JPH04109904U - 蓋付き容器 - Google Patents

蓋付き容器

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JPH04109904U
JPH04109904U JP1335291U JP1335291U JPH04109904U JP H04109904 U JPH04109904 U JP H04109904U JP 1335291 U JP1335291 U JP 1335291U JP 1335291 U JP1335291 U JP 1335291U JP H04109904 U JPH04109904 U JP H04109904U
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JP
Japan
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lid
container
pedal
mechanical linkage
linkage mechanism
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JP1335291U
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百合子 ▲たか▼居
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共立商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 容器Aの投入口4を開閉する蓋6と容器Aの
底部側に設けたペダル10とを連動する機械式連係機構
13のうち、容器A内で、かつ、蓋6の開閉揺動に伴っ
て風を受ける領域内の可動部13aに、芳香剤14及び
消臭剤の少なくとも一方を付設する。 【効果】 ペダル10に連動する機械式連係機構13の
可動部13aの往復運動と蓋6の開閉時の煽り作用とを
利用して、芳香剤14又は消臭剤もしくはそれら両者に
対する空気流の増加を図ることにより芳香効果又は消臭
効果の向上を達成することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、便所の隅部に配置される汚物入れ等の蓋付き容器で、詳しくは、容 器の上側部に、当該部位に形成した投入口を閉止する閉じ姿勢と容器内に退避さ せた開き姿勢とに揺動切替自在な蓋を設け、この蓋と容器の底部側に設けたペダ ルとを連動する機械式連係機構を設けてある蓋付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の蓋付き容器では、ペダルの足踏み操作による蓋の開き時に、容器内の 汚物等から発する悪臭が投入口から外部に流出することの不快感を抑制すること が要望されており、これに対処するために、従来では、前記蓋の裏面に、芳香剤 又は消臭剤を収納したケースを取付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これによる場合は、蓋が閉じ姿勢から容器内に退避させた開き姿勢に切替られ るときは、当該蓋の揺動に伴ってケースの周囲に空気流が生じるが、蓋が開き姿 勢から閉じ姿勢に切り換えられるときには、蓋がケースに対して防風カバーの機 能を果たすため、ケース周囲での空気の流れが悪くなり、その分だけ芳香効果又 は消臭効果が低下する問題があった。 本考案は、上述の実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、蓋の開閉 揺動と機械式連係機構の動きを有効利用して芳香効果又は消臭効果の向上を達成 する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案における蓋付き容器の特徴構成は、ペダ ル操作に連動して容器の投入口に設けた蓋を開閉作動させる機械式連係機構のう ち、前記容器内で、かつ、前記蓋の開閉揺動に伴って風を受ける領域内の可動部 に、芳香剤及び消臭剤の少なくとも一方を付設した点にあり、それによる作用・ 効果は次の通りである。
【0005】
【作用】
ペダル操作に連動する機械式連係機構の可動部が往復運動する度に、当該可動 部に付設された芳香剤又は消臭剤もしくはそれら両者の周囲に空気の流れが生じ る。しかも、この芳香剤又は消臭剤もしくはそれら両者は蓋の開閉揺動に伴って 発生した風をも受けるから、容器内の投入口付近での攪拌作用を高めることがで きる。
【0006】
【考案の効果】
従って、ペダルに連動する機械式連係機構の可動部の往復運動と蓋の開閉時に おける煽り作用とを有効利用して、芳香剤又は消臭剤もしくはそれら両者に対す る空気流の増加を図ることによって芳香効果又は消臭効果の向上を達成すること ができた。
【0007】
【実施例】
〔第1実施例〕 図1乃至図4は汚物用の蓋付き容器Aを示し、これは、下向きに開口する安定 載置可能な合成樹脂製の基台1と、当該基台1の載置部1Aに載置支持される合 成樹脂製の容器本体2、及び、当該容器本体2の上向き開口部2aに対して着脱 自在に嵌合保持される合成樹脂製のカバー3とから構成されている。 前記カバー3には、長円形状の投入口4が形成されているとともに、この投入 口4の周縁部分3aには、投入口4を閉止する閉止姿勢と外方に退避させた開き 姿勢とに揺動切り換え自在な外側蓋5、及び、投入口4を閉止する閉止姿勢と容 器本体2内に退避させた開き姿勢とに揺動切り換え自在な内側蓋6とが取付けら れている。 この外側蓋5と内側蓋6とはLの字状に一体的に連設されていて、前記カバー 3に対する横軸芯X周りでの揺動により、一方の外側蓋5又は内側蓋6が閉じ姿 勢にあるとき他方の内側蓋6又は外側蓋5が開き姿勢となるように構成されてい る。 そのため、前記内側蓋6は、閉じ姿勢で投入すべき汚物を受止め、開き姿 勢で受け止めた汚物を容器本体2内の底部側に滑降放出するように構成されてい る。 前記載置部1Aは、基台1の上面板の中央部分を容器本体2の底部外面の輪郭 形状よりも少し大きな相似形状で下方に窪み形成することにより、容器本体2の 底部を嵌合状態で載置支持するように構成されている。 この載置部1Aの上面には、容器本体2の底板2bに形成した開口2cを通し て当該容器本体2内の底部に配置された金属製の転倒防止用ウエイト7に弾性的 に係合することにより、当該ウエイト7と容器本体2及び基台1の三者を同時に 固定する二対の合成樹脂製の係合片8が連設されている。 また、前記基台1の底面に連設された一対の取付け板9には、基台1の前面に 形成した開口1bを通して外部に突出するペダル10の支持杆10aをピン11 にて取付けるとともに、このペダル10の支持杆10aをシーソー揺動自在に支 持する支点用突起12を、前記基台1の底面に一体的に連設してある。 更に、前記ペダル10の踏み込み操作に連動して外側蓋5及び内側蓋6を開閉 作動させる機械式連係機構13を設けてある。 この機械式連係機構13は、基台1の背面側の開口1cを通して外方に突出す るペダル支持杆10aの端部に枢支連結される一本の金属製のロツドから構成さ れている。 そして、ペダル10の踏み込み操作に伴うロツド13の上昇により内側扉6の 下面を押し上げるように構成してある。また、ペダル10の踏み込み操作力を解 除すると、ロッド13の自重下降によってペダル10は非踏み込み操作位置に復 帰揺動する。他方、外側蓋5及び内側蓋6は自重によって下方に揺動し、カバー 3の投入口4は外側蓋5によって閉止される。 更に、前記ロツド13のうち、容器A内に位置し、かつ、前記内側蓋6の開閉 揺動に伴って風を受ける領域内の可動部13aには、固形の芳香剤14を収納し た合成樹脂製のケース15が着脱自在に取付けられている。 前記ケース15は、上下方向から着脱自在に嵌合するケース本体15Aとカバ ー15Bとから構成されていて、これら両者15A,15Bの周壁には夫々、相 対回転操作によって開口面積が調節される円形状の貫通口15a,15bが形成 されている。 更に、前記ケース本体15Aの底面の中央位置には、ロツド13の可動部13 aに対して上下方向から弾性嵌合可能な嵌合溝部15Cが形成されているととも に、前記ロツド13の可動部13aには、ケース本体15Aの底面を支持する載 置板16が連設されている。 前記芳香剤14の主要成分である香料としては、天然香料(例えば、セダーウ ッド油、シトロネラ油、ローズマリー油等)や合成香料(例えば、リナロール等 )或いは、複数種類の香料を調合した調合香料などがあり、容器の使用条件に適 した香料を選定するとよい。 また、芳香剤14の代わりに消臭剤を用いてもよい。この消臭剤としては、例 えば、アルカリ性臭気分子等の臭気分子を無臭分子に変えるカルボン酸、銅塩、 亜鉛塩を主成分とする消臭剤やヤシガラ活性炭等を挙げることができる。 更に、芳香剤14と消臭剤とを併用してもよい。この場合、芳香分子が消臭剤 によって無臭分子に変えられることのないようにする必要がある。 また、前記カバー3の背面には、ペダル10の踏み込み操作に伴うロッド13 の上下方向での往復移動を案内する膨出部3bが形成されている。 尚、図中17は、容器本体2とカバー3との間に挟み込み状態で保持されるゴ ミ袋である。
【0008】 〔別実施例〕 図5は、前記ケース15を着脱自在に取付けるロツド13の可動部13aを、 前記内側蓋6の横軸芯X方向中央位置に対応する位置に配設したものである。 上述の実施例では、前記ペダル10の踏み込み操作に連動して外側蓋5及び内 側蓋6を開閉作動させる機械式連係機構13を、一本のロッドから構成したが、 複数本のロッドやリンクなどを用いて構成してもよい。 上述の実施例では、外側蓋5と内側蓋6とによって容器本体2の投入口4を交 互に開閉するように構成したが、内側蓋6のみによって容器本体2の投入口4を 開閉するように構成してもよい。 上述の実施例では、前記機械式連係機構13の可動部13aに対して着脱自在 なケース15内に芳香剤14又は消臭剤を収納したが、前記可動部13aに皿状 部材を取付けて、当該皿状部材に液状又は固形の芳香剤14又は消臭剤を載置し てもよい。
【0009】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す中間省略の縦断面図
【図2】投入時における要部の縦断面図
【図3】要部の水平断面図
【図4】ケースの拡大断面図
【図5】本考案の第2実施例を示す要部の水平断面図
【符号の説明】
A 容器 4 投入口 6 蓋 10 ペダル 13 機械式連係機構 13a 可動部 14 芳香剤 15 ケース

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器(A)の上側部に、当該部位に形成
    した投入口(4)を閉止する閉じ姿勢と容器内に退避さ
    せた開き姿勢とに揺動切替自在な蓋(6)を設け、この
    蓋(6)と容器(A)の底部側に設けたペダル(10)
    とを連動する機械式連係機構(13)を設けてある蓋付
    き容器であって、前記機械式連係機構(13)のうち、
    前記容器(A)内で、かつ、前記蓋(6)の開閉揺動に
    伴って風を受ける領域内の可動部(13a)に、芳香剤
    (14)及び消臭剤の少なくとも一方を付設してある蓋
    付き容器。
  2. 【請求項2】 前記機械式連係機構(13)の可動部
    (13a)に対して着脱自在なケース(15)内に芳香
    剤(14)及び消臭剤の少なくとも一方が収納されてい
    る請求項1記載の蓋付き容器。
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Cited By (4)

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JP2017035502A (ja) * 2008-05-30 2017-02-16 ストライカー・コーポレイション バッグ引張機構を備える、固形医療廃棄物を収集するための廃棄物収集システム

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