JP2544010Y2 - コンベア乗り継ぎ部の粉塵噴き出し防止構造 - Google Patents

コンベア乗り継ぎ部の粉塵噴き出し防止構造

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JP2544010Y2
JP2544010Y2 JP1990091969U JP9196990U JP2544010Y2 JP 2544010 Y2 JP2544010 Y2 JP 2544010Y2 JP 1990091969 U JP1990091969 U JP 1990091969U JP 9196990 U JP9196990 U JP 9196990U JP 2544010 Y2 JP2544010 Y2 JP 2544010Y2
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Japan
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belt
conveyor
roller
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plate
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Inventor
秀春 長濱
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株式会社洋行
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンベア乗り継ぎ部の粉塵噴き出し防止構造
に関する。
(従来の技術とその問題点) ベルトコンベアは第4図に示すように、一般に乗り継
ぎ部がコンベアの上流端にあり、シュートCから落下す
る搬送物Wを移動するベルトBが受け、これを下流の他
端に搬送するようになっている。したがって、この搬送
物が紛状物であるかまたはそれを含む場合、落下した搬
送物が一部ベルト側方から噴き出し、コンベア周囲に粉
塵を撒き散らし、公害の原因となる。そのため、ベルト
Bの両脇にはスカートゴムを有するスカート板Sを配設
してベルトとの間隙を解消しようとする。しかしなが
ら、ベルトに摺接させると摩耗の問題を引き起こすとと
もにベルトを支持するキャリアローラRは前後に一定の
間隙を有するためにベルトを繰り返し使用すると、ロー
ラ間で垂れ下がり、間隙が大きくなる傾向にあり、搬送
物のスカート板SとベルトB間の噛み込みによる全周縦
裂きという重大な損傷および粉塵の噴き出しが多く、公
害の原因となっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、ローラ間のベルトの垂れ下がりを防止する
ために、乗り継ぎ部全体をローラレス態様の面支持形態
とすることが提案されるが、搬送物の荷重がかかり易い
中央部においてベルトとの接触による摩耗が著しく、ま
た、乗り継ぎ部全長が長くなると支持面の長手方向の耐
久性に問題が生ずる。
そこで、本考案は特に乗り継ぎ部が長い場合の耐久性
を確保しつつ、同時に粉塵公害の原因となる粉塵の側方
噴き出しを解消することのできるベルト支持構造を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案はベルトコンベア乗り継ぎ部の粉塵噴き出しの
問題は少なくともスカート板を配設する位置におけるベ
ルトの垂れ下がりを解消することが肝要であることに着
目してなされたもので、 中央の水平ローラと両側のトラフ角度を付与する一対
の傾斜ローラからなるベルト支持装置を配設するベルト
コンベアの乗り継ぎ部において、上記一対の傾斜ローラ
がローラ軸の両端に中央に空間をあけて装着された一対
の車輪様ローラからなり、内方側の車輪様ローラをベル
ト裏面と接触させ、上記中央空間部をベルト進行方向に
またがるように延び、ベルト巾方向端部近傍裏面と連続
的に面摺接する支持板と、該ベルト支持板が裏面を支持
するベルトの表面に下端が摺接してベルト進行方向に延
びるスカート板とでベルト表裏を挟むようにして粉塵噴
き出し間隙を封鎖してなることを要旨とするコンベア乗
り継ぎ部の粉塵噴き出し防止構造にある。
(作用) 本考案によれば、スカート板が摺接する位置における
ベルトを支持板により面支持するので、繰り返し使用に
よりベルトが弱っても垂れ下がりがなく、スカート板の
下端との間に間隙が生じない。
他方、摩耗および損傷が激しい中央部は従来通りキャ
リアローラ群にて支持するので、充分に耐久性を持たせ
ることができる。
上記支持板はベルトの裏面に摺接するので、摩擦抵抗
を低減するために、表面滑性な超高分子ポリエチレン、
耐熱性ナイロン樹脂(MCナイロン)などの樹脂板を用い
るのが好ましく、その樹脂板の摺接面にはベルトの進行
方向に延びる溝を並列して設け、摺接面積を減少させる
とともに摩擦熱を放散させるようにするのが好ましい。
以下、本考案を添付図面に示す具体例に基づき詳細に
説明する。
(実施例) 第1図は本考案に係るベルトコンベア支持装置の全体
図で、第2図はその要部を示す斜視図、第3図は第2図
のIII−III線断面図である。
図面において、ベルトコンベア1の下流側にはベルト
上に荷を落下させるシュータ2が配置され、そのシュー
タ2の下方のベルト3を支持するため、ベルト支持装置
4が配設されている。このベルト支持装置4は第2図お
よび第3図に示すように、中央水平部と両側傾斜部とに
分かれ、中央水平部はキャリア台41に中央の水平ローラ
42を一定間隔で配列し、この上面を走行するベルト3を
支持している。
上記水平ローラ42はベルト3を弾性支持するように表
面ゴムライニングを施すのが好ましい。他方、両側傾斜
部は傾斜軸43bの両端にタイヤローラ43a、43aを取り付
けて成る傾斜ローラ43と該傾斜ローラ43の両端タイヤロ
ーラ43a間にはまり、ベルト進行方向に延びる表面滑性
な合成樹脂支持板(例えば、超高分子ポリエチレン板を
金属フレーム上にゴム板からなる緩衝板を介して付設し
てなり、ベルトとの摩擦面積を小さくするため、長手方
向に延びる平行溝をポリエチレン板表面に形成する場合
もある)44とから形成され、ベルト3の両側を面支持す
るようになっている。
上記支持板44に対応してベルト3の両側には第1図に
示すように、自重で落下可能に支持された表面滑性な合
成樹脂板からなるスカート板5が設置されており、下方
の支持板44との間にベルト3の両端を挟持し、ベルト3
上に落下した荷の粉塵が外部に噴き出すのを防止してい
る。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案によれば、ベル
トコンベアの乗り継ぎ部においてベルトを中央部をキャ
リアローラ群により、支持する一方、その両側部はロー
ラレスの支持板による固定面支持形態を採用するように
したので、したがって、従来の固定した面支持形態のよ
うに中央部の偏摩耗が生じず、製品寿命の長いものとな
るだけでなく、両側部はキャリアローラ支持の場合のよ
うにベルトの垂れ下がりがないように支持することがで
きるので、ベルトとスカート板との間に粉塵のベルト外
噴き出しがなく、作業循環の改善に役立つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るベルト支持装置の全体を示す側面
図、第2図はその要部を示す斜視図、第3図は第2図の
III−III線断面図、第4図は従来のローラ式ベルト支持
装置の側面図である。 1……ベルトコンベア、2……シュート 3……ベルト、4……支持装置 5……スカート板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央の水平ローラと両側のトラフ角度を付
    与する一対の傾斜ローラからなるベルト支持装置を配設
    するベルトコンベアの乗り継ぎ部において、上記一対の
    傾斜ローラがローラ軸の両端に中央に空間をあけて装着
    された一対の車輪様ローラからなり、内方側の車輪様ロ
    ーラをベルト裏面と接触させ、上記中央空間部をベルト
    進行方向にまたがるように延び、ベルト巾方向端部近傍
    裏面と連続的に面摺接する支持板と、該ベルト支持板が
    裏面を支持するベルトの表面に下端が摺接してベルト進
    行方向に延びるスカート板とでベルト表裏を挟むように
    して粉塵噴き出し間隙を封鎖してなることを特徴とする
    コンベア乗り継ぎ部の粉塵噴き出し防止構造。
JP1990091969U 1990-08-31 1990-08-31 コンベア乗り継ぎ部の粉塵噴き出し防止構造 Expired - Lifetime JP2544010Y2 (ja)

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JPH0449110U JPH0449110U (ja) 1992-04-24
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JPS6283010U (ja) * 1985-11-14 1987-05-27

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