JPH04110025U - 梯子型電気濾波器ケース - Google Patents

梯子型電気濾波器ケース

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JPH04110025U
JPH04110025U JP2224091U JP2224091U JPH04110025U JP H04110025 U JPH04110025 U JP H04110025U JP 2224091 U JP2224091 U JP 2224091U JP 2224091 U JP2224091 U JP 2224091U JP H04110025 U JPH04110025 U JP H04110025U
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JP
Japan
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case
electric filter
type electric
ladder
sealing material
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Pending
Application number
JP2224091U
Other languages
English (en)
Inventor
達雄 小川
Original Assignee
日本特殊陶業株式会社
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 梯子型電気濾波器のケースを、その開口にお
ける封止材との接合をより良好にするとともに、その成
形が容易となる形状とする。 【構成】 梯子型電気濾波器において、そのケース1の
開口2の内表面にナシ地状の荒らし加工を施した粗面x
を形成させ、これにより封止材19との接触面積を増加
させて、密着性を向上させた。また、前記粗面xのケー
ス1の内表面からの突出度は非常に小さいため、成形作
業が容易となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、無線機等に用いられるものであって、ケース内に、直列共振子及び 並列共振子を収納し、該ケースの側面から、直列共振子または並列共振子と電気 的に接続する複数の端子板の接続突片を突出させてなる梯子型電気濾波器に関す る。
【0002】
【従来の技術】
無線機等においては、小型化、薄型化が望まれている。そこで、これに対応す るものとして、直列共振子または並列共振子を、ケース内に少数枚収納して、濾 波回路の基本単位回路を構成し得るようにし、これによりケースを薄型とした梯 子型電気濾波器が提案されている。この種の電気濾波器は、プリント基板の上部 に実装し、ケースの側面から突出した端子板の接続突片を折曲げ、プリント基板 の所要導電路と接続して、所要の濾波回路を構成する。
【0003】 従来、この種の電気濾波器のケース30は、図5で示すように絶縁材料からな る矩形状をしており、さらにはその側面が開口31した形状をしている。前記開 口31のケース内面には固結隆部32が設けられており、該固結隆部32によっ て、該開口31に充填されるエポキシ樹脂とケースとの接合強度をより強固なも のとしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述のように開口内面に固結隆部32を備えたケース30をモール ド成型する場合に、該ケース30は、耐熱性の高いものを要求され、PPS樹脂 (硬化温度260℃)等が使用されるが、このPPS樹脂は硬度が高く、このた め、前記開口31内に配設される金型を除去しようとすると、固結隆部32が邪 魔となって、金型からの抜き出し作業が妨げられ、うまく抜けないという問題が あった。 本考案は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、エポキシ樹脂との接 合強度が大きく、かつ成型作業の容易な電気濾波器のケースを供給することを目 的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、少なくとも一側面を開口させたケース内に、直列共振子及び並列共 振子を収納し、該ケースの側面から、直列共振子または並列共振子と電気的に接 続する複数の端子板の接続突片を突出させ、開口した側面には封止板で覆って、 該封止板に前記接続突片を挿通し、さらに該封止板上に絶縁性封止材を充填した 梯子型電気濾波器において、 該ケースの開口であって、その内表面に封止材との接合を確保する粗面を形成 したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
電気濾波器のケースの開口内面に形成された粗面によって、封止材との接触面 積が増加し密着性が向上して、該封止材とケースとの間の微空隙がなくなり、気 密性が向上する。またケースの成形作業における型抜き時にあっても、該粗面に よっては、その型抜きを阻害されない。
【0007】
【実施例】
本考案の梯子型電気濾波器について図1〜4を用いて説明する。 1は絶縁材料からなる薄型の方形状合成樹脂製ケースであって、一側縁から接 続突片9tを突成したアース端子板9が一体的に組み付けられている。この組み 付け手段としては、インサート成形により合成樹脂製ケース1とアース端子板9 をその成形工程において一体化する手段が採用される。またこの合成樹脂製ケー ス1の収納空隙3内のアース端子板9の上下に、所要回路を構成する各種の部材 を挿入するための開口2が設けられ、該開口2の内表面には、ナシ地状の荒らし 加工が施されて、粗面xが形成されている。
【0008】 この収納部材の構成を説明する。まずアース端子板9の上方には、緩衝板11 ,一側縁に接続突片6tを形成した入力端子板6,肉厚の直列共振子4a,中継 端子板10a,補助端子板12及び肉薄の並列共振子5aが順次挿入される。ま た、アース端子板9の下方には中継端子板13a,絶縁板14,中継端子板10 b,直列共振子4b,一側縁に接続突片8tを形成した出力端子板8,補助端子 板15,並列共振子5b,中継端子板13b及び緩衝板16が順次挿入される。 前記中継端子板10a,10bは、その前寄りの側部で連続部10cにより一体 化されている。また同じく中継端子板13a,13bも、その前よりの他側部で 、連続部13cにより一体化されている。そして、前記連続部10c,13cが 、他の部材と接触しないように、前記合成樹脂製ケース1の収納空隙3内におい て、入口部の両側に、前記連続部10c,13cが位置する切欠部3a,3bが 形成されている。
【0009】 かかる構成にあって、開口2には封止板17を嵌入し、その挿通孔18a,1 8bに接続突片6t,8tを挿通させ、該封止板17上にエポキシ樹脂等の絶縁 性封止材19を注入する。この絶縁性封止材19の充填にあって、図2に示すよ うに、粗面xにより絶縁性封止材19との接触面積が増加し、密着強度が向上し て、前記ケース1と絶縁性封止材19とが剥離し難くなる。このため、前記ケー ス1と絶縁性封止材19との間に微間隙が生じ難く、ケース1内の密閉性が向上 し、洗浄工程での洗浄液等の流入が阻止される。また、粗面xは、開口2の内周 面からの突出度は微細であるから、ケース1の成形時において、容易に開口2か ら型抜きをすることができ、PPS樹脂等の硬質材料によりケース1を形成して も、その成形工程に支障を生ずることはない。
【0010】 而して、電気濾波器Fが構成され、この電気濾波器Fは、濾波回路の基本単位 回路となるものであって、ケース1の両側面から突成した端子板6,8,9の接 続突片6t,9tを折曲して、その端部をプリント基板p上の所要導電路に半田 付mを施して接続することにより、図4に示す濾波回路が構成される。
【0011】 即ち直列共振子4a,4bを接続突片6t,8tを介して直列として入出力端 20,21に接続するとともに、並列共振子5a,5bを接続突片9tにより、 アース端子24に接続し、夫々を並列接続する。而して、複数の電気濾波器Fを 使用することにより濾波回路が構成されることとなる。
【0012】 前記実施例では、各二枚の直列共振子または並列共振子からなる二つの基本回 路を収納した濾波器に適用したものについて説明したが、共振子を各一または三 枚収納したもの等、本考案は、種々の数の基本単位回路を格納する濾波器に適用 できる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、上述のごとく、電気濾波器のケースの開口内面に粗面xを形成して 、エポキシ樹脂との接合強度を保持したから、従来のように、エポキシ樹脂との 接合強度を高めるための固結隆部を設ける必要がなく、また粗面xは、開口の内 面からの突出量が微細であり、成形工程における型抜きを容易に行なうことがで き、高い硬度の樹脂材料によってケース2を成形しても成型作業に支障がない等 の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の梯子型電気濾波器Fの分解斜視図であ
る。
【図2】封止材19の充填状態を示す拡大縦断側面図で
ある。
【図3】本考案の梯子型電気濾波器Fの取り付け状態を
示す縦断側面図である。
【図4】濾波回路図である。
【図5】従来構成のケース30の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 開口 4a,4b 直列共振子 5a,5b 並列共振子 6,8,9 端子板 17 封止板 18a,18b 挿通孔 19 封止材 F 電気濾波器 x 粗面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一側面を開口させたケース内に、直列共振子
    及び並列共振子を収納し、該ケースの側面から、直列共
    振子または並列共振子と電気的に接続する複数の端子板
    の接続突片を突出させ、開口した側面には封止板で覆っ
    て、該封止板に前記接続突片を挿通し、さらに該封止板
    上に絶縁性封止材を充填した梯子型電気濾波器におい
    て、該ケースの開口であって、その内表面に封止材との
    接合を確保する粗面を形成したことを特徴とする梯子型
    電気濾波器。
JP2224091U 1991-03-12 1991-03-12 梯子型電気濾波器ケース Pending JPH04110025U (ja)

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JP2224091U JPH04110025U (ja) 1991-03-12 1991-03-12 梯子型電気濾波器ケース

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5481654A (en) * 1977-11-23 1979-06-29 Westinghouse Electric Corp Cabinet base structure for air conditiner
JPS5843763B2 (ja) * 1974-07-31 1983-09-29 株式会社日立製作所 クリカエシウンドウキコウト サ−ボキコウニヨル フクゴウウンドウキコウ
JPS59101733A (ja) * 1982-11-30 1984-06-12 松下電工株式会社 継電器等の端子部封止装置
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JPH0266963A (ja) * 1988-08-31 1990-03-07 Mitsui Petrochem Ind Ltd 半導体装置の製造方法

Patent Citations (5)

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