JPH11334824A - カテナリーコンベア - Google Patents
カテナリーコンベアInfo
- Publication number
- JPH11334824A JPH11334824A JP10146398A JP14639898A JPH11334824A JP H11334824 A JPH11334824 A JP H11334824A JP 10146398 A JP10146398 A JP 10146398A JP 14639898 A JP14639898 A JP 14639898A JP H11334824 A JPH11334824 A JP H11334824A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor
- belt
- conveyed
- catenary
- conveying belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
Abstract
き、支持ローラの数量を大幅に減少させることができる
とともに、曲線搬送路であっても、搬送物の粉塵の問題
を生じることがなく、円滑にかつ確実に長距離搬送を行
うことができるカテナリーコンベアの提供。 【解決手段】 カテナリーを利用して搬送ベルト10の
側端部11を支持することにより、コンベアの自重及び
搬送物1が吊り橋と同様の原理により支持されるから、
支持間隔(カテナリースパン)を大きくとっても、搬送
ベルト10にかかる引っ張り力に対して搬送ベルト10
が十分に耐えられる。
Description
トの両側端部を合わせて水滴状になし、搬送物を包み込
んで搬送するコンベアに関するものである。
は、搬送物をベルト上に山積みして搬送するトラフ型の
平ベルトコンベアやベルトをパイプ状にして搬送物をく
るんで搬送するパイプコンベア、あるいはボックスベル
トコンベア等が一般に知られている。
型コンベアやパイプコンベア等の従来のコンベアにあっ
ては、コンベアの自重及び搬送物をキャリアローラで直
接支持するために、ベルトを支持するキャリアローラの
設置間隔を1m以下の小ピッチにする必要がある。この
ため、キャリアローラの数が多くなり、構造が複雑にな
るとともに、メンテナンスが大変であるという問題があ
る。また、パイプコンベアを除いては、ベルト上の搬送
物の粉塵の問題も発生する。すなわち、前記トラフ型コ
ンベアは直線搬送しかできないために、搬送物の搬送路
が湾曲している場合には、複数のコンベアを連結する必
要があり、このコンベアどうしの乗り継ぎ部において、
シュートを使って搬送物を受け渡す必要がある。そし
て、このシュートを使って搬送物の受け渡しを行う際に
粉塵が発生するために、この乗り継ぎ部に集塵機を設置
して、粉塵を捕捉回収する必要があるとともに、ベルト
に付着した粉塵を除去するために水洗装置を設ける必要
があり、設備が大型化し、かつ建設費用や運転費用が嵩
むという問題がある。
で、コンベアの支持間隔を大きくすることができ、支持
ローラの数量を大幅に減少させることができるととも
に、曲線搬送路であっても、搬送物の粉塵の問題を生じ
ることがなく、円滑にかつ確実に長距離搬送を行うこと
ができるカテナリーコンベアを提供することを目的とす
る。
端状の搬送ベルトの両側端部を合わせて水滴状になし、
搬送物を包み込んで搬送するコンベアであって、前記搬
送ベルトの側端部をカテナリーを利用して支持するもの
である。この請求項1にあっては、カテナリーを利用し
て搬送ベルトの側端部を支持することにより、コンベア
の自重及び搬送物が吊り橋と同様の原理により支持され
るから、支持間隔(カテナリースパン)を大きくとって
も、搬送ベルトにかかる引っ張り力に対して搬送ベルト
が十分に耐えられる。本発明の請求項2は、搬送ベルト
の側端部に、ワイヤロープ、カーボンファイバー等の芯
体を設けたものである。この請求項2にあっては、搬送
ベルトに設けた高強度の芯体によって、この芯体強度が
許す範囲内で、支持間隔を大きく広げ、搬送ベルトを支
持する支持ローラの数量の削減を図る。本発明の請求項
3は、搬送ベルトの側端部に張り出し部を設け、この張
り出し部に芯体を内装し、かつ前記張り出し部の下面を
支持ローラとの当接面としたものである。この請求項3
にあっては、搬送ベルトの側端部に設けた張り出し部の
下面に支持ローラを当接することにより、水滴状の搬送
ベルトの内部に包み込まれた状態の搬送物を、前記支持
ローラによって吊り下げながら円滑に搬送する。
施の形態を説明する。図1は本発明の実施の一形態を示
すもので、ダムに堆積した堆砂を搬送するシステムの山
間部イメージ図、図2は同システムのカテナリーコンベ
アの支持部の断面図、図3はカテナリーコンベアの搬送
部の斜視図、図4はカテナリーコンベアの支持部の斜視
図、図5はカテナリーコンベアの支持部の他の一例を示
す斜視図である。これらの図において符号10は、ゴム
ベルトのように可撓性を有する無端状の搬送ベルトであ
る。この搬送ベルト10の両側端部11にはそれぞれ張
り出し部12が形成されており、この張り出し部12の
内部には、ワイヤロープ、カーボンファイバー等の高強
度の芯体13が装着されている。そして、この搬送ベル
ト10は、搬送物1を受け入れる搬入部及びこの搬送物
1を払い出す搬出部において、平ベルト状に開いた状態
になり、搬送途中の搬送部においては、前記両側端部1
1が互いに合わされて断面形状が水滴状になされ、搬送
物1を包み込んで搬送するようになっている。
は、適宜間隔をあけて、搬送ベルト10の支持部20が
設置されている。この支持部20は、立設された支柱2
1と、この支柱21の上端に水平方向に張り出して設け
られた支持アーム22と、この支持アーム22の下部に
それぞれ設けられ、かつ行き及び戻りの搬送ベルト10
を支持する一対のローラ取付部23と、これらのローラ
取付部23の内部に回転自在に設けられた左右一対ずつ
のサイドローラ24及び支持ローラ25とから概略構成
されている。前記各サイドローラ24は、水滴状になさ
れた搬送ベルト10の各張り出し部12の側面14にそ
れぞれ接触して、搬送ベルト10を左右から支持し案内
するようになっている。また、前記搬送ベルト10の各
張り出し部12の側面14に連なる下面15は、搬送ベ
ルト10の中心線に近づくほど下方に傾斜する傾斜面と
されている。そして、前記各支持ローラ25は、それら
の外周面が前記張り出し部12の下面15に当接するよ
うに傾斜して設置されており、この傾斜により、搬送ベ
ルト10の両側端部11は互いに押し付けられて密着す
るようになっている。
アにあっては、所定間隔毎の支持部20の支持ローラ2
5を回転駆動することにより、該支持ローラ25に当接
している搬送ベルト10を移送する。この状態におい
て、搬送物1が、平ベルト状に開いている搬入部の搬送
ベルト10上に投入されると、搬送ベルト10の移送と
ともに搬送物1が搬送されていく。そして、搬送途中の
搬送部においては、前記搬送ベルト10の両側端部11
が互いに合わされて搬送ベルト10が水滴状になり、搬
送物1は搬送ベルト10の内部に包み込まれて搬送され
ていく。この場合、各支持部20において、支持ローラ
25が、搬送ベルト10の上部(側端部11)を支持す
るから、各支持部20間の搬送ベルト10及び搬送物1
がカテナリー状に垂れ下がる。したがって、各支持部2
0間の搬送ベルト10の自重及び搬送物1が、吊り橋と
同じ原理により、搬送ベルト10の張り出し部12の芯
体13の強度によって支持されることになる。これによ
り、搬送ベルト10の芯体13の強度が許す範囲内にお
いて、支持部20の設置間隔(カテナリースパン)を大
きく(たとえば10m以上)することができ、支持ロー
ラ25の数量を大幅に減少させることができる。
出部まで搬送されてきた搬送物1は、この搬出部におい
て搬送ベルト10が平ベルト状に開くことにより、円滑
に払い出される。また、搬送物1を搬出した搬送ベルト
10は、戻りの搬送路に沿って搬入部まで戻っていく。
なお、本実施形態においては、搬送ベルト10は張り出
し部12まで一体のものとして説明したが、これに限ら
ず、図5に示すように、芯体13を内装した張り出し部
16と、搬送物1を収納するベルト本体17とを連結し
た構成にしてもよい。また、本実施の形態はダムに堆積
した堆砂を搬出する場合について説明したが、これに限
らず、港で陸揚げした石炭を火力発電設備まで運搬す
る、いわゆる揚運炭システムや製鉄所に原材料を輸送す
る場合などに広く適用することができる。なおまた、本
実施の形態においては、所定間隔毎の支持部20の支持
ローラ25を回転駆動することにより、搬送ベルト10
を移送するように構成したが、これに限らず、搬送路が
1000m以下の場合には、従来のベルトコンベアのよ
うに、例えば、搬送ベルト10が平ベルト状に開いた状
態になる搬入部または搬出部において、駆動プーリ(駆
動ローラ)によって駆動するようにしてもよい。
を利用して搬送ベルトの側端部を支持することにより、
コンベアの自重及び搬送物が吊り橋と同様の原理により
支持されるから、支持間隔(カテナリースパン)を大き
くとっても、搬送ベルトにかかる引っ張り力に対して搬
送ベルトが十分に耐えられる。したがって、コンベアの
支持間隔を大きくすることができ、支持ローラの数量を
大幅に減少させることができるとともに、曲線搬送路で
あっても、搬送物の粉塵の問題を生じることがなく、円
滑にかつ確実に長距離搬送を行うことができる。本発明
の請求項2によれば、搬送ベルトに設けた高強度の芯体
によって、この芯体強度が許す範囲内で、支持間隔を大
きく広げることができ、搬送ベルトを支持する支持ロー
ラの数量の削減を図ることができる。本発明の請求項3
によれば、搬送ベルトの側端部に設けた張り出し部の下
面に支持ローラを当接することにより、水滴状の搬送ベ
ルトの内部に包み込まれた状態の搬送物を、前記支持ロ
ーラによって吊り下げながら円滑に搬送することができ
る。
ベアのイメージ図である。
る。
る。
る。
す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 無端状の搬送ベルトの両側端部を合わせ
て水滴状になし、搬送物を包み込んで搬送するコンベア
であって、前記搬送ベルトの側端部をカテナリーを利用
して支持することを特徴とするカテナリーコンベア。 - 【請求項2】 搬送ベルトの側端部に、ワイヤロープ、
カーボンファイバー等の芯体を設けたことを特徴とする
請求項1記載のカテナリーコンベア。 - 【請求項3】 搬送ベルトの側端部に張り出し部を設
け、この張り出し部に芯体を内装し、かつ前記張り出し
部の下面を支持ローラとの当接面としたことを特徴とす
る請求項1または2記載のカテナリーコンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10146398A JPH11334824A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | カテナリーコンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10146398A JPH11334824A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | カテナリーコンベア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11334824A true JPH11334824A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15406810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10146398A Pending JPH11334824A (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | カテナリーコンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11334824A (ja) |
-
1998
- 1998-05-27 JP JP10146398A patent/JPH11334824A/ja active Pending
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041005 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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