JP2572902Y2 - 帯の型崩れ防止用クッション - Google Patents

帯の型崩れ防止用クッション

Info

Publication number
JP2572902Y2
JP2572902Y2 JP1992065577U JP6557792U JP2572902Y2 JP 2572902 Y2 JP2572902 Y2 JP 2572902Y2 JP 1992065577 U JP1992065577 U JP 1992065577U JP 6557792 U JP6557792 U JP 6557792U JP 2572902 Y2 JP2572902 Y2 JP 2572902Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushion
backrest
cushion body
knot
band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992065577U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0626611U (ja
Inventor
善章 古山
Original Assignee
善章 古山
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 善章 古山 filed Critical 善章 古山
Priority to JP1992065577U priority Critical patent/JP2572902Y2/ja
Publication of JPH0626611U publication Critical patent/JPH0626611U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2572902Y2 publication Critical patent/JP2572902Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、帯を締めた状態で、椅
子などの背もたれにもたれかかっても帯、特にその背中
側に突出した結び目が型崩れしないようにすることがで
きるクッションに関する。
【0002】
【従来の技術】昨今は、成人式や結婚式など特殊な事情
や行事がないかぎり、着物を着る機会も少なくなり、本
人は勿論のこと、周りの人達も着付けのできる人が少な
くなっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、着崩れや
帯の型崩れを起こしたりしても簡単に直すことができな
いため、行事等が終わり着物を脱ぐまで着崩れや帯の型
崩れが起こらないように気を配らなくてはならない。特
に、女性の場合、帯の結び目部分が背中側に突出してい
るため、椅子などに深く腰掛けて椅子の背もたれに凭れ
かかったりすると、背もたれ部で結び目部分が押し潰さ
れて型崩れしてしまう。そこで型崩れを起こさないよう
に、横座りしたり、お尻の先端部を腰掛け部に載せるだ
けの不安定な姿勢で椅子に座ったりしているが、このよ
うに不安定な姿勢を長時間続けることは非常に苦痛であ
る。さらに、このような座り方で自動車等の乗物の座席
に座って移動する場合には、急発進、急停車などした時
に非常に危険でもある。
【0004】本考案は、このような事情に鑑みて、帯を
していても、椅子や座席に深く腰かけて楽な姿勢で座る
ことができ、帯、特に背中側に突出した帯の結び目の型
崩れを防止することができるクッションを提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる帯の型崩
れ防止用クッションは、このような目的を達成するため
に、空気室に空気が充填され、中央に帯の結び目が嵌ま
り込み、帯の結び目の厚み幅と略同じか少し深い貫通孔
を有し、その上端縁部に円弧状に切除されたような首受
部を有したチューブ状の第1クッション体と、空気室に
空気が充填され、この第1クッション体の前記貫通孔に
嵌合する大きさに形成されている第2クッション体とを
備え、第1クッション体と第2クッション体とが、第2
クッション体を貫通孔への嵌合した状態で係着自在にな
っているとともに、第1クッション体は、貫通孔に帯の
結び目が嵌まり込んだ状態で、使用者の体に固定自在な
固定手段が設けられていると構成した。
【0006】上記構成において、背当て部および腰当て
部のクッション性は、特に限定されないが、少なくとも
背当て部および腰当て部の外層材を可撓性を有する材料
で形成するとともに、この外層材の内部に発泡ウレタン
樹脂などの弾性材を充填したり、空気などを充満させる
ことによって得ることができる。また、このクッション
には、人体などへの固定手段も設けておくことが好まし
い。
【0007】
【作用】上記構成によれば、背中に背当て部が、腰に腰
当て部がそれぞれ当たるとともに、貫通部に帯の結び目
が嵌まり込むように着物を着た人にクッションを装着す
る。そして、装着した状態で椅子や座席の背もたれに凭
れかかると、背中および腰が背当て部あるいは腰当て部
を介して背もたれに支持される。しかも、貫通部に嵌ま
り込んだ帯の結び目は、背当て部および腰当て部の厚み
が結び目の厚みと略同じか厚めであるため、背もたれに
殆どあたらず貫通穴内に保持される。
【0008】
【実施例】以下に、本考案を、その実施例をあらわす図
面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本考案にかかる
帯の型崩れ防止用クッション(以下、「クッション」と
のみ記す)を斜め上から見てあらわしている。図に示す
ように、このクッション1は、略口形に打ち抜かれた2
枚の合成樹脂製シート材が周縁部を融着や接着などによ
り気密に貼り合わせることで成形されていて、図示して
いない弁から空気を2枚の合成樹脂製シート材の間に形
成された空気室内へ充満させることで得られるようにな
っていて、背当て部2、腰当て部3および貫通穴4を備
えている。
【0009】背当て部2および腰当て部3は、貫通穴4
の両側に設けられた連絡部5を介して連通しているとと
もに、一杯に空気を充満させたとき、その厚みが帯の結
び目の厚みより厚くなるように設定してある。そして、
背当て部2はその上端縁部に円弧状に切除されたような
首受部21が形成されている。
【0010】また、貫通穴4部分には、図2に示すよう
に、クッション1を成形するのに用いられる略口形の合
成樹脂製シートを打ち抜いた残りの端切れシートを2枚
合わせて成形した第2のクッション6が嵌挿自在になっ
ている。この第2のクッション6は、クッション1と同
様に弁から空気を空気室に充満させることで得られるよ
うになっているとともに、貫通穴4に嵌挿し、係止片6
1,61に設けられたマジックテープ11,11を介し
てクッション1と一体化できるようになっている。
【0011】さらに、首受部21に両端部および連絡部
5の外側部にそれぞれクッション材1の固定用の紐1
2,12やゴム紐13等の端部を挿通して固定する取付
部14,14,15,15が設けられている。なお、ク
ッション1および第2のクッション6は、不使用時に
は、前記弁を開放して内部の空気を抜くことによって小
さく折り畳めるようになっている。
【0012】このクッション1は、上記のようになって
おり、図3に示すように、帯の結び目71を貫通部4に
嵌め込むとともに、背当て部2が背中72に腰当て部3
が腰73にそれぞれ当たるようにしたのち、取付部1
4,14に一端を取りつけた紐12,12を体7の前で
結ぶことによって体7に一体に装着することができる。
【0013】そして、上記のように装着した状態で、図
4に示すように、背中72および腰73が背当て部2あ
るいは腰当て部3を介して背もたれ81に凭れかかるよ
うに座席8に座るようにすれば、長時間座席8に座って
いても疲れず、帯の結び目71も型崩れしない。しか
も、自動車が急発進や急停車しても安全である。また、
この実施例のクッション1は、帯の結び目71の型崩れ
を防止するためだけでなく、図1および図2に示すよう
に、取付部15,15間に掛け渡すように取りつけたゴ
ム紐13を図5に示すように運転席74のヘッドレスト
(図示せず)などに引っ掛けておけば、衝突時などに運
転者76の首を保護するクッション材としても使用でき
る。
【0014】さらに、自動車の運転席や助手席を後部座
席側へ倒し、図2に示すように第2のクッション6を貫
通部4内に嵌まり込むように装着した状態のクッション
1を座席に敷くようにすれば、ドライバーが楽な姿勢で
仮眠することができるようになる。しかも、不使用時に
は、弁を開放し、空気を抜けば、小さく折り畳め携帯に
も便利である。
【0015】なお、第2のクッション6は、縦にして股
の間に挟むようにして尻の下に敷くようにすれば、足が
痺れたりすることなく長時間正座を行うことができる。
また、図6に示すように、第2のクッション6は、飛行
機や自動車の足置きとして使用したり、図7に示すよう
に、進展者が運転席で車窓に凭れて仮眠等する時の枕代
わりとして使用することもできる。
【0016】本考案にかかるクッションは、上記の実施
例に限定されない。すなわち、上記の実施例では、背当
て部2の上端部に首受部21が形成されているが、無く
ても構わない。また、上記の実施例では、背当て部2と
腰当て部3とが連絡部5を介して連通しているが、背当
て部2と腰当て部3の空気室が仕切られていて構わな
い。さらに、上記の実施例では、紐12,12によって
クッション1が体7に装着されるようになっているが、
紐12,12に代えて弾性材をクッション1の両側から
対面するように取付け、2つの弾性材によって体7を挟
むようにして弾性材7の弾性力で装着するようにしても
よい。また、クッション1は、図8に示すように浮き袋
の代わりに用いることもできる。
【0017】
【考案の効果】本考案にかかる帯の型崩れ防止用クッシ
ョンは、以上のように構成されているので、装着した状
態で椅子や座席の背もたれに凭れかかると、背中および
腰が背当て部あるいは腰当て部を介して背もたれに支持
される。しかも、貫通部に嵌まり込んだ帯の結び目は、
背当て部および腰当て部の厚みが結び目の厚みと略同じ
か厚めであるため、背もたれに殆どあたらず貫通穴内に
保持される。
【0018】したがって、長時間椅子に座っていても疲
れず、帯の結び目が型崩れしたりすることがなくなる。
また、座席に深く腰掛けることができるようになるの
で、急発進や急停車することがあっても安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる帯の型崩れ防止用クッションの
1実施例をあらわす斜視図である。
【図2】図1のクッションに第2のクッションを装着し
た状態をあらわす斜視図である。
【図3】図1のクッションを帯をした女性に装着した状
態をあらわす斜視図である。
【図4】クッションを装着した状態で座席に腰掛けた状
態をあらわす側断面図である。
【図5】クッションを運転者の首を保護するクッション
材として使用した例をあらわす側面図である。
【図6】第2のクッションを足置きとして使用した例を
あらわす斜視図である。
【図7】第2のクッションを枕代わりに使用した例をあ
らわす斜視図である。
【図8】クッションを浮き袋代わりに使用した例をあら
わす斜視図である。
【符号の説明】
1 クッション(帯の型崩れ防止用) 2 背当て部 3 腰当て部 4 貫通穴 71 帯の結び目

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気室に空気が充填され、中央に帯の結び
    目が嵌まり込み、帯の結び目の厚み幅と略同じか少し深
    い貫通孔を有し、その上端縁部に円弧状に切除されたよ
    うな首受部を有したチューブ状の第1クッション体と、
    空気室に空気が充填され、この第1クッション体の前記
    貫通孔に嵌合する大きさに形成されている第2クッショ
    ン体とを備え、第1クッション体と第2クッション体と
    が、第2クッション体を貫通孔への嵌合した状態で係着
    自在になっているとともに、第1クッション体は、貫通
    孔に帯の結び目が嵌まり込んだ状態で、使用者の体に固
    定自在な固定手段が設けられていることを特徴とする帯
    の型崩れ防止用クッション。
JP1992065577U 1992-09-21 1992-09-21 帯の型崩れ防止用クッション Expired - Lifetime JP2572902Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992065577U JP2572902Y2 (ja) 1992-09-21 1992-09-21 帯の型崩れ防止用クッション

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992065577U JP2572902Y2 (ja) 1992-09-21 1992-09-21 帯の型崩れ防止用クッション

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0626611U JPH0626611U (ja) 1994-04-12
JP2572902Y2 true JP2572902Y2 (ja) 1998-05-25

Family

ID=13291001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992065577U Expired - Lifetime JP2572902Y2 (ja) 1992-09-21 1992-09-21 帯の型崩れ防止用クッション

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2572902Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6457051B2 (ja) * 2017-11-01 2019-01-23 パラマウントベッド株式会社 椅子

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57164660U (ja) * 1981-04-13 1982-10-16
JPS5979046U (ja) * 1982-11-18 1984-05-29 株式会社タチエス 座席背もたれの補助クツシヨン体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0626611U (ja) 1994-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5292175A (en) Inflatable child vehicle seat
US5505523A (en) Safety nap cushion for use with a chair back
US5292176A (en) Inflatable child vehicle seat
JP3557401B2 (ja) チャイルドシート
US6116691A (en) Head support pillow
US20040032154A1 (en) Sleeping occupant protection system for vehicles
WO2000060983A1 (en) Travel headrest
US11419422B2 (en) Portable support device and method of using the same
WO1994005189A2 (en) Inflatable infant vehicle seat/bed
JP2572902Y2 (ja) 帯の型崩れ防止用クッション
JP2004033529A (ja) 車椅子のシート
GB2388770A (en) Inflatable travel seat for a child
JPH1111192A (ja) チャイルドシート
JP2003000383A (ja) シートカバー
JP3407864B2 (ja) 携帯用チャイルドシート
WO2016029834A1 (zh) 汽车座椅套
JPH10166917A (ja) 自動車用シート
JP2954473B2 (ja) 車輌用シート
JP3213646U (ja) ミニクッション
KR100650977B1 (ko) 의자용 방석
JP3272916B2 (ja) 育児器具の座席
EP3413756B1 (en) A device for a child seat
JP2583749Y2 (ja) 小児用シートベルト装置
JP2582029Y2 (ja) 車輌用シート
TWM610990U (zh) 安全坐墊結構