JPH04115744U - リモートコントロール式回路遮断器の端子装置 - Google Patents

リモートコントロール式回路遮断器の端子装置

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JPH04115744U
JPH04115744U JP1745791U JP1745791U JPH04115744U JP H04115744 U JPH04115744 U JP H04115744U JP 1745791 U JP1745791 U JP 1745791U JP 1745791 U JP1745791 U JP 1745791U JP H04115744 U JPH04115744 U JP H04115744U
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JP
Japan
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remote control
terminal
movable
magnetic flux
circuit breaker
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Application number
JP1745791U
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Inventor
存 森
誠 安田
茂 朴木
Original Assignee
松下電工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】端子ねじを緩めたときの脱落を防止することが
できるリモートコントロール式回路遮断器の端子装置を
提供する。 【構成】器台9に設置される遠隔操作用電磁石1の永久
磁石13に磁束漏れ部56を設け、端子41を器台9の
遠隔操作用電磁石1に隣接配置するとともに端子41の
端子ねじ65を磁束漏れ部56に吸引させるようにした
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、リモートコントロール式回路遮断器の端子装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来のリモートコントロール回路遮断器の端子装置のうち負荷側端子にはねじ なし端子が設けられることがあるが、電源側端子は端子ねじで締付けにより接続 される場合が多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、端子ねじの結線時において端子ねじを緩めたときに端子ねじの脱落 がおこりやすく、作業性が悪いという欠点があった。 したがって、この考案の目的は、端子ねじの脱落を防止することができるリモ ートコントロール式回路遮断器の端子装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案のリモートコントロール式回路遮断器の端子装置は、器台と、永久磁 石を有するとともに前記永久磁石の磁束漏れ部を有して前記器台に装着されて可 動接触子を操作する遠隔操作用電磁石と、前記器台の遠隔操作用電磁石に隣接す る位置に装着されて前記磁束漏れ部に吸引される端子ねじを有する端子とを備え たものである。
【0005】
【作用】
この考案の構成によれば、遠隔操作用電磁石のコイルを励磁することにより可 動接触子を遠隔操作することができる。また端子ねじに結線する場合、端子ねじ を緩めると、遠隔操作用電磁石の磁束漏れ部により端子ねじが吸引保持される。 したがって、端子ねじの脱落を防止することができ、結線作業性が向上する。
【0006】
【実施例】
この考案の一実施例を第1図ないし第9図により説明する。すなわち、このリ モートコントロール式回路遮断器の端子装置は、器台9と、遠隔操作用電磁石1 と、端子41とを有する。 器台9は、リモートコントロール式回路遮断器の外殻をなすものである。
【0007】 遠隔操作用電磁石1は、永久磁石13を有するとともに永久磁石13の磁束漏 れ部56を有して器台9に装着されて可動接触子4を操作するものである。この 遠隔操作用電磁石1は、第4図および第5図に示すように、コイル6を巻装した コイル枠55と、その両側部に配置された一対の内ヨーク57と、内ヨーク57 の外側に磁極の一方(NまたはS)を吸着させた一対の永久磁石13と、永久磁 石13の外側の磁極(SまたはN)に吸着させた一対の外ヨーク58と、コイル 枠55を摺動自在に貫通する可動部5と、可動部5の両端部で内ヨーク57と外 ヨーク58の両端部間に位置する一対の接極子59とを有し、磁束漏れ部56は 第3図に示すように内ヨーク57および外ヨーク58の側部を実施例としている 。
【0008】 端子41は、器台9の遠隔操作用電磁石1に隣接する位置に装着されて磁束漏 れ部56に吸引される端子ねじ65を有する。実施例では電源側端子であり、器 台9の凹部60に収納されるナット61と、ナット61に整合する貫通孔62を 有する銅製の端子金具63と、貫通孔62を通してナット61にねじ込まれる端 子ねじ65と、端子ねじ65に嵌合された座金64とを有する。
【0009】 この実施例によれば、遠隔操作用電磁石1のコイル6を励磁することにより可 動接触子4を遠隔操作することができるが、端子ねじ65に結線する場合、端子 ねじ65を緩めると、遠隔操作用電磁石1の磁束漏れ部56により端子ねじ65 が吸引される。すなわち、第3図に示す漏れ磁束Φにより座金64が器台9の壁 66および銅製の端子金具63を介して吸引され、座金64に端子ねじ65が保 持される。したがって、端子ねじ65の脱落を防止することができ、結線作業性 が向上する。また端子ねじ65はそれを緩めた位置すなわち端子金具63の上部 にそのまま保持されるので結線の作業性がよい。
【0010】 第1図、第6図ないし第8図に示すリモートコントロール式回路遮断器におい て、遠隔操作用電磁石1に操作される可動接触子4はL字形の接触子保持体7を 介して可動部5に連結されている。すなわち、接触子保持体7の屈曲部が固定軸 8により器台9に軸支され、接触子保持体7の一片側の端部が可動部5に軸11 により連結され、可動接触子4の中間部を他片側に軸支部10により軸支すると ともに接点圧ばね12により可動接触子4に接点圧を付与している。15は可動 接点、16はコイル6のリード線である。第1図は可動接触子4をオンの位置に 保持した状態であり、第7図はコイル6を励磁して可動部5を上方に移動させ、 可動接触子4をオフに駆動した状態であり、各状態がそれぞれ電磁石1の永久磁 石13により保持される。
【0011】 スイッチ3は、絶縁体2の押圧部14に対向配置され可動部5の動作により押 圧部14に押圧されて、コイル6の極性を切り換える。スイッチ3はマイクロス イッチを実施例として、コイルの極性切換用スイッチ3aと可動接触子4の状態 表示出力を行う補助接点用スイッチ3bからなる。17は基板、50はスイッチ 3の操作片である。可動部5の動作に連動する極性切換用スイッチ3aの切換動 作によりコイル6は通電が停止し、反対向きの通電が可能になる。極性切換用ス イッチ3aのの動作より遠隔操作用電磁石1は瞬時励磁される。
【0012】 可動接触子4に対向して遮断用可動接触子20が対向配置され、開閉・トリッ プ機構21に保持されて、可動接点15に接離する可動接点24を有する。遮断 用可動接触子20は中間部が固定軸22に軸支されている。開閉・トリップ機構 21は遮断用可動接触子20に軸25により一端が連結されたリンク23と、リ ンク23の他端に設けられた可動軸26と、可動軸26を摺動自在に支持するス リット27を形成したラッチリンク28と、このラッチリンク28を軸支する固 定軸29に軸支されたハンドル30と、このハンドル30に設けた軸31と可動 軸26とを連結する反転リンク32と、遮断用可動接触子20を開極する開極ば ね33とを有する。またラッチリンク28はトリップリンク34の係止部35に 係止し、トリップリンク34は固定軸36に軸支されて復帰ばね37により復帰 付勢され、バイメタル38および短絡検出器39に対向している。40は消弧装 置、42は負荷端子、43はアーク走行板である。
【0013】 第1図は遮断用可動接触子20がオンとなった状態、第8図は遮断用可動接触 子20がオフとなった状態、さらに第9図は遮断用可動接触子20のトリップ状 態である。すなわち、ハンドル30を第1図のオン状態から第8図のオフ状態に 回動すると、ラッチリンク28がトリップリンク34にラッチされた状態で反転 リンク32が反転して可動軸26がスリット27を上方に摺動するので、遮断用 可動接触子20が固定軸22を中心に開極ばね33のばね力で開極する。ハンド ル30を反対向きに操作すると前記と反対の動作でオフ状態からオン状態となる 。またオン状態で電源側端子41と負荷側端子42間に過電流が流れた場合、バ イメタル38がわん曲してトリップリンク34が押圧され、また短絡電流が流れ た場合そのプランジャが動作して遮断用可動接触子20を瞬時に強制開極すると ともにトリップリンク34を押圧する。トリップリンク34の動作によりラッチ リンク28が引き外されると、第9図に示すように開極ばね33のばね作用によ りラッチリンク28が回動して、遮断用可動接触子20が開極する。なお、ハン ドル30をオフ側に倒すことによりリセットが可能である。
【0014】 なお、この考案において、端子ねじ65は座金64を有したが、座金64がな くて端子ねじ65が磁束漏れ部56に直接吸着されてもよい。
【0015】
【考案の効果】
この考案のリモートコントロール式回路遮断器の端子装置は、遠隔操作用電磁 石の永久磁石に設けた磁束漏れ部により端子ねじを吸引するようにしたため、端 子ねじを緩めると、遠隔操作用電磁石の磁束漏れ部により端子ねじが吸引保持さ れるので、端子ねじの脱落を防止することができ、結線作業性が向上するという 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を適用したリモートコント
ロール式回路遮断器のオン状態の断面図である。
【図2】遠隔操作用電磁石と端子との斜視図である。
【図3】遠隔操作用電磁石と端子とを示す断面図であ
る。
【図4】遠隔操作用電磁石の断面図である。
【図5】その分解斜視図である。
【図6】端子ねじの正面図である。
【図7】リモートコントロール式回路遮断器の遠隔オフ
状態の断面図である。
【図8】手動によるオフ状態の断面図である。
【図9】トリップ状態の断面図である。
【符号の説明】
1 遠隔操作用電磁石 4 可動接触子 9 器台 13 永久磁石 41 端子 56 磁束漏れ部 65 端子ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器台と、永久磁石を有するとともに前記
    永久磁石の磁束漏れ部を有して前記器台に装着されて可
    動接触子を操作する遠隔操作用電磁石と、前記器台の遠
    隔操作用電磁石に隣接する位置に装着されて前記磁束漏
    れ部に吸引される端子ねじを有する端子とを備えたリモ
    ートコントロール式回路遮断器の端子装置。
JP1745791U 1991-03-22 1991-03-22 リモートコントロール式回路遮断器の端子装置 Pending JPH04115744U (ja)

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