JPH04113864U - オリフイス内蔵電磁弁 - Google Patents

オリフイス内蔵電磁弁

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JPH04113864U
JPH04113864U JP1789091U JP1789091U JPH04113864U JP H04113864 U JPH04113864 U JP H04113864U JP 1789091 U JP1789091 U JP 1789091U JP 1789091 U JP1789091 U JP 1789091U JP H04113864 U JPH04113864 U JP H04113864U
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JP
Japan
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plunger
valve
fluid port
solenoid valve
orifice
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Application number
JP1789091U
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English (en)
Inventor
正和 磯部
Original Assignee
株式会社鷺宮製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、冷暖房および除湿ができるエアコ
ンシステムにおける膨張器兼用の電磁弁を改良して、コ
ンパクトに組み込むことができかつ騒音レベルを低下さ
せるようにしたものである。 【構成】 第1流体口1aと第2流体口1bとの間に設
けた弁座1dを弁室1c側に設けた弁体vによって開閉
する電磁弁において、該弁室1cに接続したプランジャ
管2内に軸方向の流通孔7aを有する弁体兼用のプラン
ジャ7を設けて第1流体口1aから該プランジャ7とプ
ランジャ管2の間隙及び該流通孔7aを通って第2流体
口1bに至る漏洩流路P1 ,P2 を形成し、該流通孔7
a内において膨張用オリフィスP′を設けて成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はヒートポンプ式エアコン等に用いられるオリフィス内蔵電磁弁に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来のヒートポンプ式エアコンは室外熱交換器と室内熱交換器とに流通させる 冷媒の方向を転換させることにより、冷房と暖房の切換えを行っている。 かかるエアコンシステムにおいては、除湿運転を行なうために室内熱交換器を 冷却用と再加熱用との2個に分割し、その間に膨張器を設けるなどの構成をとる 必要があり、かかるエアコンシステムの回路例が、たとえば特開昭58−106 369号に開示されている(図6)。この回路においては、室外熱交換器cと室 内熱交換器bとの間に可逆流通性を有する膨張弁fを設け、室内熱交換器a,b 間にキャピラリーチューブhと二方電磁弁gとを並列として設けてある。そして 、通常の冷房または暖房時には電磁弁gを開いて室内熱交換器a,bを共に冷却 または加熱用として用い、除湿時には膨張弁fを開くと共に電磁弁gを閉じて室 内熱交換器bを加熱用にまた室内熱交換器aを冷却用に用いるものである。dは 圧縮機、eは四方弁、Fはファンである。
【0003】 ところが、このような回路における電磁弁gとしては、冷房または暖房時の冷 媒の流通を妨げないような大型のものである必要がある。そしてまた、膨張器と してキャピラリーチューブhを用いるため、どうしても占有容積が大きくなると 共に配管の組立が複雑で手数がかかりコスト上昇を避けることができなかった。 そこで本出願人は、装置の組立が容易で占有容積を縮小できる高信頼性でかつ 経済的な膨張器兼用の電磁弁として、第1流体口と第2流体口との間に設けた弁 座を弁室側に設けた弁体によって開閉する構造を有し、該弁体内を貫通して該第 1流体口に続く弁本体内部流路と該第2流体口に続く弁本体内部流路とを連通す る漏洩流路を設けてなるオリフィス内蔵電磁弁を提案したが、冷媒の通過に際し て耳障りな擦過音が発生する問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような事情のもとで、本考案は冷暖房および除湿ができるエアコンシス テムにおける膨張器兼用の電磁弁を改良して、コンパクトに組み込むことができ かつ騒音レベルを低下させると共に高信頼性をそなえたオリフィス内蔵電磁弁を 得ることを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案においては、第1流体口と第2流体口との 間に設けた弁座を弁室側に設けた弁体によって開閉する電磁弁において、該弁室 に接続したプランジャ管内に軸方向の流通孔を有する弁体兼用のプランジャを設 けて第1流体口から該プランジャとプランジャ管の間隙及び該流通孔を通って第 2流体口に至る漏洩流路を形成し、該流通孔内において膨張用オリフィスを設け て成ることを特徴とする。
【0006】
【作用】
このような構成を有する本考案のオリフィス内蔵電磁弁は、電磁コイルによっ て開閉作動する弁体を貫通して設けた特定形状の漏洩流路内を少量の流体が通過 できるようになっているので、弁開時には流体は漏洩流路と無関係に自由に流通 できる一方、弁閉時には膨張器として作用し、このときには流体流通に伴う擦過 音の発生が効果的に抑制できるものである。
【0007】
【実施例】
図1において、1は弁本体であり、1aは第1流体口、1bは第2流体口であ る。第1流体口1aに通ずる弁室1cの底部には第2流体口1bに通ずる弁座1 dが形成されている。弁本体1にはプランジャ管2が立設されてその周囲に電磁 コイル3が設けられ、内側上部に位置して吸引鉄心4がボルト5によりケース6 に固着されている。プランジャ管2内にはプランジャ7が軸方向に摺動自在に設 けられる。
【0008】 プランジャ7の中心部軸方向において流通孔7aが貫通して形成され、弁座1 dに対向する下端部分が弁体vを構成している。流通孔7a内において、下端の 段部7bに支持されて盤状多孔体8が設けられ、その上に支持杆部9aが当接し た状態で螺旋流路形成体9が設けられ、その上に更に盤状多孔体8を積層すると 共にバネ受けリング9により固定される。吸引鉄心4の中心部から下方に延長し て設けられた緩衝棒10の中間段部10aとバネ受けリング9間には圧縮コイル バネ11が設けられ、該圧縮コイルバネ11によりプランジャ7乃至弁体vは常 時弁座1d方向に付勢されている。螺旋流路形成体9の外周部には雄螺子部9a が形成され、該雄螺子部9aとプランジャ管2の流通孔7aを形成する内周面と の間で螺旋流路状オリフィスP′を形成する。
【0009】 上記構成において、図1に示される弁閉時には、第1流体口1aから流入する 流体はプランジャ7とプランジャ管2の内周面間の隙間をもって形成される漏洩 流路P1 を上昇してからプランジャ7の流通孔7aによって形成される漏洩流路 P2 を下って第2流体口1bに向って流れるもので、漏洩流路P2 においては2 個の盤状多孔体8,8と共に螺旋流路状オリフィスP′により抵抗を受けて流体 の流出に伴う擦過音の発生が効果的に抑制される。
【0010】 図2は弁開状態を示し、流体は第1流体口1aから直接第2流体口1bに流入 する。 図5は本考案のオリフィス内蔵型電磁弁Vを用いたヒートポンプ式エアコンシ ステムの回路例を示しており、図6における電磁弁gとキャピラリーチューブh とに置き代えて上記オリフィス内蔵電磁弁Vを用いたものであり、図1における 弁閉時にはキャピラリーチューブhに代わる膨張器として作用し、図2に示され る弁閉時には電磁弁gと同様に作用している。
【0011】 図3は他の内部構造にかかるプランジャ7′を示し、前記盤状多孔体8上にお いて支持杆部9aを有する螺旋流路形成体9′が中間膨張空間Sを介して二段に わたって設けられて前記オリフィスP′を形成し、その上に盤状多孔体8が積層 されると共にバネ受けリング9により固定されている。 図4は更に他の内部構造を有するプランジャ7″を示し、前記盤状多孔体8上 において中心孔12aを有するホルダー12と該中心孔12aに位置するニード ル13により放射状オリフィスP″を形成する絞り部材が二段にわたって設けら れ、その上に盤状多孔体8が積層されると共にバネ受けリング9により固定され ている。
【0012】 上記図3及び図4のプランジャ構造にあっては、二段のオリフィスによって流 体が膨張作用を受けるので、流体流出に伴う擦過音発生を極めて小さく抑制する ことができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上記した如くに、第1流体口と第2流体口との間に設けた弁座を弁室 側に設けた弁体によって開閉する電磁弁において、該弁室に接続したプランジャ 管内に軸方向の流通孔を有する弁体兼用のプランジャを設けて第1流体口から該 プランジャとプランジャ管の間隙及び該流通孔を通って第2流体口に至る漏洩流 路を形成し、該流通孔内において膨張用オリフィスを設けて成るものであるから 、弁体を兼ねたプランジャの内部を利用して長い行程にわたってオリフィスを設 けているので膨張器としての容積を増大することができ、従来の欠点とされてい た擦過音の発生を効果的に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例についての断面図である。
【図2】同上の開弁状態の断面図である。
【図3】プランジャ部分の他の構造を示す断面図であ
る。
【図4】プランジャ部分の更に他の構造を示す断面図で
ある。
【図5】本考案のオリフィス内蔵電磁弁を組込んがヒー
トポンプエアコンシステムの回路図である。
【図6】従来のヒートポンプ式エアコンシステムの回路
図である。
【符号の説明】
1 弁本体 1a 第1流体口 1b 第2流体口 1c 弁室 1d 弁座 2 プランジャ管 7,7′,7″ プランジャ 7a 流通孔 v 弁体 P1 ,P2 漏洩流路 P′,P″ オリフィス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1流体口と第2流体口との間に設けた
    弁座を弁室側に設けた弁体によって開閉する電磁弁にお
    いて、該弁室に接続したプランジャ管内に軸方向の流通
    孔を有する弁体兼用のプランジャを設けて第1流体口か
    ら該プランジャとプランジャ管の間隙及び該流通孔を通
    って第2流体口に至る漏洩流路を形成し、該流通孔内に
    おいて膨張用オリフィスを設けて成ることを特徴とする
    オリフィス内蔵電磁弁。
JP1789091U 1991-03-25 1991-03-25 オリフイス内蔵電磁弁 Pending JPH04113864U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07248162A (ja) * 1994-03-14 1995-09-26 Saginomiya Seisakusho Inc 絞り部内蔵型電磁弁
WO1996011369A1 (fr) * 1994-10-05 1996-04-18 Hitachi, Ltd. Conditionneur d'air
JP2001050615A (ja) * 1999-08-06 2001-02-23 Mitsubishi Electric Corp 絞り装置

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01150081A (ja) * 1987-12-04 1989-06-13 Saginomiya Seisakusho Inc 電磁弁

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960723