JPS6389703A - ライン入り人工芝グランド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐久性の良い芝のラインが設けられたライン入
り人工芝グランドに関する。

〔従来の技術〕

野球場、陸上グランド、テニスコート、ゲートボール場
等のいわゆるグランドは、従来、天然の土、芝、クレイ
等を利用していたが、近年、人工芝を敷設した人工芝グ
ランドが実用化されるようになってきた。

この人工芝グランドはコンクリート、アスファルト等の
安定基盤の上に人工芝を敷設したものであり、適度のク
ッション性、外観の良さ、手入れの簡易さ等において、
天然グランドより優れているため、種々のグランドに取
入れられるようになった。

このような人工芝グランドをたとえば野球場あるいはテ
ニスコートとして適用する場合、ラインを設ける必要が
あるが、人工芝のラインは他の部分の芝の色（通常は緑
）と異なる色（黄あるいは白等）の人工芝をライン状に
挿敷する方法が用いられている。

Ｃ発明が解決しようとする問題点〕 従来の人工芝グランドのラインは上述のようにラインの
部分だけ芝の色の異なる芝を継ぎ合わせていたが、この
ライン用の芝は芝の色が異なるだけで、パイル密度、パ
イル長さ等は他の部分の人工芝のそれと同じものが使わ
れているため、長期間使用している間に、芝にへたりが
生じ、ラインの太さが変ったり、ラインの色が変ったり
、ラインが曲がったりする欠点があった。

芝のへたり、表面のクッション性を持たせるため、芝目
内に砂を散布する方法も試みられているが、ラインの部
分が他の部分と同時期にへたりだすことには変わりなか
った。

本発明はかかる従来のライン入り人工芝グランドの欠点
を解消するため、検討した結果、得られたものである。

したがって、本発明の目的はライン部分が他の部分より
へたりにくく、耐久性に優れたラインを設けたライン入
り人工芝グランドを提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明は次の手段をとるもの
である。

即ち、本発明のライン入り人工芝グランドは、安定基盤
上に人工芝を敷設した人工芝グランドにおいて、該人工
芝の一部に他の部分と色が異なり、かつパイル密度の高
い狭幅の人工芝を挿敷したことを特徴とするものである
。

以下、図面を参照しながら、本発明を具体的に説明する
。

図は本発明のライン入り人工芝グランドの断面図であり
、安定基盤１の上にクッション材２を敷き、その表面に
緑色の人工芝３を敷設し、その芝目内に砂４を散布した
ものである。また、人工芝３の一部には周囲の人工芝よ
りパイル密度の大きい黄色のライン用人工芝５が挿敷さ
れている。

安定基盤１はコンクリート、アスファルト、セメント等
から成る基盤で、水はけのため、わずかに傾斜を設ける
ことが好ましい。

クッション材２は必ずしも必要でないが、通常、フェル
ト、発泡体、エラストマー等が使用される。

人工芝３，５はナイロン、ポリプロピレン等の偏平糸か
らなるパイル糸を基布に植毛し、２状にしたものであり
、パイル密度（パイル重量）は平均パイル長、パイル繊
度、植毛密度（ステッチ、ゲージ）で決定される。

フィールド用の人工芝３は、ナイロンパイルの砂入り人
工芝の場合（平均パイル長：４３龍、繊度：　６０００
デニール）はパイル密度（重量）９００〜１０００ｇ／
　ｒｄ、砂を入れない人工芝の場合（平均パイル長：２
６ｎ＋、繊度：　４０００デニール）はパイル密度（重
量）１４００〜１５００ｇ／　ｒｒｒＯものが好ましく
、パイルの色は緑が好ましい。

ライン用の人工芝５のパイル密度（重量）は、フィール
ド用の人工芝のパイル密度（重量）よりも約１５％増の
ものが好ましい。

ライン用人工芝５の色はフィールド用人工芝３の色に対
して目立つ必要があり、通常黄色。

白色が用いられる。また、ライン用人工芝５のパイル高
さはフィールド用人工芝３のパイル高さと同じかあるい
は少し高い方が良く目立つ。

ただし砂入り人工芝テニスコートの場合は、ボールのバ
ウンド高さ、スピードに影響を及ぼすので、高さの差は
２１１以下にすることが好ましい。

砂４は必らずしも必要ではないが、芝のへたりを防止し
、より天然グランドの感覚に近似させる意味で、芝目内
に散布するのが好ましい。

〔作　用〕

本発明におけるライン用の人工芝は他の部分、即ちフィ
ールド用人工芝に比べて色が異なり、かつパイル密度が
高くなっている。

パイル密度の高い芝はパイル相互間で押し合うため、へ
たりが少ない。したがって、ラインの太さが変ったり、
ラインの色がうずくなったり、曲がるようなことが少な
くなる。

また、本発明の場合、芝目内に砂を散布すればパイルの
腰がより安定する。

ライン用芝のパイルの耐久性を向上させるため、パイル
密度を高くしたり、ラインを明瞭にするためにパイル高
さを若干高くすることは好ましいが、あまり高（すると
ボールのバウンド方向やスピードが変わる可能性がある
ので適宜選択する必要がある。

〔実施例〕

アスファルト基盤の上にフェルトを敷き、その上に、緑
色ナイロンパイル、パイル密度９００ｇ／Ｍ、パイル高
さ２０ｆｌの人工芝を敷設し、ライン用として黄色ナイ
ロンパイル、パイル密度１０４０ｇ／　ｍ、パイル高さ
２１ｍの狭幅人工芝を挿設し、芝目内に砂を散布してテ
ニスコートを造成した。

このコートはラインが常に浮き出たように鮮やかに見え
、長期の使用に対してもラインのみだれが起こらなかっ
た。

〔発明の効果〕

本発明は次の効果を発揮する。

（１）　　ラインｍ２として他の部分と色が異なり、か
つパイル密度の高い狭幅人工芝を揮散するのでライン部
分の芝のへたりがなく、耐久性に優れたライン入り人工
芝グランドが得られる。

（２）　　ライン部分のパイル密度が高いので、ライン
部分の色調が他の部分と異なり、単にパイルの色を変え
た従来のラインに比べ、鮮やかに見え、球技がやりやす
くなる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明のライン入り人工芝グランドの断面図である
。 １・・・安定基盤、２・・・クッション材、３・・・フ
ィールド用人工芝、４・・・砂、５・・・ライン用人工
芝。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 安定基盤上に人工芝を敷設した人工芝グランドにおいて
   、該人工芝の一部に、他の部分と色が異なり、かつパイ
   ル密度の高い狭幅の人工芝を挿敷したことを特徴とする
   ライン入り人工芝グランド。