濃さを越えて視認
され、前記温度域の異なる別の温度域では前記像
と異なる像のみが視認され、支持体表面の印刷ス
ペースを高効率に使用できることは勿論、変化の
妙味、アピール性を向上させた印刷物として実用
性を満足させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の熱変色性インキの着色像、第2
図は第2の熱変色性インキの着色像、第3図は第
3の熱変色性インキの着色像を、それぞれ支持体
面上に顕出させた状態の平面図、第4図は第1図
の、第5図は第2図の、第6図は第3図の、それ
ぞれの要部縦断面図である。第7図は作用効果の
説明図であり、Y軸は視覚濃度を、X軸は温度を
示す。 1……支持体、2……第1の熱変色性インキの
印刷像の感温曲線、2−1……同上インキの印刷
像、2−2……同上インキの着色像、3……第2
の熱変色性インキの印刷像の感温曲線、3−1…
…同上インキの印刷像、3−2……同上インキの
着色像、4……第3の熱変色性インキの印刷像の
感温曲線、4−1……同上インキの印刷像、4−
2……同上インキの着色像、t1,t2,t3……温度
域、T1,T2,T3……顕色温度、a,b,c……
濃度差。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持体面上に少なくとも二層の互いに像及び熱
    変色温度を異にし、且つ互いに顕色時の相対的視
    覚濃度が異なる熱変色性インキの印刷像が重ね刷
    りされてなり、前記印刷像の顕色時の濃度の順序
    は前記印刷像の変色温度の高低の順に設定されて
    おり、前記印刷像のうち、所定の温度域では或る
    像のみが、それ以外の像の濃さを越える相対的濃
    色状態となつて実質的に視認される構成の印刷物
    であつて、前記印刷像のうち、或る印刷像のみが
    顕色して視覚状態にある温度域から、それ以外の
    印刷像も顕色する温度域に移つたとき、顕色状態
    にある印刷像のうち相対的に最濃状態にある印刷
    像のみが実質的に視認され、前記印刷像のすべて
    が顕色状態にある温度域から、前記印刷像のうち
    最濃の印刷像のみが消色する温度域に移つたと
    き、顕色状態にとどまつた像のうち相対的最濃状
    態にある像のみが実質的に視認され、前記顕色、
    消色状態は温度変化に応じて可逆的に発現するよ
    う構成された熱変色性印刷物。
JP17209382U 1982-11-12 1982-11-12 熱変色性印刷物 Granted JPS5991858U (ja)

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JP7340665B2 (ja) * 2018-06-25 2023-09-07 株式会社パイロットコーポレーション スケジュール管理用熱変色性印刷物及びそれを用いたスケジュール管理用熱変色性印刷物セット

Citations (1)

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JPS5247995U (ja) * 1975-09-26 1977-04-05

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