JPH0677598U - 車両用シートの安座構造 - Google Patents
車両用シートの安座構造Info
- Publication number
- JPH0677598U JPH0677598U JP2386093U JP2386093U JPH0677598U JP H0677598 U JPH0677598 U JP H0677598U JP 2386093 U JP2386093 U JP 2386093U JP 2386093 U JP2386093 U JP 2386093U JP H0677598 U JPH0677598 U JP H0677598U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- body shape
- seated person
- vehicle seat
- driving posture
- Prior art date
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- Pending
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な構造で、着座者の体型や運転姿勢に応
じたシート形状や硬さを創出する。 【構成】 車両用シートまたはシートカバーの座部11
および背凭部12における着座者の身体各部の対応部位
に複数の体型調整用ポケット21が配設され、この体型
調整用ポケット21は着座者の体型や運転姿勢に応じて
クッション材22を詰め抜き可能に構成されている。 【効果】 着座者の好みに応じて各ポケット21にクッ
ション材22を詰めたり抜いたりすることにより、着座
者の好みに即応した最適の座り快ちや最適の運転姿勢を
創出することができる。
じたシート形状や硬さを創出する。 【構成】 車両用シートまたはシートカバーの座部11
および背凭部12における着座者の身体各部の対応部位
に複数の体型調整用ポケット21が配設され、この体型
調整用ポケット21は着座者の体型や運転姿勢に応じて
クッション材22を詰め抜き可能に構成されている。 【効果】 着座者の好みに応じて各ポケット21にクッ
ション材22を詰めたり抜いたりすることにより、着座
者の好みに即応した最適の座り快ちや最適の運転姿勢を
創出することができる。
Description
【0001】
本考案は、車両用シートに関し、特に、着座者の安座状態を維持するシートの 安座構造に関する。
【0002】
車両のシートの形状やシートクッション等の硬さは、各シートメーカーにより 万人向けに設定されている。しかし、そのシートに着座する人の体型や好みの硬 さは千差万別である。
【0003】 これら着座者の体型や好みに硬さや形状を合わせる車両用シートの安座構造と して、例えば、実開昭56−98054号のバケットシートが提案されている。 このバケットシートは、シート内にクッション部になる複数の空気袋と、この空 気袋に対する空気の流出入を制御する切換弁とが埋設されており、この切換弁に 圧縮空気を送る圧縮空気供給源がシート外に設けられて構成されている。そして 、圧縮空気供給源を起動させ、切換弁を手動または電動で開閉させて、所望の空 気袋の空気量を調整することにより、着座者の体型や運転姿勢に応じたシートの 形状や硬さを得るようになっている。
【0004】
しかしながら、前記したバケットシートにおいては、シート内に空気袋や切換 弁等の弁装置が内蔵され、シート外にもポンプやコンプレッサあるいはタンクと いった圧縮空気供給源が配備されているため、構造がきわめて複雑化し、その分 、重量増やコストアップになるという問題がある。
【0005】 本考案の目的は、簡易な構造で、着座者の体型や運転姿勢に応じたシート形状 や硬さを容易に実現させることができる車両用シートの安座構造を提供すること にある。
【0006】
本考案に係る車両用シートの安座構造は、車両用シートまたは車両用シートに 被せられるシートカバーの座部および背凭部における着座者の身体各部の対応部 位に複数の体型調整用ポケットが設けられており、この体型調整用ポケットは着 座者の体型や運転姿勢に応じて、クッション材を詰め抜き可能に構成されている ことを特徴とする。
【0007】
前記した手段によれば、体型調整用ポケットにクッション材を詰めたり、詰め たクッション材を抜くことにより、着座者の体型や運転姿勢に対応したシートの 座り状態を自由に調整することができる。しかも、シート表皮またはシートカバ ーにポケットを配設すれば済むため、構造はきわめて簡単である。
【0008】
図1は本考案の一実施例である車両用シートの安座構造を示す斜視図、図2は その側面断面図である。
【0009】 本実施例において、車両用シートの安座構造が搭載されている車両用シートは 、座部11、背凭部12、ヘッドレスト部13を備えている。座部11は着座者 の臀部対応部14、太股対応部15および両側土手部16から構成されており、 背凭部12は着座者の腰椎対応部17、下部背中部18、上部背中部19および 両側土手部20から構成されている。
【0010】 座部11および背凭部12を構成する各部には、各体型調整用ポケット21が それぞれ設けられている。この体型調整用ポケット21はシート表皮が二重に縫 合されて形成されており、その開口は座部11側のものでは前方に、背凭部12 側のものでは上方に向けて開けられている。そして、これらの体型調整用ポケッ ト21内には、クッション材22が開口からそれぞれ詰められたり抜かれたりし 得るようになっている。
【0011】 クッション材22は体型調整用ポケット21に詰め込まれ、その脹らみにより 、着座者の体型や運転姿勢を最良の状態に適応させる得るように構成されている 。また、このクッション材22の硬さは、自由に設定することができる。例えば 、クッション材22は綿やスポンジ等の柔軟性があり、かつ、変形容易な材料を 袋詰め等により密封されることにより形成されている。そして、このクッション 材22の硬さは、綿やスポンジ等の材質や袋詰め量を加減することにより、調節 することができる。
【0012】 前記構成に係る車両用シートの安座構造において、例えば、腰椎対応部17が 着座者の体型に合わない場合には、腰椎対応部17に対応する体型調整用ポケッ ト21にクッション材22を詰め込む。同じように、臀部対応部14や太股対応 部15が着座者の運転姿勢に合わなければ、これら各部に対応する二つの体型調 整用ポケット21にクッション材22をそれぞれ詰め込む。これにより、クッシ ョン材22が当該部位に柔軟な脹らみを持たせ、着座者の体型や運転姿勢が最良 の状態に適合される。
【0013】 また、着座者の脇腹や太股両側を締めたい場合には、両側土手部16、20に 対応する体型調整用ポケット21にクッション材22をそれぞれ詰める。下部背 中部18、上部背中部19についても同様である。
【0014】 以上説明したように、本実施例によれば、着座者の好みに合わせて、必要部位 の体型調整用ポケット21の一箇所あるいは数箇所にクッション材22を詰めた り、抜いたりするという簡易な作業で、着座者の好みに対応した最良の着座状態 を実現することができる。
【0015】 逆に、既に詰め込まれているクッション材22の脹らみが邪魔になって、着座 者の体型に合わず、運転姿勢が悪くなるような場合には、体型に適合しない各部 に配置されている体型調整用ポケット21からクッション材22を適当に抜き出 せばよい。
【0016】 なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない 範囲において、種々変更可能であることはいうまでもない。
【0017】 例えば、複数の体型調整用ポケット21は車両用シートに直接的に設けるに限 らず、このシートに被せられるシートカバーの各部に体型調整用ポケット21を 設けることもできる。この場合は、カバーを二重に縫合することにより、体型調 整用ポケットはより一層簡単に形成することができる。
【0018】
以上説明したように、本考案によれば、クッション材を着座者の体型や運転姿 勢に応じて体型調整用ポケットに詰めたり、抜き出すことにより着座者の安座状 態を創出することができる。また、シート内部に特別な装置類を必要としないの で、構造が大重量化することなく、コストダウンをも図ることができる。
【0019】
【図1】本考案の一実施例である車両用シートの安座構
造を示す斜視図である。
造を示す斜視図である。
【図2】その側面断面図である。
11…座部、12…背凭部、14…臀部対応部、15…
太股対応部、16…両側土手部、17…腰椎対応部、1
8…下部背中部、19…上部背中部、20…両側土手
部、21…体型調整用ポケット、22…クッション材。
太股対応部、16…両側土手部、17…腰椎対応部、1
8…下部背中部、19…上部背中部、20…両側土手
部、21…体型調整用ポケット、22…クッション材。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両用シートまたは車両用シートに被せ
られるシートカバーの座部および背凭部における着座者
の身体各部の対応部位に複数の体型調整用ポケットが設
けられており、この体型調整用ポケットは着座者の体型
や運転姿勢に応じて、クッション材を詰め抜き可能に構
成されていることを特徴とする車両用シートの安座構
造。 - 【請求項2】 クッション材は、柔軟性を備え、かつ、
変形容易な材質により形成されていることを特徴とする
請求項1に記載の車両用シートの安座構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2386093U JPH0677598U (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 車両用シートの安座構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2386093U JPH0677598U (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 車両用シートの安座構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0677598U true JPH0677598U (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=12122201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2386093U Pending JPH0677598U (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 車両用シートの安座構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677598U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009291525A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Toyota Boshoku Corp | 乗物用シートのパッド構成体 |
DE102017215998A1 (de) * | 2017-09-11 | 2019-03-14 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Fahrzeugsitz |
DE102021114867A1 (de) | 2021-02-12 | 2022-08-18 | Adient Engineering and IP GmbH | Fahrzeugsitz, insbesondere kraftfahrzeugsitz |
JP2023500176A (ja) * | 2019-09-25 | 2023-01-05 | スプラコール、インコーポレイテッド | 車椅子用の調整可能な解剖学的支持及びシートクッション装置 |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP2386093U patent/JPH0677598U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009291525A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Toyota Boshoku Corp | 乗物用シートのパッド構成体 |
DE102017215998A1 (de) * | 2017-09-11 | 2019-03-14 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Fahrzeugsitz |
JP2023500176A (ja) * | 2019-09-25 | 2023-01-05 | スプラコール、インコーポレイテッド | 車椅子用の調整可能な解剖学的支持及びシートクッション装置 |
DE102021114867A1 (de) | 2021-02-12 | 2022-08-18 | Adient Engineering and IP GmbH | Fahrzeugsitz, insbesondere kraftfahrzeugsitz |
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