JPH04117978U - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH04117978U
JPH04117978U JP2935191U JP2935191U JPH04117978U JP H04117978 U JPH04117978 U JP H04117978U JP 2935191 U JP2935191 U JP 2935191U JP 2935191 U JP2935191 U JP 2935191U JP H04117978 U JPH04117978 U JP H04117978U
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JP
Japan
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resin
pipe
tube
end surface
pipes
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Application number
JP2935191U
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English (en)
Inventor
俊夫 田村
Original Assignee
株式会社リケン
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Publication date
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  • Joints With Sleeves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂ライニング管の接続端面における腐食を
防止できる管継手を提供する。 【構成】 接続される一対の樹脂ライニング管30、3
0の双方の端部外周面に環状の弾性パッキン20を介し
てハウジング11を締結して、一対の樹脂ライニング管
30、30を接続する管継手において、弾性パッキン2
0が、断面U字状で環状に成形された本体溝部を有し、
本体溝部の底部21の外周面に沿って係止受部21aを
膨出させて設けると共に、底部21の両側に立ち上げら
れた側壁部22、22に連なってリップシール部23、
23を設け、樹脂ライニング管30の管端面32を側壁
部22の外面に押圧着させかつリップシール部23を樹
脂ライニング管30の端部外周面に密着させて、係止受
部21aを樹脂ライニング管30の管端面32の内側で
内周面に係合させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に飲料用給水管のように内面に耐食性の樹脂ライニングが施され た管を接続する通称ビクトリック型の管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
腐食による錆で赤水が出たり、水道水の出具合が極端に悪化する原因として、 例えば、水質改善を目的として増量された添加塩素により、管及び管継手の内側 で腐食が進行することがあげられる。給水管として用いられる管の腐食防止対策 としては、現在、管及び管継手の内周面に樹脂ライニングによる耐食層を施した もの、或いは内周面と外周面の両面に樹脂ライニングによる耐食層を施したもの が主流である。 図3は、樹脂ライニング管を接続する通称ビクトリック型の管継手1の一例を 示す。即ち、接続される2つの管2、2の内周面には樹脂ライニング2a、2a が施してあり、管端面近傍には接続に備えて環状溝(グルーブ)2b、2bが設 けられている。管継手1は、上下対称形の一対で環状形をなす鋳物製のハウジン グ1a、1aを有し、このハウジング1aの両側には左右の管2、2の両環状溝 2b、2bに跨って係合させる周縁端部1b、1bが平行に設けられている。ま た、管継手1による継手部のシール性を確保するために、管2、2の端部外周面 に密着させてゴム製の環状パッキン3が上下のハウジング1a、1aとの間に介 装されている。 上下のハウジング1a、1bは、これらの両端部同士をボルト4及びナット5 で締結することにより、2つの管2、2の管端部同士を接続する。この時、環状 パッキン3は2つの管2、2の外周面に弾性力で密着して気密又は液密を保持す る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、こうした樹脂ライニング管の管継手にあっては、規格サイズの長さ を有した管2を、配管現場での寸法合わせの必要から、所要の長さに切断して用 いることが多い。従って、切断された管2の管端面2cは樹脂ライニング2aが なく、金属素地が露出することになる。そのため、施工後の管内通水によって管 端面2cの露出した金属面から腐食が進行する不都合がある。
【0004】 従って、本考案の目的は、樹脂ライニング管の接続端面における腐食を防止で きるビクトリック型の管継手を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案による管継手は、接続される一対の樹脂ライニング管の双方の端部外周 面に環状の弾性パッキンを介してハウジングを締結して、一対の樹脂ライニング 管を接続するにあたり、弾性パッキンが、断面U字状で環状に成形された本体溝 部を有し、本体溝部の底部の外周面に沿って係止受部を膨出させて設けると共に 、底部の両側に立ち上げられた側壁部に連なってリップシール部を設け、樹脂ラ イニング管の管端面を側壁部の外面に押圧着させかつリップシール部を樹脂ラン ニング管の端部外周面に密着させて、係止受部を樹脂ランニング管の管端面の内 側で内周面に係合させる構成である。
【0006】
【作用】
配管に際し、樹脂ライニング管は寸法合わせにより所望の長さに切断される。 切断により樹脂ライニング管の管端面は金属素地及び樹脂ライニングの面が露呈 する。樹脂ライニング管の管端部外周にハウジングを係合させ、樹脂ライニング 管の管端面をパッキンの本体溝部の側壁部に当接させる。この当接力によってパ ッキンの本体溝部が弾性屈曲して管端面に密着しこれを被覆する。この時、本体 溝部の底部に膨出して設けられた係止受部は、管端面から内側に入って樹脂ライ ニング面に密着し、樹脂ライニング管の端部を抱き込む形となる。同時に、リッ プシール部は樹脂ライニング管の管端部外周面に密着してシール性を確保する。 このようにして、樹脂ライニング管の管端面は切断により金属面が露出しても 、管端面を含む端部がパッキンで被覆されることで、配管後の管内通水による腐 食から保護される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案による管継手の実施例を図面に基づいて説明する。 図1及び図2において、管継手10は、上下対称形の半環状一対による鋳物製 ハウジング11、11を本体とし、両ハウジング11、11の内周面に沿って密 着可能に環状のゴム製弾性パッキン20が装着される。各ハウジング11の両端 にはそれぞれ締結フランジ11aが設けてあり、ボルト12及びナット13によ って互いに相手の締結フランジ11aと共締めして結合される。また、ハウジン グ11には管軸線方向の両側にほぼ半周の周縁端部11b、11bが設けられ、 この両周縁端部11b、11bを接続される両側2本の樹脂ライニング管30、 30に跨って係合させるようになっている。
【0008】 樹脂ライニング管30は内周面に樹脂ライニング31が施してあり、管端面3 2に近い端部に環状溝(グルーブ)33が設けられている。即ち、両側2本の樹 脂ライニング管30、30の環状溝33、33に跨るようにして、ハウジング1 1の左右の周縁端部11b、11bを係合させるようになっている。環状溝33 の溝幅寸法はハウジング11の周縁端部11bの幅寸法よりも大きくしてあり、 係合時は両部材間に適当なクリアランスが生じるように設定されている。このク リアランスは、両側の接続管30、30と上下一対のハウジング11、11との 組立作業性を容易にするための遊びとして設けられるものである。また、ハウジ ング11の左右の周縁端部11b、11bを両側の樹脂ライニング管30、30 の各環状溝33、33に跨って係合させることにより、樹脂ライニング管30、 30の管端面32、32間の間隙寸法Aがほぼ決まるようになっている。
【0009】 ここで、図2に示すように、弾性パッキン20はゴム等の弾性材で環状に成形 され、底部21及びこの両側の側壁部22、22からなる断面U字状で環状に成 形された本部構造を有している。底部21にはこの外周面に沿って両側に係止受 部21aが膨出して設けられている。底部21の両側から立ち上がった側壁部2 2、22にはそれぞれリップシール部23、23が延びており、各リップシール 部23の先端面は平坦なシール面23aとして樹脂ライニング管30の端部外周 面に密着できる形状となっている。
【0010】 次に、実施例の管継手10による樹脂ライニング管30の接続態様例及び作用 は、配管に際し、樹脂ライニング管30は寸法合わせにより所望の長さに切断さ れる。切断により樹脂ライニング管30の管端面32は金属素地及び樹脂ライニ ング31の面が露呈している。組立手順の一例として、接続される2本の樹脂ラ イニング管30の各端部をほぼ軸線を揃えて対向させ、各端部に跨るようにして 弾性パッキン20を外周面に装着する。弾性パッキン20の本体溝部は両側から 2本の樹脂ライニング管30、30の管端面32、32間に挾まれ、管端面32 が本体溝部の側壁部22に外側から当接する。両側からの当接で側壁部22、2 2が近接するような形に弾性パッキン20の本体溝部が押圧着される。本体溝部 の底部21では、この両側に膨出した係止受部21a、21aが、対応する樹脂 ライニング管30、30の管端面32、32から内側に入って樹脂ライニング3 1に密接する。
【0011】 また、弾性パッキン20の両側の環状リップシール部23、23は、これらの 各シール面23c、23cが両側の樹脂ライニング管30、30の各端部外周面 に密着する。
【0012】 一方、上下一対のハウジング11、11を抱き合わせて環状にし、ボルト12 とナット13によって仮締めする。各ハウジング11の両側の周縁端部11b、 11bを両側の樹脂ライニング管30、30の各環状溝33、33に跨って係合 させる。環状溝33ではハウジング11の周縁端部11bとの間にクリアランス による遊びがあるため、組立作業に支障はない。これより、ボルト12及びナッ ト13による上下のハウジング11、11の本締めが行われる。
【0013】 ハウジング11の両側の周縁端部11b、11bを両側の樹脂ライニング管3 0、30の各環状溝33、33に跨って係合させることにより、樹脂ライニング 管30、30の対向する管端面32、32間に寸法Aによる間隙が生じる。この 管端面32、32の間隙寸法Aは、ハウジング11の周縁端部11b、11b間 の寸法によってほぼ決定され、断面U字状に成形された弾性パッキン20の原形 幅寸法Bよりも小さくなるよう、A<Bに設定してある。従って、弾性パッキン 20の断面U字状の本体溝部が管端面32、32の間隙寸法Aに相応して弾性屈 曲し、両側の隔壁部22、22が図1のように近接又は接触する。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による管継手は、切断により管端面に金属面が露 呈した樹脂ライニング管を接続する場合、その管端面を弾性パッキンで被覆する 構造となっているために、配管後の管内通水による腐食から管端面を保護するこ とができる。 従って、従来のように腐食発生により管端面からの漏れが防止され、所要のシ ール性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による実施例の管継手の接続時の組立
断面図。
【図2】 実施例の弾性パッキンの断面図。
【図3】 従来の管継手の組立断面図。
【符号の説明】
10..管継手、 11..ハウジング、11b..周
縁端部、 20..弾性パッキン、21..底部、 2
1a..係止受部、22..側壁部、23..リップシ
ール部、 23a..シール面、 30..樹脂ライニ
ング管、31..樹脂ライニング、32..管端面、3
3..環状溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続される一対の樹脂ライニング管の双
    方の端部外周面に環状の弾性パッキンを介してハウジン
    グを締結して、一対の樹脂ライニング管を接続する管継
    手において、弾性パッキンが、断面U字状で環状に成形
    された本体溝部を有し、本体溝部の底部の外周面に沿っ
    て係止受部を膨出させて設けると共に、底部の両側に立
    ち上げられた側壁部に連なってリップシール部を設け、
    樹脂ライニング管の管端面を側壁部の外周に押圧着させ
    かつリップシール部を樹脂ランニング管の端部外周面に
    密着させて、係止受部を樹脂ランニング管の管端面の内
    側で内周面に係合させることを特徴とする管継手。
JP2935191U 1991-04-03 1991-04-03 管継手 Pending JPH04117978U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038638A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Victaulic Co 硬質ストップリングを有するシール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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