JPH0277211A - 車両のシート装置 - Google Patents
車両のシート装置Info
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- JPH0277211A JPH0277211A JP9389589A JP9389589A JPH0277211A JP H0277211 A JPH0277211 A JP H0277211A JP 9389589 A JP9389589 A JP 9389589A JP 9389589 A JP9389589 A JP 9389589A JP H0277211 A JPH0277211 A JP H0277211A
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Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は車両のシート装置、特に乗員の着座状態に変形
して、その変形形状に座面を保持し得るようにした車両
のシート装置に関する。
して、その変形形状に座面を保持し得るようにした車両
のシート装置に関する。
(従来の技術)
−mに、自動車等のシートは、乗員の着座面を形成する
シートクツションと、該シートクツションの後端部に連
結部材を介して上方に立設されて乗員の背部を支持する
シートバックとから構成されている。そして、これらシ
ートクツションやシートバックは、例えば、実開昭62
−150232号公報に記載されているように、ウレタ
ンフオーム等の弾力性のあるパッド体と、その表面を覆
う合成樹脂あるいは皮革等の表皮部材とから構成されて
いる。
シートクツションと、該シートクツションの後端部に連
結部材を介して上方に立設されて乗員の背部を支持する
シートバックとから構成されている。そして、これらシ
ートクツションやシートバックは、例えば、実開昭62
−150232号公報に記載されているように、ウレタ
ンフオーム等の弾力性のあるパッド体と、その表面を覆
う合成樹脂あるいは皮革等の表皮部材とから構成されて
いる。
ところで、上記のようなシートには、良好な乗り心地性
と、乗員を安定的に支持するホールド性および車体から
乗員に伝わる振動等を緩和吸収する機能等が要求される
。この場合、乗り心地性を向上させるには、比較的柔ら
かいパッド体を使用することでその要求が満たされる。
と、乗員を安定的に支持するホールド性および車体から
乗員に伝わる振動等を緩和吸収する機能等が要求される
。この場合、乗り心地性を向上させるには、比較的柔ら
かいパッド体を使用することでその要求が満たされる。
一方、ホールド性を向上させるためには、比較的硬いパ
ッド体を使用することによりその要求に対応することが
できる。そこで、従来においては、比較的柔らかいパッ
ド体と硬いパッド体とを併用することにより、上記のご
とく乗り心地性ならびにホールド性の向上を両立させ得
るように構成した車両のシートが提案されている。
ッド体を使用することによりその要求に対応することが
できる。そこで、従来においては、比較的柔らかいパッ
ド体と硬いパッド体とを併用することにより、上記のご
とく乗り心地性ならびにホールド性の向上を両立させ得
るように構成した車両のシートが提案されている。
(発明が解決しようとする課題〉
ところで、上記のように比較的柔らかいパッド体と比較
的硬いパッド体といったように硬度の異なるパッド体を
併用することによりシートクツションを構成し、乗り心
地性とホールド性とを向上させるようにした場合におい
ても、乗員各自の体格、即ち、体形や体重に個人差があ
り、このため、体圧分布が各乗員ごとに異なり、各乗員
に対する座面の面圧が個々に相違することになる。
的硬いパッド体といったように硬度の異なるパッド体を
併用することによりシートクツションを構成し、乗り心
地性とホールド性とを向上させるようにした場合におい
ても、乗員各自の体格、即ち、体形や体重に個人差があ
り、このため、体圧分布が各乗員ごとに異なり、各乗員
に対する座面の面圧が個々に相違することになる。
従って、体形および体重の異なる全ての乗員に対して乗
り心地性ならびにホールド性を向上させ得るシートを提
供することが極めて困難であった。
り心地性ならびにホールド性を向上させ得るシートを提
供することが極めて困難であった。
そこで本発明は、乗員の着座状態に変形して、その変形
形状に座面を保持する座面形状のホールド手段を設ける
ことにより、体形や体重のことなる全ての乗員に対して
乗り心地性ならびにホールド性を向上させることのでき
る車両のシート装置を提供することを課題とする。
形状に座面を保持する座面形状のホールド手段を設ける
ことにより、体形や体重のことなる全ての乗員に対して
乗り心地性ならびにホールド性を向上させることのでき
る車両のシート装置を提供することを課題とする。
(課題を解決するための手段)
上記の課題を解決するために、本発明は次のように構成
したことを特徴とする。
したことを特徴とする。
即ち、車両のシート装置において、乗員の着座状態に変
形して、その変形形状に座面を保持する座面形状のホー
ルド手段と、乗員の着座を検出する検出手段と、該検出
手段により乗員の着座を検出したのちの所定の時期に上
記ホールド手段を作動させるホールド手段制御装置とを
設けたことを特徴とする。
形して、その変形形状に座面を保持する座面形状のホー
ルド手段と、乗員の着座を検出する検出手段と、該検出
手段により乗員の着座を検出したのちの所定の時期に上
記ホールド手段を作動させるホールド手段制御装置とを
設けたことを特徴とする。
(作 用)
上記の構成によれば、検出手段により乗員の着座状態が
検出さたときには、ホールド手段制御装置により、乗員
の着座が検出されたのち所定の時期にホールド手段が作
動されることになって、該ホールド手段により、座面が
乗員の着座状想に変形してその変形状態に保持されるこ
とになる。これにより、座面形状が個々の乗員の体形に
応じた最適な形状になって、体形の異なる全ての乗員に
対する乗り心地性ならびにホールド性を極めて向上させ
ることができる。
検出さたときには、ホールド手段制御装置により、乗員
の着座が検出されたのち所定の時期にホールド手段が作
動されることになって、該ホールド手段により、座面が
乗員の着座状想に変形してその変形状態に保持されるこ
とになる。これにより、座面形状が個々の乗員の体形に
応じた最適な形状になって、体形の異なる全ての乗員に
対する乗り心地性ならびにホールド性を極めて向上させ
ることができる。
(実 施 例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る車両のシート装置の第1実施例を
示すもので、このシート装置1は、乗員の着座面を形成
するシートクツション2と、これの後端部に連結部材3
を介して一体的に立設されて乗員の背部を支持するシー
トバック4とからなるシート5を有する。そして、第2
図に示すように、上記シートクツション2の底部を構成
するシートフレーム6の下面に固設された左右一対のガ
イド部材7.7が、車体底部を構成するフロアパネル8
上に固設された左右一対のシート取付ブラケット9.9
・にそれぞれ一体重に取り付けられたガイドレール10
.10に摺動自在に係合されていることにより、上記シ
ート5の全体が前後動自在に支持されている。
示すもので、このシート装置1は、乗員の着座面を形成
するシートクツション2と、これの後端部に連結部材3
を介して一体的に立設されて乗員の背部を支持するシー
トバック4とからなるシート5を有する。そして、第2
図に示すように、上記シートクツション2の底部を構成
するシートフレーム6の下面に固設された左右一対のガ
イド部材7.7が、車体底部を構成するフロアパネル8
上に固設された左右一対のシート取付ブラケット9.9
・にそれぞれ一体重に取り付けられたガイドレール10
.10に摺動自在に係合されていることにより、上記シ
ート5の全体が前後動自在に支持されている。
なお、図示しないけれども、上記ガイドレール10.1
0とこれに係合されたガイド部材7.7との間には、従
来周知の前後位置調整機構が設けられていることにより
、上記シートクツション2を前後動させて前後位置を調
整し得ると共に、その調整した位置で該シートクツショ
ン2を固定し得るようになっている。また、第1・図に
示すように、上記シートバック4の上部には、ヘッドレ
スト11が設けられている。
0とこれに係合されたガイド部材7.7との間には、従
来周知の前後位置調整機構が設けられていることにより
、上記シートクツション2を前後動させて前後位置を調
整し得ると共に、その調整した位置で該シートクツショ
ン2を固定し得るようになっている。また、第1・図に
示すように、上記シートバック4の上部には、ヘッドレ
スト11が設けられている。
そして、本実施例においては、第2図に示すように、上
記シートクツション2が、シートフレーム6上に配設さ
れて例えばウレタンフオーム等により形成されたクツシ
ョン部材としての下部パッド体12aと、該下部パッド
体12aを覆うようにその上部から両側部にかけて配設
された同じくウレタンフオーム等からなるクツション部
材としての上部パッド体12bと、該上部パッド体12
bの外周囲を覆う例えば合成樹脂等でなる表皮部材13
とを有すると共に、上記下部パッド・体12aと上部パ
ッド体12bとの闇に、複数の形状記憶樹脂14・・・
14が設けられおり、これら形状記憶樹脂14・・・1
4は、発熱体としての可撓性を有する面形状のヒータ1
5の上下両面にそれぞれ所定の間隔で配設されている(
第1.3図参照)。
記シートクツション2が、シートフレーム6上に配設さ
れて例えばウレタンフオーム等により形成されたクツシ
ョン部材としての下部パッド体12aと、該下部パッド
体12aを覆うようにその上部から両側部にかけて配設
された同じくウレタンフオーム等からなるクツション部
材としての上部パッド体12bと、該上部パッド体12
bの外周囲を覆う例えば合成樹脂等でなる表皮部材13
とを有すると共に、上記下部パッド・体12aと上部パ
ッド体12bとの闇に、複数の形状記憶樹脂14・・・
14が設けられおり、これら形状記憶樹脂14・・・1
4は、発熱体としての可撓性を有する面形状のヒータ1
5の上下両面にそれぞれ所定の間隔で配設されている(
第1.3図参照)。
そして、これら各形状記憶樹脂14は、通常時、即ち、
常温下においては所定の弾力性を有するラバー状とされ
、且つ、上記し−タ15により所定の温度以上(例えば
、摂氏40度以上)に加熱されると軟化して外力を加え
ると変形すると共に、その状態で所定の温度以下になる
とその変形形状に維持されるような特性を有する。
常温下においては所定の弾力性を有するラバー状とされ
、且つ、上記し−タ15により所定の温度以上(例えば
、摂氏40度以上)に加熱されると軟化して外力を加え
ると変形すると共に、その状態で所定の温度以下になる
とその変形形状に維持されるような特性を有する。
更に、上記ヒータ15の下面に配設された各形状記憶樹
脂14と下部パッド体12aとの間には、所定の液体等
の流f4c16が充填された合成樹脂からなる流体袋1
7が介装されている。また、上記シートフレーム6の下
面には、荷重センサ18が配設されており、乗員の着座
時にシートクツション2に作用する荷重の変化に基づい
て乗員の着座を検出するように構成されている。
脂14と下部パッド体12aとの間には、所定の液体等
の流f4c16が充填された合成樹脂からなる流体袋1
7が介装されている。また、上記シートフレーム6の下
面には、荷重センサ18が配設されており、乗員の着座
時にシートクツション2に作用する荷重の変化に基づい
て乗員の着座を検出するように構成されている。
次に、上記形状記憶樹脂14ならびに流体袋17に対す
る制御システムを、第3図に基づいて説明すると、この
制御システムは、複数の形状記憶樹脂14・・・14が
上下両面に配設されたヒータ15に接続されて該ヒータ
15に通電するための電源19と、上記流体袋17に流
体16を給排すべく給排管20を介して該流体袋17に
接続されたタンク内蔵型のポンプ21と、該ポンプ21
と上記流体袋17との間における給排管20の途中に介
装された切換え弁22とを有すると共に、上記電源19
、ポンプ21および切換え弁22の作動を制御するコン
トロールユニット23が備えられている。そして、この
コントロールユニット23には、上記流体袋17内に設
けられて該流体袋17内の内圧を検出する圧力センサ2
4よりの信号と、上記形状記憶樹脂14およびヒータ1
5の表面に配設されてこれら形状記憶樹脂14ならびに
ヒータ′15の温度を検出する温度センサ25.26よ
りの信号と、上記荷重センサ18よりの信号とが入力さ
れると共に、該コントロールユニット23からは、上記
各センサ18.24.25.26からの出力信号に基づ
いて、上記電源19、ポンプ21ならびに切換え弁22
とに信号を出力することにより、これら電源19、ポン
プ21、切換え弁22の作動をM御するように構成され
ている。
る制御システムを、第3図に基づいて説明すると、この
制御システムは、複数の形状記憶樹脂14・・・14が
上下両面に配設されたヒータ15に接続されて該ヒータ
15に通電するための電源19と、上記流体袋17に流
体16を給排すべく給排管20を介して該流体袋17に
接続されたタンク内蔵型のポンプ21と、該ポンプ21
と上記流体袋17との間における給排管20の途中に介
装された切換え弁22とを有すると共に、上記電源19
、ポンプ21および切換え弁22の作動を制御するコン
トロールユニット23が備えられている。そして、この
コントロールユニット23には、上記流体袋17内に設
けられて該流体袋17内の内圧を検出する圧力センサ2
4よりの信号と、上記形状記憶樹脂14およびヒータ1
5の表面に配設されてこれら形状記憶樹脂14ならびに
ヒータ′15の温度を検出する温度センサ25.26よ
りの信号と、上記荷重センサ18よりの信号とが入力さ
れると共に、該コントロールユニット23からは、上記
各センサ18.24.25.26からの出力信号に基づ
いて、上記電源19、ポンプ21ならびに切換え弁22
とに信号を出力することにより、これら電源19、ポン
プ21、切換え弁22の作動をM御するように構成され
ている。
なお、上記コントロールユニット23には、イ動操作用
スイッチ27が接続されており、該スイッチ27を手動
操作することにより、乗員の好みに応じて上記流体袋1
7内の内圧を可変すべく該流体袋17に対して流体16
の給排を手動により行い得ると共に、上記電源19によ
るヒータ15に対する通電状態も手動により行い得るよ
うに構成されている。
スイッチ27が接続されており、該スイッチ27を手動
操作することにより、乗員の好みに応じて上記流体袋1
7内の内圧を可変すべく該流体袋17に対して流体16
の給排を手動により行い得ると共に、上記電源19によ
るヒータ15に対する通電状態も手動により行い得るよ
うに構成されている。
次に、上記コントロールユニット23によるヒータ15
に対する制御を、第4図に示す制御回路図に基づいて説
明すると、該コントロールユニット23には、上記荷重
センサ18よりの信号に基づいて作動するタイマ回路2
8と、該タイマ回路28からの信号に基づいて電源19
を作動させるスイッチング回路29と、上記各温度セン
サ25.26よりの信号に基づいてスイッチング回路2
9の作動を制御するための温度調節回路30が備えられ
ている。従って、上記荷重センサ18により、乗員の着
座を検出した時には、その出力信号に基づいてタイマ回
路28が作動され、該タイマ回路28により所定の時間
経過後スイッチング回路29が作動されて、電源19よ
りヒータ15に対・して通電が開始されることになる。
に対する制御を、第4図に示す制御回路図に基づいて説
明すると、該コントロールユニット23には、上記荷重
センサ18よりの信号に基づいて作動するタイマ回路2
8と、該タイマ回路28からの信号に基づいて電源19
を作動させるスイッチング回路29と、上記各温度セン
サ25.26よりの信号に基づいてスイッチング回路2
9の作動を制御するための温度調節回路30が備えられ
ている。従って、上記荷重センサ18により、乗員の着
座を検出した時には、その出力信号に基づいてタイマ回
路28が作動され、該タイマ回路28により所定の時間
経過後スイッチング回路29が作動されて、電源19よ
りヒータ15に対・して通電が開始されることになる。
これにより、該ヒータ15の上下両面に配設された複数
の形状記憶樹脂14・・−14が軟化して変形すること
により、座面が乗員の着座状態に変形することになる。
の形状記憶樹脂14・・−14が軟化して変形すること
により、座面が乗員の着座状態に変形することになる。
また、上記温度センサ25.26よりの信号に基づいて
温度調節回路30が作動し、上記スイッチング回路29
による電源19の作動状態を制御するように構成されて
いる。
温度調節回路30が作動し、上記スイッチング回路29
による電源19の作動状態を制御するように構成されて
いる。
次に、本実施例の作用を説明すると、第5図に示すよう
に、上記シートクツション2に乗員(イ)が着座すると
、これが上記荷重センサ18により検出されて、これに
より、コントロールユニット23に内蔵されたタイマー
回路28が作動して、乗員のtS後所定の時期、即ち、
その乗員(イ)の乗車姿勢が安定するまでに要゛すると
思われる所定の時間経過後においてスイッチング回路2
9が作動され、これにより、電源19よりヒータ15に
対する通電が開始されて形状記憶樹脂14が軟化し、該
形状記憶樹脂14が、図示のように、乗員(イ)の着座
状態に応じて変形することになる。そして、該形状記憶
樹脂14が変形したのちに、上記電源19によるヒータ
15への通電をカットすることにより、上記形状記憶樹
脂14が再び硬化し、該形状記憶樹脂14が着座状態に
変形した状態に保持されることになる。この場合、形状
記憶樹脂14の下方には、流体袋17が設けられている
ことにより、乗員(イ)の着座に伴って、圧力センサ2
4により該流体袋17内の圧力上昇が検出された場合に
は、上記コントロールユニット23により、ポンプ21
および切換え弁22が作動され、これにより、上記流体
袋17内の流体16が排出されて、該流体袋17が形状
記憶樹脂の変形形状に応じて変形し、座面からの乗員(
イ)に対する面圧が着座面全体に一様となって乗り心地
が一段と向上すると共に、ホールド感が一層向上するこ
とになる。更に、手動操作用スイッチ27を操作するこ
とにより、給排管20の途中に介装された切換弁22を
切り換えると共に、ポンプ21を作動させて上記流体袋
17に対して流体16を給排することにより、該流体袋
17の内圧を乗員の好みに応じて適宜調整することが可
能となって、これにより、乗り心地性を更に一段と向上
させることができる。
に、上記シートクツション2に乗員(イ)が着座すると
、これが上記荷重センサ18により検出されて、これに
より、コントロールユニット23に内蔵されたタイマー
回路28が作動して、乗員のtS後所定の時期、即ち、
その乗員(イ)の乗車姿勢が安定するまでに要゛すると
思われる所定の時間経過後においてスイッチング回路2
9が作動され、これにより、電源19よりヒータ15に
対する通電が開始されて形状記憶樹脂14が軟化し、該
形状記憶樹脂14が、図示のように、乗員(イ)の着座
状態に応じて変形することになる。そして、該形状記憶
樹脂14が変形したのちに、上記電源19によるヒータ
15への通電をカットすることにより、上記形状記憶樹
脂14が再び硬化し、該形状記憶樹脂14が着座状態に
変形した状態に保持されることになる。この場合、形状
記憶樹脂14の下方には、流体袋17が設けられている
ことにより、乗員(イ)の着座に伴って、圧力センサ2
4により該流体袋17内の圧力上昇が検出された場合に
は、上記コントロールユニット23により、ポンプ21
および切換え弁22が作動され、これにより、上記流体
袋17内の流体16が排出されて、該流体袋17が形状
記憶樹脂の変形形状に応じて変形し、座面からの乗員(
イ)に対する面圧が着座面全体に一様となって乗り心地
が一段と向上すると共に、ホールド感が一層向上するこ
とになる。更に、手動操作用スイッチ27を操作するこ
とにより、給排管20の途中に介装された切換弁22を
切り換えると共に、ポンプ21を作動させて上記流体袋
17に対して流体16を給排することにより、該流体袋
17の内圧を乗員の好みに応じて適宜調整することが可
能となって、これにより、乗り心地性を更に一段と向上
させることができる。
なお、本実施例においては、上記流体袋17を設けた構
成としたけれども、該流体袋17は必ずしも必要とする
ものではない、更に、本実施例においては、上記形状記
憶樹脂14をヒータ15の上下両面に配設した構成とし
たが、ヒータ15の上下両面のいずれか一方にのみ形状
記憶樹脂14を配設するようにしても良い、また、荷重
センサ18により、乗員の着座を検出した後、所定の時
期にヒータ15に対する通電を開始するように構成した
けれども、例えば、イグンニションスイッチON後、あ
るいは車速センサ等を設けることにより走行状態検出後
において所定の時期に上記し−タ15に対して通電を開
始するように構成しても良い。
成としたけれども、該流体袋17は必ずしも必要とする
ものではない、更に、本実施例においては、上記形状記
憶樹脂14をヒータ15の上下両面に配設した構成とし
たが、ヒータ15の上下両面のいずれか一方にのみ形状
記憶樹脂14を配設するようにしても良い、また、荷重
センサ18により、乗員の着座を検出した後、所定の時
期にヒータ15に対する通電を開始するように構成した
けれども、例えば、イグンニションスイッチON後、あ
るいは車速センサ等を設けることにより走行状態検出後
において所定の時期に上記し−タ15に対して通電を開
始するように構成しても良い。
以下、本発明に係る車両のシート装置の他の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
第6〜8図は、第2実施例を示すもので、この実施例に
おけるシートクツション102は、該シートクツション
102の底部を形成するシートフレーム106の上部に
配設されたクツション部材としてのウレタンフオーム等
からなる下部パッド体112aと、該下部パッド体11
2aの上部に設けられて同じくウレタンフオーム等から
なるクツション部材としての上部パッド体112bと、
これら下部パッド体112aおよび上部パッド体112
bの外周面を覆う合成樹脂等からなる表皮部材113と
を有する。そして、上記上部パッド体112bの下面に
は、多量の合成樹脂でなる微細な粒体114aと例えば
空気等の所定の気体が充填された粒体袋114が設けら
れており、該粒体袋114は、外力が加えられると内部
は充填された粒体114aが移動して外力の状態に応じ
て変形すると共に、この状態で粒体袋114内の気体を
抜き取ることにより、該粒体袋114が変形形状に保持
されるように構成されている。更に、該粒体袋114の
下面には、所定の液体等の流体116が充填された流体
袋117が配設されている。
おけるシートクツション102は、該シートクツション
102の底部を形成するシートフレーム106の上部に
配設されたクツション部材としてのウレタンフオーム等
からなる下部パッド体112aと、該下部パッド体11
2aの上部に設けられて同じくウレタンフオーム等から
なるクツション部材としての上部パッド体112bと、
これら下部パッド体112aおよび上部パッド体112
bの外周面を覆う合成樹脂等からなる表皮部材113と
を有する。そして、上記上部パッド体112bの下面に
は、多量の合成樹脂でなる微細な粒体114aと例えば
空気等の所定の気体が充填された粒体袋114が設けら
れており、該粒体袋114は、外力が加えられると内部
は充填された粒体114aが移動して外力の状態に応じ
て変形すると共に、この状態で粒体袋114内の気体を
抜き取ることにより、該粒体袋114が変形形状に保持
されるように構成されている。更に、該粒体袋114の
下面には、所定の液体等の流体116が充填された流体
袋117が配設されている。
ここで、上記粒体袋114および流体袋117に対する
制御システムを、第7図に基づいて説明すると、この制
御システムは、上記粒体袋114に給排気管路120a
を介して接続されたバキュームポンプ121aと、上記
給排気管路120aの途中に介装された切換え弁122
aと、上記流体袋117に給排管120bを介して接続
されたタンク内蔵型のポンプ121bと、上記給排管路
120bの途中に介装された切換え弁122bとを有す
ると共に、これらバキュームポンプ121a、ポンプ1
21bならびに各切換え弁122a、122bの作動を
制御するコントロールユニット123が備えられている
。そして、該コントロールユニット123には、上記第
1実施例と同様にシートクツション102に作用する荷
重の変化に基づいて乗員の着座状態を検出する荷重セン
サ118よりの信号と、上記粒体袋114および流体袋
117内にそれぞれ配設されて該粒体袋114や流体袋
117内の内圧を検出する各圧力センサ124a、12
4bよりの信号が入力されると共に、該コントロールユ
ニット123からは、上記各センサ118.124a、
124bからの出力信号に基づいて、上記バキュームポ
ンプ121a、ポンプ121bおよび各切換え弁122
a、122bに対して出力信号が出力されて、これらバ
キュームポンプ121a、ポンプ121bならびに各切
換え弁122a、122bの作動を制御するように構成
されている。
制御システムを、第7図に基づいて説明すると、この制
御システムは、上記粒体袋114に給排気管路120a
を介して接続されたバキュームポンプ121aと、上記
給排気管路120aの途中に介装された切換え弁122
aと、上記流体袋117に給排管120bを介して接続
されたタンク内蔵型のポンプ121bと、上記給排管路
120bの途中に介装された切換え弁122bとを有す
ると共に、これらバキュームポンプ121a、ポンプ1
21bならびに各切換え弁122a、122bの作動を
制御するコントロールユニット123が備えられている
。そして、該コントロールユニット123には、上記第
1実施例と同様にシートクツション102に作用する荷
重の変化に基づいて乗員の着座状態を検出する荷重セン
サ118よりの信号と、上記粒体袋114および流体袋
117内にそれぞれ配設されて該粒体袋114や流体袋
117内の内圧を検出する各圧力センサ124a、12
4bよりの信号が入力されると共に、該コントロールユ
ニット123からは、上記各センサ118.124a、
124bからの出力信号に基づいて、上記バキュームポ
ンプ121a、ポンプ121bおよび各切換え弁122
a、122bに対して出力信号が出力されて、これらバ
キュームポンプ121a、ポンプ121bならびに各切
換え弁122a、122bの作動を制御するように構成
されている。
なお、上記コントロールユニット123には、手動操作
用のスイッチ127が接続されていることにより、該ス
イッチ127を操作することにより、乗員の好みに応じ
て上記粒体袋114および流体袋117内の内圧を自由
に調整し得るように構成されている。
用のスイッチ127が接続されていることにより、該ス
イッチ127を操作することにより、乗員の好みに応じ
て上記粒体袋114および流体袋117内の内圧を自由
に調整し得るように構成されている。
上記の構成によれば、第8図に示すように、乗員(イ)
がシートクツション102上に着座すると、粒体袋11
4内の粒体114aが乗員(イ)の着座状態に応じて移
動することになる。そして、この状態において、荷重セ
ンサ118よりの出力信号に基づいてコントロールユニ
ット123により切換え弁122aおよびバキュームポ
ンプ121aが作動されることにより、該粒体袋114
内の気体が外部に排出されて粒体114aの移動が規制
され該粒体袋114が乗員の着座形状に変形することに
なる。この場合、粒体袋114の下面には、流体袋11
7が設けられていることにより、圧力センサ124bに
より該流体袋117内の圧力上昇が検出されたときには
、コントロールユニット123によりポンプ121bお
よび切換え弁122bが作動され、これにより、該流体
袋117内の流体が外部に排出されて該流体袋117も
変形することになって、面圧が着座面全体に一様となる
。従って、乗り心地性ならびにホールド性が向上するこ
とになる。更に、手動操作用スイッチ127を操作する
ことにより、上記流体袋117内の内圧を乗員の好みに
応じて可変し得るようになっているので乗り心地性なら
びにホールド性を更に一段と向上させることができる。
がシートクツション102上に着座すると、粒体袋11
4内の粒体114aが乗員(イ)の着座状態に応じて移
動することになる。そして、この状態において、荷重セ
ンサ118よりの出力信号に基づいてコントロールユニ
ット123により切換え弁122aおよびバキュームポ
ンプ121aが作動されることにより、該粒体袋114
内の気体が外部に排出されて粒体114aの移動が規制
され該粒体袋114が乗員の着座形状に変形することに
なる。この場合、粒体袋114の下面には、流体袋11
7が設けられていることにより、圧力センサ124bに
より該流体袋117内の圧力上昇が検出されたときには
、コントロールユニット123によりポンプ121bお
よび切換え弁122bが作動され、これにより、該流体
袋117内の流体が外部に排出されて該流体袋117も
変形することになって、面圧が着座面全体に一様となる
。従って、乗り心地性ならびにホールド性が向上するこ
とになる。更に、手動操作用スイッチ127を操作する
ことにより、上記流体袋117内の内圧を乗員の好みに
応じて可変し得るようになっているので乗り心地性なら
びにホールド性を更に一段と向上させることができる。
なお、この第2実施例においても、上記第1実施例と同
様に、流体袋117を設けた構成としたけれども、該流
体袋117は必ずしも必要とするものではない。
様に、流体袋117を設けた構成としたけれども、該流
体袋117は必ずしも必要とするものではない。
また、第9〜14図は、シート装置の第3実施例を示す
もので、このシート装置201は、乗員の着座面を形成
するシートクツション202と、これの後端部に連結部
材203を介して一体的に立設されて乗員の背部を支持
するシートバック204とからなるシート205を有す
る。そして、第10.11図に示すように、上記シート
クツション202の底部を構成するシートフレーム20
6の両側部にそれぞれ固設された左右一対のガイド部材
207.207が、車体底部を構成するフロアパネル2
08上に固設された左右一対のシート取付ブラケット2
09.209上にそれぞれ一体的に取り付けられたガイ
ドレール210.210に摺動自在に係合されているこ
とにより、上記シート205の全体が前後動自在に支持
されている。
もので、このシート装置201は、乗員の着座面を形成
するシートクツション202と、これの後端部に連結部
材203を介して一体的に立設されて乗員の背部を支持
するシートバック204とからなるシート205を有す
る。そして、第10.11図に示すように、上記シート
クツション202の底部を構成するシートフレーム20
6の両側部にそれぞれ固設された左右一対のガイド部材
207.207が、車体底部を構成するフロアパネル2
08上に固設された左右一対のシート取付ブラケット2
09.209上にそれぞれ一体的に取り付けられたガイ
ドレール210.210に摺動自在に係合されているこ
とにより、上記シート205の全体が前後動自在に支持
されている。
なお、図示しないけれども、上記ガイドレール210.
210とこれに係合されたガイド部材207.207と
の間には、従来周知の前後位置調整機構が設けられてい
ることにより、上記シートクツション202を前後動さ
せて前後位置を調整し得ると共に、その調整した位置で
該シートクツション202を固定し得るようになってい
る。また、第9図に示すように、上記シートバック20
4の上部には、ヘッドレスト211が設けられている。
210とこれに係合されたガイド部材207.207と
の間には、従来周知の前後位置調整機構が設けられてい
ることにより、上記シートクツション202を前後動さ
せて前後位置を調整し得ると共に、その調整した位置で
該シートクツション202を固定し得るようになってい
る。また、第9図に示すように、上記シートバック20
4の上部には、ヘッドレスト211が設けられている。
そして、この第3実施例においては、第10.11図に
示すように、上記シートクツション202を構成するシ
ートフレーム206上に、連続気泡性のウレタンフオー
ムからなるクツション部材212が配設されており、こ
のクツション部材212がゴム性の袋体214により密
封されている。また、この袋体214における前後左右
の周縁部を取り囲むようにしてウレタンフオームでなる
クツション部材212aが配設されていると共に、該袋
体214およびこれの周縁部に沿って配設されたクツシ
ョン部材212aの全体が合成樹脂等からなる表皮部材
213により覆われている。
示すように、上記シートクツション202を構成するシ
ートフレーム206上に、連続気泡性のウレタンフオー
ムからなるクツション部材212が配設されており、こ
のクツション部材212がゴム性の袋体214により密
封されている。また、この袋体214における前後左右
の周縁部を取り囲むようにしてウレタンフオームでなる
クツション部材212aが配設されていると共に、該袋
体214およびこれの周縁部に沿って配設されたクツシ
ョン部材212aの全体が合成樹脂等からなる表皮部材
213により覆われている。
そして、上記袋体214は、外力が加えられるとその内
部に密封された連続気泡性のウレタンフオームでなるク
ツション部材212が変形すると共に、この状態でクツ
ション部材212中に混入された空気を外部に排出する
ことにより、袋体214内が減圧されて該袋体214内
が負圧状態となって変形形状に保持されるようになって
いる。
部に密封された連続気泡性のウレタンフオームでなるク
ツション部材212が変形すると共に、この状態でクツ
ション部材212中に混入された空気を外部に排出する
ことにより、袋体214内が減圧されて該袋体214内
が負圧状態となって変形形状に保持されるようになって
いる。
更に、上記袋体214の下面とシートフレーム206の
上面との間には、荷重センサ218が配設されており、
乗員の着座時にシートクツション202に作用する荷重
の変化に基づいて乗員の着座を検出するように構成され
ている。
上面との間には、荷重センサ218が配設されており、
乗員の着座時にシートクツション202に作用する荷重
の変化に基づいて乗員の着座を検出するように構成され
ている。
次に、上記袋体214に対して空気を給排するための制
御システムを、第12図に基づいて説明すると、この制
御システムは、上記袋体214に対して空気を給排すべ
く該袋体214の所定位置に一端が接続された給排気管
220と、該給排管の他端に接続されて上記袋体214
内に密封されたクツション部材212中に混入されてい
る空気を外部に排出して該袋体214内を減圧させるバ
キュームポンプ221と、該ポンプ221と」ユ記袋2
14との間における給排気管220の途中に介装された
切換え弁222とを有すると共に、上記バキュームポン
プ221および切換え弁222の作動を制御するコント
ロールユニット223が備えられている。そして、この
コントロールユニット223には、上記袋体214内に
設けられて該袋体214内の内圧を検出する圧力センサ
224よりの信号と、上記荷重センサ218よりの信号
とが入力されると共に、該コントロールユニット223
からは、上記各センサ218.224からの出力信号に
基づいて、上記バキュームポンプ221ならびに切換え
弁222とに信号を出力することにより、これらバキュ
ームポンプ221、切換え弁222の作動を制御するよ
うに構成されている。
御システムを、第12図に基づいて説明すると、この制
御システムは、上記袋体214に対して空気を給排すべ
く該袋体214の所定位置に一端が接続された給排気管
220と、該給排管の他端に接続されて上記袋体214
内に密封されたクツション部材212中に混入されてい
る空気を外部に排出して該袋体214内を減圧させるバ
キュームポンプ221と、該ポンプ221と」ユ記袋2
14との間における給排気管220の途中に介装された
切換え弁222とを有すると共に、上記バキュームポン
プ221および切換え弁222の作動を制御するコント
ロールユニット223が備えられている。そして、この
コントロールユニット223には、上記袋体214内に
設けられて該袋体214内の内圧を検出する圧力センサ
224よりの信号と、上記荷重センサ218よりの信号
とが入力されると共に、該コントロールユニット223
からは、上記各センサ218.224からの出力信号に
基づいて、上記バキュームポンプ221ならびに切換え
弁222とに信号を出力することにより、これらバキュ
ームポンプ221、切換え弁222の作動を制御するよ
うに構成されている。
なお、上記コントロールユニット223には、手動操作
用スイッチ227が接続されており、該スイッチ227
を操作することにより、乗員の好みに応じて上記袋体2
14内の内圧を可変すべく該袋体214に対して空気の
給排を手動により行い得るように構成されていると共に
、該手動操作スイッチ227を操作することにより、切
換え弁222を切り換えて上記袋体214内を大気開放
し得るようになっている。
用スイッチ227が接続されており、該スイッチ227
を操作することにより、乗員の好みに応じて上記袋体2
14内の内圧を可変すべく該袋体214に対して空気の
給排を手動により行い得るように構成されていると共に
、該手動操作スイッチ227を操作することにより、切
換え弁222を切り換えて上記袋体214内を大気開放
し得るようになっている。
次に、上記コントロールユニット223により袋体21
4に対して空気を給排する制御を、第13図に示す制御
回路図に基づいて脱甲すると、該コントロールユニット
223には、上記荷重センサ218よりの信号に基づい
て作動するタイマ回路228と、該タイマ回路228か
らの信号に基づいてバキュームポンプ221を作動させ
るスイッチング回路229と、上記圧力センサ224よ
りの信号に基づいてスイッチング回路229の作動を制
御するための圧力調整回路230が備えられている。従
って、上記荷重センサ218により、乗員の着座を検出
した時には、その出力信号に基づいてタイマ回路228
が作動され、該タイマ回路228により所定の時間経過
後スイッチング回路229が作動されて、上記バキュー
ムポンプ221より袋体214内の空気が外部に排出さ
れることにより、座面が乗員の着座状態に変形すると共
に、上記圧力センサ224よりの信号に基づいて上記袋
体214内が所定の圧力(負圧状態)になったことを検
出したときには、圧力調節回路230が作動し、上記ス
イッチング回路229によるバキュームポンプ221の
作動状態を停止させるように構成されている。
4に対して空気を給排する制御を、第13図に示す制御
回路図に基づいて脱甲すると、該コントロールユニット
223には、上記荷重センサ218よりの信号に基づい
て作動するタイマ回路228と、該タイマ回路228か
らの信号に基づいてバキュームポンプ221を作動させ
るスイッチング回路229と、上記圧力センサ224よ
りの信号に基づいてスイッチング回路229の作動を制
御するための圧力調整回路230が備えられている。従
って、上記荷重センサ218により、乗員の着座を検出
した時には、その出力信号に基づいてタイマ回路228
が作動され、該タイマ回路228により所定の時間経過
後スイッチング回路229が作動されて、上記バキュー
ムポンプ221より袋体214内の空気が外部に排出さ
れることにより、座面が乗員の着座状態に変形すると共
に、上記圧力センサ224よりの信号に基づいて上記袋
体214内が所定の圧力(負圧状態)になったことを検
出したときには、圧力調節回路230が作動し、上記ス
イッチング回路229によるバキュームポンプ221の
作動状態を停止させるように構成されている。
次に、本実施例の作用を説明する。第14図に示すよう
に、上記シートクツション202に乗員(イ)が着座す
ると、これが上記荷重センサ218により検出されて、
これにより、コントロールユニット223に内蔵された
タイマー回路228が作動して、乗員の着座後所定の時
期、即ち、その乗員(イ)の乗車姿勢が安定するまでに
要すると思われる所定の時間経過後においてスイッチン
グ回路229が作動され、これにより、バキュームポン
プ221が作動されて袋体214内に密封されたクツシ
ョン部材212中に混入されている空気が外部に排出さ
れることになって、該袋体214が、図示のように、乗
員(イ)の着座状態に応じて変形することになる。そし
て、袋体214が変形したのちに、上記バキュームポン
プ221の作動を停止することにより、袋体214内が
負圧状態に維持されて該袋体214が着座状態に変形保
持されることになる。これにより、乗り心地が一段と向
上すると共に、ホールド感が一層向上することになる。
に、上記シートクツション202に乗員(イ)が着座す
ると、これが上記荷重センサ218により検出されて、
これにより、コントロールユニット223に内蔵された
タイマー回路228が作動して、乗員の着座後所定の時
期、即ち、その乗員(イ)の乗車姿勢が安定するまでに
要すると思われる所定の時間経過後においてスイッチン
グ回路229が作動され、これにより、バキュームポン
プ221が作動されて袋体214内に密封されたクツシ
ョン部材212中に混入されている空気が外部に排出さ
れることになって、該袋体214が、図示のように、乗
員(イ)の着座状態に応じて変形することになる。そし
て、袋体214が変形したのちに、上記バキュームポン
プ221の作動を停止することにより、袋体214内が
負圧状態に維持されて該袋体214が着座状態に変形保
持されることになる。これにより、乗り心地が一段と向
上すると共に、ホールド感が一層向上することになる。
更に、手動操作用スイッチ227を手動操作することに
より、給排気管220の途中に介装された切換弁222
を切り換えると共に、上記袋体214内の空気をバキュ
ームポンプ221により排出させることにより、該袋体
214の内圧を乗員の好みに応じて適宜調整することが
可能となって、これにより、乗り心地性を更に一段と向
上させることができる。
より、給排気管220の途中に介装された切換弁222
を切り換えると共に、上記袋体214内の空気をバキュ
ームポンプ221により排出させることにより、該袋体
214の内圧を乗員の好みに応じて適宜調整することが
可能となって、これにより、乗り心地性を更に一段と向
上させることができる。
なお、この第3実施例においては、上記袋体214の前
後左右の周縁部に沿って減圧されないクツション部材2
12aが配設されていることにより、上記袋体214の
減圧時にシートクツション202の全体が変形すること
を防止して、シートクツションめ表面を覆う表皮部材2
13に皺を発生させることのないようになっている。ま
た、上記荷重センサ218により、乗員の着座を検出し
た後、所定の時期にバキュームポンプ221を作動させ
るように構成したけれども、例えば、イグンニションス
イッチON後、あるいは車速センサ等を設けることによ
り走行状態検出後において所定の時期に上記バキューム
ポンプ221を作動させるように構成しても良い、更に
、上記荷重センサ218により乗員の着座状態を検出し
た場合に、コントロールユニット223より出力される
信号に基づいてエンジン回転数を高めると共に、上記切
換え弁222とエンジンの吸気通路側とを接続するよう
に構成することにより、上記バキュームポンプ221に
よ、り袋体214内を減圧する場合にエンジンの吸気負
圧を利用するようにして、該バキュームポンプ221の
負荷を軽減させるようにしてもよい。
後左右の周縁部に沿って減圧されないクツション部材2
12aが配設されていることにより、上記袋体214の
減圧時にシートクツション202の全体が変形すること
を防止して、シートクツションめ表面を覆う表皮部材2
13に皺を発生させることのないようになっている。ま
た、上記荷重センサ218により、乗員の着座を検出し
た後、所定の時期にバキュームポンプ221を作動させ
るように構成したけれども、例えば、イグンニションス
イッチON後、あるいは車速センサ等を設けることによ
り走行状態検出後において所定の時期に上記バキューム
ポンプ221を作動させるように構成しても良い、更に
、上記荷重センサ218により乗員の着座状態を検出し
た場合に、コントロールユニット223より出力される
信号に基づいてエンジン回転数を高めると共に、上記切
換え弁222とエンジンの吸気通路側とを接続するよう
に構成することにより、上記バキュームポンプ221に
よ、り袋体214内を減圧する場合にエンジンの吸気負
圧を利用するようにして、該バキュームポンプ221の
負荷を軽減させるようにしてもよい。
更にまた、上記第1ないし第3実施例においては、シー
トクツションを乗員の着座状態に変形保持させるように
構成したものであるが、乗員の背部を支持するシートバ
ックについても同様に構成することにより、該シートバ
ックを乗員の着座時に各乗員の体形に合わせて変形保持
させることにより、ホールド感を向上させることができ
る。
トクツションを乗員の着座状態に変形保持させるように
構成したものであるが、乗員の背部を支持するシートバ
ックについても同様に構成することにより、該シートバ
ックを乗員の着座時に各乗員の体形に合わせて変形保持
させることにより、ホールド感を向上させることができ
る。
次に、第15〜17図に基づいて、上記第3実施例と同
様構成とされた袋体に対して空気を給排するシステムの
他の実施例について説明する。
様構成とされた袋体に対して空気を給排するシステムの
他の実施例について説明する。
第15図に示すシートクツション302においては、上
記第3実施例と同様の制御システムにより排気管320
を介して減圧される袋体314の下部に多数の給気管3
20a・・・320aの先端部がそれぞれ挿通されてい
ると共に、各給気管320aが切換え弁322に接続さ
れたものである。
記第3実施例と同様の制御システムにより排気管320
を介して減圧される袋体314の下部に多数の給気管3
20a・・・320aの先端部がそれぞれ挿通されてい
ると共に、各給気管320aが切換え弁322に接続さ
れたものである。
これによれば、上記切換え弁322を切り換えることに
より袋体314内を大気開放する場合に、該袋体314
の下部に設けられた多数の給気管320a・・・320
aを介して袋体314内に大気が導入されることになっ
て、これにより、乗員の着座状態に変形した袋体314
を速やかに元の状態に戻すことがで、復元時間を短縮さ
せることができる。なお、第16図に拡大して示すよう
に、上記袋体314内に挿通される各給気管320a先
端部の外周面に多数の給気孔320a’・・・320a
′を形成することにより、より一層復元時間の短縮を図
ることができる。
より袋体314内を大気開放する場合に、該袋体314
の下部に設けられた多数の給気管320a・・・320
aを介して袋体314内に大気が導入されることになっ
て、これにより、乗員の着座状態に変形した袋体314
を速やかに元の状態に戻すことがで、復元時間を短縮さ
せることができる。なお、第16図に拡大して示すよう
に、上記袋体314内に挿通される各給気管320a先
端部の外周面に多数の給気孔320a’・・・320a
′を形成することにより、より一層復元時間の短縮を図
ることができる。
更に、第17図に示すシートクツション402において
は、上記第3実施例と同様の制御システムにより排気管
420を介して減圧される袋体414の下部に給気専用
の給気管420aの一端を接続し、且つ該給気管420
aの他端をコンプレッサ421に接続すると共に、該コ
ンプレッサ421と上記袋体414との間には、アキュ
ムレータ421aおよび切換え弁422をそれぞれ設け
たものである。これによれば、上記切換え弁422を切
り換えることにより、アキュムレータ421a内に蓄圧
された圧縮空気が給気管420aを介して一気に袋体4
14内に導入されることになって、これにより、乗員の
着座状態に変形した袋体414を極めて速やかに元の状
態に戻すことができ、復元時間を更に一段と短縮させる
ことができる。
は、上記第3実施例と同様の制御システムにより排気管
420を介して減圧される袋体414の下部に給気専用
の給気管420aの一端を接続し、且つ該給気管420
aの他端をコンプレッサ421に接続すると共に、該コ
ンプレッサ421と上記袋体414との間には、アキュ
ムレータ421aおよび切換え弁422をそれぞれ設け
たものである。これによれば、上記切換え弁422を切
り換えることにより、アキュムレータ421a内に蓄圧
された圧縮空気が給気管420aを介して一気に袋体4
14内に導入されることになって、これにより、乗員の
着座状態に変形した袋体414を極めて速やかに元の状
態に戻すことができ、復元時間を更に一段と短縮させる
ことができる。
また、第18〜24図は、上記第3実施例と同様構成と
されたシートクツションのクツション性を向上させるた
めの各実施例を示すもので、第18図に示すシートクツ
ション502は、クツション部材512が密封された袋
体514の下面とシートフレーム506の上面との間に
下部クツション部材512aを配設すると共に、上記袋
体514内を給排気管520を介して減圧するように構
成したものであって、これによれば、上記袋体514の
みが減圧されて該袋体514のクツション性が低下した
場合においても下部クツション部材512aの存在によ
り、クツション性を向上させることができる。特に、上
記下部クツション部材512aを独ケ気泡性のウレタン
フオームにより形成することによりクツション性をより
一層高めることができる。第19図に示すシートクツシ
ョン502′は、袋体514′を2層構造とすると共に
、上部層514a’内には比較的柔らかいクツション部
材512a’を密封し、且つ下部層514b’内には上
記クツション部材512a’より硬めのクツション部材
512b’を密封し、上記上部M 514 a ’およ
び下部層514b′を各給排気管520a’ 、520
b’を介してそれぞれ減圧することにより、袋体514
′の全体を乗員の着座状態に変形させると共に、その後
において、上部層514a’のみ大気開放することによ
り、クツション性を高めるようにしたものであって、こ
れによれば、特にシートクツション502′の表面部位
でのクツション性が向上することになる。第20図に示
すシートクツション602は、袋体614に密封された
クツション部材612の下部に多数のゴム性中空ボール
部材612a・・・612aを一体成形したものであっ
て、これら多数の中空ボール部材612aによりクツシ
ョン性が高められることになる。第21図に示すシート
クツション602′は、上記とは反対に、袋体614′
内に密封されたクツション部材612′の上部に上記と
同様の多数のゴム性中空ボール部材612a’・・・6
12a’を一体成形したものであって、これによれば、
特にシートクツション602′の表面部位でのクツショ
ン性を向上させることができる。第22図に示すシート
クツション702は、袋体714内に密封されたクツシ
ョン部材712の下部に凹部712aと凸部712bと
を交互に設けることにより、該クツション部材712の
下部を凹凸形状に形成したものであり、第23図に拡大
して示すように、上記クツション部材712の下部には
、多数の凹部712a・・・712aが所定の間隔で形
成されている。これによれば、クツション性が向上する
と共に、例えば、走行中における車体振動がクツション
部材712の下部に形成された凹部712aおよび凸部
712bにより効果的に吸収されることになって、これ
により、より一層クツション性を高めることができる。
されたシートクツションのクツション性を向上させるた
めの各実施例を示すもので、第18図に示すシートクツ
ション502は、クツション部材512が密封された袋
体514の下面とシートフレーム506の上面との間に
下部クツション部材512aを配設すると共に、上記袋
体514内を給排気管520を介して減圧するように構
成したものであって、これによれば、上記袋体514の
みが減圧されて該袋体514のクツション性が低下した
場合においても下部クツション部材512aの存在によ
り、クツション性を向上させることができる。特に、上
記下部クツション部材512aを独ケ気泡性のウレタン
フオームにより形成することによりクツション性をより
一層高めることができる。第19図に示すシートクツシ
ョン502′は、袋体514′を2層構造とすると共に
、上部層514a’内には比較的柔らかいクツション部
材512a’を密封し、且つ下部層514b’内には上
記クツション部材512a’より硬めのクツション部材
512b’を密封し、上記上部M 514 a ’およ
び下部層514b′を各給排気管520a’ 、520
b’を介してそれぞれ減圧することにより、袋体514
′の全体を乗員の着座状態に変形させると共に、その後
において、上部層514a’のみ大気開放することによ
り、クツション性を高めるようにしたものであって、こ
れによれば、特にシートクツション502′の表面部位
でのクツション性が向上することになる。第20図に示
すシートクツション602は、袋体614に密封された
クツション部材612の下部に多数のゴム性中空ボール
部材612a・・・612aを一体成形したものであっ
て、これら多数の中空ボール部材612aによりクツシ
ョン性が高められることになる。第21図に示すシート
クツション602′は、上記とは反対に、袋体614′
内に密封されたクツション部材612′の上部に上記と
同様の多数のゴム性中空ボール部材612a’・・・6
12a’を一体成形したものであって、これによれば、
特にシートクツション602′の表面部位でのクツショ
ン性を向上させることができる。第22図に示すシート
クツション702は、袋体714内に密封されたクツシ
ョン部材712の下部に凹部712aと凸部712bと
を交互に設けることにより、該クツション部材712の
下部を凹凸形状に形成したものであり、第23図に拡大
して示すように、上記クツション部材712の下部には
、多数の凹部712a・・・712aが所定の間隔で形
成されている。これによれば、クツション性が向上する
と共に、例えば、走行中における車体振動がクツション
部材712の下部に形成された凹部712aおよび凸部
712bにより効果的に吸収されることになって、これ
により、より一層クツション性を高めることができる。
なお、上記凹凸形状としては、図示の形状の特定される
ものではなく必要に応じて適宜の形状に設定することが
可能である。
ものではなく必要に応じて適宜の形状に設定することが
可能である。
また、第24図に示すシートクツション802は、クツ
ション部材812が密封された袋体814とシートフレ
ーム806との間に所定形状の板バネ812aを配設し
たものであり、該板バネ812aのバネ作用によりクツ
ション性が高められることになる。
ション部材812が密封された袋体814とシートフレ
ーム806との間に所定形状の板バネ812aを配設し
たものであり、該板バネ812aのバネ作用によりクツ
ション性が高められることになる。
なお、第25〜27図は、シートクツションを構成する
袋体と表皮部材との取付構造の実施例を示すもので、第
25図に示すものは、袋体914の上面に繊維を密に植
設された多数の脱着テープ940a・・・940aが固
着されていると共に、同じく繊維を密に植設されて上記
各脱着テープ940aに係止される多数の脱着テープ9
40b・・・940bが表皮部材913の下面に固着さ
れたものであって、上記各脱着テープ940aと940
bとを密着させることにより、極めて容易に袋体914
の表面に表皮部材913を取り付けることができる。
袋体と表皮部材との取付構造の実施例を示すもので、第
25図に示すものは、袋体914の上面に繊維を密に植
設された多数の脱着テープ940a・・・940aが固
着されていると共に、同じく繊維を密に植設されて上記
各脱着テープ940aに係止される多数の脱着テープ9
40b・・・940bが表皮部材913の下面に固着さ
れたものであって、上記各脱着テープ940aと940
bとを密着させることにより、極めて容易に袋体914
の表面に表皮部材913を取り付けることができる。
また、第26図に示すものは、袋体914′の上面に左
右一対のガイドレール940a’ 、940a’が一体
的に設けられていると共に、表皮部材913′の下面に
は、上記左右一対のガイドレール940a’ 、940
a’に係合される左右一対のガイド部材940b’、9
40b’が一体的に設けられたものであって、上記各ガ
イドレール940a’ 、940a’の一端部より各ガ
イド部材940b’、940’を挿通して、第27図に
拡大して示すように、袋体914′に一体的に設けられ
た上記各ガイドレール940a’に表皮部材913′に
一体的に設けられた各ガイド部材940b’をそれぞれ
係合させることにより、極めて容易に袋体914′に表
皮部材913′を取り付けることができる。
右一対のガイドレール940a’ 、940a’が一体
的に設けられていると共に、表皮部材913′の下面に
は、上記左右一対のガイドレール940a’ 、940
a’に係合される左右一対のガイド部材940b’、9
40b’が一体的に設けられたものであって、上記各ガ
イドレール940a’ 、940a’の一端部より各ガ
イド部材940b’、940’を挿通して、第27図に
拡大して示すように、袋体914′に一体的に設けられ
た上記各ガイドレール940a’に表皮部材913′に
一体的に設けられた各ガイド部材940b’をそれぞれ
係合させることにより、極めて容易に袋体914′に表
皮部材913′を取り付けることができる。
(発明の効果)
以上のように、本発明に係る車両のシート装置よれば、
乗員の着座状態に変形してその変形形状に座面を保持す
る座面形状のホールド手段と、検出手段により乗員の着
座状態を検出したのちの所定の時期に上記ホールド手段
を作動させるホールド手段制御装置が設けられているこ
とにより、乗員の着座後所定の時期において上記ホール
ド手段が、ホールド手段制御装置により作動されて乗員
の着座状態に変形してその変形形状に座面が保持される
ことになり、これにより、座面形状が個々の乗員の体形
に応じた最適な形状に保持されることになって、体形や
体重の異なる全ての乗員に対する乗り心地性ならびにホ
ールド性を一段と向上させることができる。
乗員の着座状態に変形してその変形形状に座面を保持す
る座面形状のホールド手段と、検出手段により乗員の着
座状態を検出したのちの所定の時期に上記ホールド手段
を作動させるホールド手段制御装置が設けられているこ
とにより、乗員の着座後所定の時期において上記ホール
ド手段が、ホールド手段制御装置により作動されて乗員
の着座状態に変形してその変形形状に座面が保持される
ことになり、これにより、座面形状が個々の乗員の体形
に応じた最適な形状に保持されることになって、体形や
体重の異なる全ての乗員に対する乗り心地性ならびにホ
ールド性を一段と向上させることができる。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は車両のシ
ート装置の第1実施例を示す全体概略図、第2図は第1
図におけるA−A切断線に沿ってみた要部拡大断面図、
第3図は第1実施例の車両のシート装置の制御システム
図、第4図はコントロールユニットによるヒータの作動
を制御する制御回路図、第5図は第1実施例の作用を説
明するための要部拡大断面図、第6図は車両のシート装
置の第2実施例を示す要部拡大断面図、第7図は第2実
施例の車両のシート装置の制御システム図、第8図は第
2実施例の作用を説明するための要部拡大断面図、第9
図は車両のシート装置の第3実施例を示す全体概略図、
第10図は第9図におけるB−B切断線に沿ってみた要
部拡大断面図、第11図は第10図におけるC−C切断
線に沿ってみた要部断面図、第12図は第3実施例の車
両のシート装置の制御システム図、第13図はコントロ
ールユニットによるバキュームポンプの作動を制御する
制御回路図、第14図は第3実施例の作用を説明するた
めの要部拡大断面図、第15図は袋体に対して空気を給
排するシステムの他の実施例を示すシートクツションの
要部断面図、第16図は一部を断面にして示す給気管の
部分拡大図、第17図は同じく袋体に対して空気を給排
するシステムの他の実施例を示すシートクツションの要
部断面図、第18〜22図はそれぞれクツション性を向
上させる各実施例を示すシートクツションの要部断面図
、第23図は第22図におけるD−D切断線に沿ってみ
た要部拡大断面図、第24図は同じくクツション性を向
上させる実施例を示すシートクツションの要部断面図、
第25.26図はそれぞれ表皮部材と袋体との取付構造
の実施例を示す全体概略斜視図、第27図は第26図に
おけるE−E切断線に沿ってみた要部拡大端面図である
。 14.114,214,314,414,514.51
4′、614,614’ 、714.814,914.
914’・・・ホールド手段(14・・・形状記憶樹脂
、114・・・粒体袋、214〜914・・・袋体>、
18,118.218・・・検出手段(荷重センサ)、
23,123.223・・・ホールド手段制御装ご(コ
ントロールユニット)。 jX l 図 第 2 凶 第9図 211 …1orA 竿 II ryJ 第15図 室16 買 が17図 ”’ 421a 421 第旧図 @20図 121 r7j 第22 rA @23図 FA24図 第25図 −ob 第26図 第27図 ′jL+LjO
ート装置の第1実施例を示す全体概略図、第2図は第1
図におけるA−A切断線に沿ってみた要部拡大断面図、
第3図は第1実施例の車両のシート装置の制御システム
図、第4図はコントロールユニットによるヒータの作動
を制御する制御回路図、第5図は第1実施例の作用を説
明するための要部拡大断面図、第6図は車両のシート装
置の第2実施例を示す要部拡大断面図、第7図は第2実
施例の車両のシート装置の制御システム図、第8図は第
2実施例の作用を説明するための要部拡大断面図、第9
図は車両のシート装置の第3実施例を示す全体概略図、
第10図は第9図におけるB−B切断線に沿ってみた要
部拡大断面図、第11図は第10図におけるC−C切断
線に沿ってみた要部断面図、第12図は第3実施例の車
両のシート装置の制御システム図、第13図はコントロ
ールユニットによるバキュームポンプの作動を制御する
制御回路図、第14図は第3実施例の作用を説明するた
めの要部拡大断面図、第15図は袋体に対して空気を給
排するシステムの他の実施例を示すシートクツションの
要部断面図、第16図は一部を断面にして示す給気管の
部分拡大図、第17図は同じく袋体に対して空気を給排
するシステムの他の実施例を示すシートクツションの要
部断面図、第18〜22図はそれぞれクツション性を向
上させる各実施例を示すシートクツションの要部断面図
、第23図は第22図におけるD−D切断線に沿ってみ
た要部拡大断面図、第24図は同じくクツション性を向
上させる実施例を示すシートクツションの要部断面図、
第25.26図はそれぞれ表皮部材と袋体との取付構造
の実施例を示す全体概略斜視図、第27図は第26図に
おけるE−E切断線に沿ってみた要部拡大端面図である
。 14.114,214,314,414,514.51
4′、614,614’ 、714.814,914.
914’・・・ホールド手段(14・・・形状記憶樹脂
、114・・・粒体袋、214〜914・・・袋体>、
18,118.218・・・検出手段(荷重センサ)、
23,123.223・・・ホールド手段制御装ご(コ
ントロールユニット)。 jX l 図 第 2 凶 第9図 211 …1orA 竿 II ryJ 第15図 室16 買 が17図 ”’ 421a 421 第旧図 @20図 121 r7j 第22 rA @23図 FA24図 第25図 −ob 第26図 第27図 ′jL+LjO
Claims (1)
- (1)乗員の着座状態に変形して、その変形形状に座面
を保持する座面形状のホールド手段と、乗員の着座を検
出する検出手段と、該検出手段により乗員の着座を検出
したのちの所定の時期に上記ホールド手段を作動させる
ホールド手段制御装置とが備えられていることを特徴と
する車両のシート装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9389589A JPH0277211A (ja) | 1988-06-10 | 1989-04-12 | 車両のシート装置 |
EP19890110478 EP0345806A3 (en) | 1988-06-10 | 1989-06-09 | Automobile seat assembly |
US07/898,399 US5176424A (en) | 1988-06-10 | 1992-06-11 | Automobile seat assembly |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14436888 | 1988-06-10 | ||
JP63-144368 | 1988-06-10 | ||
JP9389589A JPH0277211A (ja) | 1988-06-10 | 1989-04-12 | 車両のシート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0277211A true JPH0277211A (ja) | 1990-03-16 |
Family
ID=26435174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9389589A Pending JPH0277211A (ja) | 1988-06-10 | 1989-04-12 | 車両のシート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0277211A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH051366U (ja) * | 1991-06-26 | 1993-01-14 | 三菱自動車工業株式会社 | 形状可変シート |
JP2010017218A (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Reijiro Nishida | 座席シート |
CN102015362A (zh) * | 2008-03-04 | 2011-04-13 | 通用汽车环球科技运作公司 | 活性材料致动的座椅底座伸展器 |
JP2011512214A (ja) * | 2008-02-21 | 2011-04-21 | バリオウエル デベロップメント ジーエムビーエイチ | 賦形された生成物およびそれらの使用 |
GB2569287A (en) * | 2017-12-07 | 2019-06-19 | Jaguar Land Rover Ltd | Reformable article |
JP2020162907A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社Subaru | 車両用シート |
JP2020162906A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社Subaru | 車両用シート |
-
1989
- 1989-04-12 JP JP9389589A patent/JPH0277211A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH051366U (ja) * | 1991-06-26 | 1993-01-14 | 三菱自動車工業株式会社 | 形状可変シート |
JP2011512214A (ja) * | 2008-02-21 | 2011-04-21 | バリオウエル デベロップメント ジーエムビーエイチ | 賦形された生成物およびそれらの使用 |
CN102015362A (zh) * | 2008-03-04 | 2011-04-13 | 通用汽车环球科技运作公司 | 活性材料致动的座椅底座伸展器 |
JP2010017218A (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Reijiro Nishida | 座席シート |
GB2569287A (en) * | 2017-12-07 | 2019-06-19 | Jaguar Land Rover Ltd | Reformable article |
GB2569287B (en) * | 2017-12-07 | 2020-07-01 | Jaguar Land Rover Ltd | Reformable article |
JP2020162907A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社Subaru | 車両用シート |
JP2020162906A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社Subaru | 車両用シート |
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