JPH04506501A - コンベヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 コンベヤ 本発明は、バルク材料の運搬に適したコンベヤ、特に、そのようなバルク材料を 上方に運搬することのできるコンベヤに関する。

バルク材料を幾分大きな勾配で登板運搬しなければならない場合、パケットコン ベヤで運搬するのが最も一般的であるが、このようなコンベヤは、コスト面や、 構造が比較的複雑であったり、作動音が大きかったり、塵が広がる、等々、様々 なｌＪ題点がある。又各パケットにバルク材料を積み込む必要性があるため、ロ ーディングが不便である上、各パケットの掃除も困難であり、また１パケツトに 付着して取付いてしまい昂いバルク材料の性質上、更にパケットの掃除が行い難 いという問題がある。

最近、２つのベルトを搬送路にわたって相互係合させ、運搬されるバルク材料を 各ベルトの間に形成される閉鎖空間内に密閉するようにした所謂カバーベルトコ ンベヤが提案されている。このタイプのコンベヤの１つは、第１キヤリアベルト と第２閉鎖ベルトとを設け、これらベルトの双方をは糧Ｕ字形とし、側面を波形 としている。そして、キャリアベルトには均等間隔を置いて設けた直立したプレ ートを複数個設けてキャリアベルト内部を複数個の個別の画室に分割している。

しかし、このタイプのコンベヤは、ローディングのための装置配備の可能性が比 較的小さく、又、扱いにくい。その上、バルク材料、特に多少粘着性を育してい て余り流動自由性のないある種のバルク材料にあっては、前記波形部及び／又は 直立した各プレートとキャリアベルトの底部との間の角部内に入り込み易いとい う問題がある。しかも、これらの構成は特に掃除が困難であり、このため、かな りの運転コストが別途か−る問題がある尚、コンベヤの有効運搬能力は、コンベ ヤに積む材料の量に対応する分量分低下することは理解されよう。

本発明の目的は、上記した間層点のうち１つ以上の問題点を回避又は最小にする ことにある。

而して、本発明は、バルク材料を運搬するのに適していて、エンドレスのキャリ アベルトとエンドレスのバルク材料係合手段とを備えて成るコンベヤであって、 前記バルク材料係合手段が、複数個のパドルを間隔を置いて取付けた柔軟性を有 する細長の接続手段から成り、前記キャリアベルトとエンドレスの前記接続手段 とを搬送路を移動するように取付け、前記搬送路に少なくとも位置している前記 キャリアベルトによって形成されるチャネルの内部に前記パドルを実質上突出さ せて前記チャネルの両側面及び底部に近接させるように成して、前記コンベヤの 使用時前記チャネル内にバルク材料を取り入れ、前記バルク材料の登板運搬時又 は斜降運搬時前記接続手段と前記バルク材料との間に駆動力を伝達するように成 し、また、前記パドルの少なくとも末端部を、前記チャネルの横断面形状には嘴 対応する形状とし、そして、前記接続手段と前記ベルトとを垂直平面において前 記ベルトと前記係合手段とが相互係合する搬送路に亘って実質上同一軌道をとる よう成して、前記パドル及び前記ベルトの前記搬送路における移動の実質的な同 調性を維持するようにしたことを特徴とするコンベヤを提供するものである。

尚、前記ベルトとバルク材料係合手段とは、通常は傾斜した搬送路を（前記チャ ネルに突出したパドルと共に）動くようにするだけでよいが、コンベヤをは嘴水 平の搬送路部分を有するようにしたい場合には前記キャリアベルトを前記エンド レスの接続手段を越えて延ばして、接続手段を傾斜した搬送路の端部の部位又は その部位近くに位置する前記キャリアベルトに対し近接離間するよう案内すれば よいことは、勿論理解されよう。

このように、本発明のコンベヤでは、実際１各パドルとキャリアベルトとが搬送 路方向に相対移動することなくバルク材料を登板運搬及び斜降運搬することがで きるため、これら部材の摩耗及び／又は、前記したような相対移動から生じるこ れら部材への損傷を避けることができる。

その上、このような構成としているので、急な勾配でも様々な材料を送り速度を 変えたり、断続させても運搬することかできる。従って、砕けやすい脆い材料で もそのま＼の形態で、又は殆ど変態なく容易に扱うことができるし、また、湿っ た、粘性のある、氷結した、不規則な形状を有する、そして／又は摩耗し易い、 材料でもコンベヤへの堆積及び／又はコンベアへの損傷を最小にして運搬するこ とができる。

バルク材料だと、粉鉱から比較的大きな塊、例えば２ｍ幅のベルトだと０．６ｍ のもの、まで運搬可能である。

また、本発明のコンベヤでは、キャリアベルトをバルク材料で渭載することが実 質上可能であるので、所定のサイズのコンベヤにあっても、高い積み込み容量が 得られるし、例えば水平の搬送路に対し７０％以上の急勾配でも安全に運搬させ ることができる。従って、必要なコンベヤの長さとその構造の点で、実質的な経 済化が計れる上に搬送路の送路指定のフレキシビリティを増大でき、しかもコン ベヤに対する設置面積を小さくしてコンベヤによる無駄な設置面積も最小にでき る。その上、本発明のコンベヤは、ローディング装置の配備を簡単で適応性のあ るものとでき、又、必要となる可能性のある掃除をし易くするだけでなく、その ような掃除の必要性も最小とできる。

尚、エンドレスのキャリアベルトとバルク材料係合手段とは、概ね背中合わせで 配設しており、前記搬送路の開始時点では互いに近接して案内され、終了時点で は離間して案内される。

このように、これら部材の各々の返送路において、前記バルク材料係合構成部分 の少なくとも主要部分がコンベヤの運搬構成部分から効果的に事実上分離してい ることにより、両部材間にバルク材料が付着してとれなくなるという問題も最小 にできる。その上、キャリアベルト自体は単にバルク材料を支持して運ぶだけで よいようにしているだけであり、特別な機能を別に設ける必要が全くないので、 例えば変形可能なフラットベルト等の構造を極めて簡素化でき、従って、キャリ アの構成が複雑な他のものよりも経済的であるだけでなく、バルク材料が付着す る問題も最小にでき、又掃除も楽に行えるのである。

また、本発明のコンベヤは、エンドレスの接続手段だけの駆動と、エレベータと キャリアベルトの両方の駆動から成る様々な形態の駆動装置と共に使用すること も可能である。前者の場合、キャリアベルトは、パドルにより引き入れられたバ ルク材料とキャリアベルトとの摩擦により間接的に運ばれるか、又は、パドルの 縁部のキャリアベルトとの直接係合により運ばれる。このような構成では、比較 的高い張りをもたせたキャリアベルトを使わなくてすむため、より経済的なベル ト構造を使用することができ、モして／又はベルトの寿命を延ばすことができる 上に、交換費用も安くて済み、又溶着する代わりに機械的接合を用いて修理も安 く上げることができるので、多くの場合好ましいものである。また、キャリアベ ルト構成部は、従来の水平なチャネルベルトコンベヤに使用されているものとは 糧同じものにすることができるので、設計作業を簡単化できるし、又、基準に合 格したコンポーネントを使うことで信頼性を高めることもできる。尚、張りの小 さいベルト装置を使うと、ベルトの破損及びそれによって生じるコンベヤの稼働 休止時間の生じる危険性を大幅に減少できることは理解されよう。

尚、本発明のコンベヤには、例えばチェ７やケーブルを含む柔軟性のあるあらゆ る種類の接続手段を用いることができるが、そのような接続要素を２つ使ってチ ャネル吠のキャリアベルトの両側に配設するのが好ましい。

また、保合手段のパドルは通常湾曲させてキャリアベルトによって形成されるチ ャネルと共には糧スプーン形状の容器を形成するようにしている。又、これらパ ドルは各々概ね直立した側壁を形成していて、該側壁は傾斜した搬送路方向の両 サイドを丸くカーブさせている。

又、このパドル手段の前記両す′イドの深さを前記方向に斬次浅くしている。尚 、このパドル手段には、は嘴横方向外方に突出する取付は翼を設け、この取付は 翼をキャリアベルトにより形成されたチャネルの側壁に沿って該側壁を上から覆 うように形成且つ配設して、各パドルをエンドレスの各接続要素に固定するよう にするのが好ましい。

パドルをこのようにすると、搬送路の傾斜角及び／又はコンベヤの運搬能力を最 大とできながら、キャリアベルト又はバルク材料保合手段にバルク材料が多く堆 積し付着する危険性を伴なわないですむ。

又、本発明のコンベヤは、サイドローディング、ベルトの傾斜走路又は水平走路 におけるローディング、及び中間レベルでのローディングを含む、広い範囲の送 りの装置を使うことができるため、移送ポイントやタンデム形コンベヤの必要を なくすことができる。

必要な場合、各パドルにはキャリアベルトとｔａ働する外周部に、弾性変形可能 な端封部材を設けて、パドルとキャリアベルトとの間におけるバルク材料の漏れ を最小とし、かつ、パドルとキャリアベルト間の動力伝達を最大となるようにし てもよい。また、パドルには、その上方縁部であって前記キャリアベルトと係合 する前記外周部から離れた部分に、変形可能で可撓性を有する中央部を設けて、 万−太き目のバルク材料の破片がエレベータの駆動走路と返送走路との間で挟ま ってしまった場合に、この中央部を退却させてその破片を乗り越えるようにしエ レベータの故障及び／又はコンベヤベルトへの損傷を避けることができるように してもよい。尚、前記中央部は、例えばゴムのような柔軟性のある材質で形成し てパドルの主平面に固定してもよいし、小さくて硬いインレフトパネルの形にし て、適当なばね手段で前記パドルの主平面にヒンジ状に取付けて保持してもよい 。

一般に、パドルは搬送路においてその移動方向からは（直角に突出するように配 設しているが、これらパドルは、エレベータ−駆動伝達部材上に形成且つ取付け て、搬送路において、登板方向に対して後方側に傾斜させるようにしてもよ（、 この方が好適な場合がある。即ち、このような構成にすると、本発明の荷上げコ ンベヤにおけるキャリアベルト内にパドルにより形成される各画室の有効充填容 量を大幅に増やすことができる上に、このようなコンベヤからの荷降ろしが楽に なり、又、パドルに固着しやすいバルク材料の性質も各パドルがキャリアベルト から離れているため小さくなる。

上記したように、細長の接続手段は、ベルトの形にもできるが、このようにした 場合は、コンベヤ内にバルク材料の収容がさらに容易になる。接続手段をチェ７ 又はケーブルとする場合には、必要な場合、搬送路に亘ってバルク材料係合手段 上にカバープレート手段を設けて塵などの流出を最小にするようにしてもよい。

尚、本発明は、水平部と傾斜部とをもつコンベアであってキャリアベルトの前記 傾斜部にのみエレベータ一手段を設けたコンベヤだけでなく、例えば水平形バン カーコンベアや移動床形チェンコンベヤのような、キャリアベルトが実質上水平 方向にしか延びていないコンベア装置にも適用することが可能である。この場合 水平方向の長さの短いバルク材料係合手段を設けて、パドルのバルク材料又はベ ルトとの保合により、水平のキャリアベルトの駆動力を前記キャリアベルト上の バルク材料で大きくなるようにするのである。

又、キャリアベルト及びエレベータ−のリターンセグメントの送路指示に適した 、当該技術分野において公知となっている、あらゆる装置を使うことも可能であ る。又、一般に、キャリアベルトとエレベータ−とを背中合わせにして設けるこ とで、エレベータ−をキャリアベルトの上方に戻すのが最も好適であるが、エレ ベータ−のリターンセグメントを、キャリアベルトを回してキャリアベルトの返 送走路の下方に送路づけるようにすることも可能である。

又、エンドローディング、サイドローディング及びトップローディング、更には 直接エレベータ−を「介した」ローディングを含む様々な形態のローディングの 装置を本発明のコンベヤに使ってもよく、バルク材料はキャリアベルトにより形 成される「７字」形状又は「Ｕ字」形状のチャネルに導入されたとき又はその直 後にエレベータ−の前進走路と返送走路との両方においてか、あるいは通常そう であるようにエレベータ−の前進走路だけにおいてかの何れかにおいて、パドル のどちらかの側面を介してキャリアベルト内に落とされる。その地点では返送路 は搬送路から十分に離れて送路指示されており、材料を導入するに十分な間隔と なっている。別の考えられる構成としては、搬送路の始まる直ぐ上流にエレベー タ−を収容し、且つエレベータ−の返送路の一部分に亘って延びる短いコンジッ トを設けて、該コンジットの上流端へのトップローディングを許すようにする。

この場合、バルク材料は、エレベータ−によりコンジットを巡ってキャリアベル トにより形成される「Ｕ字」形状のチャネル内に運ばれる。エンドローディング の場合、バルク材料は、エレベータ−がキャリアベルトと丁度会う位置の上流に 水平方向に延びるキャリアベルトの一部に荷積みされる。

尚、本発明の好適な構成及び効果は、添付図面に関して例示したいくつかの好適 な実施例について説明した以下の詳細な説明で明らかにする。

図１は、本発明のコンベヤの側面図である；図２乃至図４は、図１のコンベヤの パドルを拡大して示した詳細図である； 図２は側面図であり： 図３は端面図である；そして 図４は、平面図である；また 図５は、斜降運搬に使用するための本発明の別のコンベヤ装置の概略側面図であ る。

図１は、バルク材料２を登板運搬するのに好適なコンベヤ１を示しており、この コンベヤ１はキャリアベルト３とバルク材料係合手段４とを備えている。キャリ アベルト３は、各リターンプーリ５を回うて延びると共に、各ガイドローラー６ （図３参Ｍ）上に載置されており、コンベヤ１の搬送路において底面が扁平のは 糧「Ｕ字」形状のチャンネル７を形成するように配設されている又、バルク材料 係合手段４は、２つのチェ７８．９から成る柔軟性を存するエンドレスの接続手 段部材をから成り、該接続手段部材は間隔を置いて設けた直立状のパドルを複数 個取付けている。このパドルは、は１弓形のプレート１０（図４参Ｎ４）から成 り、キャリアベルト３及びガイドローラー６により形成されるチャンネル７の横 断面形状には糧対応させているＣ図３参！Ｉ４）。図２乃至図４でＪＩＩｌｆ！ ！５を示しているように、弓状のプレート１０は、は＼垂直な（多少運搬方向前 方に倒れている）中央壁部１１をもっており、この中央壁部はキャリアベルトの 横方向に延びていると共に、両側が丸く湾曲して側壁１２に至っている。又、前 記側壁は、深さが浅くなっており、はメコンベヤ１の登板方向に延びている。斯 くすることにより、パドルプレート１０が、キャリアベルトと共に、は寥スプー ン形状の容器１３を形成するようにしており、登板運搬時におけるバルク材料の キャリアベルト７からの流出を小さくしてバルク材料２の登板推進力を保持し、 且つ高めるようにしている。また、斯くプレー）１０の外周縁部１４にはシール 体１５を設けてキャリアベルト３と係合させてバルク材料２の流出をさらに小さ くするようにしている。このようにプレート１０の形状を湾曲形状にすると、バ ルク材料２をキャリアベルト３の中央部に集めることができるだけでなく、パド ルの強度並びにその衝撃抵抗を最大にでき、ベルトのトラッキングも向上すると いう効果も奏することができる。弓状のプレート１０の両側には、外方に突出す る翼部１０ａを設けており、この翼部は谷状にしたキャリアベルトの傾斜側面３ ａの上方に立上がり、そしてパドルプレート１０の中央部１１の下縁部１１ａと は嘴同じ高さのチェン取付部９にまで垂れ下がるように形成している。

バルク材料係合手段４は、図１に示したように、搬送路上におけるスプロケット １Ｂから成るリターンガイドを回って延びていて、前記スプロケットの少なくも １つは、登板運搬における駆動用又は斜降運搬における制動用として使用可能で ある。

尚、返送路にあっては、前記リターンスプロケット１６の間はチェ７８を、図示 したような適当な支持スプロケット又は支持ローラー１７によって支持してもよ いが、搬送路においては、チェ７８は、実質上、キャリアベルト３に載置される 各パドル１０だけで支持して、キャリアベルトとの摩擦係合を最大にして、キャ リアベルト又はキャリアベルトからの動力伝達を最大にするのが好ましい。

キャリアベルト３は、５で搬送路の下に戻され、返送路では、扁平の底面をもっ た浅い「７字」形状のチャネル７の形をとってガイドローラー６に支持される。

尚、図示したように、ベルトは実質上簡素な構成としているので、バルク材料２ のベルトへの付着や固着の恐れが殆どなく、また、掃除が必要となっても容易に 行えることは理解されよう。

バルク材料係合手段４及びキャリアベルト３は、は＼従来形聾の構造をもつ支持 体１８（図５に図示したような）に取付けており、コンベヤ１には、その下端部 １９の近くにローディングシュート２０を設け、上端部２１には、コンベヤ１か ら降ろされるバルク材料２を受け止めるように配設した吐き出し用ホッパー２２ を設けている。

図５には、別のコンベヤ装置２３を示している。このコンベヤ装置２３において は、搬送路は、は嘴「８字」形状としており、キャリアベルト３の相互係合送路 ２４．２５とバルク材料係合手段４には、それぞれ、搬送路の下端部及び上端部 ２８．２９にそれぞれ凹部と凸部２６．２７とが設けられている。キャリアベル ト３には、各パドルからのアシストを必要としない水平の延長部があり、この延 長部は、バルク材料係合手段４の上端部及び下端部３０．３１を越えて延びてい る。従って、この実施例も、登板運搬や矢印３２で示したような場合のように、 斜降運搬が、高さの異なる地点間における運慶距離の延びに対して、別のコンベ ヤを複数用いたり、移送装置を複雑にしなくても、いかに効果的な一体化が計れ るかを例証している。

コンベヤ１を登板運搬層に使用する場合、バルク材料係合手段４を、キャリアベ ルト３により形成されるチャネル７内に突出してキャリアベルト３と摩擦係合し たバルク材料係合手段の各パドル１０で駆動し、前記チャネル７内にバルク材料 ２を積込むと同時にキャリアベルト３に沿って引き上げるようにする。斯くする ことにより、キャリアベルト３用の摩擦駆動装置を別途使用しなくとも済むし、 又チェ７８と係合するスプロケットを適宜用いることにより積極的に駆動連結さ せることによって駆動効率を最大にすることもできる。しかも、バルク材料係合 手段４の各チェ７８を、バルク材料係合手段４がキャリアベルト３と相互係合す る搬送路における主要部分に亘ってキャリアベルト３のチャンネル部７の底部３ ０と垂直平面においてはと対応させて送路指示することにより、即ち、垂直平面 における曲率半径を同じにすることにより（図１参照）、パドル１０とキャリア ベルト３との相対移動及び滑動が実質上なくなるので、これら部材の摩耗や損傷 を回避することもできる。尚、各パドル１０のプレート総置１４．１５は、垂直 平面において湾曲した搬送路における湾曲ｇ（図１における上端部２１と図５に おける上端部及び下端部２８．２７）において特にキャリアベルト３と積極的に 係合するため、これらの部位では特にパドルとキャリアベルト間の駆動力伝達が 効果的に行われることは理解されよう。この点は一般的に云って登板運搬（図１ ）にとって重要であるが、斜降運東（図５）にとっても望ましいものである。

又、図１から明らかなように、各パドル１０を、チェ７８の長さ方向に比較的間 隔をつめて配設することにより、使用するパドルの形状により既に極めて良好な ものとなっているコンベヤの有効な運搬能力をさらに最大化するようにすること も可能である。

又、図１に示したように、キャリアベルト３は、リターンプーリー５に近づくに つれ、平坦になるが、その部位のベルトガイドローラー５の形状は適宜の形状を とっている。図５の実施例のように、コンベヤに水平のキャリアベルト送路延長 部３５を設ける場合、キャリアベルト３の形状を傾斜送路部分の形状よりも平坦 形状としてもよいことは理解されよう。

また、バルク材料係合手段用の接続手段の選択に関して、チェノを用いる場合、 中間装置に複数の駆動スプロケット装置を使うことによりコンベヤの両端部にお ける駆動装置を余り大きくしなくて済むし、又、接続手段の全長に亘って駆動力 を伝達する接続手段の張りも大きくしなくて済むことは、理解されよう。

また、各パドル１０は、その中央の上方縁部３４に、可撓性を有する、モして／ 又は弾性変形可能な、パネル３３を設けるのが好ましい。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．バルク材料（２）を運搬するのに適していて、エンドレスのキャリアベルト （３）とエンドレスのバルク材料係合手段（４）とを備えて成るコンベヤ（１） であって、前記バルク材料係合手段（４）が、複数個のパドル１０を間隔を置い て配設した柔軟性を有する細長の接続手段（８）から成り、前記キャリアベルト （３）とエンドレスの前記接続手段とを搬送路を移動するように取付け、前記搬 送路に少なくとも位置している前記キャリアベルト（３）によって形成されるチ ャンネル（７）の内部に前記パドル（１０）を実質上突出させて前記チャンネル （７）の両側面（３ａ）及び底部に近接させるように成して、前記コンベヤ（１ ）の使用時前記バルク材料（２）を前記チャンネル（７）内に取り入れ、前記バ ルク材料（２）の登坂運搬時又は斜降運搬時前記接続手段（８）と前記バルク材 料（２）との間に駆動力を伝達するように成し、また、前記パドル（１０）の少 なくとも末端部（１４）を、前記チャンネル（７）の横断面形状にほゞ対応する 形状とし、そして前記接続手段（８）と前記ベルト（３）とを垂直平面において 前記ベルト（３）と係合手段（４）とが相互係合する搬送路に亘って実質上同一 軌道をとるように成して、前記パドル（１０）及び前記ベルト（３）の前記搬送 路における移動の実質的な同調性を維持するようにしたことを特徴とするコンベ ヤ。 ２．前記柔軟性を有する細長の接続手段（８）が、エンドレスのチェン、エンド レスのケーブル、及びエンドレスのベルトのうちの少なくとも１つから成る請求 項１に記載のコンベヤ。 ３．少なくとも２つの前記柔軟性を有する細長の接続手段（８，９）が互いにほ ゞ平行で且つ対向して設けられている、請求項１又は２に記載のコンベヤ。 ４．前記パドル（１０）が、前記キャリアベルト（３）によって形成されるチャ ネルと共にほゞスコップ形状の容器（１３）を形成するよう形成され配設されて いて、前記各パドル（１０）が、ほゞ直立した概ね横方向の壁面であって両側が 前記コンベヤの搬送路の側に丸く湾曲した壁面を形成している、請求項１乃至３ のうち何れか１項に記載のコンベヤ。 ５．前記各パドル（１０）を、前記ベルト（３）と係合するよう形成し配設した 弾性変形可能な端封部材（１５）を有するよう形成・配設し、前記バルク材料（ ２）の前記パドルとベルトとの間における流出を最小にすると共にこれら部材間 の駆動力の伝達を最大にするようにした、請求項１乃至４のうち何れか１項に記 載のコンベヤ。 ６．前記パドル（１０）の上方縁部（３４）に、弾性変形可能でそして／又は可 撓性を有する中央部分（３３）を設けて、バルク材料の突出部分の通路を形成す るようにしてコンベヤの故障及び／又は損傷を回避するようにした、請求項１乃 至５のうち何れか１項に記載のコンベヤ。 ７．前記パドル（１０）に、前記キャリアベルト（３）によって形成されるチャ ネル（７）の側壁（３ａ）の外側の上を迂回して延びるように形成し配設された ほゞ横方向外方に突出した取付け翼部（１０ａ）を設けて、各パドル（１０）を エンドレスの各接続手段（８）に取付けるようにした、請求項３及び該請求項３ に従属する場合の請求項４乃至６のうち何れか１項に記載のコンベヤ。 ８．前記各パドル（１０）の横断面を前記キャリアベルト（３）により形成され る前記チャネル（７）の横断面に実質上対応する形状とし、前記パドルが前記チ ャネル（７）を実質上塞ぎ、かつ該チャネル（７）の底部及び／又は側面部にお いて前記ベルト（３）と実質上係合するよう形成し配設した、請求項１乃至７の うち何れか１項に記載のコンベヤ。 ９．前記エンドレスの接続手段（８）を駆動手段（１６）と従動係合するよう形 成し配設した、請求項１乃至８のうち何れか１項に記載のコンベヤ。 １０．前記キャリアベルト（３）を駆動手段（５ａ）と従動係合するよう形成し 配設した、請求項１乃至９のうち何れか１項に記載のコンベヤ。 １１．前記キャリアベルト（３）と前記バルク材料係合手段（４）とをほゞ背中 合わせとなるよう配設して前記搬送路の開始地点で互いに近接し、終了地点で互 いに離間するよう案内するようにした、請求項１乃至１０のうち何れか１項に記 載のコンベヤ。 １２．前記係合手段（４）を、前記キャリアベルト（３）における傾斜部にのみ 設けた、請求項１乃至１１のうち何れか１項に記載のコンベヤ。 １３．コンベヤ（１）がほゞ水平の部分（３５）を有していて、該水平部分に、 少なくとも１つの前記バルク材料係合手段（４）を設けて該水平部分において直 接、及び／又はコンベヤ（１）の使用時におけるキャリアベルトへ積み込まれる バルク材料（２）を介して、駆動力をキャリアベルト（３）に伝達するようにし た、請求項１乃至１１のうち何れか１項に記載のコンベヤ。 １４．水平位置に対し少なくとも７０°の角度で傾斜した部分を少なくとも１箇 所有する、請求項１乃至１３のうち何れか１項に記載のコンベヤ（１）。 １５．前記コンベヤ（１）の使用において連続するパドル（１０）間の係合手段 （４）を介して前記バルク材料（２）を前記キャリアベルト（３）へ落下させる ことにより前記バルク材料（２）のトップローディングを行えるように、前記係 合手段（４）を形成し配設した、請求項１乃至１４のうち何れか１項に記載のコ ンベヤ。 １６．前記コンベヤ（１）の使用において前記パドル間のバルク材料（２）のキ ャリアバルト（３）へのサイドローディングを行えるように形成し配設したシュ ート手段を設けた、請求項１乃至１４のうち何れか１項に記載のコンベヤ。 １７．コンベヤが前記係合手段（４）の上流に、ほゞ水平に延びる部分（３５） を備えていて、コンベヤ（１）の使用時、前記バルク材料（２）の前記水平部分 へのエンドローディングを行えるようにした、請求項１乃至１４のうち何れか１ 項に記載のコンベヤ。 １８．前記コンベヤ（１）を取付けるための支持構造（１８）を備えた、請求項 １乃至１７のうち何れか１項に記載のコンベヤ。