JPH0730722Y2 - 砂入り人工芝生が施設された運動場 - Google Patents
砂入り人工芝生が施設された運動場Info
- Publication number
- JPH0730722Y2 JPH0730722Y2 JP1989013473U JP1347389U JPH0730722Y2 JP H0730722 Y2 JPH0730722 Y2 JP H0730722Y2 JP 1989013473 U JP1989013473 U JP 1989013473U JP 1347389 U JP1347389 U JP 1347389U JP H0730722 Y2 JPH0730722 Y2 JP H0730722Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sand
- playground
- phthalocyanine
- treated
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Road Paving Structures (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、表層の経時固化が有効に防止された、砂入り
人工芝生が敷設された運動場に関する。
人工芝生が敷設された運動場に関する。
（従来の技術） 近年、人工芝生が敷設されたテニスコート等の運動場が
次第に多くなってきている。合成樹脂から人工芝生のみ
を運動場の表層として敷設した場合、水濡れ時には滑り
易く、また乾燥時には擦過熱により擦過傷を負いやす
く、いずれにせよ危険であるという問題があるので、人
工芝生のパイル糸間に砂を充填する方法がよく採用され
る。しかしながら、充填された砂が風雨の影響を受け、
半年ほど経過すると、表層は当初の柔軟さがなくなり、
非常に固くなってしまい、転倒しやすく危険な状態とな
るという問題がある。
次第に多くなってきている。合成樹脂から人工芝生のみ
を運動場の表層として敷設した場合、水濡れ時には滑り
易く、また乾燥時には擦過熱により擦過傷を負いやす
く、いずれにせよ危険であるという問題があるので、人
工芝生のパイル糸間に砂を充填する方法がよく採用され
る。しかしながら、充填された砂が風雨の影響を受け、
半年ほど経過すると、表層は当初の柔軟さがなくなり、
非常に固くなってしまい、転倒しやすく危険な状態とな
るという問題がある。
この問題に対処するため、例えば実開昭57-133373号公
報に記載の如く、運動場に敷設する人工芝の基布の裏面
に多孔ゴムシートなどの緩衝効果の大きい材料を配置す
ることが提案されている。
報に記載の如く、運動場に敷設する人工芝の基布の裏面
に多孔ゴムシートなどの緩衝効果の大きい材料を配置す
ることが提案されている。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、この場合においても、表面の固化現象は
緩衝時の振動特性により多少は弱まりはするものの、表
層は当初の柔軟さを維持することができない。
緩衝時の振動特性により多少は弱まりはするものの、表
層は当初の柔軟さを維持することができない。
本考案は、従来の如く、表層が固化することなく当初の
柔軟さを長く保持する砂入り人工芝生が敷設された運動
場を提供することを目的としてなされたものである。
柔軟さを長く保持する砂入り人工芝生が敷設された運動
場を提供することを目的としてなされたものである。
（課題を解決するための手段） 本考案砂入り人工芝生が敷設された運動場の要旨は、表
面がバインダー樹脂を介してフタロシアニンで処理され
た砂が人工芝生のパイル糸間に充填されていることを特
徴とするものであり、このことにより上記の本考案の目
的が達成される。
面がバインダー樹脂を介してフタロシアニンで処理され
た砂が人工芝生のパイル糸間に充填されていることを特
徴とするものであり、このことにより上記の本考案の目
的が達成される。
本考案において、バインダーとしては、例えばフェノー
ル樹脂、アクリル樹脂などが用いられる。
ル樹脂、アクリル樹脂などが用いられる。
本考案においては、フタロシアニンとしては、例えばフ
タロシアニングリーン、フタロシアニンイエロー、フタ
ロシアニンブルー、フタロシアニンブラウン等が用いら
れる。
タロシアニングリーン、フタロシアニンイエロー、フタ
ロシアニンブルー、フタロシアニンブラウン等が用いら
れる。
本考案における、表面がバインダー樹脂を介してフタロ
シアニンで処理された砂は、例えば、砂とバインダー樹
脂およびフタロシアニンとを混合機にて混合し、これを
加熱炉中で加熱処理を行うことにより得ることができ
る。
シアニンで処理された砂は、例えば、砂とバインダー樹
脂およびフタロシアニンとを混合機にて混合し、これを
加熱炉中で加熱処理を行うことにより得ることができ
る。
以下、本考案を図面により説明する。
第１図は本考案の一例を示す断面図、第２図は本考案に
使用する処理砂の一例を示す断面図である。
使用する処理砂の一例を示す断面図である。
１は人工芝生であり、基布11にポリプロピレン等の材料
からなるパイル糸12からなる葉状部が設けられている。
この人工芝生１が運動場２の土の上に敷設され、基布11
の上であってパイル糸12の間に、その葉先部を残して、
砂粒31の表面がバインダー樹脂32を介してフタロシアニ
ン33で処理された処理砂３が散布充填されて、人工芝生
が設置された運動場が造設されている。
からなるパイル糸12からなる葉状部が設けられている。
この人工芝生１が運動場２の土の上に敷設され、基布11
の上であってパイル糸12の間に、その葉先部を残して、
砂粒31の表面がバインダー樹脂32を介してフタロシアニ
ン33で処理された処理砂３が散布充填されて、人工芝生
が設置された運動場が造設されている。
（作用） 本考案においては、表面がバインダー樹脂を介してフタ
ロシアニンで処理された砂が人工芝生のパイル糸間に充
填されているので、表層が固化することなく当初の柔軟
さを長く保持することができる。その用途は、テニスコ
ートをはじめとして、フットボール場、サッカー場、そ
の他の多目的運動場にも適用することができる。
ロシアニンで処理された砂が人工芝生のパイル糸間に充
填されているので、表層が固化することなく当初の柔軟
さを長く保持することができる。その用途は、テニスコ
ートをはじめとして、フットボール場、サッカー場、そ
の他の多目的運動場にも適用することができる。
（実施例） 以下、本考案を実施例により説明する。
実施例 ４号珪砂95.5重量部に、バインダーとしてのフェノール
樹脂３重量部と、フタロシアニン1.5重量部とを加え
て、加熱炉中で加熱処理して、表面にバインダー樹脂を
介してフタロシアニンで処理した砂を製造した。
樹脂３重量部と、フタロシアニン1.5重量部とを加え
て、加熱炉中で加熱処理して、表面にバインダー樹脂を
介してフタロシアニンで処理した砂を製造した。
この処理砂をパイル長19mmの人工芝生のパイルの間に散
布充填して砂入り人工芝生を敷設した運動場を造設し
た。この運動場上において、高さ200cmから硬式テニス
ボールを落下させたところ、100cmはずんだだけでだっ
た。また、高さ200mmからゴルフボールを落下させたと
ころ、10cmはずんだだけであった。２年経過した後も運
動場の表層は固化が殆ど進行しておらず、この運動場上
にて、前記同様の試験を行ったところ、その値は２年前
と同じであった。
布充填して砂入り人工芝生を敷設した運動場を造設し
た。この運動場上において、高さ200cmから硬式テニス
ボールを落下させたところ、100cmはずんだだけでだっ
た。また、高さ200mmからゴルフボールを落下させたと
ころ、10cmはずんだだけであった。２年経過した後も運
動場の表層は固化が殆ど進行しておらず、この運動場上
にて、前記同様の試験を行ったところ、その値は２年前
と同じであった。
比較例 ４号珪砂をパイル長19mmの人工芝生の間に充填し、砂入
り人工芝生を施設した運動場を造設した。この運動場上
において、高さ200cmから硬式テニスポールを落下させ
たところ、100cmはずんだだけであった。また、高さ200
cmからゴルフボールを落下させたところ、10cmはずんだ
だけであった。２年経過後、運動場の表層の固化が進行
していた。この運動場上において、高さ200cmから硬式
テニスボールを落下させたところ、110cmもはずんでし
まった。また、高さ200mmからゴルブボールを落下させ
たところ、20cmもはずんでしまった。
り人工芝生を施設した運動場を造設した。この運動場上
において、高さ200cmから硬式テニスポールを落下させ
たところ、100cmはずんだだけであった。また、高さ200
cmからゴルフボールを落下させたところ、10cmはずんだ
だけであった。２年経過後、運動場の表層の固化が進行
していた。この運動場上において、高さ200cmから硬式
テニスボールを落下させたところ、110cmもはずんでし
まった。また、高さ200mmからゴルブボールを落下させ
たところ、20cmもはずんでしまった。
（効果） 本考案においては、表面がバインダー樹脂を介してフタ
ロシアニンで処理された砂が人工芝生のパイル糸間に充
填されているので、表層が固化することなく当初の柔軟
さを長く保持することができ、長い期間が経過しても、
従来の砂入り人工芝生を施設した運動場の如く、表層が
固くなってしまい、転倒しやすく危険な状態になること
がない。
ロシアニンで処理された砂が人工芝生のパイル糸間に充
填されているので、表層が固化することなく当初の柔軟
さを長く保持することができ、長い期間が経過しても、
従来の砂入り人工芝生を施設した運動場の如く、表層が
固くなってしまい、転倒しやすく危険な状態になること
がない。
第１図は本考案の実施例を示す断面図、第２図は本考案
に用いる処理砂を示す断面図である。 １……人工芝、３……処理砂、11……基布、12……パイ
ル糸、32……バインダー、33……フタロシアニン。
に用いる処理砂を示す断面図である。 １……人工芝、３……処理砂、11……基布、12……パイ
ル糸、32……バインダー、33……フタロシアニン。
Claims (1)
- 【請求項１】表面がバインダー樹脂を介してフタロシア
ニンで処理された砂が人工芝生のパイル糸間に充填され
てなる、砂入り人工芝生が敷設された運動場。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989013473U JPH0730722Y2 (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 砂入り人工芝生が施設された運動場 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989013473U JPH0730722Y2 (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 砂入り人工芝生が施設された運動場 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02106005U JPH02106005U (ja) | 1990-08-23 |
| JPH0730722Y2 true JPH0730722Y2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=31223808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989013473U Expired - Lifetime JPH0730722Y2 (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 砂入り人工芝生が施設された運動場 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0730722Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2360095A1 (fr) * | 1976-07-27 | 1978-02-24 | Must Cartier France | Monture de lunettes |
| JPS6428409U (ja) * | 1987-08-07 | 1989-02-20 |
-
1989
- 1989-02-06 JP JP1989013473U patent/JPH0730722Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02106005U (ja) | 1990-08-23 |
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