JPH11334827A - カテナリーコンベア - Google Patents

カテナリーコンベア

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JPH11334827A
JPH11334827A JP14640098A JP14640098A JPH11334827A JP H11334827 A JPH11334827 A JP H11334827A JP 14640098 A JP14640098 A JP 14640098A JP 14640098 A JP14640098 A JP 14640098A JP H11334827 A JPH11334827 A JP H11334827A
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JP
Japan
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conveyor
belt
conveyor belt
conveyed
supporting
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Application number
JP14640098A
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English (en)
Inventor
Isao Miyazawa
勲 宮澤
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンベアをジグザグに屈曲させることによ
り、支持ローラに作用する力を大幅に大きくすることが
でき、コンベアを移動させる駆動力を確実に確保するこ
とができて、スリップが発生しにくく、かつ安定した運
転を実現することができるカテナリーコンベアの提供。 【解決手段】 搬送ベルト10を支持案内するガイドロ
ーラ30によって搬送ベルト10を屈曲させることによ
り、支持ローラ25に作用する力を大きくして、十分な
駆動力を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端状の搬送ベル
トの両側端部を合わせて水滴状になし、搬送物を包み込
んで搬送するコンベアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バラ物を搬送するコンベアとして
は、搬送物をベルト上に山積みして搬送するトラフ型の
平ベルトコンベアやベルトをパイプ状にして搬送物をく
るんで搬送するパイプコンベア、あるいはボックスベル
トコンベア等が一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記トラフ
型コンベアやパイプコンベア等の従来のコンベアにあっ
ては、コンベアの自重及び搬送物をキャリアローラで直
接支持するために、ベルトを支持するキャリアローラの
設置間隔を1m以下の小ピッチにする必要がある。この
ため、キャリアローラの数が多くなり、構造が複雑にな
るとともに、メンテナンスが大変であるという問題があ
る。また、パイプコンベアを除いては、ベルト上の搬送
物の粉塵の問題も発生する。すなわち、前記トラフ型コ
ンベアは直線搬送しかできないために、搬送物の搬送路
が湾曲している場合には、複数のコンベアを連結する必
要があり、このコンベアどうしの乗り継ぎ部において、
シュートを使って搬送物を受け渡す必要がある。そし
て、このシュートを使って搬送物の受け渡しを行う際に
粉塵が発生するために、この乗り継ぎ部に集塵機を設置
して、粉塵を捕捉回収する必要があるとともに、ベルト
に付着した粉塵を除去するために水洗装置を設ける必要
があり、設備が大型化し、かつ建設費用や運転費用が嵩
むという問題がある。
【0004】そこで、この問題を解決するために、本発
明者等が、鋭意検討した結果、たとえ、搬送路に曲線部
があっても、一つのコンベアによって長距離搬送するこ
とができる新規のカテナリーコンベアを開発した。この
カテナリーコンベアは、無端状の搬送ベルトの両側端部
を合わせて水滴状になし、搬送物を包み込んで搬送する
コンベアであって、搬送ベルトの側端部をカテナリーを
利用して支持するものである。そして、前記新規のカテ
ナリーコンベアにあっては、コンベアを移動させる力
を、搬送ベルトとこれを支持する支持ローラとの摩擦に
より発生させる必要がある。本発明は、前記事情に鑑み
てなされたもので、コンベアをジグザグに屈曲させるこ
とにより、支持ローラに作用する力を大幅に大きくする
ことができ、コンベアを移動させる駆動力を確実に確保
することができて、スリップが発生しにくく、かつ安定
した運転を実現することができるカテナリーコンベアを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、無
端状の搬送ベルトの両側端部を合わせて水滴状になし、
搬送物を包み込んで搬送するコンベアであって、前記搬
送ベルトの側端部をカテナリーを利用して支持ローラに
より支持するとともに、前記搬送ベルトをガイドローラ
により支持案内し、かつこのガイドローラによって前記
搬送ベルトを屈曲させたものである。この請求項1にあ
っては、搬送ベルトを支持案内するガイドローラによっ
て搬送ベルトを屈曲させることにより、支持ローラに作
用する力Pを大きくする。この場合、コンベアを移動さ
せる力Fは、F=P・μとなるので、摩擦係数μを一定
とすれば、支持ローラに作用する力Pを大きくすること
により十分な駆動力Fが確保される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の実施の一形態を示
すもので、ダムに堆積した堆砂を搬送するシステムの山
間部イメージ図、図2は同システムのカテナリーコンベ
アの支持部の断面図、図3はカテナリーコンベアの搬送
部の斜視図、図4はカテナリーコンベアの搬送部の他の
一例を示す斜視図、図5はカテナリーコンベアの支持部
の斜視図、図6はカテナリーコンベアの支持部の他の一
例を示す斜視図、図7はカテナリーコンベアの駆動部の
斜視図、図8は駆動用の支持ローラの斜視図、図9はサ
イドローラの斜視図である。図1〜図7において符号1
0は、ゴムベルトのように可撓性を有する無端状の搬送
ベルトである。この搬送ベルト10の両側端部11には
それぞれ張り出し部12が形成されており、この張り出
し部12の内部には、ワイヤロープ、カーボンファイバ
ー等の高強度の芯体13が装着されている。そして、こ
の搬送ベルト10は、搬送物1を受け入れる搬入部及び
この搬送物1を払い出す搬出部において、平ベルト状に
開いた状態になり、搬送途中の搬送部においては、前記
両側端部11が互いに合わされて断面形状が水滴状にな
され、搬送物1を包み込んで搬送するようになってい
る。
【0007】前記カテナリーコンベアの搬送部において
は、適宜間隔をあけて、搬送ベルト10の支持部20が
設置されている。この支持部20は、立設された支柱2
1と、この支柱21の上端に水平方向に張り出して設け
られた支持アーム22と、この支持アーム22の下部に
それぞれ設けられ、かつ行き及び戻りの搬送ベルト10
を支持する一対のローラ取付部23と、これらのローラ
取付部23の内部に回転自在に設けられた左右一対ずつ
のサイドローラ24及び支持ローラ25とから概略構成
されている。なお、図1〜図3においては、行き及び戻
りの搬送ベルト10を水平方向に並んで設置する構成で
説明したが、図4に示すように、上下に設置してもよ
い。そして、駆動力が不足する区間の各支持部20の間
には適宜ガイドローラ30が設けられており、これらの
ガイドローラ30は搬送ベルト10の各張り出し部12
の側面14に接触して、搬送ベルト10を側方から支持
しかつジグザグに屈曲させるようになっている。
【0008】前記各サイドローラ24は、搬送ベルト1
0の各張り出し部12の側面14にそれぞれ接触して、
搬送ベルト10を左右から支持し案内するようになって
いる。そして、このサイドローラ24は、図9に示すよ
うに、取付部材26に回転自在に支持されている。ま
た、前記搬送ベルト10の各張り出し部12の側面14
に連なる下面15は、搬送ベルト10の中心線に近づく
ほど下方に傾斜する傾斜面とされている。そして、前記
各支持ローラ25は、それらの外周面が前記張り出し部
12の下面15に当接するように傾斜して設置されてお
り、この傾斜により、搬送ベルト10の両側端部11は
互いに押し付けられて密着するようになっている。さら
に、前記支持部20のうち所定間隔毎(たとえば一つお
き)の支持部20(駆動部)においては、図7と図8に
示すように、支持ローラ25に回転機構(モータ)27
が連結されている。そして、この支持ローラ25は取付
部材28に回転自在に支持されている(図8参照)。
【0009】前記のように構成されたカテナリーコンベ
アにあっては、所定間隔毎の支持部20(駆動部)の支
持ローラ25を回転機構27によって回転駆動すること
により、該支持ローラ25に当接している搬送ベルト1
0を移送する。この状態において、搬送物1が、平ベル
ト状に開いている搬入部の搬送ベルト10上に投入され
ると、搬送ベルト10の移送とともに搬送物1が搬送さ
れていく。そして、搬送途中の搬送部においては、前記
搬送ベルト10の両側端部11が互いに合わされて搬送
ベルト10が水滴状になり、搬送物1は搬送ベルト10
の内部に包み込まれて搬送されていく。この場合、回転
機構27を有する支持部20(駆動部)において、負荷
を分担して、搬送ベルト10を分散駆動するから、ベル
ト張力を小さくすることが可能になり、しかも、搬送ベ
ルト10の長さ(搬送路)をいくらでも長く(たとえば
40km)することが可能となるとともに、支持ローラ
25に作用する力を小さくすることが可能となる。ま
た、各回転機構27の出力が小さくて済むとともに、各
回転機構27の構造が簡単で、かつ低コストでできる。
【0010】さらに、駆動力が不足する区間の各支持部
20の間においては、ガイドローラ30によって、搬送
ベルト10をジグザグに屈曲させることにより、この区
間の搬送ベルト10に作用する張力を大きくして、搬送
ベルト10駆動用の支持ローラ25に作用する力を大き
くする。すなわち、搬送ベルト10を移動させる力F
は、F=P・μ(ただし、Pは支持ローラ25に作用す
る力、μは摩擦係数)となるので、摩擦係数μを一定と
すれば、搬送ベルト10駆動用の支持ローラ25に作用
する力Pを大きくすることにより、十分な駆動力Fが確
保される。さらにまた、各支持部20においては、支持
ローラ25が、搬送ベルト10の上部(側端部11)を
支持するから、各支持部20間の搬送ベルト10及び搬
送物1がカテナリー状に垂れ下がる。したがって、各支
持部20間の搬送ベルト10の自重及び搬送物1が、吊
り橋と同じ原理により、搬送ベルト10の張り出し部1
2の芯体13の強度によって支持されることになる。こ
れにより、搬送ベルト10の芯体13の強度が許す範囲
内において、支持部20の設置間隔(カテナリースパ
ン)を大きく(たとえば10m以上)することができ、
支持ローラ25の数量を大幅に減少させることができ
る。
【0011】そして、搬送ベルト10の移送とともに搬
出部まで搬送されてきた搬送物1は、この搬出部におい
て搬送ベルト10が平ベルト状に開くことにより、円滑
に払い出される。また、搬送物1を搬出した搬送ベルト
10は、戻りの搬送路に沿って搬入部まで戻っていく。
なお、本実施形態においては、搬送ベルト10は張り出
し部12まで一体のものとして説明したが、これに限ら
ず、図6に示すように、芯体13を内装した張り出し部
16と、搬送物1を収納するベルト本体17とを連結し
た構成にしてもよい。また、本実施の形態はダムに堆積
した堆砂を搬出する場合について説明したが、これに限
らず、港で陸揚げした石炭を火力発電設備まで運搬す
る、いわゆる揚運炭システムや製鉄所に原材料を輸送す
る場合などに広く適用することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、搬送ベルト
を支持案内するガイドローラによって搬送ベルトを屈曲
させることにより、支持ローラに作用する力Pを大きく
することができる。この場合、コンベアを移動させる力
Fは、F=P・μとなるので、摩擦係数μを一定とすれ
ば、支持ローラに作用する力Pを大きくすることによ
り、十分な駆動力Fを容易に確保することができる。し
たがって、スリップが発生しにくく、かつ安定した運転
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示すカテナリーコン
ベアのイメージ図である。
【図2】 カテナリーコンベアの支持部の断面図であ
る。
【図3】 カテナリーコンベアの搬送部の斜視図であ
る。
【図4】 カテナリーコンベアの搬送部の他の一例を示
す斜視図である。
【図5】 カテナリーコンベアの支持部の斜視図であ
る。
【図6】 カテナリーコンベアの支持部の他の一例を示
す斜視図である。
【図7】 カテナリーコンベアの駆動部の斜視図であ
る。
【図8】 駆動用の支持ローラの斜視図である。
【図9】 サイドローラの斜視図である。
【符号の説明】
1 搬送物 10 搬送ベルト 11 側端部 25 支持ローラ 30 ガイドローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状の搬送ベルトの両側端部を合わせ
    て水滴状になし、搬送物を包み込んで搬送するコンベア
    であって、前記搬送ベルトの側端部をカテナリーを利用
    して支持ローラにより支持するとともに、前記搬送ベル
    トをガイドローラにより支持案内し、かつこのガイドロ
    ーラによって前記搬送ベルトを屈曲させたことを特徴と
    するカテナリーコンベア。
JP14640098A 1998-05-27 1998-05-27 カテナリーコンベア Pending JPH11334827A (ja)

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JP14640098A JPH11334827A (ja) 1998-05-27 1998-05-27 カテナリーコンベア

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ID=15406855

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