JP3093663B2 - ダブルホールドコンベヤ - Google Patents

ダブルホールドコンベヤ

Info

Publication number
JP3093663B2
JP3093663B2 JP08276483A JP27648396A JP3093663B2 JP 3093663 B2 JP3093663 B2 JP 3093663B2 JP 08276483 A JP08276483 A JP 08276483A JP 27648396 A JP27648396 A JP 27648396A JP 3093663 B2 JP3093663 B2 JP 3093663B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
case
transmission
load
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08276483A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10120135A (ja
Inventor
道雄 河瀬
Original Assignee
カワセインダストリィー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カワセインダストリィー株式会社 filed Critical カワセインダストリィー株式会社
Priority to JP08276483A priority Critical patent/JP3093663B2/ja
Publication of JPH10120135A publication Critical patent/JPH10120135A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3093663B2 publication Critical patent/JP3093663B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、第一巻掛け伝動
装置と第二巻掛け伝動装置とを互いに接触させた状態で
ほぼ垂直に立設してそれらの運搬物搬入部から運搬物搬
出部へ土砂等を運搬するダブルホールドコンベヤに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】特開平
7ー125819号公報の図4,5に示すフレックスベ
ルトコンベア5は、下記(イ)〜(ロ)の欠点を有す
る。
【0003】(イ) 押えベルトコンベア12の屈曲下
端部から水平状態で突出する平ベルトコンベア11上に
運搬物搬入部が設けられ、この運搬物搬入部に搬入され
た運搬物は、この両コンベア11,12間で保持されな
がら上方へ運ばれる。従って、このように突出する運搬
物搬入部により、フレックスベルトコンベア5が大形化
して、コンベヤ設置スペースを余分に必要とする問題が
ある。
【0004】(ロ) 押えベルトコンベア12の仕切り
板19に対し平ベルトコンベア11のベルト部14が横
振れするおそれがある。従って、運搬物を両コンベア1
1,12間で確実に保持して運ぶことができない場合が
ある。
【0005】本発明は、上記(イ)〜(ロ)の欠点を解
消することを目的にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】後記各実施形態の図面
(図1〜5に示す第一実施形態、図6〜10に示す第二
実施形態)の符号を援用して本発明を説明する。
【0007】請求項1の発明は、第一実施形態にのみ対
応し、下記のように構成されている。ダブルホールドコ
ンベヤは、下記に示す第一巻掛け伝動装置(A)と第二
巻掛け伝動装置(B)と運搬物搬入部(C)と運搬物搬
出部(D)とを備えている。この第一巻掛け伝動装置
(A)においては、運搬物供給位置(P)の巻掛け車
(3)と運搬物排出位置(Q)の巻掛け車(5)との間
に一対の巻掛け伝動リンク(7)を互いに並べて巻き掛
けて延設するとともに、所定間隔をなすこの両巻掛け伝
動リンク(7)間に開放空間(8)を形成し、この開放
空間(8)で多数のケース(11)を両巻掛け伝動リン
ク(7)間に架設して両巻掛け伝動リンク(7)の延設
方向(R)へ無端状に連続して並設したケース無端状連
続帯(10)を有する。この第二巻掛け伝動装置(B)
においては、運搬物供給位置(P)のベルト車(19)
と運搬物排出位置(Q)のベルト車(21)との間に巻
掛け伝動ベルト(23)を巻き掛けて延設するととも
に、前記ケース無端状連続帯(10)の各ケース(1
1)に設けた給排開口(17)のうち、運搬物供給位置
(P)と運搬物排出位置(Q)との間でこの巻掛け伝動
ベルト(23)の延設方向(S)に沿う排出口部(17
b)をこの巻掛け伝動ベルト(23)により塞ぐ。この
運搬物搬入部(C)においては、前記第一巻掛け伝動装
置(A)の運搬物供給位置(P)において両巻掛け伝動
リンク(7)間のケース無端状連続帯(10)の内側
で、前記各ケース(11)の給排開口(17)の供給口
部(17a)に運搬物を搬入する。この運搬物搬出部
(D)においては、前記運搬物排出位置(Q)で巻掛け
伝動ベルト(23)を前記各ケース(11)の排出口部
(17b)から離して運搬物を排出する。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明に下記
の構成を加えている。ケース無端状連続帯(10)の各
ケース(11)の排出口部(17b)と巻掛け伝動ベル
ト(23)とが接触する閉塞部(27)にあって、第一
巻掛け伝動装置(A)の両巻掛け伝動リンク(7)の延
設方向(R)を含む平面に対し直交する方向の両側で二
分され、それらの境界部である中間部で前記両巻掛け伝
動リンク(7)に対する距離(L)が最も広がるように
傾斜する移動規制部(30)を設けている。
【0009】
【0010】
【0011】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、巻掛け伝動リンクをチェーン(7)
にしたものである。
【0012】
【実施形態】
〔第一実施形態〕まず、本発明の第一実施形態にかかる
ダブルホールドコンベヤを図1〜5を参照して説明す
る。
【0013】図1に概略的に示すダブルホールドコンベ
ヤにおいては、機枠1(想像線)に取り付けられた第一
巻掛け伝動装置Aと第二巻掛け伝動装置Bとが互いに接
触した状態で立設され、この両装置A,Bの下端部間に
運搬物搬入部Cが設けられているとともに、この両装置
A,Bの上端部間に運搬物搬出部Dが設けられている。
【0014】(図1及び図2〜5に示す第一巻掛け伝動
装置Aの主要構成について)運搬物供給位置Pで機枠1
に回転可能に支持された従動軸2に対し従動側両鎖車3
(巻掛け車)が一体回転可能に支持されているととも
に、運搬物排出位置Qで機枠1に回転可能に支持された
駆動軸4に対し駆動側両鎖車5(巻掛け車)が一体回転
可能に支持され、この駆動軸4に駆動モータ6の回転が
伝達される。この従動側両鎖車3と駆動側両鎖車5との
間に一対のエンドレスチェーン7(巻掛け伝動リンク)
が互いに並べられて巻き掛けられて上下方向へ延設され
ているとともに、所定間隔をなすこの両チェーン7間に
開放空間8が形成されている。この両チェーン7におい
ては、各プレート7aが各ピン7bで回動可能に支持さ
れて順次連結され、この各ピン7bにガイドローラ9が
回転可能に支持されている。
【0015】第一巻掛け伝動装置Aは、この両チェーン
7のほかに、ケース無端状連続帯10を有している。こ
のケース無端状連続帯10においては、開放空間8で多
数のケース11が両チェーン7間に架設されて両チェー
ン7の延設方向Rへ無端状に連続して並設されている。
この各ケース11は、両チェーン7にあって相対向する
プレート7aに取着された固定板12と、この両固定板
12に取着された側板13と、両チェーン7の延設方向
Rに対し直交する方向の両側である内側及び外側のうち
チェーン7の内側でこの両側板13間に架設された背板
14と、両チェーン7の延設方向Rの両側である上流側
及び下流側のうちチェーン7の上流側でチェーン7の内
側から外側にわたりこの両側板13及び背板14に取着
された底板15とからなる。そして、この両側板13と
背板14と底板15とで囲まれる収容室16において
は、背板14及び底板15に対向して給排開口17が形
成され、この給排開口17のうち、チェーン7の内側が
供給口部17aになっているとともに、チェーン7の外
側が排出口部17bになっている。
【0016】(図1及び図2,3,5に示す第二巻掛け
伝動装置Bの主要構成について)運搬物供給位置Pで機
枠1に回転可能に支持された従動軸18に対し従動側ベ
ルト車19が一体回転可能に支持されているとともに、
運搬物排出位置Qで機枠1に回転可能に支持された駆動
軸20に対し駆動側ベルト車21が一体回転可能に支持
され、この駆動軸20に駆動モータ22の回転が伝達さ
れる。この従動側ベルト車19と駆動側ベルト車21と
の間に平ベルト23(巻掛け伝動ベルト)が巻き掛けら
れて上下方向へ延設されている。前記ケース無端状連続
帯10の各ケース11に設けられた給排開口17のう
ち、運搬物供給位置Pと運搬物排出位置Qとの間でこの
平ベルト23の延設方向Sに沿う排出口部17bは、こ
の平ベルト23に面し、後記する閉塞構造により塞がれ
ている。
【0017】(図1及び図2に示す運搬物搬入部Cにつ
いて)運搬物供給位置Pにおいて、第一巻掛け伝動装置
Aの従動側鎖車3と第二巻掛け伝動装置Bの従動側ベル
ト車19とが互いに隣接し、この従動側鎖車3から両チ
ェーン7及びケース無端状連続帯10が上方へ延設され
ているとともに、この従動側ベルト車19から平ベルト
23が上方へ延設されている。
【0018】第一巻掛け伝動装置Aにおいて両チェーン
7間のケース無端状連続帯10の内側で、搬入シュート
24が機枠1に取着されている。この搬入シュート24
の上部に搬入パイプ25が連結され、この搬入シュート
24の下部には出口26が形成されている。ケース無端
状連続帯10における各ケース11の背板14がこの出
口26に沿って通過し、この出口26から各ケース11
の供給口部17aに運搬物が搬入される。
【0019】(図1に示す運搬物搬出部Dについて)第
一巻掛け伝動装置Aの両チェーン7及びケース無端状連
続帯10は、運搬物供給位置Pから垂直に上方へ延設さ
れ、運搬物排出位置Qで斜め上方へ傾斜して駆動側鎖車
5に至る。第二巻掛け伝動装置Bの平ベルト23は、運
搬物供給位置Pから垂直に上方へ延設され、運搬物排出
位置Qにおいて90度屈曲された水平状態で駆動側ベル
ト車21に至る。運搬物排出位置Qで、ケース無端状連
続帯10における各ケース11の底板15が排出口部1
7b側へ大きく傾斜するとともに、平ベルト23が各ケ
ース11の排出口部17bから次第に離れ、運搬物が平
ベルト23に載って排出される。
【0020】(各ケース11の排出口部17bに対する
平ベルト23の閉塞構造について)第一巻掛け伝動装置
Aのケース無端状連続帯10と第二巻掛け伝動装置Bの
平ベルト23とは、それらの運搬側(張り側)と戻り側
(緩み側)とのうち運搬側で、運搬物供給位置Pから運
搬物排出位置Qにわたり相対向し、ケース無端状連続帯
10の各ケース11の排出口部17bと平ベルト23と
が閉塞部27で接触する。この閉塞部27にあっては、
各ケース11の底板15の端縁にゴム状接触部28が取
着され、このゴム状接触部28とこれに当接する平ベル
ト23の接触部29との間に移動規制部30が設けられ
ている。この移動規制部30は、第一巻掛け伝動装置A
の両チェーン7の延設方向Rを含む平面に対し直交する
方向の両側で、両側接触部28a,29a,28b,2
9bに二分され、それらの境界部である中間部28c,
29cで、両チェーン7に対する距離Lが最も広がるよ
うに傾斜している。
【0021】ケース無端状連続帯10及び平ベルト23
の運搬側(張り側)において、各ケース11の底板15
の両側接触部28a,28bに平ベルト23の両側接触
部29a,29bを互いに押し付ける複数の押圧ローラ
31a,31b(押圧手段)が機枠1に支持されてい
る。また、ケース無端状連続帯10の運搬側(張り側)
において、この押圧ローラ31a,31bにより平ベル
ト23を各ケース11の排出口部17bに押し付ける力
に抗して、第一巻掛け伝動装置Aの両チェーン7を支え
る複数のガイドレール32(受圧手段)が機枠1に設け
られている。
【0022】なお、ケース無端状連続帯10の戻り側
(緩み側)において、第一巻掛け伝動装置Aの両チェー
ン7を支える複数のガイドレール33が機枠1に設けら
れている。また、平ベルト23の戻り側(緩み側)にお
いて、平ベルト23を支える複数のガイドローラ34が
機枠1に設けられている。
【0023】(ダブルホールドコンベヤによる運搬作用
について)運搬物供給位置Pにある運搬物搬入部Cで、
運搬物が搬入パイプ25から搬入シュート24に供給さ
れると、出口26から供給口部17aを通して各ケース
11の収容室16に搬入される。この収容室16内に溜
まった運搬物は、各ケース11と平ベルト23との間で
保持されながら、運搬物供給位置Pから運搬物排出位置
Qに運ばれる。この運搬物排出位置Qにある運搬物搬出
部Dで、平ベルト23が各ケース11の排出口部17b
から次第に離れ、運搬物が平ベルト23に載って排出さ
れる。
【0024】第一実施形態は下記(イ)〜(ハ)の特徴
(後記する他の技術的思想以外)を有する。 (イ) ケース無端状連続帯10を回転させる巻掛け伝
動リンクとして両チェーン7を利用した。そのため、両
チェーン7間に開放空間8ができる。そして、この開放
空間8にケース無端状連続帯10を配設したので、各ケ
ース11の供給口部17aをケース無端状連続帯10の
内側に開放させることができる。従って、運搬物搬入部
Cにおいて、ケース無端状連続帯10の内側に搬入シュ
ート24を設け、この搬入シュート24から各ケース1
1の供給口部17aに運搬物を搬入することができる。
このような運搬物搬入部Cを採用することができるの
で、運搬物供給位置Pにおいて、従来技術で説明したよ
うな運搬物搬入部を採用する必要がなくなり、運搬物搬
入部Cを小形化して、コンベヤ設置スペースを節約する
ことができる。
【0025】(ロ) ケース無端状連続帯10の各ケー
ス11の排出口部17bと平ベルト23とが接触する閉
塞部27にあって、両チェーン7の延設方向Rを含む平
面に対し直交する方向の両側で二分され、それらの境界
部である中間部で前記両巻掛け伝動リンク7に対する距
離Lが最も広がるように傾斜する移動規制部30を設け
た。そのため、閉塞部27において、各ケース11の排
出口部17bに対し平ベルト23が横振れするのを防止
することができる。従って、各ケース11の収容室16
に搬入された運搬物を、各ケース11と平ベルト23と
の間で確実に保持して運ぶことができる。
【0026】(ハ) ケース無端状連続帯10を回転さ
せる巻掛け伝動リンクとしてチェーン7を利用したの
で、その強度を高め、運搬物を各ケース11と平ベルト
23との間で確実に保持して運ぶことができる。
【0027】〔第二実施形態〕次に、本発明の第二実施
形態にかかるダブルホールドコンベヤを図6〜10(第
一実施形態の図1〜5に対応)を参照して説明する。
【0028】第二実施形態は、ケース無端状連続帯10
の各ケース11と、運搬物供給位置Pの運搬物搬入部C
について、第一実施形態と主に異なる。 (ケース無端状連続帯10の各ケース11について)こ
の各ケース11は、両チェーン7にあって相対向するプ
レート7aに取着された固定板12と、この両固定板1
2に取着された側板13と、両チェーン7の延設方向R
に対し直交する方向の両側である内側及び外側のうちチ
ェーン7の内側でこの両側板13間に架設された背板1
4と、両チェーン7の延設方向Rの両側である上流側と
下流側との中間でチェーン7の内側から外側にわたりこ
の両側板13及び背板14に取着された仕切板35とか
らなる。そして、互いに隣接する両ケース11間でそれ
らの両側板13と背板14と仕切板35とにより囲まれ
る収容室36においては、両背板14に対向して給排開
口37が形成される。
【0029】なお、各ケース11の給排開口37に対す
る平ベルト23の閉塞構造については、第一実施形態の
底板15に仕切板35が該当し、その構造説明は第一実
施形態と同様である。
【0030】(運搬物供給位置Pの運搬物搬入部Cにつ
いて)第二巻掛け伝動装置Bの下端部が第一巻掛け伝動
装置Aの下端部の下方で屈曲されて水平状態で突出し、
この第二巻掛け伝動装置Bの下端部の平ベルト23上に
搬入用の両仕切板38が載設されている。この両仕切板
38間に搬入されて平ベルト23上に載った運搬物は、
各ケース11の収容室36と平ベルト23との間で保持
されながら、運搬物供給位置Pから運搬物排出位置Qに
運ばれる。この運搬物排出位置Qにある運搬物搬出部D
で、平ベルト23が各ケース11の給排開口37から次
第に離れ、運搬物が平ベルト23に載って排出される。
【0031】第二実施形態は下記(イ)の特徴を(後記
する他の技術的思想以外)有する。(イ) ケース無端
状連続帯10の各ケース11の給排開口37と平ベルト
23とが接触する閉塞部27にあって、両チェーン7の
延設方向Rを含む平面に対し直交する方向の両側で二分
され、それらの境界部である中間部で前記両巻掛け伝動
リンク7に対する距離Lが最も広がるように傾斜する移
動規制部30を設けた。そのため、閉塞部27におい
て、各ケース11の給排開口37に対し平ベルト23が
横振れするのを防止することができる。従って、各ケー
ス11の収容室36に搬入された運搬物を、各ケース1
1と平ベルト23との間で確実に保持して運ぶことがで
きる。この点は、前記第一実施形態の特徴(ロ)と同様
である。
【0032】(ロ) 前記第一実施形態の特徴(ハ)の
説明を援用することができる。 〔他の技術的思想〕各実施形態から把握できる技術的思
想(請求項以外)を効果と共に記載する。
【0033】(イ) 請求項1または請求項2または請
求項3において、各ケース11の排出口部17bに巻掛
け伝動ベルト(平ベルト23)を押し付ける押圧手段
(押圧ローラ31a,31b)を設けた。そのため、各
ケース11の排出口部17bを巻掛け伝動ベルト(平ベ
ルト23)により確実に塞ぐことができる。従って、各
ケース11に搬入された運搬物を、各ケース11と巻掛
け伝動ベルト(平ベルト23)との間で確実に保持して
運ぶことができる。
【0034】(ロ) 上記(イ)において、押圧手段
(押圧ローラ31a,31b)により巻掛け伝動ベルト
(平ベルト23)を各ケース11の排出口部17bに押
し付ける力に抗して、第一巻掛け伝動装置Aの巻掛け伝
動リンク(チェーン7)を支える受圧手段(ガイドレー
ル32)を設けた。そのため、各ケース11の排出口部
17bを巻掛け伝動ベルト(平ベルト23)により確実
に塞ぐことができる。従って、各ケース11に搬入され
た運搬物を、各ケース11と巻掛け伝動ベルト(平ベル
ト23)との間で確実に保持して運ぶことができる。
【0035】(ハ) 請求項2において、閉塞部27の
移動規制部30は、第一巻掛け伝動装置Aの巻掛け伝
動リンク(チェーン7)の延設方向Rを含む平面に対し
直交する方向の両側ある各ケース11の排出口部17
bの両側接触部28a,28bと、この両側接触部28
a,28bに当接する巻掛け伝動ベルト(平ベルト2
3)の両側接触部29a,29bとの間に設けられ、こ
れらの両側接触部28a,29a,28b,29bの境
界部である中間部28c,29cで、巻掛け伝動リン
ク(チェーン7)に対する距離Lが最も広がるように傾
斜している。従って、各ケース11に搬入された運搬物
を、各ケース11と巻掛け伝動ベルト(平ベルト23)
との間で確実に保持して運ぶことができる。また、各ケ
ース11の運搬物収納可能容積が大きくなるので、運搬
物の量を多くすることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明にかかるダブルホールド
コンベヤによれば、運搬物供給位置(P)において、運
搬物搬入部(C)を小形化して、コンベヤ設置スペース
を節約することができる。
【0037】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、巻掛け伝動ベルト(23)の横振れを防
止して、運搬物を各ケース(11)と巻掛け伝動ベルト
(23)との間で確実に保持して運ぶことができる。
【0038】
【0039】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
または請求項2の発明の効果に加え、ケース無端状連続
帯(10)を回転させる巻掛け伝動リンクとしての強度
を高め、運搬物を各ケース(11)と巻掛け伝動ベルト
(23)との間で確実に保持して運ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態にかかるダブルホールドコンベ
ヤの全体を示す概略正断面図である。
【図2】 図1のダブルホールドコンベヤにおいてその
運搬物搬入部を示す部分拡大正断面図である。
【図3】 図1のX1 ーX1 線部分拡大断面図である。
【図4】 図2のX2 ーX2 線部分拡大断面図である。
【図5】 図3のX3 ーX3 線部分拡大断面図である。
【図6】 第二実施形態にかかるダブルホールドコンベ
ヤの全体を示す概略正面図である。
【図7】 図6のダブルホールドコンベヤにおいてその
運搬物搬入部を示す部分拡大正断面図である。
【図8】 図6のY1 ーY1 線部分拡大断面図である。
【図9】 図7のY2 ーY2 線部分拡大断面図である。
【図10】 図8のY3 ーY3 線部分拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
3…巻掛け車としての鎖車、5…巻掛け車としての鎖
車、7…巻掛け伝動リンクとしてのチェーン、8…開放
空間、10…ケース無端状連続帯、11…ケース、17
…給排開口、17a…供給口部、17b…排出口部、1
9…ベルト車、21…ベルト車、23…巻掛け伝動ベル
トとしての平ベルト、27…閉塞部、30…移動規制
部、A…第一巻掛け伝動装置、B…第二巻掛け伝動装
置、C…運搬物搬入部、D…運搬物搬出部、P…運搬物
供給位置、Q…運搬物排出位置、R…チェーン延設方
向、S…平ベルト延設方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 15/00 - 15/28 B65G 17/10 B65G 17/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運搬物供給位置(P)の巻掛け車(3)
    と運搬物排出位置(Q)の巻掛け車(5)との間に一対
    の巻掛け伝動リンク(7)を互いに並べて巻き掛けて延
    設するとともに、所定間隔をなすこの両巻掛け伝動リン
    ク(7)間に開放空間(8)を形成し、この開放空間
    (8)で多数のケース(11)を両巻掛け伝動リンク
    (7)間に架設して両巻掛け伝動リンク(7)の延設方
    向(R)へ無端状に連続して並設したケース無端状連続
    帯(10)を有する第一巻掛け伝動装置(A)と、 運搬物供給位置(P)のベルト車(19)と運搬物排出
    位置(Q)のベルト車(21)との間に巻掛け伝動ベル
    ト(23)を巻き掛けて延設するとともに、前記ケース
    無端状連続帯(10)の各ケース(11)に設けた給排
    開口(17)のうち、運搬物供給位置(P)と運搬物排
    出位置(Q)との間でこの巻掛け伝動ベルト(23)の
    延設方向(S)に沿う排出口部(17b)をこの巻掛け
    伝動ベルト(23)により塞ぐ第二巻掛け伝動装置
    (B)と、 前記第一巻掛け伝動装置(A)の運搬物供給位置(P)
    において両巻掛け伝動リンク(7)間のケース無端状連
    続帯(10)の内側で、前記各ケース(11)の給排開
    口(17)の供給口部(17a)に運搬物を搬入する運
    搬物搬入部(C)と、 前記運搬物排出位置(Q)で巻掛け伝動ベルト(23)
    を前記各ケース(11)の排出口部(17b)から離し
    て運搬物を排出する運搬物排出部(D)とを備えたこと
    を特徴とするダブルホールドコンベヤ。
  2. 【請求項2】 ケース無端状連続帯(10)の各ケース
    (11)の排出口部(17b)と巻掛け伝動ベルト(2
    3)とが接触する閉塞部(27)にあって、第一巻掛け
    伝動装置(A)の両巻掛け伝動リンク(7)の延設方向
    (R)を含む平面に対し直交する方向の両側で二分さ
    れ、それらの境界部である中間部で前記両巻掛け伝動リ
    ンク(7)に対する距離(L)が最も広がるように傾斜
    する移動規制部(30)を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載のダブルホールドコンベヤ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の巻掛け
    伝動リンクは、チェ ーン(7)であることを特徴とする
    ダブルホールドコンベヤ。
JP08276483A 1996-10-18 1996-10-18 ダブルホールドコンベヤ Expired - Fee Related JP3093663B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08276483A JP3093663B2 (ja) 1996-10-18 1996-10-18 ダブルホールドコンベヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08276483A JP3093663B2 (ja) 1996-10-18 1996-10-18 ダブルホールドコンベヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10120135A JPH10120135A (ja) 1998-05-12
JP3093663B2 true JP3093663B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=17570088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08276483A Expired - Fee Related JP3093663B2 (ja) 1996-10-18 1996-10-18 ダブルホールドコンベヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3093663B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05106753A (ja) * 1991-10-11 1993-04-27 Kubota Corp 発電装置内蔵バルブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05106753A (ja) * 1991-10-11 1993-04-27 Kubota Corp 発電装置内蔵バルブ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10120135A (ja) 1998-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5831803A (ja) 水平式アキュ−ムレ−タ
KR20060081707A (ko) 적재기
US20060037838A1 (en) Conveyor apparatus for placing articles in a single file
JP3093663B2 (ja) ダブルホールドコンベヤ
KR20020053085A (ko) 롤러 벨트 건조기
US4709806A (en) Folding belt system and said belt
US4986411A (en) Continuous motion vertical conveyor
US6009993A (en) Bucket conveyor apparatus having improved infeed station
KR100946717B1 (ko) 컨베이어벨트
JP4031078B2 (ja) バケットコンベヤ
KR102427937B1 (ko) 리턴측 낙탄이 방지되는 벨트 컨베이어
CN209939609U (zh) 电池包输送机构及换电站
JP2001315929A (ja) ループ式ベルトコンベヤ装置
JPH11334827A (ja) カテナリーコンベア
US7104391B2 (en) Vertical conveyor
JPH1053325A (ja) 立型物品細分化仕分け装置
KR950702934A (ko) 타이어 운반장치(tire conveying system)
CA2455366C (en) Vertical conveyor
JP3598845B2 (ja) 搬送装置
JP2884424B2 (ja) ベルトコンベヤ装置
JPH09267906A (ja) ベルトコンベヤ装置
RU1819836C (ru) Крутонаклонный ленточный конвейер
CN111605963A (zh) 电池包输送机构及换电站
JP4090304B2 (ja) 二枚ベルト式パイプコンベヤ
JP4092042B2 (ja) 搬送仕分け装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees