JPH04115448U - 自動車用シートの構造 - Google Patents

自動車用シートの構造

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JPH04115448U
JPH04115448U JP2718991U JP2718991U JPH04115448U JP H04115448 U JPH04115448 U JP H04115448U JP 2718991 U JP2718991 U JP 2718991U JP 2718991 U JP2718991 U JP 2718991U JP H04115448 U JPH04115448 U JP H04115448U
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JP
Japan
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airtight
bag
foamed plastic
plastic particles
airtight bag
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JP2718991U
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Inventor
晃 根本
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株式会社タチエス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】気密袋内で、発泡プラスチック粒子が移動する
ことなく、確実に変形する自動車用シートの構造を経済
的に提供することである。 【構成】発泡体製クッション体1,1′と、このクッシ
ョン体1,1′を被覆する表皮部材2,2′と、前記ク
ッション体1,1′と前記表皮部材2,2′間に配設し
且つ変形する変形体3,3′とを有し、前記変形体3,
3′は複数の気密袋4と、この各気密袋4内に充填する
発泡プラスチック粒子5と、前記各気密袋4間を連通す
る連通部6とからなり、前記気密袋4は気密袋4内を減
圧しつつ前記発泡プラスチック粒子5を密着、固化する
減圧機7に接続することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用シートの構造、詳しくはその形状を乗員の体型に合わせて変 形、固化させることができる自動車用シートの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のシートとしては、特開平2ー177909号公報記載のものが知られて いる。 斯かるシートは、形状自在エアバッグを用いて、シートを形成したものである 。 この形状自在エアバッグは、気密袋体内に発泡スチロール粒を充填すると共に 、この袋体内を減圧しつつ発泡スチロール粒を互いに係合、固化させて、袋体を 所望の形状に成形することができるものである。 従って、乗員の体型に合わせて、気密袋体であるシートを自在に変形させるこ とができるので、使用者にフィットするシートが成形できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、斯かるシートに用いた形状自在エアバッグの気密袋体は一室から なるので、この気密袋体内の発泡スチロール粒が気密袋体内で上、下、左、右に 移動し、その為、発泡スチロール粒が移動した気密袋体内の箇所には空間が生じ 、その箇所が変形しないという不具合がある。 この不具合を解消するためには、気密袋体内へ相当量の発泡スチロール粒を充 填しなければならず、斯かる場合にはコストがかかると共に、気密袋体内へ発泡 スチロール粒が相当量充填しているので、余り変形しないという不具合が生じる 。 そこで本考案は、上記不具合を解消すべくなされたものであり、気密袋体内で 発泡スチロール粒が移動することなく、確実に変形する自動車用シートの構造を 経済的に提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記不具合を解消するため、本考案に係る自動車用シートの構造は、発泡体製 クッション体と、このクッション体を被覆する表皮部材と、前記クッション体と 前記表皮部材間に配設し且つ変形する変形体とを有し、前記変形体は複数の気密 袋と、この各気密袋内に充填する発泡プラスチック粒子と、前記各気密袋間を連 通する連通部とからなり、前記気密袋は気密袋内を減圧しつつ前記発泡プラスチ ック粒子を密着、固化する減圧機に接続したことを特徴とするものである。 斯かる自動車用シートの構造は、変形体が複数の気密袋からなり、この各気密 袋に発泡プラスチック粒子が充填しているので、発泡体製クッション体と表皮部 材間で、気密袋内の発泡プラスチック粒子が上、下、左、右方向へ移動すること がなく、その為、自動車用シートの全面が同様に変形する。 又、各気密袋間が連通部で連通しているので、減圧機が作動すると、各気密袋 内は減圧し、各気密袋が確実に変形する。
【0005】
【実施例】
本考案に係る一実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。 図1は、本案に係る自動車用シートで、この自動車用シートはシートクッショ ンSCとシートバックSBとからなり、シートバックSBとシートクッションS Cは各々発泡体製クッション体1,1′と、このクッション体1,1′を被覆す る表皮部材2,2′と、クッション体1,1′と表皮部材2,2′間に配設し且 つ変形する変形体3,3′とを有して成る構造である。表皮部材2,2′は表皮 2a,2′aとウレタンスラブのワディング2b,2′bからなっている。 シートバックSBとシートクッションSCの各発泡体製クッション体1,1′ 等は同様なものなので、シートバックSBの構成について説明する。
【0006】 シートバックSBはクッション体1を表皮部材2が被覆し、この表皮部材2と クッション体1との間には変形体3が配設されている。 変形体3は複数の気密袋4,4…と、この各気密袋4,4…に充填する発泡プ ラスチック粒子5と、各気密袋4,4…間を連通する連通部6,6…とからなっ ている。
【0007】 各気密袋4,4…は無通気性フィルムで袋状に形成され、その気密袋4,4… 内には、発泡プラスチック粒子5として直径5mmから10mm程度の発泡スチ ロール粒が、気密袋4,4…内の容積の約8割程、充填されている。 各気密袋4,4…は、シートバックSBの背もたれ面に複数配設され、隣接す る各気密袋4,4…が連通部6,6…によって連通している。
【0008】 連通部6,6…は筒状からなり、その両端が各気密袋4,4…に溶着されてい る。 従って、各気密袋4,4…は連通部6,6…を介して、各気密袋4,4…内の エアを循環することができるように形成されている、
【0009】 そして、シートバックSBの下部における気密袋4′は、気密袋4,4…内を 減圧しつつ発泡プラスチック粒子5を密着、固化する減圧機7に接続している。 減圧機7は家庭用電器掃除機等の空気吸引機を用い、この減圧機7は気密袋4 4とは樹脂製パイプ8を介して連通する様に接続し、各気密袋4,4…内のエア を抜くことにより、各気密袋4,4…内は減圧される。 樹脂製パイプ8、連通部6,6…の内径は、発泡プラスチック粒子5の径より も小さく形成され、粒子5の気密袋4,4…間の移動を防止している。 尚、気密袋4′には気密袋4,4…内圧とが大気圧と等しくなる様に、気密袋 4′内へエアを注入するための、エア開閉コック(図示せず)が設けられている 。
【0010】 更に、シートバックSBの上、下部の気密袋4,4′とクッション体1との間 には、袋状のエアチャンバー9,9,9が設けられている。 エアチャンバー9,9,9は無通気性フィルムからなり、エアチャンバー9, 9,9内へエアを注入すると、エアチャンバー9,9,9は膨張し、一方、エア を排出すると、エアチャンバー9…は収縮し、シートバックSBの上、下部の支 持圧を変化させることができる。
【0011】 このエアチャンバー9…へエアを注入するエアポンプ10は、シートクッショ ンSCに配設され、エアポンプ10と各エアチャンバー9…とはパイプ11,1 1,11によって接続している。 従って、エアチャンバー9…が膨張、収縮することにより、シートバックSB の上、下部である腰椎部と頭部との支持圧が変わり、乗員に応じた支持圧が得ら れる。
【0012】 シートクッションSCも前記と同様な構成からなり、シートクッションSCの 前部には、エアチャンバー11,11が設けられ、このエアチャンバー11,1 1はエアポンプ10とパイプ12により接続し、乗員の大腿部の支持圧が変化す る様に構成されている。
【0013】 上記構成に係る自動車用シートの作用について述べる。気密袋4,4…内のエ アを、樹脂製パイプ8、8を介して減圧機7により抜いていくにしたがい、各気 密袋4,4…内の発泡プラスチック粒子5は、適度につぶれながら互いに密着、 固化する。 そして、完全に気密袋4,4…内のエアを抜くと、各気密袋4,4…内で発泡 プラスチック粒子5は完全に密着、固化し、シートバックSB、シートクッショ ンSCが所望の形状に完全に成形固定される。 このとき、発泡プラスチック粒子5は各気密袋4,4…に各々充填されている ので、各気密袋4,4…内で密着、固化する。 従って、発泡体プラスチック粒子5が上、下、左、右方向へ移動することがな いので、各気密袋4,4…の全てが変化し、乗員の体型に応じてシートバックS B、シートクッションSCが変形してジャストフィットする。 更に、腰椎部等の支持圧を変化させたい場合には、エアポンプ10を作動する と、エアチャンバー9,9…,11…が膨張、収縮するので、乗員の好みに応じ た支持圧となり、快適な運転走行ができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、発泡プラスチック粒子を充填した複数の気密袋によって変形 体を形成し、この各気密袋を連通部により連通しているので、減圧機によって各 気密袋内を減圧する際、発泡プラスチック粒子が各気密袋内で密着、固化する。 従って、発泡プラスチック粒子が移動し、その為、空間が生じることがないの で、全面に渉って変形することができるので、乗員の体型にフィットする。 又、発泡プラスチック粒子が全面に渉って移動しないので、各気密袋に充填す る発泡プラスチック粒子の量も節約することができ、その為コストの低減化が図 られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案に係る自動車シートの断面図である。
【図2】図1に示す自動車シートの斜視図である。
【図3】図2のIIIーIII線に沿う部分断面図である。
【図4】図2に示す自動車シートが変形した際の斜視図
である。
【符号の説明】
1,1′ 発泡体製クッション体 2,2′ 表皮部材 3,3′ 変形体 4 気密袋 5 発泡プラスチック粒子 6 連通部 7 減圧機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡体製クッション体と、このクッショ
    ン体を被覆する表皮部材と、前記クッション体と前記表
    皮部材間に配設し且つ変形する変形体とを有し、前記変
    形体は複数の気密体と、この各気密袋内に充填する発泡
    プラスチック粒子と、前記各気密袋間を連通する連通部
    とからなり、前記気密袋は気密袋内を減圧しつつ前記発
    泡プラスチック粒子を密着、固化する減圧機に接続した
    ことを特徴とする自動車用シートの構造。
JP2718991U 1991-03-28 1991-03-28 自動車用シートの構造 Pending JPH04115448U (ja)

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