JPH04112113A - ベルトコンベア支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はベルトコンベア支持装置の改良に関するもので
ある。

（従来の技術） ベルトコンへアには第４図に示すように、その下流側に
シュートＣから落下する荷を受ける乗り継ぎ部があり、
一定の間隔でキャリアローラＲを配置して乗り継ぎ部の
ベルトＢを支持するようにしている。しかしながら、こ
のようなキャリアローラＲによるベルトＢの支持は線支
持形態であり、ローラ間に荷Ｗが落下するとバウンドし
てベルト外に飛び出したり、ベルトに突き刺さってベル
トを損傷する。また、ベルト外への粉塵の噴き出しを避
けるためにベルトＢの巾方向両側に遮蔽板としてスカー
ト板Ｓを設けたりしているが、上記キャリアローラＲに
よる線支持ではローラ間ではベルトの垂れ下がりにより
スカート板Ｓの下端との間に間隙が生じ、荷の噛み込み
によるベルトの損傷、間隙からの粉塵の噴き出しを防止
することか困難である。

そのため、乗り継ぎ部の支持形態をキャリアローラの線
支持からローラレス装置による面支持形態に変換するこ
とにより上記ベルトの損傷、スカート板とベルト間の間
隙の解消を図ることが提案されるに至っている（実開昭
６３−１９０１０６号）。しかしながら、支持板とベル
トとがすべり摩擦形態で接触しているため、キャリアロ
ーラとのころがり摩擦より摩擦熱の発生が著しく、両者
の摩耗度合いも激しいという問題点がある。そこで、摩
擦熱の発生を極力抑制するために支持板の接触面に複数
の平行溝を形成するが、ベルトへの荷重の偏在により中
央部が著しく摩耗し、全体′としての製品寿命を低減さ
せる。

（課題を解決するための手段） 本発明はキャリアローラのころがり摩擦によるベルトと
の接触でありながら、支持板による面支持を行うことが
できれば最善の支持形態が実現できることに着目してな
されたもので、 シュートからの運搬物を受ける乗り継き部のコンベアベ
ルトｇ面を支持する装置であって、ヘルドコンベアの搬
送方向に一定間隔をおいて設置される複数のキャリアロ
ーラの外周をわたりキャタピラ−形状にエンドレスに張
設され、コンベアベルトとともに随伴移動可能な支持ベ
ルトにて上記ベルトコンベアの裏面を支持するようにし
たことを要旨とするベルトコンベア支持装置にある。

（作用） 本発明によれば、キャリアローラによって張設された支
持ベルトにより乗り継ぎ部のベルトコンベアを支持する
ので、支持ベルトはベルトコンベアの動きに随伴して移
動可能であるから、支持ベルトとベルトコンベアとの間
には摩擦はほとんど起こらない。また、ベルトコンベア
は支持ベルトにより面支持されるので、キャリアローラ
による線支持の不具合を生じない。

支持ベルトによるベルトコンベアの支持部分はトラフ形
態を取るコンベアの中央部付近であればよい。他部分は
コンベアとの摩擦による摩耗も少ないので、固定された
支持板による面支持であってよい。即ち、上記支持ベル
トが中央の水平ベルトからなり、その両側におけるコン
ベアベルトの傾斜支持をベルト移動方向に延びる表面滑
性な面支持体にて行なってもよいし、巾方向に分割され
た中央の水平ベルトとその両側において外開き形状に傾
斜する一対の側部ベルトとからなるようにしてもよい。

以下、本発明を添付図面に示す具体例に基づき、詳細に
説明する。

（実施例） 第１図は本発明に係るベルトコンベア支持装置の全体図
で、第２図はその要部を示す斜視図、第３図は第２図の
■−■線断面図である。

図面において、ベルトコンベア１の下流側にはベルト上
に荷を落下させるシュータ２が配置され、そのシュータ
２の下方のベルト３を支持するため、ベルト支持装置４
が配設されている。このベルト支持装置４は第２図およ
び第３図に示すように、中央水平部と両側傾斜部とに分
かれ、中央水平部はキャリア台４１に中央の水平ローラ
４２を一定間隔で配列し、その外周を渡るように支持ヘ
ルド５をエンドレスに張設し、キャタピラ−形状に形成
し、この上面を走行するベルト３に随伴して従動可能と
なっている。この支持ベルト５の搬送ベルト３への随動
を容易にするために表面に巾方向に延びる凸条を形成し
てもよい。上記水平ローラ４２は支持ベルト５を弾性支
持するように表面ゴムライニングを施すのが好ましい。

他方、両側傾斜部は傾斜軸４３ｂの両端にタイヤローラ
４３ａ、４３ａを取り付けて成る傾斜ローラ４３と該傾
斜ローラ４３の両端タイヤローラ４３ａ間にはまり、ベ
ルト進行方向に延びる表面滑性な合成樹脂支持板（例え
ば、超高分子ポリエチレン板を金属フレーム上にゴム板
からなる緩衝板を介して付設してなり、ベルトとの接触
面積を縮小するため、ポリエチレン板の表面には長手方
向に延びる平行溝を形成する場合もある）４４とから形
成され、ベルト３の両側を面支持するようになっている
。

上記支持板４４に対応してベルト３の両側には第１図に
示すように、自重で落下可能に支持された表面滑性な合
成樹脂板からなるスカート板６か設置されており、下方
の支持板４４との間にベルト３の両端を挟持し、ヘルド
３上に落下した荷の粉塵が外部に噴き出すのを防止して
いる。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、ベルト
コンベアの乗り継ぎ部においてベルトをその走行に伴っ
て従動するキャタピラ−様に張設したベルトによって支
持するようにしたので、面支持形態を採用しながら、摩
擦抵抗の殆どない支持形態を実現することかできる。し
たかって、従来の固定した面支持形態のように中央部の
偏摩耗か生じず、製品寿命の長いものとなる。

ベルトの支持は裏面全体を第２のベルトで支持してもよ
いが、支持構造を中央部と両側部に分け、中央部を第２
のベルトによる移動面支持形態とし、両側部はローラレ
スの支持板による固定面支持形態を採用するようにする
と、耐久性の大きい構造強度を持たせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るベルト支持装置の全体を示す側面
図、第２図はその要部を示す斜視図、第３図は第２図の
Ｉ−ＩＩ線断面図、第４図は従来のローラ式ヘルド支持
装置の側面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、シュートからの運搬物を受ける乗り継ぎ部のコンベ
   アベルト裏面を支持する装置であって、ベルトコンベア
   の搬送方向に一定間隔をおいて設置される複数のキャリ
   アローラの外周をわたりキャタピラー形状にエンドレス
   に張設され、コンベアベルトとともに随伴移動可能な支
   持ベルトにて上記ベルトコンベアの裏面を支持するよう
   にしたことを特徴とするベルトコンベア支持装置。 ２、上記支持ベルトが中央の水平ベルトからなり、その
   両側におけるコンベアベルトの傾斜支持をベルト移動方
   向に延びる表面滑性な面支持体にて行う請求項１記載の
   ベルトコンベア支持装置。 ３、上記支持ベルトがコンベアベルトをトラフ形状に支
   持するように、巾方向に分割された中央の水平ベルトと
   その両側において外開き形状に傾斜する一対の側部ベル
   トとからなる請求項第１項記載のベルトコンベア支持装
   置。