JPH0411120B2 - - Google Patents

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JPH0411120B2
JPH0411120B2 JP62326397A JP32639787A JPH0411120B2 JP H0411120 B2 JPH0411120 B2 JP H0411120B2 JP 62326397 A JP62326397 A JP 62326397A JP 32639787 A JP32639787 A JP 32639787A JP H0411120 B2 JPH0411120 B2 JP H0411120B2
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bag
bags
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、合成樹脂シート製の表紙と複数の
袋体とを高周波接着するフアイルの製造方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、合成樹脂シート製の表紙と複数の袋体と
を組み合わせて高周波接着によりフアイルを製造
する場合、片方表紙の裏側に袋体を高周波接着
し、次いで上記表紙に接着された袋体に次の袋
体、更に次の袋体を一枚毎順次高周波接着しなが
ら所要枚数の袋体を積層し、然るのち最終層の袋
体にもう片方の表紙を高周波接着している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
片方の表紙に袋体を、この袋体に一枚毎継ぎ足
し袋体を、継ぎ足し最終の袋体にもう片方の表紙
を順次高周波接着するので、著しく手数がかかつ
て非能率となり、大量生産できない問題があつ
た。
又表紙の裏側に袋体を高周波接着したとき、表
紙の表面に熱接着の接着痕が現れるので、見苦し
くなると共に、品質が低下する問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この発明は対
向する定盤と加圧盤との間に、複数枚重ねた合わ
せたプラスチツクシート製の袋体を介在すると共
に、この袋体には、導電板のみ或は導電板及び袋
体内の対向面の接着を阻害する不導電性のシート
が挿入され、かつ上記所定の導電板には、板面の
少なくとも片面の接着部位に高周波誘導加熱によ
つて熱溶着させるよう設けてある突出条付が使用
され、加圧下の印加により袋体同志の重なり面を
高周波接着した中間袋体半製品を製造したのち、
導電板やシートを抜き取り、その後に中間袋体半
製品の所要数を積み重ねて重なり無接着面を挾む
両側の袋体に導電板が挿入され、かつ上記少なく
とも片方の導電板の片面に設けてある突出条を接
着しようとする重なり面の方向に位置させ、加圧
下の印加により中間袋体半製品の重なり面を高周
波接着して袋体群を製造したのち、導電板やシー
トを抜き取り、次いで袋体群の両サイドの袋体に
裏面にポケツトを有するプラスチツクシート製の
表紙を重ね合せて、上記のポケツト及び両サイド
の袋体に導電板を挿入すると共に、少なくとも片
方の導電板の片面に設けてある突出条を接着しよ
うとする重なり面の方向に位置させ、加圧下の印
加により袋体群に表紙を高周波接着することを特
徴とするフアイルの製造方法、及び対向する定盤
と加圧盤との間に、複数枚重ね合わせたプラスチ
ツクシート製の袋体を介在すると共に、この袋体
には、導電板のみ或は導電板及び袋体内の対向面
の接着を阻害する不導電性のシートが挿入され、
かつ上記所定の導電板には、板面の少なくとも片
面の接着部位に高周波誘導加熱によつて熱溶着さ
せるよう設けてある突出条付が使用され、加圧下
の印加により袋体同志の重なり面を高周波接着
し、挿入導電板やシートを抜き取つて製造した袋
体群の所要数を積み重ね、又積み重ねた袋体群を
挾んで対向するよう裏面にポケツトを有するプラ
スチツクシート製の対の表紙を重ね合せ、無接着
面を挾むそれぞれの重なり合うポケツトと袋体及
び両袋体に導電板を挿入すると共に、少なくとも
片方の導電板の片面に設けてある突出条を接着し
ようとする重なり面の方向に位置させ、加圧下の
印加によりポケツトと袋体及び袋体群の重なる袋
体同志を高周波接着することを特徴とするフアイ
ルの製造方法とから成る。
〔実施例〕
次にこの発明に係るフアイルの製造方法を添付
図面に基づいて説明する。
フアイルの製造に用いる表紙A及び袋体Bは、
プラスチツクシート製であり、上記の表紙Aは、
第2図で示したように厚紙等の芯材1と、この芯
材1を包み込むプラスチツクシート2とで構成さ
れ、表紙Aの裏側には、袋体Bを高周波接着する
ためのプラスチツクシート製のポケツト3が設け
られている。
なお、上記のポケツト3は、図示の場合表紙A
の裏面全体にプラスチツクシートを重ねると共
に、一辺に開口を形成するよう残る三辺の縁をシ
ート2に熱融着させて設けたが、上記のポケツト
に限定されることなく袋体Bを高周波接着する部
分のみにシートを位置させたもの等であつてもよ
い。
又袋体Bは、第1図に示したように二枚のプラ
スチツクシート4,4を重ね合わせて、一辺に開
口を形成するよう残る三辺の縁を熱融着させて形
成したが、その他の方法で形成したものでよい。
5はポケツト3に挿入する導電板である。
6は袋体Bに挿入して上記袋体B内の対向面の
接着を阻害するシートである。
上記のシート6は、厚紙やエポキシ樹脂製の板
等が用いられる。
又上記の導電板5は、フラツトなものと、板面
の両面及び片面の接着部位に高周波誘導加熱によ
つて熱融着させる突出条10を設けたものとが使
用され、一辺縁から突出している把持部8を把持
して抜き差しする。
次に表紙と袋体とを組み合わせたフアイルの製
造方法を説明する。
第5図で示したように高周波ウエルダの一方の
電極である定盤11と、他方の電極或は電極をか
ねる加圧盤12との間に、所要枚数重ね合わせた
袋体Bを介在する。
このとき、所要の袋体B内に突出条10を有す
る導電板5が残る袋体B内にはシート6がそれぞ
れ前もつて挿入されている。
なお、上記突出条10付の導電板5には、第5
図で示したように中間の一つの袋体Bに挿入場
合、両面に突出条10を設けてあるものを使用
し、又片面に突出条10を設けてあるものを使用
する場合、両サイドの袋体Bに突出条10が対向
するよう挿入するとよい。
しかして、加圧盤12を降下(シリンダの伸長
操作等により)させながら定盤11に袋体Bを押
し付けて、加圧下に印加(加圧盤12の接触片1
3を導電板5に接触させる)すると、導電板5の
突出条10に対応する袋体Bの重なり面の部分が
高周波誘導加熱によつて熱溶着され、中間袋体半
製品C′が製造される。
次に、上記の製造された(導電板5及びシート
6は、抜き取られている)中間袋体半製品C′の所
要数を積み重ね、そして第7図で示したように定
盤11と加圧盤12との間に介在する。
このとき、積み重ねた中間袋体半製品C′の無接
着面を挾んで対向する両袋体Bには、導電板5が
挿入(図示の場合は、両袋体Bに突出条10付の
導電板5を使用) が挿入されている。
又、突出条10は、無接着面側に位置させてあ
る。
しかして、加圧下に印加すると、中間袋体半製
品C′の対向する両袋体Bの重なり面が高周波接着
されて、第8図のような袋体群C″が製造される。
上記袋体群C″の製法は、図示の場合二個の中
間袋体半製品C′を接続したが、三個或は三個以上
接続してもよい。
なお、製造された袋体群C″の袋体Bに挿入し
てある導電板5は抜き取る。
その後に袋体群C″の両サイドに表紙A,Aを
重ねて定盤11と加圧盤12との間に介在する。
このとき、ポケツト3とこのポケツト3に重な
る袋体Bには、上述と同様に(中間袋体半製品
C′の接続と同じ条件)導電板5が挿入されてい
る。
しかるのち、加圧下に印加すると、袋体群
C″に表紙A,Aが高周波接着され、第3図で示
したようなフアイルCが製造される。
なお、図示のように両サイドの表紙Aを同時に
高周波接着したが、片方を接着し、次いでもう片
方を接着してもよい。
又第10図で示したように、二個或は二個以上
の中間袋体半製品C′を積み重ね、かつ積み重ねた
中間袋体半製品C′の最下位(定盤11側袋体B
と、最上位(加圧盤12側)袋体Bとに表紙A,
Aを重ねる。
このとき、重なり合うポケツト3と中間袋体半
製品C′の袋体B及び積み重ねた中間袋体半製品
C′の無接着面を挾んで対向する両袋体B,Bに導
電板5を挿入する。
又導電板5は、片面に突出条10を有し、かつ
突出条10は、無接着面側に位置させてある。
なお、導電板5のみを使用したとき、片方には
突出条10を有しないものを使用してもよい。
しかして、加圧下に印加すると、中間袋体半製
品C′の袋体Bにポケツト3が、中間袋体半製品
C′の重なり合つた袋体B,B同志がそれぞれ熱溶
着されて第3図で示したようなフアイルCが製造
される。
〔効果〕
以上のように、この発明に係るフアイルの製造
方法によれば、表紙に袋体を、袋体に一枚毎袋体
を、最後に袋体に表紙を高周波接着する非能率的
な作業が解消されて、著しく製造能率を向上する
ことができる。
又表紙に袋体を高周波接着する場合、表紙の裏
側にポケツトを設けて、このポケツトに導電板を
挿入してあるので、高周波誘導加熱によつて熱融
着される部分はポケツトと袋体との重なり面(接
着型板の突出条に対応する部分のみ)のみとな
る。
このため、表紙の表面に熱融着の接着痕が現れ
ることがない。
又シートの使用によつて袋体の内の対向面の接
着をなくすることができる。
更に中間袋体半製品の使用個数によつてフアイ
ルの袋体の数を少なくしたり、多くしたりするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係るフアイルの製造方法の実
施例を示すもので、第1図は袋体の斜視図、第2
図は表紙の斜視図、第3図は製造されたフアイル
の斜面図、第4図は導電板、シート、接着型板の
斜視図、第5図は多数枚の袋体を高周波接着する
縦断側面図、第6図は同上で製造された中間袋体
半製品の縦断側面図、第7図は中間袋体半製品の
継ぎ足し高周波接着の縦断側面図、第8図は同上
で製造された袋体群の縦断側面図、第9図は袋体
群に表紙を高周波接着する縦断側面図、第10図
は複数の中間袋体半製品と表紙との高周波接着の
縦断側面図である。 A……表紙、B……袋体、C……フアイル、
C′……中間袋体半製品、C″……袋体群、1……
芯材、2,4……プラスチツクシート、3……ポ
ケツト、5……導電板、6……シート、10……
突出条、11……定盤、12……加圧盤、13…
…接触片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 対向する定盤と加圧盤との間に、複数枚重ね
    た合わせたプラスチツクシート製の袋体を介在す
    ると共に、この袋体には、導電板のみ或は導電板
    及び袋体内の対向面の接着を阻害する不導電性の
    シートが挿入され、かつ上記所定の導電板には、
    板面の少なくとも片面の接着部位に高周波誘導加
    熱によつて熱溶着させるよう設けてある突出条付
    が使用され、加圧下の印加により袋体同志の重な
    り面を高周波接着した中間袋体半製品を製造した
    のち、導電板やシートを抜き取り、その後に中間
    袋体半製品の所要数を積み重ねて重なり無接着面
    を挾む両側の袋体に導電板が挿入され、かつ上記
    少なくとも片方の導電板の片面に設けてある突出
    条を接着しようとする重なり面の方向に位置さ
    せ、加圧下の印加により中間袋体半製品の重なり
    面を高周波接着して袋体群を製造したのち、導電
    板やシートを抜き取り、次いで袋体群の両サイド
    の袋体に裏面にポケツトを有するプラスチツクシ
    ート製の表紙を重ね合せて、上記のポケツト及び
    両サイドの袋体に導電板を挿入すると共に、少な
    くとも片方の導電板の片面に設けてある突出条を
    接着しようとする重なり面の方向に位置させ、加
    圧下の印加により袋体群に表紙を高周波接着する
    ことを特徴とするフアイルの製造方法。 2 対向する定盤と加圧盤との間に、複数枚重ね
    合わせたプラスチツクシート製の袋体を介在する
    と共に、この袋体には、導電板のみ或は導電板及
    び袋体内の対向面の接着を阻害する不導電性のシ
    ートが挿入され、かつ上記所定の導電板には、板
    面の少なくとも片面の接着部位に高周波誘導加熱
    によつて熱溶着させるよう設けてある突出条付が
    使用され、加圧下の印加により袋体同志の重なり
    面を高周波接着し、挿入導電板やシートを抜き取
    つて製造した袋体群の所要数を積み重ね、又積み
    重ねた袋体群を挾んで対向するよう裏面にポケツ
    トを有するプラスチツクシート製の対の表紙を重
    ね合せ、無接着面を挾むそれぞれの重なり合うポ
    ケツトと袋体及び両袋体に導電板を挿入すると共
    に、少なくとも片方の導電板の片面に設けてある
    突出条を接着しようとする重なり面の方向に位置
    させ、加圧下の印加によりポケツトと袋体及び袋
    体群の重なる袋体同志を高周波接着することを特
    徴とするフアイルの製造方法。
JP32639787A 1987-12-22 1987-12-22 フアイルの製造方法 Granted JPH01165496A (ja)

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