JPH0216402B2 - - Google Patents

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JPH0216402B2
JPH0216402B2 JP20732882A JP20732882A JPH0216402B2 JP H0216402 B2 JPH0216402 B2 JP H0216402B2 JP 20732882 A JP20732882 A JP 20732882A JP 20732882 A JP20732882 A JP 20732882A JP H0216402 B2 JPH0216402 B2 JP H0216402B2
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JP
Japan
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dry sand
sand
mesh
artificial
ground
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JP20732882A
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English (en)
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JPS5996306A (ja
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Genzo Furukawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Nisshoku Corp
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Nisshoku Corp
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Priority to JP20732882A priority Critical patent/JPS5996306A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、人工芝生製運動競技場、より詳しく
は人工芝生内に乾燥砂を充填してなる人工芝生製
運動競技場に関する。
一般に、人工芝生はポリアミド、アクリル、塩
化ビニリデン、もしくはポリプロピレン等の合成
樹脂から作られた扁平なパイル糸を、たとえば裏
打ち基布に種々の方法で植毛したものからなる。
そして、そのパイル長や芝目密度は適用される競
技場、例えばテニスコートやサツカー場等に応じ
て若干異なるが、長さは大体において7〜12mm前
後である。この人工芝生は、天然芝生に比べて耐
久性がよく、しかも保守管理が容易であることか
ら近年急速に普及しているが、特性的にも、また
施工するうえにおいても未だ解決すべき課題が残
されている。
先行例によれば、人工芝生の芝目内に乾燥され
た砂(鉱物粒子)を充填することにより、その特
性を天然芝生により近似させ得ることが浮告され
ている。この乾燥砂によつて人工芝生の緩衝能力
やスパイクの引掛り防止能力はある程度満足され
るが、次の点に留意する必要がある。すなわち、
この砂層の水分保持能力を高めるには粒径が細か
いほどよいのであるが、余り粒径が細かすぎる
と、経時的に固まつて適度のクツシヨン性が損な
われる許りでなく、砂入れ作業のとき、もしくは
施工後にその砂が風によつて舞い上げられてしま
うため、労働安全衛生および環境衛生上好ましく
ない。このダスト発生は特にインドアコートの場
合に問題とされる。このため、従来では充填され
た砂層の上から土壌固定剤を撒布してその表面を
固めたり、砂の粒径をある程度に抑えて、その代
わりにバーミユキユライトや塩化カルシウム等の
水分保持材料を混入したりしている。
しかし、土壌固定剤による方法では余り永続性
がなく、保守管理の面でも煩わしく、またコスト
的にも好ましくない。他方、水分保持材料に関し
ていえば、それを砂層内に混入するにはそれなり
の手間がかかり、また、前者と同様にコスト上の
問題が残されている。
したがつて、本発明の目的は、緩衝能力および
スパイクの引掛り防止能力はもとより、保水能力
においても天然芝生により近似した特性を有する
とともに、降雨後の保守管理が簡単でかつ平坦な
競技場表面の施工が容易であり、しかも風等によ
るダスト発生が極めて少ない砂層を備えた人工芝
生製運動競技場を提供することにある。
上記した目的は、まづ第1に、人工芝生の芝目
内の下方に細かい乾燥砂からなる下層を形成し、
その上に粗い乾燥砂を充填して積層することによ
り達成される。この場合、細かい乾燥砂は、100
メツシユないし28メツシユの粒度のものを、好ま
しくは80%以上含み、粗い乾燥砂は、70メツシユ
ないし14メツシユのものを、好ましくは80%以上
含んでいる。
さらに本発明によれば、人工芝生を敷設する下
方の地盤は砕石、火山砂利または/および砂から
なる透水性とされるとともに、その上面にスラグ
ダスト、石灰ダストまたは/および砕石ダストか
らなる比較的微小の粒状物を撒布し、さらにその
上に塩化カルシウムのほか、シリカゾル、石灰、
石膏等の適当な土壌固定剤を撒布して平滑に仕上
げられる。この場合に前記ダスト類は約5mm以
下、好ましくは3mm以下の粒度のものを用いられ
る。また、シリカゾル等は適当量の水を加えて低
粘度の水溶液としたものを前記ダスト類上に撒布
する。このように形成された本発明における地盤
は、その上面を構成する個々の砕石等の転動が前
記ダスト類および土壌固定剤により抑止され、そ
の結果、平坦で確固たる地盤として構築される。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
この運動競技場は、上面が実質的に平に仕上げ
られた地盤1と、この地盤1上に敷設された人工
芝生2と、この人工芝生2の芝目内に充填された
乾燥砂3とを備えている。本例においては、地盤
1は安定処理された砕石、火山砂利または/およ
び砂からなる。すなわち、前記砕石等に例えばセ
メントや生石灰のような安定化剤を混入し、必要
に応じて水分供与剤としての粘土を適量加えたの
ち敷き均らし、表面を転圧して、または転圧しな
いで概ね平坦に均らす。ただし、地盤1は、完成
後上方から加えられる荷重に対して充分な支持力
を持たせるため、通常25mm程度の粒度の前記砕石
等で構成されるので、その上面は凹凸となつてい
る。
したがつて本発明によれば、地盤1の表面に粒
径が約5mm以下、好ましくは3mm以下であるスラ
グダスト、石灰ダストまたは/および砕石ダスト
4を撒布し、さらにその上に塩化カルシウムを撒
布した上、実質的に平に仕上げられる。
この構成であれば、比較的大径で表面凹凸の多
い砕石等を敷き均らしただけであるために砕石相
互間に隙間が多く、かつ安定性に欠ける地盤1の
上表面が平坦化され、かつ安定化されるので、人
工芝生をより平坦に安定して敷設することができ
る。
人工芝生2は、裏打ち基布5と、この基布5に
植設されたパイル糸6とからなる。この場合基布
5は、地盤1が安定処理された砕石、火山砂利ま
たは/および砂からなるものであり、雨水の浸透
によりその安定性が損なわれて軟弱化されるのを
防止するため、非透水性になされている。この非
透水性は、例えばゴムやウレタン樹脂を基布5に
バツキングすることにより得られる。
パイル糸6は、種々の合成樹脂からつくること
ができるが、外観、風合いの面で天然芝生により
類似し、かつ、耐久性を考慮すると、ポリアミ
ド、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタ
ン、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレン、もし
くはアクリル系樹脂が好ましく、それらの樹脂の
フイルムを細切りしてなるスリツトヤーン、また
は溶融紡糸により異形断面孔を有するノズルを通
して形成された扁平糸からつくられている。この
人工芝生2は、テニスコート、サツカー場、もし
くは野球場等において従来の天然芝生の代わりに
用いられていることを考慮すると、そのパイル長
は10mmないし40mmであることが好ましい。なお、
此の発明によると、上記乾燥砂3は、基布5上に
充填された細かい乾燥砂からなる下層7と、その
上に積層された粗い乾燥砂からなる上層8との2
層構造からなる。此の場合細かい乾燥砂とは、粒
度が100メツシユないし28メツシユ(約0.15mmな
いし約0.6mm)の砂を、好ましくは80%以上含む
ものと定義され、他方、粗い乾燥砂とは、粒度70
メツシユないし14メツシユ(約0.21mmないし約
1.2mm)の砂を、好ましくは80%以含むものと定
義される。この乾燥砂3は人工芝生2上に撒布さ
れることによりその芝目内に充填されるのである
が、前記粒度が100メツシユより細かいと、競技
者の踏圧によつて徐々に搗き固められる傾向にあ
り、また、多分にダストとして舞い上がつてしま
う虞れがあり、特にインドアー施設の場合、労働
安全衛生上また環境衛生上好ましくない。この点
に鑑みこの発明では、下層に用いられる細かい乾
燥砂の粒度を上記した範囲内とし、これにより風
の摩擦速度が秒速15cm(地上での風速は秒速約4
mに相当する)程度ではパイル糸6の砂防作用と
相俟つて殆ど吹き飛ばされることがなく、したが
つて特に施工時のダスト分発生がきわめて少な
い。さらに、その粒度との関係からして保水能力
および排水性ともにある程度満足する結果が得ら
れ、従来のようにバーミユキユライトや塩化カル
シウム等の水分保持材料を混入しなくともそれに
ほぼ匹敵する良好な保水能力が示される。また、
細かい乾燥砂からなる下層の上に上記した粒度範
囲の粗い乾燥砂が積層されているため、全体とし
ても風による影響で吹き飛ばされてしまう虞れは
殆どない。
他方、下層7および上層8を含めた乾燥砂3の
層厚は、パイル糸6の長さの約70%ないし110%
が適当である。なお、この数値は施工完了時のも
のであつて、実際には降雨や踏圧によつて経時的
にそのレベルが下がりほぼ1ケ月位で安定する。
しかして、その層厚は例えばボールのバウンド特
性や人工芝生が呈する美観等に関連して選択され
る。すなわち、パイル糸6の先端が隠れる位まで
砂を多く入れると、パイル糸6が直立し、かつ、
剛直となるのでボールのバウンドが高くなるとと
もに、耐久性は向上するが、反面、人工芝生2が
有する緑色が余り目立たなくなり美観的には若干
劣ることになる。他方、砂3を少なくしてパイル
糸6の先端を多く砂層の上面から突出させるよう
にすると、競技面がより柔軟になり、ボールのハ
ウンドが低くなる。また、人工芝生2の緑色が目
立ち美観的には好ましくなるが、反対にパイル糸
6の摩耗が早められることになる。なお、下層7
と上層8との層厚の比は保水性等を勘案して適当
に決められる。
上記した実施例の説明から明らかなように、こ
の発明によれば、基盤が砕石、火山砂利や砂等に
より透水性構造につくられ、しかも人工芝生の芝
目内に多量の砂を充填されているので、比較的多
量の降雨があつても水捌けが良く、降雨時の保水
管理の手間が著しく軽減される、砕石、火山砂
利、砂等の入手し易い材料で地盤を形成するの
で、従来のクレコートやアンツーカコートを全天
候性コートに改造する場合にアスフアルト地盤の
ものと比べて、より廉価、かつ容易に構築でき
る。しかも、砕石等のごとく比較的尖鋭な突縁を
有し、表面凹凸の多い材料により構成される上記
地盤の上面は、人工芝生の敷設に先立つて、土壌
固定剤によつて固められる粒径5mm以下、好まし
くは3mm以下のスラグダスト、石灰ダストもしく
は/および砕石ダストの撒布により平滑化され、
かつ前記砕石個々の転送が抑止されて、平坦で確
固たる地盤として構築される。このことは外観上
および寸法上安定した人工芝生性運動競技場が得
られることを意味する。
さらに、この発明によれば、人工芝生の芝目す
なわちパイル糸間に、100メツシユ〜28メツシユ
の範囲内にある砂を80%以上含む細かい乾燥砂か
らなる下層と、70メツシユ〜14メツシユの範囲内
にある砂を80%以上含む粗い乾燥砂からなる上層
とを積層するようにしたことにより、人工芝生上
に砂を撒布してその芝目内に充填するにあたつ
て、砂の飛散する量が少なく、労働安全衛生上の
問題を惹き起こす虞れは殆どない。また下層の細
かい乾燥砂は上層の粗い乾燥砂によつて押さえら
れるため、殊更従来のように砂の飛散を防止する
ための土壌固定剤を砂層に撒布してその表面を固
めなくともよい。さらに、保水能力についても良
好な値を示すため、パーミユキユライトや塩化カ
ルシウム等の水分保持材料を混入する必要もな
い。したがつて、施工しやすくコスト的にも有利
である。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明による人工芝生製運動競技場の一
部分を示した断面図である。 図中、1は地盤、2は人工芝生、3は乾燥砂、
4はスラグダスト等及び土壌固定剤からなる層、
5は裏打ち基布、6はパイル糸、7は下層、8は
上層である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 砕石および/または砂よりなり、上面が実質
    的に平に形成されてなる透水性地盤と、該地盤上
    に敷設された人工芝生であつて、基布と該基布に
    植設された10mmないし40mmの範囲の長さを有する
    パイル糸とからなる前記人工芝生と、前記パイル
    長の70%ないし110%の厚みをもつて前記人工芝
    生に充填された乾燥砂とを含み、前記乾燥砂は、
    前記基布上に積層された細かい乾燥砂からなる下
    層と、該下層の上に積層された粗い乾燥砂よりな
    る上層との2層構造からなる人工芝生製運動競技
    場であつて、前記透水性地盤の上面は、粒径が約
    5mm以下、好ましくは3mm以下のスラグダスト、
    石灰ダストもしくは砕石ダストまたはそれらの混
    合物を散布したうえ、さらに塩化カルシウム等の
    土壌固定剤を撒布して実質的に平に形成されてい
    ることを特徴とする人工芝生製運動競技場。 2 人工芝生に充填された2層構造の乾燥砂の下
    層には、粒度が100メツシユないし28メツシユの
    範囲内にある細かい乾燥砂が80%以上含まれ、前
    記乾燥砂の上層には、粒度が70メツシユないし14
    メツシユの範囲内にある粗い乾燥砂が80%以上含
    まれている特許請求の範囲第1項記載の人工芝生
    製運動競技場。
JP20732882A 1982-11-25 1982-11-25 人工芝生製運動競技場 Granted JPS5996306A (ja)

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61102905A (ja) * 1984-10-23 1986-05-21 日本植生株式会社 人造芝生の下地構造
JP5404703B2 (ja) * 2010-07-16 2014-02-05 株式会社東旺 コートの製造方法およびコート

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