JPH04115239U - 熱量制御装置 - Google Patents

熱量制御装置

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JPH04115239U
JPH04115239U JP1864691U JP1864691U JPH04115239U JP H04115239 U JPH04115239 U JP H04115239U JP 1864691 U JP1864691 U JP 1864691U JP 1864691 U JP1864691 U JP 1864691U JP H04115239 U JPH04115239 U JP H04115239U
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flow
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弘 沢村
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横河電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】立ち上げ初期における熱量制御を安定に行える
ようにする。 【構成】一方の流体の流量を調節するバルブの開度信号
を入力し、その開度信号から流れる流体の流量を逆演算
する第1の演算手段と、この第1の演算手段による演算
結果から他方の流体の流量を算出する第2の演算手段
と、この第2の演算手段により得られた他方の流体の流
量を流すに必要なバルブの開度を演算し、その演算結果
に基づく操作信号を他方の流体の流量を調節するバルブ
に与える第3の演算手段とで構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばLNGとLPGとを混合するラインに適用される熱量制御装 置に関し、更に詳しくは、2つの流体の混合比率を制御することで、混合流体( ガス)の熱量を制御する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、熱量制御装置として、2つの流体の流量を検出しその混合比率を制 御することにより、熱量を制御するようにした装置がある。
【0003】 この様な熱量制御装置において、熱量制御の初期の立ち上げ時は、2つの流体 の流量値がほぼ「0」付近からスタートする為に、立ち上げ時点では比率制御を 行うことが困難で、手動モードにてシーケンシャルに各流体の流量を調節するバ ルブを、徐々に開くような手動調節を行っていた。そして、混合流体の流量値が 、フルスパンの10%程度に達し安定した時点から、比率制御を開始するように していた。なお、混合流体の熱量を検出するために熱量計が用いられるが、一般 に遅れ時間が大きく、また、立ち上がりの過度期間における検出値を制御に用い ることはできない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このために、従来装置によれば以下のような課題があった。 (a) 手動モードによるバルブ開度の調節は、そこを流れる流体の流量が10%以 下の微小であるので、流量値が確認できずオペレータが全くの勘と経験に頼るし かなく、安定な制御が期待できない。 (b) 手動モード時のバルブ開度は、1次圧力の変動により大きく左右されるため 、最良の熱量制御が行えない。
【0005】 本考案は、これらの点に鑑みてなされたもので、立ち上げ初期における熱量制 御を安定に行える熱量制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この様な目的を達成する本考案は、 2つの流体の流量を検出しその混合比率を制御することにより熱量を制御する ようにした制御装置において、 一方の流体の流量を調節するバルブの開度信号を入力し、その開度信号から流 れる流体の流量を逆演算する第1の演算手段と、 この第1の演算手段による演算結果から他方の流体の流量を算出する第2の演 算手段と、 この第2の演算手段により得られた他方の流体の流量を流すに必要なバルブの 開度を演算し、その演算結果に基づく操作信号を他方の流体の流量を調節するバ ルブに与える第3の演算手段と を備えて構成される。
【0007】
【作用】
熱量制御の立ち上げ初期の小流量領域においては、通常の比率制御に代えて、 一方の流体の流量を調節するバルブの開度信号を第1の演算手段に入力し、その 開度信号から一方の流体の流量を逆演算し、第2の演算手段は、一方の流体の流 量から所定の混合比率の混合流体を得るための他方の流量を算出し、第3の演算 手段で開度を求め、それに基づく操作信号を他方の流体の流量を調節するバルブ に与え、他方の流体の流量を制御する。
【0008】 これにより、従来比率制御ができず、いわゆるメクラ運転の状態であった小流 量領域での熱量制御を安定化することができる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0010】 図1は、本考案の一実施例を示す構成ブロック図である。図において、1はL NGが流れる管路、2はLPGが流れる管路、3はLNGとLPGの混合流体( ガス)が送出される送出管路である。管路1にはそこを流れるLNGの流量を検 出する流量センサ11が設置されると共に、流量を調節するバルブ12が設置さ れている。同様に管路2にはそこを流れるLPGの流量を検出する流量センサ2 1が設置されると共に、流量を調節するバルブ21が設置されている。また、送 出管路3には、混合流体の熱量を検出するための熱量(カロリー)計31が設置 されている。
【0011】 41は流量センサ11からの信号を入力し、LNGの流量を制御するLNG流 量調節計で、例えばPID演算を行うものが用いられ、制御演算結果は操作信号 MVAとしてバルブ12に印加されている。同様に、42は流量センサ21から の信号を入力し、LPGの流量を制御するLPG流量調節計で、例えばPID演 算を行うものが用いられ、制御演算結果は操作信号MVBとしてバルブ22に印 加されている。
【0012】 43は合計流量信号(各流量センサ11,21からの信号の合計値)FTと、 設定値信号SVTとを入力し、混合流体の流量を制御するための送出ガス流量調 節計で、その出力MVTはLNG流量調節計41と、LPG/LNGの混合比率 Rを設定する比率設定手段44に与えられている。45は熱量計31からの信号 と熱量制御設定値SVCとを入力し、送出される混合ガスの熱量を制御する熱量 調節計、46は熱量調節計45からの信号と、比率設定手段44からの信号とか ら、LPGの流量設定値SVBを算出するLPG流量設定演算手段である。これ らの構成は、流量が安定した状態での比率制御を行うための構成で、従来装置の ものとほぼ同じである。
【0013】 5は本考案で特徴としている初期立ち上げ時に用いられる立ち上げ制御回路で ある。この回路において、51はLNGの流量を調節するバルブ12の開度信号 MVAを入力し、その開度信号から管路1を流れるLNGの流量を逆演算する第 1の演算手段、52はこの第1の演算手段51による演算結果から、LPGの流 量を算出する第2の演算手段、53は第2の演算手段52により得られたLPG の流量を流すに必要なバルブ22の開度MVBを演算し、その演算結果に基づく 操作信号をLPGの流量を調節するバルブ22に与える第3の演算手段である。 50は操作量MVを徐々に上げる徐々上げシーケンス手段で、はじめに、バルブ 12を微小な一定量だけ開くための操作信号MVを出力するようになっている。
【0014】 このように構成した装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
【0015】 第2図は、全体の動作を示すフローチャートである。はじめに、全計器を手動 状態にしておく。そして、徐々上げシーケンス手段50からバルブ12に操作信 号MVを与え、LNGを流す。次にバルブ12の開度信号MVAを受け、第1の 演算手段51が、MVA=MVA+α1 (α1はΔMV値で、定数)を求め る演算を行うと共に、このMVAからLNGの流量FA1を逆演算する(ST3 )。第2の演算手段52は、第1の演算手段51によって得られたLNGの流量 FA1から、LPGの流量FB1を算出する(ST4)。第3の演算手段53は 、第2の演算手段52により得られたLPGの流量FB1を受け、この流量を流 す事が可能なバルブ22のCVB価を算出し、さらにこのCVB価からバルブの 開度MVBを演算する(ST5,ST6)。この演算は、バルブの流量特性によ って算出が異る(イコール%,リニア)。バルブの流量特性は、バルブ開度と正 比例しないので、シーケンシャルに2つのバルブ12,22を一定比率で徐々に 開いたとしても、流量が一定比率にならないため、流量指示が出ていない領域で は制御することができないのである。
【0016】 第3の演算手段53による演算結果MVBは、LPG流量調節計42に与えら れ、バルブ22の開度が演算結果MVBに基づい調節される。
【0017】 続いて、LNG及びLPGの流量FA,FBが安定したか判断する(例えば流 量値が10%フルスパンを越えている場合は、流量が安定したと判断する)。こ こで、流量がまだ安定しないと判断された場合は、ST2に戻りバルブ12の開 度を少し開けて、ST8までの動作を繰り返す。
【0018】 図3は、バルブの出力(開度)と流量との関係を示す特性図である。バルブ1 2,22の開度信号MVA,MVBは、手動モードにおいて、一定の比率で開け られ、LNG及びLPGの流量FA,FBは、これに沿って徐々に増大する。そ して、これらの流量FA,FBがフルスパンの例えば10%を越えると、ST8 で流量が安定したと判断され、自動出力によるトータル流量設定徐々上げモード に移行する(ST9)。このモードでは、各調節計41,42,設定手段44, 46がそれぞれ自動モード(AUTO)に切り替えられている。そして、さらに 流量が増大したところで、熱量調節計45が自動モードになる。続いて、合計流 量FA+FBを目標の流量に達するまで、徐々に増加させ(ST10,ST11 )、通常の熱量流量制御にはいる(ST12)。ST9からST12までの自動 出力による設定徐々上げモードは、従来装置のものと同じである。
【0019】 なお、この実施例では、2つの流体としてLNGとLPGとを用い、その混合 ガスの熱量を制御する場合を例にとったが、他の2つの流体あるいはガスを混合 して混合流体を製造すような場合でもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように、本考案によれば、2つの流体の流量がゼロから 立ち上り小流量域における初期立ち上げ時の熱量制御を安定に行うことができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図2】全体の動作を示すフローチャートである。
【図3】バルブの出力(開度)と流量との関係を示す特
性図である。
【符号の説明】
1,2,3 管路 11,21 流量センサ 12,22 バルブ 31 熱量計 41 LNG流量調節計 42 LPG流量調節計 43 送出ガス流量調節計 43 比率設定手段 45 熱量調節計 46はLPG流量設定演算手段 5 立ち上げ制御回路 51 第1の演算手段 52 第2の演算手段 53 第3の演算手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの流体の流量を検出しその混合比率
    を制御することにより熱量を制御するようにした制御装
    置において、一方の流体の流量を調節するバルブの開度
    信号を入力し、その開度信号から流れる流体の流量を逆
    演算する第1の演算手段と、この第1の演算手段による
    演算結果から他方の流体の流量を算出する第2の演算手
    段と、この第2の演算手段により得られた他方の流体の
    流量を流すに必要なバルブの開度を演算し、その演算結
    果に基づく操作信号を他方の流体の流量を調節するバル
    ブに与える第3の演算手段とを設けたことを特徴とする
    熱量制御装置。
JP1991018646U 1991-03-26 1991-03-26 熱量制御装置 Expired - Lifetime JP2558333Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0419898A (ja) * 1990-05-11 1992-01-23 Nec Corp 自動読出し回路付き不揮発性メモリ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0419898A (ja) * 1990-05-11 1992-01-23 Nec Corp 自動読出し回路付き不揮発性メモリ

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