JPH0528246U - 硬さおよび形状調整式ヘツドレスト - Google Patents

硬さおよび形状調整式ヘツドレスト

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JPH0528246U
JPH0528246U JP8580291U JP8580291U JPH0528246U JP H0528246 U JPH0528246 U JP H0528246U JP 8580291 U JP8580291 U JP 8580291U JP 8580291 U JP8580291 U JP 8580291U JP H0528246 U JPH0528246 U JP H0528246U
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JP
Japan
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headrest
air
hardness
shape
airbag
Prior art date
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Pending
Application number
JP8580291U
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English (en)
Inventor
英夫 名張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
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Publication of JPH0528246U publication Critical patent/JPH0528246U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のヘッドレストは上下方向あるいは前後
方向に位置調整ができるだけであったが、その硬さおよ
び形状をも調整可能とすることによって、よりきめの細
かい調整をして最良の状態でヘッドレストを使用できる
ようにする。 【構成】 着座者の後頭部が当接されるヘッドレスト1
の前部には、偏平袋体をなすエアバック3を内装し、該
エアバック3には圧縮エアを供給かつ抜取り可能なエア
調整手段7,8を接続して、該エアバック3を膨張また
は収縮させることによりヘッドレスト前面の硬さおよび
形状を調整可能に構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば車両のシートに付設されるヘッドレストに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図5に示すようにいわゆるローバックタイプのシートにあっては、 ヘッドレスト20は、支持ステー22を介してシートバック21の上端部に支持 されており、上下方向の位置あるいは前後方向の傾斜角度を調整することができ るようになっている。これにより、着座者は自分の体格あるいは姿勢等に合わせ てヘッドレスト20の位置を調整することができた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のヘッドレスト20はその位置あるいは傾斜角度につ いては調整することができたが、その硬さあるいは形状については調整すること ができないものであり、このことから、着座者の体格あるいは着座姿勢等の様々 な状況に応じてよりきめの細かい調整をすることはできなかった。
【0004】 本考案はこの問題点に鑑みなされたもので、硬さおよび形状を調整することが できるヘッドレストを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来の問題点を解決するため、着座者の後頭部が当接されるヘッ ドレストの前部には、偏平袋体をなすエアバックを内装し、該エアバックには圧 縮エアを供給かつ抜取り可能なエア調整手段を接続する構成としたことを特徴と する。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、エアバックに圧縮エアを供給するとこのエアバックは膨張 して、ヘッドレストの前部は膨らみ状に変形し、また、これにともなって硬くな る。逆に、エアバックから圧縮エアを抜き取るとこのエアバックは収縮して、ヘ ッドレストの前部は偏平状に形状が変化するとともに柔らかくなる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。 なお、本例では、硬さおよび形状を調整可能であるとともに、位置調整をも可 能なヘッドレストを例示して説明するが、位置調整機能については従来どおり構 成したものであるのでその説明および図示を省略した。
【0008】 このヘッドレスト1は、図1に示すように骨部材となるリインフォース10の 全周にクッション部材11を包着し、このクッション部材11の外周にカバー1 2を包着し、さらに、クッション部材11の前面とカバー12との間に偏平袋状 をなすエアバック3を装着したものを主体として形成されており、リインフォー ス11の下面から突出して取付けられた中空パイプ状のステー9,9がシートバ ック13の上面に設けられた支持孔(図示省略)に挿入されて当該ヘッドレスト 1がシートバック13の上部に取付けられている
【0009】 リインフォース10は合成樹脂の一体成形により略ブロック体状に形成された もので、図示するようにその前面(図示左側面)から同下面に到って挿通孔10 aが形成され、この挿通孔10aは上記ステー9の内周孔に連通して、後述する エアホース6を挿通可能に形成されている。
【0010】 クッション部材11は、衝撃吸収ウレタンフォームを発泡成形して形成された もので、このクッション部材11の前部にもエアホース6を挿通するための挿通 孔11aが上記リインフォース10に形成された挿通孔10aに連通して形成さ れている。
【0011】 カバー12は、塩化ビニールのシート材で形成されており、その前面すなわち 乗員の後頭部が当接される部分は、エアバック3の膨張または収縮に合わせて伸 縮するよう蛇腹状に形成されている(以下、この部分を「ダーツ部12a」とい う)。このダーツ部12aの裏面に沿ってエアバック3が装着されている。
【0012】 このエアバック3は、一定の弾性を有する合成ゴムを素材として偏平袋状に形 成されたもので、図示するようにクッション部材11の前面をほぼ全面に渡って 覆う大きさで形成されている。このエアバック3は、エアホース6を介してエア 調整手段に接続されている。
【0013】 エアホース6は、上記クッション部材11の挿通孔11aを経てリインフォー ス10に形成された挿通孔10aに挿入され、ステー9の内周孔を経てシートバ ック13に到りエア調整手段に接続されている。
【0014】 このエア調整手段は、シートバック13の側部に設けられたエア切換え装置8 と、シート下方のフロア上に設置された電動エアポンプ7とを備えており、エア 切換え装置8には上記エアホース6が接続されるとともに、接続ホース6aを介 して電動エアポンプ7が接続されている。
【0015】 このエア切換え装置8には、図示するように電動エアポンプ始動用のスイッチ 8aと、圧縮エア供給用のスイッチ8bと、大気開放用のスイッチ8cとを有し ており、電動エアポンプ7はスイッチ8aを経てエンジンルーム内のバッテリ( 図示省略)に継電接続されている。また、スイッチ8bを操作すればエアホース 6と6aが連通されてエアバック3に圧縮エアを供給可能、スイッチ8cを操作 すればエアホース6はエアホース6aとは遮断されて大気開放ノズル8dに連通 し、エアバック3内の圧縮エアを大気開放することができる。
【0016】 本例は以上のように構成したことから、エア切換え装置8のスイッチ8bを操 作してエアバック3内に圧縮エアを供給すれば、このエアバック3は、図3に示 すように膨張するとともにエアが充満することから硬くなり、これによりヘッド レスト1の前面は膨出状に形状が変化するとともに硬くなる。
【0017】 また、逆にエア調整装置8のスイッチ8cを操作してエアバック3内の圧縮エ アをノズル8dから大気開放すれば、このエアバック3は、図2に示すように収 縮するとともに柔らかくなり、これによりヘッドレスト1の前部は偏平状あるい は窪み状に変形するとともに柔らかくなる。
【0018】 このように、ヘッドレスト1の前面すなわち乗員の後頭部が当接される部位に エアバック3を内装し、このエアバック3を圧縮エアによって膨張または収縮さ せてその形状および硬さを変化させることにより、このヘッドレスト1の前部の 形状および硬さを調整することができる。
【0019】 これにより、乗員は従来通りヘッドレスト1の位置を調整することができると ともに、その形状および硬さをも調整することができるので、自己の体格あるい は運転姿勢等に合わせてきめの細かい調整を行うことができ、ヘッドレスト1を 最良の状態で使用することができるようになる。
【0020】 次に、以上説明した実施例においては、単一のエアバック3を内装した場合を 例示したが、複数のエアバックを内装してそれぞれ独立して形状および硬さを変 更可能な構成としてもよい。
【0021】 すなわち、この場合のヘッドレスト1′は、図4に示すようにクッション部材 11の前面とカバー12との間に3つのエアバック14〜16を備えている。こ のエアバック14〜16は上下方向に並べて取付けられており、この3つのエア バック14〜16によってクッション部材11の前面すなわちカバー12のダー ツ部12aの裏面がほぼ全面に渡って覆われている。
【0022】 各エアバック14〜16には、それぞれ個別のエアホース17〜19が接続さ れ、各エアホース17〜19はリインフォース10の挿通孔10aおよびステー 9の内周孔を経てシートバック13の側部に取付けられたエア切換え装置20に 接続されている。また、この切換え装置20には、前記実施例と同様に接続ホー ス6aを介して電動ポンプ7が接続されている。
【0023】 なお、エアホース17〜19の太さによっては、一つの挿通孔10aあるいは 1本のステー9の内周孔にまとめて配管することが不可能な場合があり、この場 合には適宜リインフォース10に挿通孔を増設したり、ステー9,9の双方の内 周孔を利用する等すればよい。
【0024】 次に、この場合のエア切換え装置20は、電動ポンプ始動用のスイッチ20a の他に、各エアホース17〜19に対応して各別のスイッチ20b,20c,2 0dが設けられており、スイッチ20aを操作して電動ポンプ7を作動させた状 態で各スイッチ20b〜20dを供給側に操作すれば、それぞれのスイッチに対 応したエアバック14〜16に圧縮エアを供給可能、遮断側に操作すれば圧縮エ アの供給は遮断されて各エアバック内は密閉され、開放側に操作すれば各エアバ ック内の圧縮エアは大気開放ノズル20eから放出されるようになっている。
【0025】 このように、本例のヘッドレスト1′には3つのエアバック14〜16が内装 され、それぞれを独立して膨張または収縮させることができるようになっている 。この構成によれば、前記例示した単一のエアバック3による場合に比して、よ り局部的な形状および硬さを調整することが可能となり、より一層種々状況に対 応したヘッドレストの調整をすることができる。
【0026】 なお、本例では従来の位置調整機能に加えて形状および硬さを調整可能とする 場合で説明したが、位置調整機能の有無に関係なく適用することが可能なもので あって、このことからヘッドレストが一体に形成されたいわゆるハイバックタイ プのシートであっても適用可能なものである。
【0027】 また、本例のヘッドレストは、車両用のシートに限らず一般的なソファー等に も広く適用可能なものである。
【0028】
【考案の効果】
本考案は上記構成としたことから、着座者の体格あるいは着座姿勢等に合わせ てよりきめの細かい調整を行うことができ、ヘッドレストを最良の状態で使用す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に関し、ヘッドレストの縦断面
図である。
【図2】エアバックを収縮させた時のヘッドレストの横
断面図である。
【図3】エアバックを膨張させた時のヘッドレストの横
断面図である。
【図4】エアバックを複数内装した場合のヘッドレスト
の縦断面図である。
【図5】従来のヘッドレストの側面図である。
【符号の説明】
1…ヘッドレスト、3,14,15,16…エアバック 7…電動エアポンプ、8,20…エア切換え装置 10…リインフォース、11…クッション部材、12…
カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座者の後頭部が当接されるヘッドレス
    トの前部には、偏平袋体をなすエアバックを内装し、該
    エアバックには圧縮エアを供給かつ抜取り可能なエア調
    整手段を接続する構成としたことを特徴とする硬さおよ
    び形状調整式ヘッドレスト。
JP8580291U 1991-09-24 1991-09-24 硬さおよび形状調整式ヘツドレスト Pending JPH0528246U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09182644A (ja) * 1995-12-22 1997-07-15 Mercedes Benz Ag 車両シート用ヘッドレスト
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