JPH04358608A

JPH04358608A - ベルトコンベヤ装置

Info

Publication number: JPH04358608A
Application number: JP3037701A
Authority: JP
Inventors: Kimihide Kuroda; 黒田　公秀
Original assignee: Bridgestone Corp
Current assignee: Bridgestone Corp
Priority date: 1991-02-08
Filing date: 1991-02-08
Publication date: 1992-12-11
Also published as: KR920016316A; CN1065048A; EP0498671A1; CN1025842C

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はそれぞれが無端回走する
ようにした１対の平ベルトの回走路の一部を互いに重合
し、その間に被搬送物を挟んで搬送するようにしたベル
トコンベヤ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図５〜図７は、従来のこの種のベルトコ
ンベヤ装置の一例を示すものである。無端の平ベルトよ
りなる主ベルト（１）は、モータ（図示省略）により回
転する後上部（図５左上部）の駆動ローラ（２）および
前下部（図５右下部）の従動ローラ（３）と、中間の案
内ローラ（４）（５）（６）（７）に掛け回されて矢印
方向に回走する。

【０００３】無端の平ベルトよりなる副ベルト（８）は
、上記案内ローラ（４）（５）と案内ローラ（９）（１
０）（１１）（１２）に掛け回され、案内ローラ（４）
（５）の間は主ベルト（１）と重合して、その摩擦力に
より矢印方向に回走する。

【０００４】主ベルト（１）の従動ローラ（３）と案内
ローラ（４）の間は水平をなす供給部（１３）を、両ベ
ルト（１）（８）の重合する案内ローラ（４）（５）の
間は垂直をなす搬送部（１４）を、主ベルト（１）の案
内ローラ（５）と駆動ローラ（２）の間は水平をなす排
出部（１５）を形成している。

【０００５】搬送部（１４）の両ベルト（１）（８）の
左右両側部は、上下に所定間隔を設けてフレーム（図示
省略）に枢支された、水平をなす多数の押えローラ（１
６）により、前後より交互に押圧されて圧接している。

【０００６】主ベルト（１）の後面中央には、上下に所
定間隔を設けてフレームに枢支された、水平をなす多数
の押圧ローラ（１７）が圧接している。上述のベルトコ
ンベヤ装置は、供給ホッパ（１８）より粒状あるいは粉
状の被搬送物（１９）を、主ベルト（１）の供給部（１
３）の中央に投下すると、被搬送物（１９）は案内ロー
ラ（４）を通過して、両ベルト（１）（８）間に挟み込
まれて搬送部（１４）を上昇する。

【０００７】この間被搬送物（１９）は、搬送部（１４
）の両ベルト（１）（８）の両側部が、押えローラ（１
６）により圧接しているので、外側方にこぼれ落ちるこ
とはなく、また押圧ローラ（１７）により主ベルト（１
）の中央部の後方への膨出が防止されているので、下方
にずれ落ちることもなく上昇して、主ベルト（１）の排
出部（１５）より荷受けホッパ（２０）へ排出される。

【０００８】上述のように、このベルトコンベヤ装置は
、両ベルト（１）（８）に挟み込まれた粉粒状の被搬送
物（１９）を、押えローラ（１６）と押圧ローラ（１７
）の作用で、９０℃またはそれに近い急角度で搬送する
ことができる。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】しかし上述のベルトコ
ンベヤ装置は、搬送部（１４）の両ベルト（１）（８）
の両側部を適圧をもって均一に圧接させるための、多数
の押えローラ（１６）の調整がきわめて面倒である。

【００１０】また被搬送物（１９）が前後左右に拡がろ
うとして、両ベルト（１）（８）が上下の各押えローラ
（１６）（１６）の間において前後に膨出し、各押えロ
ーラ（１６）の内端角部が両ベルト（１）（８）に食い
込み、回走時の抵抗が大となり、両ベルト（１）（８）
の回走が不円滑となったり、各押えローラ（１６）及び
両ベルト（１）（８）の摩耗が激しく、耐久性が悪化す
る等の問題点がある。

【００１１】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、ベルトに局部的な応力が集中すること
なく、ベルトが円滑に回走することができかつ調整作業
が簡単なベルトコンベヤ装置を提供することを目的とし
ている。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明のベルトコンベヤ装置は、それぞれが無端回走
するようにした１対の平ベルトの回走路の一部を互いに
重合し、その間に被搬送物を挟んで搬送するようにした
ベルトコンベヤ装置において、前記両ベルトの重合部の
進行方向と平行をなし、かつ両ベルトの背面に摺接する
１対の押え板を適宜の固定体に設け、両押え板により、
両ベルトの重合部の少なくとも両側部を挟んで、両ベル
トの回走を案内するようにしたことを特徴としている。

【００１３】

【作用】両ベルトの両側部は、互いに重合した状態で１
対の押え板間を通過するので、両ベルト間に挟み込まれ
た被搬送物の内圧により、両ベルトが膨満して、両ベル
トの両側部が互いに開こうとしても、それが１対の押え
板により阻止される。

【００１４】また、両押え板は、ベルトの進行方向と平
行をなして、ベルトの背面に均一に摺接するので、ベル
トの局部に応力が集中することはなく、耐久性が向上す
る。

【００１５】

【実施例】図１〜図３は本発明の第１実施例を示すもの
で、上述の従来例と同一の各部材には、同一の符号を付
してその説明を省略する。本実施例のベルトコンベヤ装
置における搬送部（１４）の主ベルト（１）の後面すな
わち背面には、上記多数の押えローラ（１６）と押圧ロ
ーラ（１７）に代えて、固定体であるフレーム（図示省
略）に固定され、かつ主ベルト（１）と平行に上下方向
を向く第１押え板（２１）が摺接している。

【００１６】同じく副ベルト（８）の両側部の前面すな
わち背面には、上記多数の押えローラ（１６）に代えて
、第１押え板（２１）と平行かつ等長の縦長帯状の第２
押え板（２２）（２２）が摺接している。

【００１７】第１押え板（２１）及び第２押え板（２２
）は、例えば高分子ポリエチレンもしくは超高分子ポリ
エチレン又はその他の摩擦係数の小さい合成樹脂材料を
用いるのがよい。また、第１押え板（２１）及び第２押
え板（２２）と、ベルト（１）（８）との間の摺接部分
に、炭酸カルシウム、タルク粉末、亜鉛華、テフロンの
粉末その他の潤滑性のよい粉体又はそれらの混合物より
なる潤滑剤を供給するようにしてもよい。

【００１８】各第２押え板（２２）は、その前面要所に
突設した多数のボルト（２３）の前部を、フレームに固
設した支持板（２４）に挿通して、前後１対のナット（
２５）（２５）により、前後位置調節可能に固定されて
、適圧をもって副ベルト（８）を押圧している。

【００１９】従って主ベルト（１）が搬送中の被搬送物
（１９）により後方に膨出することはなく、また両ベル
ト（１）（８）の両側部の対向面が全面において一様に
圧接しているので、副ベルト（８）が部分的に前方に膨
出することもなく、両ベルト（１）（８）は円滑に回走
する。

【００２０】図４は本発明の第２実施例を示すもので、
前実施例と同一の各部材には、同一の符号を付してその
設明を省略する。上記第１押え板（２１）に相当する本
実施例の第１押え板（３１）の左右両側部には、前方に
向かいコ字形に屈曲して、両ベルト（１）（８）の両端
部を囲み、開口面が対向する左右１対の屈曲部（３２）
（３２）が曲設されている。

【００２１】副ベルト（８）の前面左右両側部には、前
実施例と同様に第２押え板（２２）（２２）が重合し、
その各ボルト（２３）の前部は、屈曲部（３２）の遊片
（３２ａ）を挿通して、ナット（２５）（２５）により
前後位置調整可能に固定され、適圧をもって副ベルト（
８）を押圧している。

【００２２】本実施例も前実施例と同様の作用と効果を
有するとともに、屈曲部（３２）の側片（３２ａ）が両
ベルト（１）（８）の側縁に摺接することにより、両ベ
ルト（１）（８）の両方もしくはいずれか一方の蛇行や
、両ベルト（１）（８）相互の横ずれを防止する。

【００２３】なお、本発明は、上記実施例の他にも、幾
多の態様で実施することができる。例えば、第１押え板
（２１）（３１）は、第２押え板（２２）と同様に、主
ベルト（１）の背面の両側部のみに摺接する左右１対の
ものとし、主ベルト（１）の中央部は、第１押え板には
全く摺接しないようにして実施してもよい。

【００２４】また、第２押え板（２２）は、その中央の
１個所だけ、又は上下の両端部の２個所だけで、上記ボ
ルト（２３）、ナット（２５）、又はその他の位置調節
手段により、第１押え板（２１）（３１）に対して進退
する方向に位置調節しうるようにしてもよい。

【００２５】

【発明の効果】本発明によると、次のような効果を奏す
ることができる。（ａ）従来の押圧ローラに代えて、両ベルトの重合部の
進行方向と平行な１対の押え板により、両ベルトの重合
部の少なくとも両側部を挟むようにして、両ベルトの回
走を案内するようにしたので、各押え板が両ベルトの長
手方向に均一に摺接し、両ベルトの局部に応力が集中す
ることがなく、ベルトの耐久性を向上しうるとともに、
両ベルトは円滑に回走することができる。

【００２６】（ｂ）また、互いに対向する１対の押え板
間の間隔の調節は、いずれか一方の押え板を他方の押え
板に対して進退させるだけでよいので、従来の多数の押
圧ローラを個々に調節しなければならないものに比して
、調節作業が著しく簡単である。

【００２７】（ｃ）さらに、少なくとも一方の押え板に
、両ベルトの側縁に摺接しうる側片を設ければ、両ベル
トの相互の位置ずれや蛇行を防止することができ、また
両押え板とこの側片とにより、両ベルトの側縁を囲むよ
うにすれば、万一両ベルトの側縁の重合部から被搬送物
が洩出しても、それが装置外に飛散するのを防止するこ
とができ、特に被搬送物が粉体である場合に好適である
。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例の側面図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線の一部省略矢視図である。

【図３】図２のＢ−Ｂ線断面図である。

【図４】本発明の第２実施例における図３に相当する断
面図である。

【図５】従来装置の側面図である。

【図６】図５のＣ−Ｃ線の一部省略矢視図である。

【図７】図６のＤ−Ｄ線断面図である。

【符号の説明】

（１）主ベルト　　　　　　　　　　　　　　　　　　
（２）駆動ローラ（３）従動ローラ　　　　　　　　　
　　　　　　　（４）（５）（６）（７）案内ローラ（８）副ベルト　　　　　　　　　　　　　　　　　　
（９）（１０）（１１）（１２）案内ローラ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　それぞれが無端回走するようにした１
対の平ベルトの回走路の一部を互いに重合し、その間に
被搬送物を挟んで搬送するようにしたベルトコンベヤ装
置において、前記両ベルトの重合部の進行方向と平行を
なし、かつ両ベルトの背面に摺接する１対の押え板を適
宜の固定体に設け、両押え板により、両ベルトの重合部
の少なくとも両側部を挟んで、両ベルトの回走を案内す
るようにしたことを特徴とするベルトコンベヤ装置。
【請求項２】　　少なくとも一方の押え板を、他方の押
え板に対して進退する方向に位置調節可能として、固定
体に設けた請求項１記載のベルトコンベヤ装置。
【請求項３】　　少なくとも一方の押え板が、両ベルト
の側縁に摺接しうる側片を備えている請求項１又は２記
載のベルトコンベヤ装置。