JP2521755Y2 - 分割型面体ベルト支持構造 - Google Patents

分割型面体ベルト支持構造

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JP2521755Y2
JP2521755Y2 JP10235690U JP10235690U JP2521755Y2 JP 2521755 Y2 JP2521755 Y2 JP 2521755Y2 JP 10235690 U JP10235690 U JP 10235690U JP 10235690 U JP10235690 U JP 10235690U JP 2521755 Y2 JP2521755 Y2 JP 2521755Y2
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belt
plate
sliding
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JP10235690U
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JPH0458510U (ja
Inventor
秀春 長濱
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株式会社洋行
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はベルトコンベア乗り継ぎ部のベルト支持構造
に関するものである。
(従来の技術とその問題点) 第4図に示すように、ベルトコンベアBはシュートC
から落下する搬送物Wをエンドレスに張設したベルトコ
ンベアの上流端で受け、これを反対側の下流端に搬送す
る機能を有するもので、シュートCから落下する搬送物
Wを受ける位置ではベルトを支持する装置として水平ロ
ーラとその両側の一対の傾斜ローラとでトラフ形状を構
成し、このローラR組をベルトの進行方向に適宜間隔を
おいて配設してなるローラ支持装置Fが使用されてい
る。
しかしながら、これらローラ支持装置Fはベルトの両
側をスカート板Sにて封鎖するようにしてもローラR間
でベルトの垂れ下がりにより間隙が形成され、搬送物W
の粉塵がその間隙より外側に噴き出して公害の原因とな
っている。また、塊状物Wが前後のローラR間のベルト
B上に落下するとバウンドして突き刺さたり、または上
記間隙に挟まってベルトを損傷する機会が多く、ベルト
の耐久寿命を短縮している。
そこで、本出願人はベルト支持体を支持ローラRから
板状の滑性な面支持体に変更することによりローラR間
のベルトBの垂れ下がりによる間隙の形成を避けるとと
もに、ベルトの耐久性を向上させることを提案するが、
ベルトを面体で支持するとベルトに対する搬送物による
荷重の偏りにより中央部が偏磨耗して全体としての寿命
を低減するという現状にある。
(考案が解決しようとする課題) ところで、これら面支持形態においては偏磨耗部分を
取り替えれば、全体としての長寿命が達成できるが、そ
のため、巾方向に分割して縦割りすると面支持体にて弾
性的に支持するため、その継ぎ目において上下に食い違
いが生じ、ベルト損傷の原因となったり、局部的磨耗の
原因となる。そこで、本考案はベルトの支持形態として
面支持形態を採用しつつ中央部の偏磨耗部分を取り替え
可能とし、それに伴う問題のない長寿命のベルト支持構
造を提供することを課題とする。
(課題を解決するための手段) 本考案はベルト摺動方向に延びる溝を並列して形成し
てなる摺接板を利用する支持装置にあっては、この溝形
成形状を利用して継ぎ目の不具合を解消することができ
ることに着目してなされたもので、 ベルトコンベアの乗り継ぎ部を支持する装置であっ
て、 トラフ形状を構成する支持体が表面滑性な合成樹脂板
の表面にベルト摺動方向に延びる溝を並列して形成して
なる摺接板とその裏面全体に渡って広がるゴム製緩衝板
とを重ね合わせてなり、その全体を中央部とその両側の
一対の傾斜部とに巾方向に分割し、上記中央部の両接合
側端下方を長手方向に切り欠く一方、上記傾斜部の接合
側端上方を長手方向に切り欠き、両方の接合側端を溝を
形成するように組み合わせることを要旨とする分割型面
体ベルト支持構造にある。
(作用) 本考案によれば、ベルトの裏面を支持する面支持体を
中央部とその両側傾斜部とに分割したので、磨耗の速い
中央部のみを取り替え可能である。また、その両者の継
ぎ目がそれに平行して延びる摺接板の溝を形成するよう
に、それぞれの切り欠き部の上下重なりの組み合わせに
よって形成されるため、中央部と両側傾斜部との垂直方
向へのたわみはお互いに支え合い、また、両者の巾方向
へのたわみによっても溝巾が広がるに過ぎないので、継
ぎ目において両端部の食い違いが生じない。
中央部の取り替え時期は通常、ベルトの裏面に隠れて
目視により観測することは困難である。そのため、上記
中央部摺動板に貫通穴を設け、その穴に棒材を着脱可能
に挿入してその先端を摺動板の摺動面に位置させると、
中央摺動板とともに磨耗するので、必要に応じてその棒
材を抜き出すことによって中央摺動板の摩耗度合を測定
することができ、その取り替え時期を知ることができ
る。
以下、本考案を添付図面に示す具体例に基づき、詳細
に説明する。
(実施例) 第1図は本考案に係るベルトコンベア支持装置の全体
図で、第2図はその要部を示す斜視図、第3図は第2図
のIII−III線断面図である。
図面において、ベルトコンベア1の下流側にはベルト
上に荷を落下させるシュータ2が配置され、そのシュー
タ2の下方のベルト3を支持するため、ベルト支持装置
4が配設されている。このベルト支持装置4は第2図に
示すように、支持面全体にわたりベルト搬送方向に間隔
をおいて、複数の円弧状フレームを張設してなる支持台
41と、この支持台41のフレームが張設された面に載せ置
き、固定されたゴム緩衝板42とから緩衝支持可能な構成
を形成してなり、その上、このゴム緩衝板42の表面全体
に広がり、幅方向に円弧状をなし、他方長手方向、即ち
ベルト摺動方向に延びる溝50を並列して形成してなる表
面滑性な合成樹脂板からなる摺接板5を重ね合わせて構
成される。
本考案においては、上記摺接板5はその全体を中央部
51とその両側の一対の傾斜部52、53とに上記長手方向に
延びる溝50に沿って切断し、巾方向に3分割し、しかも
上記中央部部材51の両接合側端51aの下方を長手方向に
切り欠く一方、上記傾斜部部材52(53)の接合側端52a
(53a)の上方を長手方向に切り欠き、両方の切り欠き
接合側端51a、52a(53a)を第3図に示すように溝50を
形成するように組み合わせる。各部材の支持台41への固
定はまず、両側傾斜部部材52、53を支持台41の縦枠41a
に固定する。他方、長手方向両端は短冊状に分割され、
前後枠42aに固定し、その後、中央部部材51をその短冊
状に分割された長手方向両端を、前後枠42aに固定し、
傾斜部部材52、53と組み合わせる。
上記ゴム緩衝板42の中央部および中央部部材51の中央
部には貫通穴42a、51aを設け、その穴からベルトの摺動
により摩耗可能な棒材を着脱可能に挿入してその先端を
ベルト摺動面に位置させ、中央摺動板の摩耗度合を測定
するようにしている。
上記中央部部材および両側傾斜部部材は表面滑性な合
成樹脂支持板、例えば、超高分子ポリエチレン板または
MCナイロン樹脂板から形成するのが好ましい。また、上
記両側傾斜部部材52、53に対応してベルト3の両側には
第1図に示すように、支柱6に対し旋回可能に取り付け
られ、長短調整、ウエイトによる荷重調整、角度調整可
能なアーム7を介して自重で落下可能に支持された表面
滑性な合成樹脂板からなるスカート板8が設置されてお
り、下方の支持板5との間にベルト3の両端を挟持し、
ベルト3上に落下した荷の粉塵が外部に噴き出すのを防
止している。なお、9は調整用ローラである。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案によれば、ベル
トの裏面を支持する面支持体を中央部とその両側傾斜部
とに分割したので、磨耗の速い中央部のみを取り替え可
能であり、最小限の費用でローラレス支持装置を保守す
ることができる。また、その両者の継ぎ目がそれに平行
して延びる摺接板の溝を形成するように、それぞれの切
り欠き部の上下重なりの組み合わせによって形成される
ため、中央部と両側傾斜部との垂直方向へのたわみはお
互いに支え合い、また、両者の巾方向へのたわみによっ
ても溝巾が広がるに過ぎないので、継ぎ目において両端
部の食い違いが生じず、表面滑性な摺接板の分割により
支障は生じない。
さらに、中央部の取り替え時期は通常、ベルトの裏面
に隠れて目視により観測することは困難であるが、上記
中央部摺動板に貫通穴を設け、その穴に棒材を着脱可能
に挿入してその先端を摺接板の摺動面に位置させるよう
にしたので、中央摺接板とともに磨耗するので、必要に
応じてその棒材を抜き出すことによって中央摺接板の摩
耗度合を測定することができ、その取り替え時期を正確
に知ることができ、取り替え時期の遅れによるベルト損
傷を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るベルト支持装置の全体を示す側面
図、第2図はその要部を示す斜視図、第3図は第2図の
III−III線断面図、第4図は従来のローラ式ベルト支持
装置の側面図である。 1……ベルトコンベア、2……シュート 3……ベルト、4……支持装置 5……分割摺接板、51……中央部部材 52、53……両側傾斜部部材 8……スカート板

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルトコンベアの乗り継ぎ部を支持する装
    置であって、 トラフ形状を構成するベルト支持体が表面滑性な合成樹
    脂板の表面にベルト摺動方向に延びる溝を並列して形成
    してなる摺接板とその裏面全体に渡って広がるゴム製緩
    衝板とを重ね合わせてなり、その全体を中央部とその両
    側の一対の傾斜部とに巾方向に分割し、上記中央部の両
    接合側端下方を長手方向に切り欠く一方、上記傾斜部の
    接合側端上方を長手方向に切り欠き、両方の接合側端を
    溝を形成するように組み合わせることを特徴とする分割
    型面体ベルト支持構造。
  2. 【請求項2】上記中央部摺動板に貫通穴を設け、その穴
    に棒材を着脱可能に挿入してその先端を摺動板の摺動面
    に位置させ、中央摺動板の摩耗度合を測定するようにし
    た請求項1記載の支持構造。
JP10235690U 1990-09-27 1990-09-27 分割型面体ベルト支持構造 Expired - Lifetime JP2521755Y2 (ja)

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JPH0458510U JPH0458510U (ja) 1992-05-20
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