JPH0339656Y2 - - Google Patents

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JPH0339656Y2
JPH0339656Y2 JP18768987U JP18768987U JPH0339656Y2 JP H0339656 Y2 JPH0339656 Y2 JP H0339656Y2 JP 18768987 U JP18768987 U JP 18768987U JP 18768987 U JP18768987 U JP 18768987U JP H0339656 Y2 JPH0339656 Y2 JP H0339656Y2
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solenoid valve
valve
bypass
valve body
refrigerant
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、流体の通路の開閉に用いられる消音
型の電磁弁に関するものである。
従来の技術 電磁弁は、ソレノイドコイルに対する通電のオ
ン,オフによつて弁体を直ちに全開又は全閉動作
させているもので、その1次口と2次口間におい
て急激に差圧を発生させたり、差圧を消滅させた
りしており、該差圧が大きい場合には流体回路全
体の動作を不安定にしたり、弁体に耳障りな擦過
音を生ぜしめたりする場合がある。
第7図は1台の室外ユニツトと複数台の室内ユ
ニツトからなるヒートポンプ利用のマルチエアコ
ンの冷凍サイクルを示し、Aは室外ユニツト、B
は室内ユニツト、Cは圧縮機、Dは四方逆転弁、
Eは冷媒の液溜り防止に用いる電磁弁、Fは電気
式膨張弁である。図中矢符号の実線は冷房時、破
線は暖房時の冷媒の流れを示しており、暖房時に
は電磁弁Eを開けて室内ユニツトBへ高温高圧状
態の冷媒を供給し、冷房時においてもこの電磁弁
Eを開いて加熱蒸気となつた冷媒を圧縮機Cに流
す。
このマルチシステムにおいて、暖房時に使用し
ない室内ユニツトBがある場合、対応する電磁弁
Eを閉じて冷媒の供給を止める。この場合には、
該室内ユニツトBに冷媒が溜るのを防ぐために対
応する膨張弁Fは開放とするので、圧縮機Cの高
圧側に接続されている該電磁弁Eの両側には大き
な圧力差がかかるようになり、次に該室内ユニツ
トBを使用するために電磁弁Eを開くと、急激に
大量の冷媒が通過しようとして耳障りな冷媒擦過
音が発生することとなる。
そこで、従来においては、第7図に仮想線にて
示される如くに、例えば口径8mmの電磁弁Eに対
して口径2mmの小電磁弁E′とキヤピラリチユーブ
Gとの回路を並列に設け、小電磁弁E′をまず開と
し口径φ8mmの電磁弁E前後を均圧した後、開と
し冷媒突入音を小さくしていた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は上記した点に着目して為されたもので
あり、従来の如くに複雑な配管構造を用いること
なくして、電磁弁自体の構造を開発することによ
り小さな差圧で電磁弁を作動させるようにしたも
のである。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、本考案においては
弁本体に、その1次口と2次口間に設けた弁座に
接離する主弁体をばねにより閉弁方向に付勢して
設け、1次口と2次口間において主弁体の背圧室
を経由するバイパス通路を設け、バイパス通路に
おいて背圧室を介在させつつ第1と第2のバイパ
ス電磁弁を設ける構成を採用した。
実施例 第1図において、2段流量電磁弁Vはヒートポ
ンプ利用のマルチエアコンの冷凍サイクルに用い
られるもので、弁本体1内の弁室2に対して1次
口3と2次口4が設けられ、該1次口3と2次口
4間の弁座5に接離する主弁体6が摺動自在にし
てコイルばね7により閉弁方向に付勢して設けら
れる。
1次口3から2次口4にかけてバイパス通路P
が設けられ、該バイパス路Pには、弁座V1′、主
弁体6の背圧室8及び弁座V2′が介在している。
V1は第1バイパス電磁弁、V2は第2バイパス
電磁弁であつて、それぞれプランジヤー管9内の
プランジヤー10に固着されたボール弁体11,
12を有していて、上記弁座V1′,V2′に接離す
る。なお、13は電磁コイル、14は吸引鉄心、
15は圧縮型のコイルばねである。
バイパス路Pの2次口4側の端部には、筒状の
多孔部材16が設けられている。
上記構成において、暖房時に第1図の全閉状態
から主弁体6を開弁するには、第1バイパス電磁
弁V1のONに続いて第2バイパス電磁弁V2をON
し、第2図の如くにボール弁体11,12を開い
てバイパス通路Pを開放し、1次口3から2次口
4にかけて小流量の冷媒Q1を流し、これによつ
て主弁体6の前後の圧力差を均圧させるもので、
この際に多孔部材16は流体通過音を低くするよ
うに消音作用を呈する。
次いで、第3図の如くに第1バイパス電磁弁
V1を閉じると背圧室8が低圧となり、コイルば
ね7に抗して主体弁6が開き、大流量の冷媒Q2
を流すもので、主弁体6の開弁時における突入衝
撃波音を減少させて使用出来る。
冷房運転の可逆使用時においては、第1図の状
態より第1バイパス電磁弁V1を開弁することに
より主弁体6を開弁して大流量の冷媒Q3を流す
(第4図)。
そして、この状態より第1バイパス電磁弁V1
を閉じると共に第2バイパス電磁弁V2を開いて
主弁体6を閉じる(第5図)。
考案の効果 本考案は上記した如くに、弁本体に、その1次
口と2次口間に設けた弁座に接離する主弁体をば
ねにより閉弁方向に付勢して設け、1次口と2次
口間において主弁体の背圧室を経由するバイパス
通路を設け、バイパス通路において背圧室を介在
させつつ第1と第2のバイパス電磁弁を設けて成
るものであるから、主弁体の開弁時における流体
の衝撃波音を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例についての断面図、
第2図乃至第5図は同上の作動状態図、第6図は
第1バイパス電磁弁と第2バイパス電磁弁の動作
パターンと流量との関係を示す図、第7図は従来
の電磁弁使用例としてのマルチエアコンの冷凍サ
イクルを示す。 V……2段流量電磁弁、V1……第1バイパス
電磁弁、V2……第2バイパス電磁弁、1……弁
本体、5……弁座、6……主弁体、7……ばね、
P……バイパス通路、8……背圧室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁本体に、その1次口と2次口間に設けた弁座
    に接離する主弁体をばねにより閉弁方向に付勢し
    て設け、1次口と2次口間において主弁体の背圧
    室を経由するバイパス通路を設け、バイパス通路
    において背圧室を介在させつつ第1と第2のバイ
    パス電磁弁を設けて成ることを特徴とする2段流
    量電磁弁。
JP18768987U 1987-12-11 1987-12-11 Expired JPH0339656Y2 (ja)

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JP18768987U JPH0339656Y2 (ja) 1987-12-11 1987-12-11

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Publication Number Publication Date
JPH0192573U JPH0192573U (ja) 1989-06-16
JPH0339656Y2 true JPH0339656Y2 (ja) 1991-08-21

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