JPH0649244Y2 - 車両のシート装置 - Google Patents

車両のシート装置

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JPH0649244Y2
JPH0649244Y2 JP1989055042U JP5504289U JPH0649244Y2 JP H0649244 Y2 JPH0649244 Y2 JP H0649244Y2 JP 1989055042 U JP1989055042 U JP 1989055042U JP 5504289 U JP5504289 U JP 5504289U JP H0649244 Y2 JPH0649244 Y2 JP H0649244Y2
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JP
Japan
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shape
seat
occupant
cushion
cushion layer
Prior art date
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Application number
JP1989055042U
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English (en)
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JPH02145152U (ja
Inventor
毅 高木
飛田幸司
一基 藤瀬
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Priority to US07/898,399 priority patent/US5176424A/en
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両のシート装置に関するものである。
(従来技術) 車両用のシートにあっては、乗員のホールド性等の観点
から、着座された乗員の身体形状に極力沿う形とするこ
とが望ましい。このため、シートとしては、適度にクッ
ション性を有するものすなわち弾性変形可能なものが用
いられる(実開昭62-150232号公報参照)。
しかしながら、乗員の身体形状はまちまちであり、した
がってシート形状を一律に設定したのでは、ある人には
理想的であっても、他の人にとっては好ましくないもの
となってしまう。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のような観点から、最近では、保形シートというも
のが考えられている。すなわち、着座された乗員の身体
形状に沿って変形し得ると共に、この変形された形状を
保形する保形機能を有するようにされたシートというも
のが考えられつつある。このような保形シートは、着座
された後に、当該着座された乗員の身体形状通りの形状
に保形されるので、種々の身体形状に対して適合し得る
という汎用性を持たせつつ、着座されて保形がなされた
後は当該着座された乗員専用に形状設定された専用シー
トとして機能させることができる。
ところで、保形機能を有する保形シートにあっては、そ
の着座面のうち、乗員からの押圧力を大きく受ける部分
と、この押圧力を全くあるいはほとんど受けることが無
い部分とが存在することになる。より具体的は、乗員の
尻を受ける部分は大きな押圧力を受け、乗員の左右の股
の間に相当する部分はこの押圧力をほとんど受けないこ
とになる。
上述のような事情から、保形を行なうために外部エネル
ギを与えると、左右の股の間の部分が盛り上がったもの
となり、着座した乗員が違和感を感じることになってい
た。
(考案の目的) 本考案は上述のような事情を勘案してなされたもので、
保形されたシート形状が着座された乗員に対して違和感
を与えないようにした車両のシート装置を提供すること
を目的とする。
(考案の構成、作用) 前述の目的を達成するため、本考案にあっては次のよう
な構成としてある。すなわち、 着座された乗員の身体形状に沿うように変形され、該変
形された状態に保形される保形機能を有するシートであ
って、 前記保形機能を有するシートが、着座面方向において連
続して保形機能を有する1つの保形機能部分において、
その一部が他の部分よりも外力が与えられたときの変形
度合いが異なるように設定されている、 ような構成としてある。
上述のように構成されたシートにあっては、その着座面
のうち、例えば乗員の左右の股の間に相当される部分を
相対的に変形し易く形成する一方、尻に相当する部分を
相対的に変形し難くしておくことにより、乗員が実際に
着座されて保形されたときに不用に盛り上げってしまう
ような部分が無くなる。
なお、部分的に変形のし易さの度合を変えるには、例え
ば部分的に硬さを変えたり、あるいは変形し易くしたい
部分に対応した箇所にぬすみ用の空所を設ける等により
行なうことができる。
(考案の効果) このように、本考案にあっては、シートを着座された乗
員の身体形状に対応した形状として保形しつつ、この保
形されたときのシートの形状というものをより最適設定
して、乗員に対して良好な着座感を与えることができ
る。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付した図面に基づいて説明す
る。
第1図において、シートSは、既知のように、シートク
ッション1と、該シートクッション1の後端部にヒンジ
2を介して連結されたシートバック3とを有する。シー
トクッション1は、シートフレーム11を有し、このシー
トフレーム11の下面に取付けられた左右一対のレール12
が、車体に固定された固定レール13に沿って摺動自在に
嵌合され、これによりシートクッション1の車体に対す
る前後方向位置が調整される。勿論、両レール12と13と
の間に設けた既知のロック機構によって、所望の前後方
向位置でシートクッション1がロックされる。
シートフレーム11の上面側には、クッション体21が構成
される。このクッション体21は、袋体22と、該袋体22内
に充填されたクッション層23とを有する。袋体22は、ゴ
ム等の可撓性を有するシート材によって気密性を有する
ように形成されて、その底壁部分がシートフレーム11の
上面に接着等により一体化されている。また、クッショ
ン層23は、袋体22内に発泡ウレタンの原液を充填してこ
れを発泡させることによって、連通気泡を有するものと
して形成されて、袋体22内壁に一体化されている。この
ような袋体22とクッション層23とによって、後述するよ
うに保形機能を有する保形シートが構成される。
上記クッション層23は、第4図にも示すように、乗員が
着座されたときにその左右の股の間となる中央部分が23
Aとされ、他の部分が23Bとされる。そして、中央部分23
Aは、気泡の占める割合が大きくて相対的に柔らかいも
のとされ、他の部分23Bは気泡の占める割合が小さくて
相対的に硬いものとされている。
なお、第2図中24はクッション体21の最外層をなる表
皮、25はクッション体21の外形形状をととのえるための
クッション材であってシートフレーム11の外周縁部に固
定されている。
再び第2図において、シートフレーム11の下面には電磁
開閉弁41が固定されている。この開閉弁41には、第3図
にも示すように、配管42を介して真空引き用のポンプ43
が接続され、配管44を介して前記袋対22内の空間すなわ
ちクッション層23に接続されている。
上記各電磁開閉弁41とポンプ43とは、第3図に示すよう
に、制御ユニットUによって制御される。この制御ユニ
ットUには、各センサあるいはスイッチ51〜53からの信
号が入力される。スイッチ51は、シートクッション1に
対して乗員が着座しているか否かを検出するもので、乗
員が着座したときにその重みで作動してオンとされる。
センサ52は、袋体22内(クッション層23)の圧力を検出
するものである。スイッチ43はマニュアル操作によっ
て、保形機能の要求有無を指令するものである。
次に、以上のような構成の作用について、制御ユニット
Uの制御内容に着目しつつ説明する。
先ず、イグニッションスイッチがオンされていることを
前提として、通常は、ポンプ43が停止されていると共
に、開閉弁41が開かれていて、クッション体21すなわち
クッション層23は十分膨らんだ状態とされる(袋体22内
の圧力が大気圧状態)。この状態で、乗員がシートクッ
ション1に着座すると、表皮24は勿論のこと、クッショ
ン層23は十分に柔らかい状態なので、クッション体21は
着座された乗員の身体形状に沿って容易に変形される。
そして、スイッチ51が、乗員の着座を検知してオンとな
る。
上記スイッチ51がオンされていることを条件として、ス
イッチ53をマニュアル操作によって保形機能の要求モー
ドに切換えると、ポンプ43の運転が開始される。このと
き、開閉弁41が開かれているので、袋体22内が真空引き
されて、クッション層23はその気泡容積が小さく、すな
わちクッション体21の容積が全体的に小さくなりつつ、
着座された乗員の身体形状に沿う形状を維持するように
保形される。そして、センサ52で検出される圧力が所定
値になると、ポンプ43が停止されると共に、開閉弁41が
閉じられる(所定圧力での保形状態維持)。この保形状
態のとき、クッション層23のうち中央部分23Aは、柔ら
かいのでその変形度合が大きく、着座された乗員の左右
の股の間で盛り上がってしまうような事態が防止され
る。これにより、見栄えが良くなるのは勿論のこと、中
央部分23Aが乗員の内股に接触してが違和感を与えてし
まう、というような事態の発生が防止される。なお、保
形状態にあるとき、クッション層23は硬くなって乗員の
ホールド性を十分に確保する。
乗員がクッション体21から離座したときは、スイッチ51
がオフとなり、開閉弁41が開かれて、次の保形に備える
ことになる。すなわち、ポンプ43が停止されている状態
で開閉弁41が開かれることにより、袋体22内の圧力は徐
々に大気圧へと復帰する。
第5図〜第7図は、それぞれ、前述した乗員の左右の股
の間における部分(第2図、第4図の23A部分)を、他
の部分に比して変形し易くするための他の例を示すもの
であり、前記実施例と同一構成要素には同一符号を付し
てその説明は省略する(このことは以下のさらに他の実
施例についても同様である)。
この第5図〜第7図の各例共に、クッション層23にぬす
み用の空所を形成することにより、上記変形のし易さと
いうものを確保するようにしてある。すなわち、第5図
に示すものは、クッション層23の底壁でかつ左右の股の
間に対応する箇所に空所A1を設けたものとなっている。
第6図に示すものは、空所1とは異なる形状の空所A2を
設けてあるが、この空所A2の形成位置は第5図の場合と
ほとんど同じである。第7図に示すものは、第2図に示
す23A部分にほぼ対応する位置、すなわちクッション層2
3の上壁に空所A3を設けたものである。
第8図、第9図は、本考案のさらに他の実施例を示すも
のである。本実施例では、着座面のうち、左右の股の間
(23Aの位置)に相当する中央部分と、主として乗員の
尻を受ける後部分と、主として乗員の股の前端裏部分
(膝の後部分)を受ける前部分との3つの部分で、クッ
ション層23の硬さを変えてある。すなわち、上記中央部
分23aがもっとも柔らかく、後部分23bがもっとも硬く、
前部分23cが中間の硬さとなるように設定してある。本
実施例の場合は、中央部分23aが乗員に対して違和感を
与えないというばかりでなく、ペダル操作に伴なって乗
員の前部分23cに対する押圧力が変化することに起因す
る当該前部分23cから受ける圧迫感をも減らして、ペダ
ル操作上の観点からも好ましいものとなる。
以上実施例では、保形機能を行なうか否かをマニュアル
式に行なう場合を説明したが、シートへの乗員の着座を
検出しときから所定時間経過後に自動的に保形を行なわ
せるようにし、また乗員のシートかららの離間を検出し
たときに所定時間後に保形機能を自動的に解除するよう
にしてもよい。
また、保形のためには、実施例で示す他、例えば形状記
憶材とヒータとを利用することもできる。すなわち、平
板状とされた形状記憶材をシートの表面近くに排泄する
と共に、この形状記憶材の近傍にヒータを配設し、ヒー
タに通電して形状記憶材を軟化させることによって乗員
の身体形状に沿うように変形させ、この変形後にヒータ
への通電を停止して形状記憶材を変形状態に維持させる
ようにしてもよい。この場合、変形のし易さを部分的に
変えるには、例えば形状記憶材の厚さを部分的に変える
ことにより行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されたシートの一例を示す一部断
面斜視図。 第2図は第1図に示すシートクッションの側面断面図。 第3図は本考案によるシートに対する空気給排回路の一
例を示す図。 第4図は第2図に示されたクッション層の斜視図。 第5図〜第7図はそれぞれ本考案の他の実施例を示すも
ので、保形を行なっていない状態での側面断面図。 第8図、第9図は本考案のさらに他の実施例を示すもの
で、第8図はクッション層の斜視図、第9図は第8図の
側面断面図である。 S:シート U:制御ユニット 1:シートクッション 11:シートフレーム 21:クッション体 22:袋体 23:クッション層 23A:柔らかい部分 23B:硬い部分 23a:中央部分(柔らかい部分) 23b:後部分(硬い部分) 23c:前部分(中間の硬さ部分) 41:電磁開閉弁 43:ポンプ 51:スイッチ(着座検出) 52:センサ(圧力検出) 53:スイッチ(保形要求)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】着座された乗員の身体形状に沿うように変
    形され、該変形された状態に保形される保形機能を有す
    るシートであって、 前記保形機能を有するシートが、着座面方向において連
    続して保形機能を有する1つの保形機能部分において、
    その一部が他の部分よりも外力が与えられたときの変形
    度合いが異なるように設定されている、 ことを特徴とする車両のシート装置。
JP1989055042U 1988-06-10 1989-05-12 車両のシート装置 Expired - Lifetime JPH0649244Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989055042U JPH0649244Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 車両のシート装置
EP19890110478 EP0345806A3 (en) 1988-06-10 1989-06-09 Automobile seat assembly
US07/898,399 US5176424A (en) 1988-06-10 1992-06-11 Automobile seat assembly

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989055042U JPH0649244Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 車両のシート装置

Publications (2)

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JPH02145152U JPH02145152U (ja) 1990-12-10
JPH0649244Y2 true JPH0649244Y2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=31577642

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JP1989055042U Expired - Lifetime JPH0649244Y2 (ja) 1988-06-10 1989-05-12 車両のシート装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002091881A1 (en) * 2001-05-16 2002-11-21 Delta Tooling Co., Ltd. Seat

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61113667U (ja) * 1984-12-28 1986-07-18
JPS6263055U (ja) * 1985-10-07 1987-04-18

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JPH02145152U (ja) 1990-12-10

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