JP4077205B2 - 双方向型電磁弁および空気調和機 - Google Patents

双方向型電磁弁および空気調和機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、双方向型電磁弁および空気調和機に関し、特に、サイクルドライ(除湿)モードを有する空気調和機で使用される双方向型電磁弁およびサイクルドライモードを有する空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
除湿運転を行える空気調和機として、室内交換器が2分割され、その2個の室内交換器間に、弁閉状態で、絞り弁となるような電磁弁(サイクルドライ弁)が設けられ、除湿運転時には、絞り弁として作用する電磁弁を冷媒が流れることにより、2分割された室内交換器のうちの上流側の室内交換器を凝縮器、下流側の室内交換器を蒸発器とし、室内空気に対して下流側の室内交換器によって冷却・除湿を行い、上流側の室内交換器によって加熱を行い、温度を下げずに除湿を行うことができる空気調和機が知られている。
【0003】
この種の空気調和機は、特開平2−183776号公報、特開平7−91778号(特許第3047702号公報、特開平11−51514号公報等に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来より知られているサイクルドライ用の電磁弁は、冷房モード時には、弁体に対して冷媒圧が弁閉方向に作用し、大きい弁閉力を要することなく、弁閉状態が維持され、サイクルドライモード時(除湿運転時)に必要な絞り弁として有効に作用するが、ヒートポンプによる暖房モード時には、サイクルドライ用の電磁弁に対して冷媒が、冷房モード時とは逆方向に流れ、弁体に対して冷媒圧が弁開方向に作用し、大きい弁閉力が与えられていないと、弁閉状態が維持されず、絞り弁として作用することができない。
【0005】
このため、従来のものでは、暖房時の窓ガラスや壁面の結露を除去、防止したり、室内で洗濯物を乾燥したりするための、暖房モードで除湿を行う暖房時サイクルドライモードを得ることができない。
【0006】
また、従来の空気調和機では、除湿運転時に、サイクルドライ用の電磁弁が弁閉状態になり、電磁弁の絞り通路を冷媒が流れるため、この電磁弁が設置される室内交換器において、耳障りな冷媒擦過音(冷媒流動音)が発生すると云う問題もある。
【0007】
この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、冷房モード時と暖房モード時の何れにおいても、すなわち冷媒のような流体の流れ方向が反転しても弁閉状態を安定維持でき、しかも、冷媒擦過音の低減し、冷房モード時と暖房モード時の何れにおいても優れた静音性をもって除湿運転を行うことができる双方向型電磁弁および空気調和機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明による双方向型電磁弁は、サイクルドライモードを使う、冷房モード及び暖房モードの何れにおいても弁閉状態を維持できる双方向型電磁弁であって、第1の入出口ポートと第2の入出口ポートとを有し、前記第2の入出口ポート側に弁ポートが設けられ、前記第1の入出口ポート側に形成された弁室に主弁体が設けられ、前記弁ポートの周りに画定されて弁座が設けられ、前記弁体をその一端が弁座に着座した弁閉位置と前記弁座より離れた弁開位置との間に駆動するプランジャを含み、該プランジャの一端側が前記弁体の他端に連結された電磁式駆動手段が設けられ、前記プランジャの他端側の背部に弁閉維持用圧力室が画定され、前記主弁体が前記弁閉位置にある弁閉状態において、前記第1の入出口ポートより第2の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードであるとき前記弁閉状態を維持するように前記第1の入出口ポート側の流体圧を前記弁座部への押し付け方向に受ける前記主弁体に、前記第2の入出口ポートより前記第1の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードであるとき前記弁閉状態を維持するように前記弁閉維持用圧力室に前記第2の入出口ポートの側の流体圧を前記弁閉維持用圧力室に導入する流体圧通路がその弁リフト方向に貫通して形成され、前記主弁体が前記弁閉位置にある弁閉状態において、前記第1の入出口ポートと前記第2の入出口ポートとを双方向に連通接続する絞り通路が形成され、前記絞り通路の前記第1の入出口ポートに対する開口端と前記第2の入出口ポートに対する開口端の各々に通気・通液性を有する多孔質部材が設けられているものである。
【0009】
この構成によれば、第1の入出口ポートより第2の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードでは、主弁体が弁閉位置にある状態において、その流体圧は弁室にて主弁体に対して弁閉方向に直接作用し、これに対し、第2の入出口ポートより第1の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードにおいては、主弁体が弁閉位置にある状態において、その流体圧は主弁体に対して弁開方向に直接作用するが、流体圧通路が前記主弁体にその弁リフト方向に貫通して形成されているので、弁閉維持用圧力室に第2の入出口ポートの側の流体圧が導入され、弁閉維持用圧力室に導入された流体圧が主弁体に対して弁閉方向に作用し、冷房モード・暖房モード何れのモードでも、主弁体が弁閉位置に位置する弁閉状態が安定維持され、絞り通路が有効に機能する。
しかも、絞り通路の第1の入出口ポートに対する開口端と第2の入出口ポートに対する開口端の各々に多孔質部材が設けられているから、冷媒等の液体が多孔質部材を流れることにより得られる整流化作用等による擦過音の低減効果が、第1の入出口ポートより第2の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードと、第2の入出口ポートより第1の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードの何れのモードでも得られる。
【0010】
この発明による双方向型電磁弁は、更に、前記流体圧通路の途中に前記流体圧通路を閉じるように付勢され前記第2の入出口ポートの側の流体圧を及ぼされることにより開弁する副弁体が設けられ、前記主弁体が前記弁閉位置にある状態において、前記第2の入出口ポートより前記第1の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードであるとき、前記副弁体が前記第2の入出口ポートの側の流体圧により開弁するので、いずれの冷媒の流れ方向であっても安定な弁閉状態を維持することができる。
【0011】
この発明による双方向型電磁弁は、更に、前記弁閉維持用圧力室を前記弁室に連通接続する液逃がし小孔が形成され、液逃がし小孔の前記弁室に対する開口端に通気・通液性を有する多孔質部材が設けられており、この多孔質部材によって液逃がし小孔を流れる液体についても擦過音の低減効果が得られる。
【0012】
また、この発明による双方向型電磁弁は、前記電磁式駆動手段が、内部ばねを含む電磁ソレノイド装置により構成され、非通電時には内部ばねのばね力により前記主弁体を前記弁開位置へ駆動し、通電時には内部ばねのばね力に抗して前記主弁体を前記弁閉位置へ駆動する常開型のものとすることができ、電力消費量の低減を図ることができる。
【0013】
また、上述の目的を達成するために、この発明による空気調和機は、圧縮機と、室外熱交換器と、第1の室内交換器と、第2の室内熱交換器と、これらをループ接続する冷媒通路と、前記室外熱交換器と前記第1の室内交換器との間の冷媒通路に設けられた膨張弁と、冷房モードと暖房モードとの切換のためにループ接続された冷媒通路における冷媒の流れ方向を反転する四方弁とを有し、前記第1の室内交換器と前記第2の室内熱交換器との間に上述の発明による双方向型電磁弁が接続され、冷房モードと暖房モードの何れにおいても、前記双方向型電磁弁が弁閉状態になることにより、静音除湿運転が行えるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1はこの発明による双方向型電磁弁の一つの実施の形態を示している。双方向型電磁弁は、全体を符号10により示されており、金属等により構成された弁ハウジング11を有している。
【0015】
弁ハウジング11は、第1の入出口ポート12と、第2の入出口ポート13と、第1の入出口ポート12と第2の入出口ポート13との間に形成された弁室14とを有している。
【0016】
弁室14内には円筒形状の弁座部材15が配置されている。弁座部材15は、第2の入出口ポート13が開口している弁室底部14Aより少し浮かせた状態で弁ハウジング11に固定されており、中心部に貫通孔形状による弁ポート16を形成している。弁ポート16は、弁室14を介して第1の入出口ポート12と第2の入出口ポート13との間にあり、弁室14の側の開口端周りに弁座部17を画定している。これにより、弁室14は第1の入出口ポート12の側にあって第1の入出口ポート12と常時連通となる。
【0017】
弁座部材15は外周部に弁ポート16と同心の環状溝18を形成され、環状溝18の端壁部をなす円環状のフランジ部19、20の各々に複数個の連通孔21、22が貫通形成されている。環状溝18には、円筒フィルタ部材23、絞りリング部材24、円筒フィルタ部材25が軸線方向(図にて上下方向)に順に装着されている。
【0018】
絞りリング部材24は弁座部材15は外周面との間に円環状の絞り通路26を画定している。絞り通路26は、弁ポート16とは並列の流路をもって第1の入出口ポート12、弁室14と第2の入出口ポート13とを連通接続している。
【0019】
円筒フィルタ部材23は絞り通路26の第1の入出口ポート12に対する開口端の側にあり、もう一つの円筒フィルタ部材25は絞り通路26の第2の入出口ポート13に対する開口端の側にあり、これら円筒フィルタ部材23、25は、焼結金属、焼結多層金網、プラスチックス多孔体等、通気・通液性を有するの多孔質部材により構成され、異物捕捉作、液体流整流化を行う。
【0020】
なお、円筒フィルタ部材23、25の各々の総通路断面積は絞り通路18の通路断面積(合計面積)より大きく、後述する主弁体27が弁ポート16を閉じている状態での絞り流量は、絞り通路26の通路断面積により決まるようになっている。これにより、電磁弁10の絞り度の最適設定が絞りリング部材24の内径寸法の設定等により容易なものになる。
【0021】
弁室14には主弁体27が図にて上下方向(弁リフト方向)に移動可能に設けられている。主弁体27は、図示されている位置より降下して弁ポート16の周りに画定されている弁座部17にその一端が着座する弁閉位置と、図示されているように弁座部17より離れた弁開位置との間に移動可能になっている。
【0022】
弁ハウジング11には電磁ソレノイド装置50が取り付けられている。電磁ソレノイド装置50は、弁ハウジング11の上部に一体形成されたプランジャチューブ部51と、プランジャチューブ部51内の底部(弁ハウジング11)に固定された吸引子52と、プランジャチューブ部51内に軸線方向に移動可能に設けられたプランジャ53と、プランジャチューブ部51の上端部に取り付けられたコイルガイド部材54と、プランジャチューブ部51の外側に設けられ、ボルト55によってコイルガイド部材54に固定された電磁コイル部56および外凾57と、吸引子52とプランジャ53との間に設けられた内部ばね58と、ストップリング59とを有している。
【0023】
主弁体27のステム部28は、吸引子22を貫通してプランジャ53の側に延在し、主弁体の他端となる上端部29にてプランジャ53とかしめ結合されている。
【0024】
これにより、電磁ソレノイド装置50は、電磁コイル部56に通電が行われていない非通電時には、内部ばね58のばね力によってプランジャ53と共に主弁体27を上方(弁開方向)へ駆動し、これに対し、電磁コイル部56に通電が行われている通電時には、プランジャ53が内部ばね58のばね力に抗して吸引子52側に磁気的に吸引されることにより、主弁体27を下方(弁閉方向)へ駆動する。
【0025】
すなわち、電磁ソレノイド装置50は、非通電時には内部ばね58のばね力により主弁体27を弁座部17より離れた弁開位置へ駆動し、通電時には内部ばね58のばね力に抗して主弁体27を弁座部17に着座させて絞り通路26により微少流量の流れを確保する絞り状態を得る弁閉位置へ駆動する常開型になっている。
【0026】
プランジャ53は、カップ形状をなしており、背部側において、コイルガイド部材54との間に弁閉維持用圧力室30を画定している。プランジャ53の外周には、弁閉維持用圧力室30の気密性を得るためのシールリング60が取り付けられている。弁閉維持用圧力室30におけるプランジャ53の有効径(外径)は弁ポート15の有効径(内径)より大きく、弁閉維持用圧力室30に導入される流体圧はプランジャ53に対して主弁体27を弁閉位置へ付勢する方向に作用する。
【0027】
主弁体27には、弁閉維持用圧力室30に連通する内部通路(流体圧通路)31、32が弁リフト方向に貫通形成されている。内部通路31、32は下端側にて弁ポート16および第2の入出口ポート13と対向する主弁体底部の開口33によって弁ポート16および第2の入出口ポート13に向けて開口している。
【0028】
内部通路32は副弁室をなしており、リング状の弁座部材34と、弁座部材34に対して離接することにより弁ポート35の開閉を行副弁体36と、副弁体36を弁閉方向に付勢する弁閉ばね37とが組み込まれている。副弁体36は、主弁体27が弁閉状態にある状態において、第2の入出口ポート13の側の流体圧を弁ポート16より弁開方向に及ぼされ、この流体圧によってチェック弁に開弁する。副弁体36が弁開すると、弁ポート35、副弁体36と内部通路32との間隙38、副弁体36に形成された孔39、40を介して内部通路31と開口33とが連通状態になる。
【0029】
主弁体27のステム部28にはプランジャ内圧逃がし用の液逃がし孔41が形成されている。液逃がし孔41が形成されていることで、電磁ソレノイド装置50の通電停止時に、磁気的に吸引されているプランジャ53の内部ばね58のばね力による吸引子52からの離間が、弁閉維持用圧力室30の内圧によって阻止されることがなくなる。なお、液逃がし孔41は、弁閉維持用圧力室30が有効に作用するよう、副弁体35が弁開している状態で内部通路31、32を流れる流体の流量よりブリード流量が小流量になるように口径を設定されている。
【0030】
液逃がし孔41は、ステム部28の径方向に貫通形成され、一方にて内部通路31に対して開口し、他方にてステム部28の外周面に開口している。液逃がし孔41が開口しているステム部28の外周部分には、焼結金属、焼結多層金網、プラスチックス多孔体等、通気・通液性を有する多孔質部材による円筒フィルタ部材42が装着されている。この円筒フィルタ部材42も、異物捕捉作、液体流整流化を行う。
【0031】
つぎに、上述の構成による双方向型電磁弁10の動作について説明する。
(第1の入出口ポート12より第2の入出口ポート13へ向けて流体(冷媒)が流れるモード(冷房モード)時)
電磁ソレノイド装置50に通電が行われていない状態では、図示されているように、電磁ソレノイド装置50の内部ばね58のばね力によってプランジャ53と共に主弁体27が持ち上げられて弁座部17より離れ、実質的な絞り作用がない全開の弁開状態が得られる。
【0032】
電磁ソレノイド装置50に通電が行われると、内部ばね58のばね力に抗してプランジャ53が吸引子52側に磁気的に吸引され、主弁体27が弁閉方向へ駆動され、主弁体27が弁座部17に着座する。この弁閉状態では、絞り通路26によって微少流量の流れを確保する絞り状態が得られる。
【0033】
この弁閉状態では、第1の入出口ポート12より弁室14に流入する一次圧が主弁体27に対してこれを弁座部17に押し付ける方向に作用し、主弁体27の弁閉状態が安定維持される。
【0034】
この弁閉時の冷媒通路(流体通路)は、円筒状フィルタ23→絞り通路26→円筒状フィルタ25となり、絞り通路26の前後に多孔質部材による円筒状フィルタ23、25があることにより、冷媒流れ中の異物捕捉が行われると共に、冷媒の流れが整流化され、結果として、冷媒通過音が低減し、静音性が向上する。
【0035】
なお、この弁閉状態では、第2の入出口ポート13の側は、下流側で、低圧状態(二次圧)になっているから、副弁体35が弁開することがなく、その必要もない。
【0036】
(第2の入出口ポート13より第1の入出口ポート12へ向けて流体(冷媒)が流れるモード(暖房モード)時)
電磁ソレノイド装置50に通電が行われていない状態では、図示されているように、電磁ソレノイド装置50の内部ばね58のばね力によってプランジャ53と共に主弁体27が持ち上げられて弁座部17より離れ、実質的な絞り作用がない全開の弁開状態が得られる。
【0037】
電磁ソレノイド装置50に通電が行われると、内部ばね58のばね力に抗してプランジャ53が吸引子52側に磁気的に吸引され、主弁体27が弁閉方向へ駆動され、主弁体27が弁座部17に着座する。この弁閉状態では、絞り通路26によって微少流量の流れを確保する絞り状態が得られる。
【0038】
この弁閉時の冷媒通路(流体通路)は、円筒状フィルタ25→絞り通路26→円筒状フィルタ23となり、この場合も、絞り通路26の前後に多孔質部材による円筒状フィルタ23、25があることにより、冷媒流れ中の異物捕捉が行われると共に、冷媒の流れが整流化され、結果として、冷媒通過音が低減し、静音性が向上する。
【0039】
この弁閉状態では、第2の入出口ポート13の一次圧が主弁体27に対して弁開方向に作用するが、次の動作により、この場合も、弁閉状態が安定維持される。
【0040】
主弁体27が弁座部17に着座すると、第2の入出口ポート13の流体圧が弁ポート16より弁ポート35を介して副弁体35に作用し、副弁体35が弁閉ばね36のばね力に抗して弁開し、内部通路31、32の連通が確立する。
【0041】
これにより、弁閉維持用圧力室30に第2の入出口ポート13の一次圧が入り、一次圧がプランジャ53に対して弁閉方向に作用し、この作用によって主弁体27が弁座部17に押し付けられ、主弁体27の弁閉状態が安定維持される。
【0042】
図2はこの発明による双方向型電磁弁の他の実施の形態を示している。なお、図2において、図1に対応する部分は、図1に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0043】
この実施の形態による双方向型電磁弁10’と上述した実施の形態による双方向型電磁弁10との相違点は、絞り通路構造が弁ハウジング11側に代えて主弁体27に組み込まれている点と、電磁ソレノイド装置50が無吸引子型のものである点である。
【0044】
主弁体27の開口33は、弁座部材34の弁ポート35に連通していると共に、主弁体27に形成された複数個の連通孔61、周溝62、63によって主弁体27の側周部で弁室14に連通している。
【0045】
周溝63には混入物捕捉用の円筒状フィルタ要素64が嵌合装着されている。円筒状フィルタ要素64は、ステンレス鋼、真鍮等による多孔性焼結金属フィルタやステンレス鋼等による積層金網フィルタにより構成されている。円筒状フィルタ要素64はプランジャ53に形成された液逃がし孔41のフィルタを兼ねている。
【0046】
主弁体27の開口33には円柱状フィルタ要素65、オリフィス通路(絞り通路)66を形成された板状の絞り通路部材67、円柱状フィルタ要素68が順に挿入され、これらは、複数個の噴出孔69を有する分散噴出座金70を介してかしめにより主弁体27に固定され、一方において連通孔61、周溝62、円筒状フィルタ要素64を経て弁室14に常時連通し、他方において主弁体弁閉時には噴出孔69を介して弁ポート16、第2の入出口ポート13に連通する。
【0047】
円柱状フィルタ要素65、67は、上述した実施の形態における円筒状フィルタ要素23、25と同様に、焼結金属、焼結多層金網、プラスチックス多孔体等、通気・通液性を有する多孔質部材により構成され、異物捕捉作、液体流整流化を行う。
【0048】
つぎに、上述の構成による双方向型電磁弁10’の動作について説明する。
(第1の入出口ポート12より第2の入出口ポート13へ向けて流体(冷媒)が流れるモード(冷房モード)時)
電磁ソレノイド装置50に通電が行われていない状態では、電磁ソレノイド装置50の内部ばね58のばね力によってプランジャ53と共に主弁体27が持ち上げられて弁座部17より離れ、実質的な絞り作用がない全開の弁開状態が得られる。
【0049】
電磁ソレノイド装置50に通電が行われると、図示されてしいるように、内部ばね58のばね力に抗してプランジャ53が図にて下側に磁気的に吸引され、主弁体27が弁閉方向へ駆動され、主弁体27が弁座部17に着座する。この弁閉状態では、オリフィス通路66によって微少流量の流れを確保する絞り状態が得られる。
【0050】
この弁閉状態では、第1の入出口ポート12より弁室14に流入する一次圧が主弁体27に対してこれを弁座部17に押し付ける方向に作用し、主弁体27の弁閉状態が安定維持される。
【0051】
この弁閉時の冷媒通路(流体通路)は、円筒状フィルタ64→周溝62→連通孔61→円柱状フィルタ65→オリフィス通路66→円柱状フィルタ68→噴出孔69となり、オリフィス通路66の前後に多孔質部材による円柱状フィルタ65、68があることにより、冷媒流れ中の異物捕捉が行われると共に、冷媒の流れが整流化され、結果として、冷媒通過音が低減し、静音性が向上する。
【0052】
(第2の入出口ポート13より第1の入出口ポート12へ向けて流体(冷媒)が流れるモード(暖房モード)時)
電磁ソレノイド装置50に通電が行われていない状態では、電磁ソレノイド装置50の内部ばね58のばね力によってプランジャ53と共に主弁体27が持ち上げられて弁座部17より離れ、実質的な絞り作用がない全開の弁開状態が得られる。
【0053】
電磁ソレノイド装置50に通電が行われると、図示されているように、内部ばね58のばね力に抗してプランジャ53が下側に磁気的に吸引され、主弁体27が弁閉方向へ駆動され、主弁体27が弁座部17に着座する。この弁閉状態では、オリフィス通路66によって微少流量の流れを確保する絞り状態が得られる。
【0054】
この弁閉時の冷媒通路(流体通路)は、噴出孔69→円柱状フィルタ68→オリフィス通路66→円柱状フィルタ65→連通孔61→周溝62→円筒状フィルタ64となり、この場合も、オリフィス通路66の前後に多孔質部材による円柱状フィルタ65、68があることにより、冷媒流れ中の異物捕捉が行われると共に、冷媒の流れが整流化され、結果として、冷媒通過音が低減し、静音性が向上する。
【0055】
この弁閉状態では、第2の入出口ポート13の一次圧が主弁体27に対して弁開方向に作用するが、次の動作により、この場合も、弁閉状態が安定維持される。
【0056】
主弁体27が弁座部17に着座すると、第2の入出口ポート13の流体圧が弁ポート16より噴出孔69、円柱状フィルタ68、オリフィス通路66、円柱状フィルタ65、弁をポート35を介して副弁体35に作用し、副弁体35が弁閉ばね36のばね力に抗して弁開し、内部通路31、32の連通が確立する。
【0057】
これにより、弁閉維持用圧力室30に第2の入出口ポート13の一次圧が入り、一次圧がプランジャ53に対して弁閉方向に作用し、この作用によって主弁体27が弁座部17に押し付けられ、主弁体27の弁閉状態が安定維持される。
【0058】
図3はこの発明による空気調和機の一つの実施の形態を示している。この空気調和機は、圧縮機100と、室外熱交換器101と、第1の室内交換器102と、第2の室内熱交換器103と、これらをループ接続する冷媒通路105〜113と、室外熱交換器101と第1の室内交換器102との間の冷媒通路(107、108、109)に設けられた膨張弁104と、冷房モードと暖房モードとの切換のためにループ接続された冷媒通路105〜113における冷媒の流れ方向を反転する四方弁114とを有している。
【0059】
第1の室内交換器102と第2の室内熱交換器103との間の冷媒通路110には上述した構成による双方向型電磁弁10あるいは10’が接続されている。この場合、双方向型電磁弁10あるいは10’の第1の入出口ポート12は第1の室内交換器102の出口側に接続され、第2の入出口ポート13が第2の室内熱交換器103の入口側に接続される。
【0060】
冷房モードでは、図3にて矢印で示されている方向に冷媒が循環する。この時には、双方向型電磁弁10あるいは10’においては、第1の入出口ポート12より第2の入出口ポート13へ向けて冷媒が流れ、双方向型電磁弁10あるいは10’が弁開している状態で、冷房モードが得られ、双方向型電磁弁10が弁閉している状態では、双方向型電磁弁10あるいは10’が絞り弁として作用し、冷房サイクルドライモード(冷房時除湿)が得られる。
【0061】
暖房モードでは、図3にて矢印で示されている方向とは逆方向に冷媒が循環する。この時には、双方向型電磁弁10あるいは10’においては、第2の入出口ポート13より第1の入出口ポート12へ向けて冷媒が流れ、双方向型電磁弁10あるいは10’が弁開している状態で、暖房モードが得られ、双方向型電磁弁10あるいは10’が弁閉している状態では、双方向型電磁弁10あるいは10’が絞り弁として作用し、暖房サイクルドライモード(暖房時除湿)が得られる。
【0062】
暖房サイクルドライモードでは、前述したように、第2の入出口ポート13に現れる一次圧が双方向型電磁弁10あるいは10’の主弁体27に対して弁開方向に作用するが、この時には、一次圧によって副弁体35が弁開し、弁閉維持用圧力室30に第2の入出口ポート13の一次圧が入り、主弁体27の弁閉状態が安定維持される。これにより、暖房サイクルドライモードも安定して得られる。
【0063】
【発明の効果】
以上の説明から理解される如く、この発明による双方向型電磁弁によれば、第1の入出口ポートより第2の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードでは、主弁体が弁閉位置にある状態において、その流体圧は弁室にて主弁体に対して弁閉方向に直接作用し、これに対し、第2の入出口ポートより第1の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードにおいては、主弁体が弁閉位置にある状態において、その流体圧は主弁体に対して弁開方向に直接作用するが、流体圧通路が前記主弁体にその弁リフト方向に貫通して形成されているので、弁閉維持用圧力室に第2の入出口ポートの側の流体圧が導入され、弁閉維持用圧力室に導入された流体圧が主弁体に対して弁閉方向に作用し、冷房モード・暖房モード何れのモードでも、主弁体が弁閉位置に位置する弁閉状態が安定維持され、絞り通路が有効に機能する。すなわち、流体の流れ方向が反転しても、他の電磁アクチュエータ等を必要とすることなく、弁閉状態が安定維持され、絞り通路が有効に機能する。
【0064】
しかも、絞り通路の第1の入出口ポートに対する開口端と第2の入出口ポートに対する開口端の各々に多孔質部材が設けられているから、冷媒等の液体が多孔質部材を流れることにより得られる整流化作用等による擦過音の低減効果が、第1の入出口ポートより第2の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードと、第2の入出口ポートより第1の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードの何れのモードでも得られ、何れのモードでも静音性が得られる。
【0065】
また、この発明による空気調和機によれば、第1の室内交換器と第2の室内熱交換器との間に、上述の双方向型電磁弁が接続されていることにより、冷房モードと暖房モードの何れにおいても、双方向型電磁弁が弁閉状態になることにより、優れた静音性による除湿運転が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による双方向型電磁弁の一つの実施の形態を示す断面図である。
【図2】この発明による双方向型電磁弁の他の実施の形態を示す断面図である。
【図3】この発明による空気調和機の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、10’ 双方向型電磁弁
11 弁ハウジング
12 第1の入出口ポート
13 第2の入出口ポート
14 弁室
15 弁座部材
16 弁ポート
17 弁座部
23、25 円筒状フィルタ要素
26 絞り通路
27 主弁体
30 弁閉維持用圧力室
31、32 内部通路(流体圧通路)
34 弁座部材
36 副弁体
41 液逃がし孔
42 円筒状フィルタ要素
50 電磁ソレノイド装置
53 プランジャ
56 電磁コイル部
58 内部ばね
64 円筒状フィルタ要素
65 円柱状フィルタ要素
66 オリフィス通路
68 円柱状フィルタ要素
100 圧縮機
101 室外熱交換器
102 第1の室内交換器
103 第2の室内熱交換器
105〜113 冷媒通路
114 四方弁

Claims (7)

  1. サイクルドライモードを使う、冷房モード及び暖房モードの何れにおいても弁閉状態を維持できる双方向型電磁弁であって、
    第1の入出口ポートと第2の入出口ポートとを有し、前記第2の入出口ポート側に弁ポートが設けられ、前記第1の入出口ポート側に形成された弁室に主弁体が設けられ、前記弁ポートの周りに画定されて弁座が設けられ、前記弁体をその一端が弁座に着座した弁閉位置と前記弁座より離れた弁開位置との間に駆動するプランジャを含み、該プランジャの一端側が前記弁体の他端に連結された電磁式駆動手段が設けられ、前記プランジャの他端側の背部に弁閉維持用圧力室が画定され、
    前記主弁体が前記弁閉位置にある弁閉状態において、前記第1の入出口ポートより第2の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードであるとき前記弁閉状態を維持するように前記第1の入出口ポート側の流体圧を前記弁座部への押し付け方向に受ける前記主弁体に、前記第2の入出口ポートより前記第1の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードであるとき前記弁閉状態を維持するように前記弁閉維持用圧力室に前記第2の入出口ポートの側の流体圧を前記弁閉維持用圧力室に導入する流体圧通路がその弁リフト方向に貫通して形成され、
    前記主弁体が前記弁閉位置にある弁閉状態において、前記第1の入出口ポートと前記第2の入出口ポートとを双方向に連通接続する絞り通路が形成され、
    前記絞り通路の前記第1の入出口ポートに対する開口端と前記第2の入出口ポートに対する開口端の各々に通気・通液性を有する多孔質部材が設けられていることを特徴とする双方向型電磁弁。
  2. 前記絞り通路が前記弁ポートと並列に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の双方向型電磁弁。
  3. 前記絞り通路が前記主弁体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の双方向型電磁弁。
  4. 前記流体圧通路の途中に前記流体圧通路を閉じるように付勢され前記第2の入出口ポートの側の流体圧を及ぼされることにより開弁する副弁体が設けられ、
    前記主弁体が前記弁閉位置にある状態において、前記第2の入出口ポートより前記第1の入出口ポートへ向けて流体が流れるモードであるとき、前記副弁体が前記第2の入出口ポートの側の流体圧により開弁することを特徴とする請求項1乃至3何れか1項に記載の双方向型電磁弁。
  5. 前記弁閉維持用圧力室を前記弁室に連通接続する液逃がし小孔が形成され、液逃がし小孔の前記弁室に対する開口端に通気・通液性を有する多孔質部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項に記載の双方向型電磁弁。
  6. 前記電磁式駆動手段は、内部ばねを含む電磁ソレノイド装置により構成され、非通電時には内部ばねのばね力により前記主弁体を前記弁開位置へ駆動し、通電時には内部ばねのばね力に抗して前記主弁体を前記弁閉位置へ駆動する常開型のものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の双方向型電磁弁。
  7. 圧縮機と、室外熱交換器と、第1の室内交換器と、第2の室内熱交換器と、これらをループ接続する冷媒通路と、前記室外熱交換器と前記第1の室内交換器との間の冷媒通路に設けられた膨張弁と、冷房モードと暖房モードとの切換のためにループ接続された冷媒通路における冷媒の流れ方向を反転する四方弁とを有し、前記第1の室内交換器と前記第2の室内熱交換器との間に請求項1乃至6の何れか1項に記載の双方向型電磁弁が接続され、
    冷房モード及び暖房モードの何れにおいても、前記双方向型電磁弁が弁閉状態になることにより、静音除湿運転が行えることを特徴とする空気調和機。
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