JPH04116221U - 2wd−4wd切換装置 - Google Patents

2wd−4wd切換装置

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JPH04116221U
JPH04116221U JP2871591U JP2871591U JPH04116221U JP H04116221 U JPH04116221 U JP H04116221U JP 2871591 U JP2871591 U JP 2871591U JP 2871591 U JP2871591 U JP 2871591U JP H04116221 U JPH04116221 U JP H04116221U
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JP
Japan
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freewheel
vehicle
actuator
transfer
differential gear
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Application number
JP2871591U
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English (en)
Inventor
隆 上村
Original Assignee
スズキ株式会社
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Publication date
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本考案は、シンクロメッシュ機構によって車
両の走行中に2WD状態から4WD状態に切換操作を行
うことができ、使い勝手を向上し得るとともに、唯一の
アクチュエータを設けるのみで構成を簡略化し、コスト
を低廉とし得る。 【構成】 車両後部に搭載されるエンジンにトランスフ
ァ2を装着するとともに、トランスファに唯一のフリー
ホイールアクチュエータ4を設け、車両前部にフロント
デファレンシャルギヤ6を設けるとともに、フロントデ
ファレンシャルギヤにフリーホイール機構10を設け、
フリーホイール機構とフリーホイールアクチュエータと
を機械的に連動させるべく連結部材12によって連結し
て設け、トランスファとフロントデファレンシャルギヤ
とのいずれか一方の駆動力伝達部位にシンクロメッシュ
機構14を介設するとともに、シンクロメッシュ機構の
装着した側を優先的に駆動させ車両の走行中に2WD状
態から4WD状態に切換可能にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は2WD−4WD切換装置に係り、特に2WD状態から4WD状態へ 切換可能なパートタイム式の2WD−4WD切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両、例えば4WD車には、4WD状態を連続して維持するフルタイム式4W D装置を搭載するものや、必要に応じて2WD状態から4WD状態へ切換可能な パートタイム式2WD−4WD切換装置を搭載するものがある。
【0003】 このパートタイム式2WD−4WD切換装置においては、手動あるいは自動的 にホイールハブとドライブシャフトとの断接を果たすフリーホイールハブ方式の ものや、デフケースとベベルギヤとの断接を果たすフリーアクスル方式のものが ある。
【0004】 また、2WD−4WD切換装置としては、実公平2−43786号公報に開示 されるものがある。この公報に開示されるパートタイム式4輪駆動車の駆動切替 制御装置は、トランスファと切替アクチュエータと駆動切替スイッチと切替制御 装置とを設けたパートタイム式4輪駆動車の駆動切替制御装置において、パーキ ングブレーキの制動操作に連動して4輪駆動信号を出力する駐車切替スイッチを 設け、この駐車切替スイッチによってパーキングブレーキの制動操作に連動して 4輪駆動状態とし、制動力を向上するとともに、構成が簡単で、且つコストを低 廉としている。
【0005】 更に、実公平2−45069号公報に開示されるものがある。この公報に開示 される変速機のコントロール装置は、作動レバーとベルクランクとを作動伝達ピ ンと長穴とで回動伝達させる手段とし、高価な部材である2個のボールジョイン トを必要とせず、製造コストを低減させるとともに、操作の応答性を向上させ、 しかも装置の横幅を小としている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の2WD−4WD切換装置における前者のフリーホイールハブ 方式のものの、例えば手動式においては、2WD状態と4WD状態との切換を行 う際に、一旦車外に出て、FREE(フリー)へまたはLOCK(ロック)への 切換操作を行う必要があり、操作性が悪く、実用上不利であるという不都合があ る。
【0007】 また、フリーホイールハブ方式の自動式のものにおいては、電気的な切換作動 が不任意であることにより、確実性がなく、信頼性が低いとともに、装置が高価 となり、コストが大となって経済的に不利であるという不都合がある。
【0008】 更に、後者のフリーアクスル方式のものにおいては、フロントデファレンシャ ルギヤに第2のフリーホイールアクチュエータを設ける必要があるとともに、こ のフリーホイールアクチュエータを駆動させるために負圧配管をリヤ側のエンジ ン部分から配設する必要があり、構成が複雑化し、製作が困難となり、コストが 大となって経済的に不利であるという不都合がある。
【0009】 更にまた、上述の各切換方式においては、全て車両の停止時に行われるもので あり、車両の走行中に2WD状態から4WD状態に切換操作を行えるものはなく 、使い勝手が悪いという不都合がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、この考案は、上述不都合を除去するために、車両の運転状態を所望に 応じて2WD状態と4WD状態とに切換可能な2WD−4WD切換装置において 、前記車両後部に搭載されるエンジンにトランスファを装着するとともにこのト ランスファに唯一のフリーホイールアクチュエータを設け、前記車両前部にフロ ントデファレンシャルギヤを設けるとともにこのフロントデファレンシャルギヤ にフリーホイール機構を設け、フリーホイール機構とフリーホイールアクチュエ ータとを機械的に連動させるべく連結部材によって連結して設け、前記トランス ファとフロントデファレンシャルギヤとのいずれか一方の駆動力伝達部位にシン クロメッシュ機構を介設するとともにこのシンクロメッシュ機構の装着した側を 優先的に駆動させ前記車両の走行中に2WD状態から4WD状態に切換可能に構 成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
上述の如く考案したことにより、車両の走行中には、トランスファとフロント デファレンシャルギヤとのいずれか一方の駆動力伝達部位に介設されるシンクロ メッシュ機構によって2WD状態から4WD状態に切換可能となり、装置の使い 勝手を向上させるとともに、唯一のフリーホイールアクチュエータとフリーホイ ール機構とを機械的に連動させ、構成を簡略化している。
【0012】
【実施例】
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明する。
【0013】 図1、図2はこの考案の実施例を示すものである。図1において、2は図示し ない車両後部に搭載されたエンジンに装着されるトランスファである。
【0014】 このトランスファ2の外周部位に唯一のフリーホイールアクチュエータ4を設 け、車両前部にフロントデファレンシャルギヤ6を設ける。
【0015】 そして、前記トランスファ2とフロントデファレンシャルギヤ6とをドライブ シャフト8により連絡して設け、フロントデファレンシャルギヤ6にフリーホイ ール機構10を設ける。このとき、このフリーホイール機構10は、図示しない フリーホイールロックハブとフリーホイールロックスリーブとの断接を果たすも のである。
【0016】 また、フリーホイール機構10とフリーホイールアクチュエータ4とを機械的 に連動させるべく、例えばロッド状の連結部材12によって連結して設け、前記 トランスファ2とフロントデファレンシャルギヤ6とのいずれか一方の駆動力伝 達部位、例えばトランスファ2の駆動力伝達部位にシンクロメッシュ機構14を 介設するとともに、このシンクロメッシュ機構14の装着した側を優先的に駆動 させ前記車両の走行中に2WD状態から4WD状態に切換可能に構成する。
【0017】 詳述すれば、前記フリーホイールアクチュエータ4には図示しないエンジンの 吸気管負圧が供給される。
【0018】 また、前記シンクロメッシュ機構14は、図1に示す如く、トランスファ2の アウトプットシャフト16と前記ドライブシャフト8に連絡するエクステンショ ンシャフト18間に介設され、例えばトランスファ2側のアウトプットシャフト 16に装着される。
【0019】 つまり、前記アウトプットシャフト16の端部外周に第1係合部20を設ける とともに、エクステンションシャフト18の端部外周近傍に第2係合部22を設 け、第1、第2係合部20、22間且つアウトプットシャフト16の端部外周に 第3係合部24を設け、これら第1〜第3係合部20、22、24を断接する切 換用スリーブ26を設ける。
【0020】 このスリーブ26を、前記フリーホイールアクチュエータ4の軸部たるスライ ドシャフト28に連結杆30により連結して設ける。
【0021】 前記連結部材12もまたフリーホイールアクチュエータ4のスライドシャフト 28に連結される。
【0022】 また、前記シンクロメッシュ機構14をトランスファ2側に設けたことにより 、トランスファ2側を優先的に駆動するものである。
【0023】 次に作用について説明する。
【0024】 図示しない車両の走行中に、前記スリーブ26が、図1の実線で示す部位にあ る場合には、第2係合部22上にあるスリーブ26が第3係合部24及び第1係 合部20へ接続されておらず、駆動力伝達経路が遮断され、車両は2WD状態と なる。
【0025】 また、図示しない車両の走行中に、前記フリーホイールアクチュエータ4によ りスリーブ26が、図1の1点鎖線で示す部位まで移動された場合には、スリー ブ26によってトランスファ2側のアウトプットシャフト16とドライブシャフ ト8側のエクステンションシャフト18とが接続されるが、前記フロントデファ レンシャルギヤ6側のフリーホイール機構10のフリーホイールロックハブとフ リーホイールロックスリーブとが係合しておらず、ドライブシャフト8は回転さ れるが、フロントデファレンシャルギヤ6へ駆動力が伝達されず、フロントデフ ァレンシャルギヤ6は駆動されていない。
【0026】 更に、図示しない車両の走行中に前記フリーホイールアクチュエータ4により スリーブ26が、図1の2点鎖線で示す部位まで移動された場合には、フリーホ イールロックハブとフリーホイールロックスリーブとが係合され、フロントデフ ァレンシャルギヤ6へ駆動力が伝達されてフロントデファレンシャルギヤ6を駆 動させ、駆動力伝達経路を接続し、車両を4WD状態とする。
【0027】 これにより、前記シンクロメッシュ機構14によって車両の走行中に2WD状 態から4WD状態に切換操作を行うことができ、フリーホイールハブ方式の手動 式のものに比し、操作性が良好となり、使い勝手を向上し得るものである。
【0028】 また、唯一のフリーホイールアクチュエータ4を設けるとともに、このフリー ホイールアクチュエータ4とフリーホイール機構10とをロッド状の連結部材1 0によって機械的に連動させるべく連結して設けたことにより、唯一のアクチュ エータを設けるのみでよく、構成を簡略化することができ、製作が容易で、コス トを低廉とし得て、経済的に有利である。
【0029】 なお、この考案は上述実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可 能である。
【0030】 例えば、この考案の実施例においては、フリーホイール機構とフリーホイール アクチュエータとを機械的に連動させるべくロッド状の連結部材によって連結し て設ける構成としたが、連結部材をケーブルによって構成し、フリーホイール機 構とフリーホイールアクチュエータとを機械的に連動させることもできる。
【0031】 また、この考案の実施例においては、シンクロメッシュ機構をトランスファの 駆動力伝達部位に介設する構成としたが、フロントデファレンシャルギヤの駆動 力伝達部位にシンクロメッシュ機構を介設し、車両の走行中に2WD状態から4 WD状態に切換操作することも可能である。
【0032】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、車両後部に搭載されるエンジンに トランスファを装着するとともに、トランスファに唯一のフリーホイールアクチ ュエータを設け、車両前部にフロントデファレンシャルギヤを設けるとともに、 フロントデファレンシャルギヤにフリーホイール機構を設け、フリーホイール機 構とフリーホイールアクチュエータとを機械的に連動させるべく連結部材によっ て連結して設け、トランスファとフロントデファレンシャルギヤとのいずれか一 方の駆動力伝達部位にシンクロメッシュ機構を介設するとともに、シンクロメッ シュ機構の装着した側を優先的に駆動させ車両の走行中に2WD状態から4WD 状態に切換可能に構成したので、シンクロメッシュ機構によって車両の走行中に 2WD状態から4WD状態に切換操作を行うことができ、操作性が良好となり、 使い勝手を向上し得る。また、唯一のフリーホイールアクチュエータを設けると ともに、このフリーホイールアクチュエータとフリーホイール機構とを連結部材 によって機械的に連動させるべく連結して設けたことにより、唯一のアクチュエ ータを設けるのみでよく、構成を簡略化することができ、製作が容易で、コスト を低廉とし得て、経済的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す図2の矢視〓部分の要
部拡大断面図である。
【図2】2WD−4WD切換装置の概略図である。
【符号の説明】
2 トランスファ 4 フリーホイールアクチュエータ 6 フロントデファレンシャルギヤ 10 フリーホイール機構 12 連結部材 14 シンクロメッシュ機構 16 アウトプットシャフト 18 エクステンションシャフト 20 第1係合部 22 第2係合部 24 第3係合部 26 スリーブ 28 スライドシャフト 30 連結杆

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転状態を所望に応じて2WD状
    態と4WD状態とに切換可能な2WD−4WD切換装置
    において、前記車両後部に搭載されるエンジンにトラン
    スファを装着するとともにこのトランスファに唯一のフ
    リーホイールアクチュエータを設け、前記車両前部にフ
    ロントデファレンシャルギヤを設けるとともにこのフロ
    ントデファレンシャルギヤにフリーホイール機構を設
    け、フリーホイール機構とフリーホイールアクチュエー
    タとを機械的に連動させるべく連結部材によって連結し
    て設け、前記トランスファとフロントデファレンシャル
    ギヤとのいずれか一方の駆動力伝達部位にシンクロメッ
    シュ機構を介設するとともにこのシンクロメッシュ機構
    の装着した側を優先的に駆動させ前記車両の走行中に2
    WD状態から4WD状態に切換可能に構成したことを特
    徴とする2WD−4WD切換装置。
JP2871591U 1991-03-30 1991-03-30 2wd−4wd切換装置 Pending JPH04116221U (ja)

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