JPH0721445Y2 - ベルトコンベア - Google Patents
ベルトコンベアInfo
- Publication number
- JPH0721445Y2 JPH0721445Y2 JP2413689U JP2413689U JPH0721445Y2 JP H0721445 Y2 JPH0721445 Y2 JP H0721445Y2 JP 2413689 U JP2413689 U JP 2413689U JP 2413689 U JP2413689 U JP 2413689U JP H0721445 Y2 JPH0721445 Y2 JP H0721445Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- rollers
- conveyor
- sliding member
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は無端のベルトを一対のローラ間に架設してベル
ト上の物品の搬送を行うベルトコンベアに関する。
ト上の物品の搬送を行うベルトコンベアに関する。
(従来の技術) 従来の、この種ベルトコンベアは、ベルトの搬送側の下
面を受けるように複数個のローラがコンベア機枠に互い
に所定の間隔を存するようにして回転可能に支持されて
おり、ベルトが駆動されるとベルトの移動に追従してロ
ーラが回転されるようになっている。
面を受けるように複数個のローラがコンベア機枠に互い
に所定の間隔を存するようにして回転可能に支持されて
おり、ベルトが駆動されるとベルトの移動に追従してロ
ーラが回転されるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) 従来のベルトコンベアは、複数のローラが常にベルトに
追従して回転するから、ベルト上に物品が載っていない
場合、或いは物品の重量が小さく負荷が軽い場合のいず
れの場合でも複数のローラを追従回転させるための駆動
力が必要で所用動力を多く要する欠点があり、また、例
えば水分を多く含んだ砂等を搬送する場合には、ベルト
の搬送側の下面を受けるローラに水が掛かる事は避けら
れず、ローラに掛かった水が該ローラを回転可能に支持
するボールベアリングの内部に侵入してこれを錆びさせ
ることによりローラの回転を阻害してしまうことがあ
る。このようにして一部のローラの回転が不能或いは重
くなると、ローラがベルトに追従して回転することが困
難な状態になり、ベルトがローラに対して摩擦する状態
になるから、ベルトを駆動する動力が著しく増加する欠
点が有った。
追従して回転するから、ベルト上に物品が載っていない
場合、或いは物品の重量が小さく負荷が軽い場合のいず
れの場合でも複数のローラを追従回転させるための駆動
力が必要で所用動力を多く要する欠点があり、また、例
えば水分を多く含んだ砂等を搬送する場合には、ベルト
の搬送側の下面を受けるローラに水が掛かる事は避けら
れず、ローラに掛かった水が該ローラを回転可能に支持
するボールベアリングの内部に侵入してこれを錆びさせ
ることによりローラの回転を阻害してしまうことがあ
る。このようにして一部のローラの回転が不能或いは重
くなると、ローラがベルトに追従して回転することが困
難な状態になり、ベルトがローラに対して摩擦する状態
になるから、ベルトを駆動する動力が著しく増加する欠
点が有った。
従って、本考案の目的は、負荷が軽い場合のベルトを駆
動する動力を著しく軽減でき、しかも、搬送する物品が
水分の多い物の場合でも何等の支障もなく搬送が可能な
ベルトコンベアを提供するにある。
動する動力を著しく軽減でき、しかも、搬送する物品が
水分の多い物の場合でも何等の支障もなく搬送が可能な
ベルトコンベアを提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は無端のベルトを一対のローラ間に架設したベル
トコンベアにおいて、前記ローラ間においてベルトの搬
送側の下面を摺動可能に受ける上面が平面状をなす複数
の滑動部材を設け、これらの滑動部材の上面をベルトの
進行方向に向かうに従って上方に向かうように傾斜させ
たことを特徴とするものである。
トコンベアにおいて、前記ローラ間においてベルトの搬
送側の下面を摺動可能に受ける上面が平面状をなす複数
の滑動部材を設け、これらの滑動部材の上面をベルトの
進行方向に向かうに従って上方に向かうように傾斜させ
たことを特徴とするものである。
(作用) 上記した手段によれば、滑動部材の上面が傾斜している
から、ベルトに掛かる荷重が小である時には、ベルトの
下面が滑動部材の上面のうちごく一部に接触して摺動す
ることにより、ベルトを駆動する動力を著しく軽減で
き、しかも、従来構成のもののようにローラ及びベアリ
ングを用いないから、搬送する物品が水分の多い物の場
合でも何等の支障もなく搬送が可能である。
から、ベルトに掛かる荷重が小である時には、ベルトの
下面が滑動部材の上面のうちごく一部に接触して摺動す
ることにより、ベルトを駆動する動力を著しく軽減で
き、しかも、従来構成のもののようにローラ及びベアリ
ングを用いないから、搬送する物品が水分の多い物の場
合でも何等の支障もなく搬送が可能である。
(実施例) 以下本考案の一実施例について図面を参照して説明す
る。1はコンベア基枠で、これの両端には一対のローラ
2,3が回転可能に支持されており、一方のローラ2が図
示しないモータによって回転駆動される。そして、これ
らローラ2,3間には無端のベルト4が架設されている。
5は両端部がコンベア機枠1にボルト等で連結固着され
た例えば帯状鋼板からなる支持部材で、これはベルト4
の搬送側即ち上側の下面に対応するように該ベルト4の
進行方向に沿って略等間隔に複数個設けられている。そ
して、各支持部材5の上面側には各4個の滑動部材6が
夫々配設されている。この滑動部材6は例えばポリエチ
レン系の超高分子プラスチック材料(ニューライト:商
品名)を用いて一辺が約100mmで厚さが約20mmの正方形
の板状に形成されていて、下面側の四隅に取付け用の軸
部7が互いに等しい間隔を存するように突設されてい
る。そして、各軸部7の先端部には段部7aが設けられて
いて、この段部7aから先端に向かうに従って先細となる
形状にされていて、これら軸部7は支持部材5に設けら
れた嵌合孔5aに圧入状態で嵌合されていて、段部7aにて
抜止め保持されている。各支持部材5はこれに取付けら
れた滑動部材6の上面がベルト4の進行方向の後側に位
置された一辺部6aからベルト4の進行方向の前側に位置
された他辺部6bに向かうに従って即ち、ベルト4の進行
方向である矢印A方向に向かうに従って上方に傾斜する
ように例えばベルト4の下面に対して約5°の角度を有
している。8は両端部がコンベア機枠1の下部に支持具
9を介して回転可能に支持されたローラで、これはベル
ト4の戻り側即ち下側の上面に接触して該ベルト4を案
内するように該ベルト4の進行方向に沿って略等間隔に
複数個設けられている。
る。1はコンベア基枠で、これの両端には一対のローラ
2,3が回転可能に支持されており、一方のローラ2が図
示しないモータによって回転駆動される。そして、これ
らローラ2,3間には無端のベルト4が架設されている。
5は両端部がコンベア機枠1にボルト等で連結固着され
た例えば帯状鋼板からなる支持部材で、これはベルト4
の搬送側即ち上側の下面に対応するように該ベルト4の
進行方向に沿って略等間隔に複数個設けられている。そ
して、各支持部材5の上面側には各4個の滑動部材6が
夫々配設されている。この滑動部材6は例えばポリエチ
レン系の超高分子プラスチック材料(ニューライト:商
品名)を用いて一辺が約100mmで厚さが約20mmの正方形
の板状に形成されていて、下面側の四隅に取付け用の軸
部7が互いに等しい間隔を存するように突設されてい
る。そして、各軸部7の先端部には段部7aが設けられて
いて、この段部7aから先端に向かうに従って先細となる
形状にされていて、これら軸部7は支持部材5に設けら
れた嵌合孔5aに圧入状態で嵌合されていて、段部7aにて
抜止め保持されている。各支持部材5はこれに取付けら
れた滑動部材6の上面がベルト4の進行方向の後側に位
置された一辺部6aからベルト4の進行方向の前側に位置
された他辺部6bに向かうに従って即ち、ベルト4の進行
方向である矢印A方向に向かうに従って上方に傾斜する
ように例えばベルト4の下面に対して約5°の角度を有
している。8は両端部がコンベア機枠1の下部に支持具
9を介して回転可能に支持されたローラで、これはベル
ト4の戻り側即ち下側の上面に接触して該ベルト4を案
内するように該ベルト4の進行方向に沿って略等間隔に
複数個設けられている。
次に上記構成の作用について説明する。図示しないモー
タによってローラ2が駆動されると、ベルト4が矢印A
方向に移動され、ローラ3がベルト4の移動に追従して
回転される。ベルト4の搬送側である上面側に搬送物品
が載っていない状態では、該ベルト4の搬送側の下面は
滑動部材6の他辺部6bに線接触した状態で摺動するが、
ベルト4の搬送側に搬送物品が載せられて該ベルト4が
撓んだ状態になるとベルト4の下面側が滑動部材6の上
面の略全域に接触した状態で摺動される。滑動部材6は
ベルト4との接触の頻度が大きいベルト4の進行方向の
前側に位置された他辺部6bの近傍の摩耗が他の部分より
も大であるが、この部分の摩耗量が所定値になったら、
滑動部材6を支持部材5から一旦取外して向きを180°
反転させてそれの一辺部6aがベルト4の進行方向の前側
に位置され、且つそれの他辺部6bをベルト4の進行方向
の後側に位置されるようにして支持部材5に取付けて使
用する。
タによってローラ2が駆動されると、ベルト4が矢印A
方向に移動され、ローラ3がベルト4の移動に追従して
回転される。ベルト4の搬送側である上面側に搬送物品
が載っていない状態では、該ベルト4の搬送側の下面は
滑動部材6の他辺部6bに線接触した状態で摺動するが、
ベルト4の搬送側に搬送物品が載せられて該ベルト4が
撓んだ状態になるとベルト4の下面側が滑動部材6の上
面の略全域に接触した状態で摺動される。滑動部材6は
ベルト4との接触の頻度が大きいベルト4の進行方向の
前側に位置された他辺部6bの近傍の摩耗が他の部分より
も大であるが、この部分の摩耗量が所定値になったら、
滑動部材6を支持部材5から一旦取外して向きを180°
反転させてそれの一辺部6aがベルト4の進行方向の前側
に位置され、且つそれの他辺部6bをベルト4の進行方向
の後側に位置されるようにして支持部材5に取付けて使
用する。
このように構成した上記実施例によれば、滑動部材6の
上面が傾斜しているから、ベルト4に掛かる荷重が小で
あるときには、ベルト4の下面が滑動部材6の上面のご
く一部に接触して摺動すから、ベルト4と滑動部材6と
の間の摺動抵抗はごく低いものとなり、従ってベルト4
を駆動する動力が従来のローラを用いるものに比べて著
しく軽減できる。搬送する物品が水分の多いものの場合
でも滑動部材6の摺動抵抗等は特に水分の影響を受けな
いから、従来のローラを用いたもののように錆びて動き
が重くなるようなこともなく、何等支承なく搬送可能で
ある。そして、滑動部材6は一部が摩耗しても向きを代
えて再使用可能であるから、長期に渡って使用できる。
上面が傾斜しているから、ベルト4に掛かる荷重が小で
あるときには、ベルト4の下面が滑動部材6の上面のご
く一部に接触して摺動すから、ベルト4と滑動部材6と
の間の摺動抵抗はごく低いものとなり、従ってベルト4
を駆動する動力が従来のローラを用いるものに比べて著
しく軽減できる。搬送する物品が水分の多いものの場合
でも滑動部材6の摺動抵抗等は特に水分の影響を受けな
いから、従来のローラを用いたもののように錆びて動き
が重くなるようなこともなく、何等支承なく搬送可能で
ある。そして、滑動部材6は一部が摩耗しても向きを代
えて再使用可能であるから、長期に渡って使用できる。
尚、上記した実施例では滑動部材6を正方形にして摩耗
したら180°向きを変換するようにしているが、摩耗の
程度によっては90°づつ向きを変換するようにしても良
い。
したら180°向きを変換するようにしているが、摩耗の
程度によっては90°づつ向きを変換するようにしても良
い。
また、滑動部材6の形状は正方形に限らず長方形にして
も良い。
も良い。
[考案の効果] 本考案は以上の説明から明らかなように、無端のベルト
を一対のローラ間に架設したベルトコンベアにおいて、
前記ローラ間においてベルトの搬送側の下面を摺動可能
に受けるための上面が平面状をなす複数の滑動部材を設
け、これらの滑動部材の上面をベルトの進行方向に向か
うに従って上方に向かうように傾斜させたことを特徴と
するものであるから、ベルトに掛かる荷重が小である時
には、ベルトの下面が滑動部材の上面のうちごく一部に
接触して摺動することにより、ベルトを駆動する動力を
著しく軽減でき、しかも、従来構成のもののようにロー
ラ及びベアリングを用いないから、搬送する物品が水分
の多い物の場合でも何等の支障もなく搬送が可能である
という優れた効果を奏する。
を一対のローラ間に架設したベルトコンベアにおいて、
前記ローラ間においてベルトの搬送側の下面を摺動可能
に受けるための上面が平面状をなす複数の滑動部材を設
け、これらの滑動部材の上面をベルトの進行方向に向か
うに従って上方に向かうように傾斜させたことを特徴と
するものであるから、ベルトに掛かる荷重が小である時
には、ベルトの下面が滑動部材の上面のうちごく一部に
接触して摺動することにより、ベルトを駆動する動力を
著しく軽減でき、しかも、従来構成のもののようにロー
ラ及びベアリングを用いないから、搬送する物品が水分
の多い物の場合でも何等の支障もなく搬送が可能である
という優れた効果を奏する。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は縦断面
図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図は
主要部の拡大縦断面図、第4図は主要部の分解斜視図で
ある。 図面中、2,3はローラ、4はベルト、5は支持部材、6
は滑動部材である。
図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図は
主要部の拡大縦断面図、第4図は主要部の分解斜視図で
ある。 図面中、2,3はローラ、4はベルト、5は支持部材、6
は滑動部材である。
Claims (1)
- 【請求項1】無端のベルトを一対のローラ間に架設した
ベルトコンベアにおいて、前記ローラ間において前記ベ
ルトの搬送側の下面を摺動可能に受ける上面が平面状を
なす複数の滑動部材を設け、これらの滑動部材の上面を
ベルトの進行方向に向かうに従って上方に向かうように
傾斜させたことを特徴とするベルトコンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2413689U JPH0721445Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | ベルトコンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2413689U JPH0721445Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | ベルトコンベア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02115311U JPH02115311U (ja) | 1990-09-14 |
JPH0721445Y2 true JPH0721445Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=31243725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2413689U Expired - Lifetime JPH0721445Y2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | ベルトコンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721445Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-02 JP JP2413689U patent/JPH0721445Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02115311U (ja) | 1990-09-14 |
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