JPH01139408A - はさみ送り型ベルトコンベアの側端部ガイド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、粉状物、粒塊状物などの被搬送物を、二本
のコンベアベルトの弾性変形下で、それらのそれぞれの
搬送面間に挟み込んだ状態にて搬送するはさみ送り型ベ
ルトコンベアにおいて、両コンベアベルトの、キャリア
側のそれぞれの側端部で、それらのコンベアベルトを相
互に圧着する側端部ガイド装置の改良に関するものであ
り、とくには、両搬送面間に挟み込んだ被搬送物の、ヘ
ルド側端縁からのこぼれ落ちを有効に防止するものであ
る。

（従来の技術） 従来のこの種の側端部ガイド装置としては、たとえば第
３図に側面図および断面図で示すものがある。

図中１．２は、一対のヘッドプーリおよびテールプーリ
をそれぞれ示し、３．４は他の対のヘッドプーリおよび
テールプーリをそれぞれ示す。

また、５は、ヘッドブーＩＪ　１およびテールプーリ２
に掛け渡した、被搬送物の受は側コンベアベルトを、６
は、他のヘッドプーリ３およびテールブーＩＪ　４に掛
け渡した、被搬送物の押え側コンペアベルトをそれぞれ
示す。ここで、これらの両コンベアベルト５．６は、図
示しないガイドローラその他の作用下で、側面形状がク
ランク状をなすように折曲されて延在しており、コンベ
アベルト５．６のそれぞれの搬送面７．８は、相互に近
接して対向する。

そしてここでは、これらの両コンベアベルト５゜６の、
キャリア側のそれぞれの側端部で、コンベアベルト５，
６を、ガイド手段としての圧着ローラ９，１０によって
相互に圧着することとしており、この例のこれらの圧着
ローラ９，１０のそれぞれは、第３図（ａ）に示す側面
図において、コンベアベルト５．６を隔てて相互に対向
する。

ここにおいて、粉状物、粒塊状物などの被搬送物の搬送
に際しては、両コンベアベルト５，６の走行状態におい
て、受は側コンベアベルト５の、キャリア側の水平部に
、シュート１１を経てその被搬送物１２を供給するとと
もに、その被搬送物１２を、受は側コンベアベルト５に
丁度対応する押え側コンベアベルト６で被い、しかる後
、両コンベアベルト５，６のそれぞれの側端部で、それ
らのコンヘアベルト５，６を、ガイド手段としての圧着
ローラ９，１０にて、第３図（ロ）に示すように相互に
圧着し、このことにて、コンベアベルト５．６間の被搬
送物１２の、ベルト側端部からのこぼれ落ちを防止する
とともに、その被搬送物１２を、傾斜搬送路部分もしく
は、図示のような垂直搬送路部分においても、被搬送物
１２がその自重によって下方へ落下しない程度の力でコ
ンベアベルト５．６間に挟持する。

そして、両コンベアベルト５．６に、このようにして挟
持された被搬送物１２は、コンベアベルト５．６の引き
続く走行に基づき、搬送経路の上端位置まで、斜めにま
たは垂直に搬送され、しかる後、押え側コンベアベルト
６による拘束の解除と、受は側コンベアベルト５のリタ
ーン側への走行に際する、所要位置への落下とを順次に
もたらされる。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、かかる従来技術にあっては、コンペアベルト
５，６の延在方向へ間隔をおいて位置するそれぞれの圧
着ローラ９，１０によって、それらのコンベアベルト５
，６の側端部を相互に圧着することとしており、両コン
ベアベルト５，６は、圧着ローラ９，９問および１０．
１０間にてその圧着から解放されることになるため、被
搬送物１２が、それらのローラ間から比較的多量に落下
するという問題があった。

この一方において、被搬送物の落下を有効に防止し得る
程度に圧着ローラ９，１０の設置本数を増やす場合には
、設備コストが著しく嵩むとともに、メンテナンス工数
もまた増加するという問題があった。

この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決するも
のであり、設備コスト、メンテナンス工数などの増加を
もたらすことなく、被搬送物の落下を極めて有効に防止
することができる、はさみ送り型ベルトコンベアの側端
部ガイド装置を提供するものである。

（問題点を解決するための手段） この発明の、はさみ送り型ベルトコンベアの側端部ガイ
ド装置は、とくには、二本のコンベアベルトの、キャリ
ア側のそれぞれの側面部で、両コンベアベルトの相互の
圧着をもたらすガイド手段を、コンベアベルトの搬送面
に沿って延在して、相互に接近および離隔する方向へ進
退可能な二本の対向する合成樹脂部材にて構成したもの
である。

（作　用） この発明によれば、はさみ送り型ベルトコンベアの傾斜
搬送部分もしくは垂直搬送部分において、両コンベアベ
ルトの側端部を、たとえば、コンベアフレームに取り付
けられて、ベルト搬送面に沿って延在する二本の合成樹
脂部分によって相互に圧着することにより、両コンベア
ベルトの側端部は、それらの走行方向へ連続して圧着さ
れることになるので、コンベアベルトの走行、いいかえ
れば、コンベアベルトの、合成樹脂部材に対する摺動に
際し、コンベアベルト間に挟持された被搬送物の、ベル
ト側端縁からの落下が確実に防止されることになる。

ここで、両コンベアベルトの圧着力は、二本の合成樹脂
部材を、たとえばボルトによって、所要に応じて進退さ
せることにて適宜に調整することができ、これがため、
コンベアベルトの摩耗の有無を問わず、ベルト圧着力を
常に所期した通りのものとすることができる。

またここでは、両コンベアベルトが、合成樹脂部材に対
して摺動運動を行うことになるので、その合成樹脂部材
を、摩擦係数の小さい材料、たとえば超高分子ポリエチ
レンにて構成することにより、コンベアベルトの摩耗を
有利に低減することができる。なおここにおいて、コン
ベアベルトの、合成樹脂部材との接触面に、これもまた
、摩耗係数の小さい合成樹脂シートその他を貼着した場
合には、コンベアベルトおよび合成樹脂部材の摩耗をよ
り一層低減することができる。

（実施例） 以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示す側面図および断面図
を示し、図中、従来例で述べた部分と同様の部分はそれ
と同一の番号で示す。

すなわち、図中１．２はそれぞれ、一方の対のヘッドプ
ーリおよびテールプーリを、３．４はそれぞれ、他方の
対のヘッドプーリおよびテールプーリをそれぞれ示し、
５は、一方の対のそれぞれのプーリ１，２に掛け渡した
、被搬送物の受は側コンベアベルトを、６は、他方の対
のそれぞれのプーリ３，４に掛け渡した、被搬送物の押
え側コンベアベルトをそれぞれ示す。

ここでは、二本の合成樹脂部材２１．２２を第１図（ａ
）に路線側面図で示すように、それぞれのコンベアベル
ト５．６の搬送面に沿わせて、垂直方向へ向けて延在さ
せるとともに、コンベアベルト５゜６の側端部を隔てて
相互に対向させて配置し、そして、これらの合成樹脂部
材２１．２２のそれぞれを、第１図中）に横断面図で示
すように、固定部材としてのコンベアフレーム２４に取
り付けられ、それに対して、ロックナツト、スナップリ
ングなどによって抜は止めされたそれぞれのねじ部材２
５に螺合させることにより、それらのねじ部材２５の作
用下で相互に接近する方向および離隔する方向へ進退駆
動可能ならしめる。

このように構成してなるガイド手段２６は、コンベアベ
ルト５．６のキャリア側のそれぞれの側端部で、両コン
ベアベルト５，６を、それぞれの合成樹脂部材２Ｌ　２
２の全長にわたって、所要の圧着力にて相互に圧着する
ので、このガイド手段２６が存在する部分においては、
コンベアベルト５．６が合成樹脂部材２１．２２に対し
て摺動運動を行うそれらの搬送走行に際し、コンベアベ
ルト５．６間に挟持された被搬送物１２は、ベルト側端
縁からの落下を確実に防止されることになる。

なお、かかるガイド手段２６において、相互に対向する
合成樹脂部材２Ｌ　２２の隣接部分に第１図（ｂ）に示
すように、両コンベアベルト５，６の側端部が丁度域ま
り込む条溝２７を設け、この条溝２７の底壁をコンベア
ベルト５，６の側端部に当接させた場合には、両コンベ
アベルト５．６の蛇行を有効一８＝ に防止し得る利点がある。

そしてこのことは、第１図（Ｃ）に要部を横断面図で示
すように、条溝２７の横断面形状をＴ字状とするととも
に、その条溝２７内へ、それぞれのコンベアベルト５，
６の、突条５ａ、　６ａを設けた側端部を嵌め合わせた
場合にとくに顕著である。

以上のようなはさみ送り型ベルトコンベアでは、シュー
ト１１から受は側コンベアベルト５上へ供給された被搬
送物１２を押え側コンベアベルト６にて被った後、それ
らの両コンベアベルト５，６の側端部を、垂直搬送部分
で、ガイド手段２６によって相互に圧着することにより
、コンベアベルト５゜６の幅方向中央部分でそれらの間
に被搬送物１２を十分な力にて挟持するとともに、その
被搬送物１２の、コンベアベルト側端縁からの落下を完
全に防止する。

このことは、コンベアベルト５．６の、ガイド手段２６
に対する摺動走行が終了するまで、いいかえれば、コン
ベアベルト５，６がガイド手段２６の上端に達するまで
継続され、このようにして、垂直搬送部分の上端まで搬
送された被搬送物１２は、それに対する押え側コンベア
ベルト６の拘束を解除された後、受は側コンベアベルト
５のリターン側への走行に際し、そのコンベアベルト５
上から所定位置へ落下されることになる。

従って、ここでは、垂直搬送経路の長さに応じたガイド
手段２６を設置することにより、コンベアベルト５．６
の側端部を、所要の長さにわたって連続的に圧着するこ
とができるので、設備コスト、メンテナンス工数などの
増加をもたらすことなく、コンベアベルト側端縁からの
被搬送物の落下を確実に防止することができる。

なおここにおいて、両コンベアベルト５，６の圧着力は
、それぞれの合成樹脂部材２１．２２に、長さ方向に所
定の間隔をおいて螺合させたねじ部材２５を回すことに
て、簡単に所期した通りのものとすることができる。

ここで、コンベアベルト５．６の、ガイド手段２６に対
する摺動抵抗を小ならしめるためには、合成樹脂部材２
１．、２２を、超高分子ポリエチレン、ガラス繊維強化
ポリエチレンテレフタレート、その他の摩擦係数の小さ
い材料にて構成することが好ましく、また、このことに
加えて、同種の材料をコンベアベルト５，６の、ガイド
手段２６との接触表面に貼着した場合には、摺動抵抗を
一層低減することができる。

さらに、摩擦抵抗のより一層の低減をもたらすためには
、ガイド手段２６の延在長さを可能な限り短かくし、そ
の上下に、従来技術で述べたと同様の圧着ローラを設置
することも可能である。

第２図はこの発明の他の実施例を示す横断面図であり、
第２図（ａ）に示す例は、それぞれの合成樹脂部材２１
２２を、断面形状が矩形をなす板状部材とし、また、第
２図（ｂ）に示す例は、それぞの合成樹脂部材２Ｌ　２
２を、断面形状がドーナツ状をなす筒状部材としたもの
である。

ここで２８は、ねじ部材２５の周りで、それぞれの合成
樹脂部材２１．・２２と、コンベアフレーム２４との間
に介装したスプリングを示し、これらのスプリング２８
は、合成樹脂部材２Ｌ　２２を、コンベアベルト５，６
に均一な力で押圧すべく機能する。

第２図（ａ）に示すところでは、合成樹脂部材２１゜２
２は、コンベアベルト５，６に面接触して、小さい面圧
下で、それらのコンベアベルト５．６を十分大きな力で
圧着することができ、また、第２図（ｂ）に示すところ
では、合成樹脂部材２Ｌ　２２は、コンベアベルト５．
６に線接触して、大きな面圧下で、コンベアベルト５，
６を十分に圧着することができるとともに、曲面をなす
それらの合成樹脂部材２１．２２の周面によって、コン
ベアベルト５゜６の幅方向での湾曲を極めて円滑ならし
めることができる。

そしてまた、ここに示すこれらの実施例においても、第
１図に示す実施例と同様の作用効果をもたらし得ること
はもちろんである。

（発明の効果） かくして、この発明によれば、ガイド手段によって、そ
れぞれのコンベアベルトの側端部を、その走行方向へ連
続的に圧着することにより、両コンベアベルト間に挟持
した被搬送物の、ベルト縁端部からの落下を、設備コス
トおよびメンテナンス工数の増加をもたらすことなく、
常に、かつ確実に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す路線側面図および横
断面図、 第２図はこの発明の他の実施例を示す横断面図、第３図
は従来例を示す側面図および横断面図である。 １．３・・・ヘッドプーリ　　２．４・・・テールプー
リ５・・・受は側コンベアベルト ６・・・押工側コンヘアベルト ７、訃・・搬送面　　　　　２Ｌ　２２・・・合成樹脂
部材２４・・・コンベアフレーム　　２５・・・ねじ部
材２６・・・ガイド手段　　　　　２７・・・条溝（ａ
） へ・ンド゛フ０−リｆ ヘツＦ゛フ′−９３ イト方父ネ計月り部才才２２ Ｏｏ １ｍ”−７盲豐１−、＋＋４−翫也Ｉｔ　　　　　　　
　＾ｊ入ふ１ｉふＬ口μ貴り工時開平１−１３９４０８
　（５） 第１図 （ｂ） ネ ｔ１６席不亘・ｌ　ｔＭｉｉｒ石Ｆ勺 ゛〜′”ＩＬＩ／／゛）”″°°上ト、６カ剛（Ｃ） 第２図 （ａ＞ （ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、二対のヘッドプーリおよびテールプーリと、これら
   の各対のプーリにそれぞれ掛け渡されて、搬送面が相互
   に近接して対抗する二本のコンベアベルトと、これらの
   両コンベアベルトの、キャリア側のそれぞれの側端部で
   、両コンベアベルトの相互の圧着をもたらすガイド手段
   とを具えるはさみ送り型ベルトコンベアにおいて、 前記ガイド手段を、コンベアベルトの搬送 面に沿って延在して、相互に接近および離隔する方向へ
   進退可能な、二本の対向する合成樹脂部材にて構成した
   ことを特徴とするはさみ送り型ベルトコンベアの側端部
   ガイド装置。