JPH0411681B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、人造芝生による運動競技場のうち特
にゴルフ場のグリーンに使用する被覆材の発明に
係るものである。

（従来の技術） 最近耐腐蝕性の基布にパイル糸を植毛した人造
芝生（一般には人工芝生と称される）のスポーツ
分野への進出がめざましく、その中にあつて人造
芝生のパイル糸の中に砂等を被覆せしめたもの
が、より天然芝生に近いものとして注目され、こ
れをゴルフ場等のグリーンに使用する試みがなさ
れている。

（発明が解決しよ々とする問題点） ところが、人造芝生グリーンでは下地構造が固
いことと、被覆材が砂であることから締りすぎ、
ゴルフボールがはずみすぎたり転がりすぎること
が欠点であつた。

そこで本発明者等は、ゴルフボールのバウンド
性をおとし、かつ転がりを少くする為には、被覆
材の改良を行なえばよいということに着目し種々
検討した結果、容易に飛散移動しない砂等の比較
的比重の重い材料に、クツシヨン性を与えれば、
ゴルフボールのはずみすぎあるいは転がりすぎが
解決できるとして本発明に到達した。

（問題を解決する為の手段） すなわち本発明は、比較的比重の重い粒状物
を、ゴムあるいは樹脂でコーテイングしてなる人
造芝生用被覆材である。

以下本発明の構成につき説明する。

本発明で用いる比較的比重の重い粒状物とは、
比重が1.5〜３程度あり100〜14メツシユ程度の粒
形のものが良く、通常砂が使われるが鉄あるいは
鉛の粒状物でも良い。

コーテイング材として用いるのは、生ゴムの溶
液，ゴム性樹脂あるいはラテツクス系樹脂等であ
る。

コーテイングする方法につき説明すると、粒状
物をバツチヤー等より落下させる状態にしておき
下まで落下するまでの段階で前記したコーテイン
グ材の溶液をスプレーで噴霧して、粒状物のまわ
りをコーテイングするという方法で通常行う。

この場合、下から熱風をスプレーしたあと吹き
かければそのまま乾燥した状態となる。

尚、コーテイングする生ゴム，ゴム性樹脂ある
いはラテツクス樹脂等は、人造芝生と同色の縁色
に着色しておくことが望ましい。

以上の人造質生用被覆材は、砕石を敷きならべ
その上にアスフアルト，砂，土等を敷設して形成
した基盤上に置き敷きした人造芝生のパイル糸の
中にパイル糸の長さの70〜80％まで充填、被覆せ
しめるものである。

（本発明の効果） 以上のように本発明は比較的比重の重い粒状物
を、ゴムあるいは樹脂でコーテイングしてなる人
造芝生用被覆材であるから、この被覆材で人造芝
生を被覆せしめれば、人造芝生グリーン等はクツ
シヨン性に富むことからボールのバウンド衝撃を
吸収してボールのはずみすぎ、転がりすぎがなく
なり天然芝生と同様のプレーが楽しめるのであ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 比較的比重の重い粒状物を、ゴムあるいは樹
   脂でコーテイングしてなる人造芝生用被覆材。