JP2573051B2 - 円筒形ベルトコンベアに用いられるスカート - Google Patents
円筒形ベルトコンベアに用いられるスカートInfo
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- JP2573051B2 JP2573051B2 JP6892989A JP6892989A JP2573051B2 JP 2573051 B2 JP2573051 B2 JP 2573051B2 JP 6892989 A JP6892989 A JP 6892989A JP 6892989 A JP6892989 A JP 6892989A JP 2573051 B2 JP2573051 B2 JP 2573051B2
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- Japan
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- belt conveyor
- cylindrical
- trough
- belt
- cylindrical belt
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、円筒形ベルトコンベアに用いられるスカー
トに関するものである。
トに関するものである。
周知のとおり、運搬物の逆流や飛散などを防いだり、
また運搬物を急傾斜で運搬するために、トラフ形ベルト
コンベアに代わり、円筒形ベルトコンベアが使用されて
いる。この円筒形ベルトコンベアには、ベルトの両耳に
ファスナを取付けたファスナコンベアや、円筒形のベル
トの両側に滑車を千鳥状に取付けて、これをロープで吊
り下げるチューブ式コンベアや、外周に複数個の保形ロ
ーラでベルトを円形に形成するラップ状円筒形ベルトコ
ンベアや、このラップ状円筒形ベルトコンベアのラップ
部を止め、その両耳部を外方に突出して1対のローラで
挟持した合掌状円筒形ベルトコンベア等が知られてい
る。
また運搬物を急傾斜で運搬するために、トラフ形ベルト
コンベアに代わり、円筒形ベルトコンベアが使用されて
いる。この円筒形ベルトコンベアには、ベルトの両耳に
ファスナを取付けたファスナコンベアや、円筒形のベル
トの両側に滑車を千鳥状に取付けて、これをロープで吊
り下げるチューブ式コンベアや、外周に複数個の保形ロ
ーラでベルトを円形に形成するラップ状円筒形ベルトコ
ンベアや、このラップ状円筒形ベルトコンベアのラップ
部を止め、その両耳部を外方に突出して1対のローラで
挟持した合掌状円筒形ベルトコンベア等が知られてい
る。
一方、一般のトラフ形ベルトコンベアでは、シュート
やフィーダから運搬物をベルトにのせる場合、この運搬
物が安定して正常の積荷状態になる間、ベルトの両側に
スカートプレートを立設して荷こぼれを防いでいる。こ
のスカートプレートの下部には、厚さ10mm、巾100mm程
度のゴム板を調節できるようにして取付けてベルトと接
触させ、微細な運搬物がこぼれないようにしている。
やフィーダから運搬物をベルトにのせる場合、この運搬
物が安定して正常の積荷状態になる間、ベルトの両側に
スカートプレートを立設して荷こぼれを防いでいる。こ
のスカートプレートの下部には、厚さ10mm、巾100mm程
度のゴム板を調節できるようにして取付けてベルトと接
触させ、微細な運搬物がこぼれないようにしている。
ところで、前記した円筒形ベルトコンベアが運搬物を
排出する箇所にくると、合せられている耳部が展開さ
れ、ベルトは徐々にフラット形状まで展開される。この
区間を本明細書ではトラフ変換部と称しているが、この
トラフ変換部では荷こぼれが発生するので、従来におい
ては、一般のベルトコンベアに用いられている前記した
スカートプレートが取付けられている。
排出する箇所にくると、合せられている耳部が展開さ
れ、ベルトは徐々にフラット形状まで展開される。この
区間を本明細書ではトラフ変換部と称しているが、この
トラフ変換部では荷こぼれが発生するので、従来におい
ては、一般のベルトコンベアに用いられている前記した
スカートプレートが取付けられている。
しかしながら、円筒形ベルトコンベアのトラフ変換部
では、ベルトの断面形状が円筒からフラットに徐々に展
開されていくため、トラフ変換部の全長に亘り、かかる
スカートプレートが設置できず、そのため急傾斜の円筒
形ベルトコンベアで塊状の搬送物を輸送する場合、トラ
フ変換部の長い場合や搬送速度の遅い場合では、輸送断
面の上層に載置された搬送物は逆流して荷こぼれを起こ
すことが多かった。
では、ベルトの断面形状が円筒からフラットに徐々に展
開されていくため、トラフ変換部の全長に亘り、かかる
スカートプレートが設置できず、そのため急傾斜の円筒
形ベルトコンベアで塊状の搬送物を輸送する場合、トラ
フ変換部の長い場合や搬送速度の遅い場合では、輸送断
面の上層に載置された搬送物は逆流して荷こぼれを起こ
すことが多かった。
そこで本発明は、かかる問題点を解決するために創作
されたもので、その要旨とするところは、テールプーリ
とヘッドプーリとに懸回された円筒形ベルトコンベアに
おいて、前記ヘッドプーリによってベルトがフラット状
に展開されるトラフ変換部に、この展開される形状に合
せ、かつ逆トラフ状に弯曲形成されたスカートカバーを
覆うように設けたことを特徴とする円筒形ベルトコンベ
アに用いられるスカートにある。
されたもので、その要旨とするところは、テールプーリ
とヘッドプーリとに懸回された円筒形ベルトコンベアに
おいて、前記ヘッドプーリによってベルトがフラット状
に展開されるトラフ変換部に、この展開される形状に合
せ、かつ逆トラフ状に弯曲形成されたスカートカバーを
覆うように設けたことを特徴とする円筒形ベルトコンベ
アに用いられるスカートにある。
本発明の構成を作用とともに添付図面に示す実施例に
より詳細に説明する。
より詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例の全体側面図、第2図は第1
図のA矢視断面図、第3図は第1図のB矢視断面図、第
4図は第1図のC矢視断面図である。
図のA矢視断面図、第3図は第1図のB矢視断面図、第
4図は第1図のC矢視断面図である。
これらの図において、1は円筒形ベルトコンベアを示
し、この円筒形ベルトコンベア1は、ゴム質等の可撓性
材料で構成されているが、この円筒形ベルトコンベアの
円筒部は、図示しないが多数個の保形ローラで保持さ
れ、また、耳部は1対のガイドローラで合掌状に当接さ
れ、更に耳部端面上より押えローラで押えられて、いわ
ゆる合掌状円筒形ベルトコンベアを形成している。これ
らのローラは縦断面視でボックス型の支持枠に取付けら
れている。また、この円筒形ベルトコンベア1は、その
輸送能力が、例えばベルト巾が400mmから2600mm(した
がって、円筒内径は100mmから700mmとなる)、搬送速度
が40m/minから250m/minとなっている。
し、この円筒形ベルトコンベア1は、ゴム質等の可撓性
材料で構成されているが、この円筒形ベルトコンベアの
円筒部は、図示しないが多数個の保形ローラで保持さ
れ、また、耳部は1対のガイドローラで合掌状に当接さ
れ、更に耳部端面上より押えローラで押えられて、いわ
ゆる合掌状円筒形ベルトコンベアを形成している。これ
らのローラは縦断面視でボックス型の支持枠に取付けら
れている。また、この円筒形ベルトコンベア1は、その
輸送能力が、例えばベルト巾が400mmから2600mm(した
がって、円筒内径は100mmから700mmとなる)、搬送速度
が40m/minから250m/minとなっている。
この円筒形ベルトコンベア1は図示しないテールプー
リとドライブ用ヘッドプーリ2とに懸回され、このヘッ
ドプーリ2の位置にくるとフラット状に展開されて運搬
物(例えば鉱石)dを排出する。すなわち、円筒形のベ
ルトはフラット状のベルトに展開されるトラフ変換部4
を形成している。そして、本実施例ではこのトラフ変換
部4において、ベルトの円筒における天井に代り、ベル
ト3の上面をカバーする次のようなスカートカバー5を
取付けている。
リとドライブ用ヘッドプーリ2とに懸回され、このヘッ
ドプーリ2の位置にくるとフラット状に展開されて運搬
物(例えば鉱石)dを排出する。すなわち、円筒形のベ
ルトはフラット状のベルトに展開されるトラフ変換部4
を形成している。そして、本実施例ではこのトラフ変換
部4において、ベルトの円筒における天井に代り、ベル
ト3の上面をカバーする次のようなスカートカバー5を
取付けている。
すなわち、このスカートカバー5は、平面視で細長い
略二等辺三角形に形成され、かつその各所断面視で第2
図から第4図に示すように徐々に弯曲されたゴムプレー
ト6と、このゴムプレート6の複数箇所で上下より挟持
する挟持板7,7と、この挟持板7をブラケット8に懸垂
する吊りボルト9と、前記ゴムプレート6の中央下面で
各挟持板7に固着された補強ロッド10とから構成されて
いる。そして、このブラケット8は、前記保形ローラな
どが取付けられている支持枠(図示しない)に固着さて
いる。なお、11はスナブプーリを示す。
略二等辺三角形に形成され、かつその各所断面視で第2
図から第4図に示すように徐々に弯曲されたゴムプレー
ト6と、このゴムプレート6の複数箇所で上下より挟持
する挟持板7,7と、この挟持板7をブラケット8に懸垂
する吊りボルト9と、前記ゴムプレート6の中央下面で
各挟持板7に固着された補強ロッド10とから構成されて
いる。そして、このブラケット8は、前記保形ローラな
どが取付けられている支持枠(図示しない)に固着さて
いる。なお、11はスナブプーリを示す。
次に本実施例の作用を述べれば、円筒形ベルトコンベ
ア1に図示しないシュートから運搬物dが供給され、ト
ラフ変換部4にくると、ベルト3の保形状態が変わり、
円筒状からトラフ状に徐々に展開され、ヘッドプーリ2
のところではフラット状となる。次いでベルト3はUタ
ーンするので、運搬物dは排出される。このトラフ変換
部4では、その先端が展開され始めた円筒内に挿入され
(第2図参照)、トラフ変換部4をその全長に亘りゴム
プレート6で覆っており、しかも逆トラフ状のゴムプレ
ート6の両端はベルト3に軽く摺接する。したがって、
ベルト3に載置された運搬物dはヘッドプーリ2の箇所
まで包まれた状態で運ばれて逆流することがない。
ア1に図示しないシュートから運搬物dが供給され、ト
ラフ変換部4にくると、ベルト3の保形状態が変わり、
円筒状からトラフ状に徐々に展開され、ヘッドプーリ2
のところではフラット状となる。次いでベルト3はUタ
ーンするので、運搬物dは排出される。このトラフ変換
部4では、その先端が展開され始めた円筒内に挿入され
(第2図参照)、トラフ変換部4をその全長に亘りゴム
プレート6で覆っており、しかも逆トラフ状のゴムプレ
ート6の両端はベルト3に軽く摺接する。したがって、
ベルト3に載置された運搬物dはヘッドプーリ2の箇所
まで包まれた状態で運ばれて逆流することがない。
なお、本実施例は合掌状円筒形ベルトコンベアで説明
したが、本発明はこれに限らず、他の例えばラップ状円
筒形ベルトコンベアにも適用できることはいう迄もな
い。
したが、本発明はこれに限らず、他の例えばラップ状円
筒形ベルトコンベアにも適用できることはいう迄もな
い。
本発明によれば、円筒形ベルトコンベアのトラフ変換
部を、トラフ変換部の展開形状に合せ、かつ逆トラフ状
のスカートカバーで覆ったので、円筒形ベルトコンベア
が急傾斜に設置されても、また搬送速度が遅くても運搬
物の逆流が発生せず、したがって、トラフ変換部のフラ
ット部における荷こぼれを防止することができる。
部を、トラフ変換部の展開形状に合せ、かつ逆トラフ状
のスカートカバーで覆ったので、円筒形ベルトコンベア
が急傾斜に設置されても、また搬送速度が遅くても運搬
物の逆流が発生せず、したがって、トラフ変換部のフラ
ット部における荷こぼれを防止することができる。
第1図は本発明の実施例の全体側面図、第2図は第1図
のA矢視断面図、第3図は第1図のB矢視断面図、第4
図は第1図のC矢視断面図である。 1……円筒形ベルトコンベア、2……ヘッドプーリ、3
……ベルト、4……トラフ変換部、5……スカートカバ
ー。
のA矢視断面図、第3図は第1図のB矢視断面図、第4
図は第1図のC矢視断面図である。 1……円筒形ベルトコンベア、2……ヘッドプーリ、3
……ベルト、4……トラフ変換部、5……スカートカバ
ー。
Claims (1)
- 【請求項1】テールプーリとヘッドプーリとに懸回され
た円筒形ベルトコンベアにおいて、 前記ヘッドプーリによってベルトがフラット状に展開さ
れるトラフ変換部に、この展開される形状に合せ、かつ
逆トラフ状に弯曲形成されたスカートカバーを覆うよう
に設けたことを特徴とする円筒形ベルトコンベアに用い
られるスカート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6892989A JP2573051B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 円筒形ベルトコンベアに用いられるスカート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6892989A JP2573051B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 円筒形ベルトコンベアに用いられるスカート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02249809A JPH02249809A (ja) | 1990-10-05 |
JP2573051B2 true JP2573051B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=13387840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6892989A Expired - Lifetime JP2573051B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 円筒形ベルトコンベアに用いられるスカート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573051B2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-20 JP JP6892989A patent/JP2573051B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02249809A (ja) | 1990-10-05 |
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Legal Events
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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