JPH0858902A - ごみ集積箱 - Google Patents

ごみ集積箱

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JPH0858902A
JPH0858902A JP20206794A JP20206794A JPH0858902A JP H0858902 A JPH0858902 A JP H0858902A JP 20206794 A JP20206794 A JP 20206794A JP 20206794 A JP20206794 A JP 20206794A JP H0858902 A JPH0858902 A JP H0858902A
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box
stopper
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wall plate
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Yoshihiro Maeno
義博 前野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ごみ集積箱の箱本体1と蓋3との間で指を挟
むのを防止する。 【構成】 箱本体1の上面前側にごみ袋の出し入れ口1
4を形成する。この出し入れ口14は箱本体1上で軸1
8まわりに前後方向に揺動自在な蓋3で開閉する。箱本
体1と蓋3との間にストッパー29を設ける。蓋3を閉
じると、この蓋3がストッパー29に当たって箱本体1
の前面壁板8の上端と蓋3の前端との間に指挟み防止用
の隙間27が形成されるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭、病院、学校など
から出されるごみの入ったごみ袋を、ごみ収集車で回収
される前に、道路端などの所定場所に一時的に収納して
おくのに使用されるごみ集積箱に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のごみ集積箱として、たとえば、
実開平6−45901号公報に開示されているように箱
本体の前面にごみ袋の出し入れ口を設け、この出し入れ
口を扉で開閉する前開きタイプのものや、実公昭62−
32163号公報に開示されているように箱本体の上面
にごみ袋の出し入れ口を設け、箱本体に回動自在に軸支
してある蓋で出し入れ口を開閉する上開きタイプのもの
がある。前者の前開きタイプのごみ集積箱はこの中にご
み袋が満杯に収納されていると、収集時に扉を開けたと
きに一部のごみ袋が箱本体前面の出し入れ口から前方へ
飛び出し、ごみ袋が破れたり、その袋口が開いたりして
ごみが散乱することがあって取扱いにくい。またそのよ
うな不具合を無くするためにはごみ袋の収納量が少なく
しなければならないという不利不便な面がある。その
点、上開きタイプのものではそのような不具合な問題が
生じるようなこともなくて箱本体内に一杯に収納するこ
とができて有利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上開きタイ
プのごみ集積箱は上記した利点に加え、蓋の自重を利用
して開閉できるのでそれだけ開閉操作が楽に行える反
面、大量収納可能な大型のものになると蓋自体の荷重が
大きくなり、このため蓋と箱本体との間で指を挟む危惧
があり、この点で取扱いに注意を要し、特に子供にとっ
て危険性が大であった。
【0004】そこで本発明の目的は、上記のような上開
きタイプのごみ集積箱を更に発展改良して取扱いの安全
性を図る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上面前方にご
み袋の出し入れ口を形成した箱本体と、箱本体の左右両
側にそれぞれ軸まわりに前後方向に揺動自在に軸支され
た左右の蓋支持脚と、左右の蓋支持脚の先端部どうし間
に一体的に張設され、蓋支持脚の揺動に伴って出し入れ
口を開閉する蓋とからなるごみ集積箱において、閉蓋状
態で箱本体の前面壁板の上端と、蓋の前端との間に、指
挟み防止用の隙間が形成されるように、箱本体と蓋又は
蓋支持脚との間にストッパーを設けてあることを特徴と
する。
【0006】
【作用】蓋を閉じると、ストッパーを介して蓋の前端と
箱本体の前壁の上端との間に隙間が形成されるため、そ
の間で指を挟むような恐れが無くなる。また、その隙間
は、ごみ袋内の生ごみから出る臭気を箱外へ放出する自
然換気機能をも発揮する。
【0007】
【実施例】本発明に係るごみ集積箱の一実施例を図面に
基づき説明する。図1および図2において、このごみ集
積箱は箱本体1と左右の蓋支持脚2、および蓋3とから
なる。箱本体1は、金属パイプ材等をU字状に曲げてな
る左右一対の側枠4・4と、左右の側枠4・4間の底側
の同一面状に架設してなる形鋼材等からなる前後左右の
下枠杆5と、左右の側枠4・4間の下枠杆5より上方に
平行に架設してなる前後左右の上枠杆6とで骨組7を構
成し、この骨組7に前面壁板8、後面壁板9、左右の側
面壁板10・11、断面円弧形状の上面壁板12、およ
び底面壁板13をそれぞれ張設してビスあるいは溶接等
で止め付けることにより、左右の側面壁板10・11間
における上面壁板12の前方と前面壁板8の上端との間
にごみ袋の出し入れ口14を形成してなる。
【0008】前面壁板8は盲板材からなる前面左右壁板
8a・8aと、網目板材からなる前面中央壁板8bとか
らなり、前側の上下枠杆6・5に対して前面左右壁板8
a・8aは固定状態に、前面中央壁板8bは着脱自在に
取り付ける。前面中央壁板8bを網目板材で構成してあ
ると、収集車が外部からごみ袋の有無を確認しやすい
し、また生ごみから出る臭気が箱本体1内に溜まること
のないように自然換気を行える。前面中央壁板8bを着
脱自在としたのは、箱本体1内の清掃作業の便宜を図る
ためである。その着脱手段としては、たとえば、図6に
示すように、下枠杆5にL形ピース16を付設し、この
L形ピース16の上側面に対し前面中央壁板8bの下端
の横桟17を上方から押し込み、さらに前面中央壁板8
bの上端の左右にフック部15を設け、このフック部1
5を上枠杆6に着脱自在に引っ掛けるようにする。
【0009】図1、図2および図4に示すように、左右
の側面壁板10・11の内側において、上記U字状の側
枠4を構成する前後の柱部4a・4a間に架設された上
枠杆6上には、蓋支持脚2を軸18まわりに前後方向に
揺動自在に軸支する。この軸支に際しては、図5に示す
ように、上枠杆6の前後方向中央付近に軸支持板19を
垂直に溶接等で固定し、該軸支持板19の内面側に軸1
8を水平に溶接等で片持ち状に固定する。該軸18の先
端には軸径よりも細いねじ20を段付き状に付けてあ
る。一方、蓋支持脚2は2本のアームを直角に連接する
アングル形に形成するとともに、その連接基部にハブ2
1を形成し、このハブ21を前記軸18に銅ブッシュ2
2を介して回転自在に挿入し、軸18の細径のねじ20
にはワッシャ23および緩み止め用のスプリング24を
介してナット25を締め付ける。上記段付きの軸18の
段部にワッシャ23を介在させることによりハブ21の
端面とワッシャ23の間に隙間を形成することができ、
蓋支持脚2は銅ブッシュ22の介在と相まって低摩擦で
軽快に揺動できる。
【0010】このように左右の側面壁板10・11の内
側において軸支された左右の蓋支持脚2・2の先端部ど
うし間には、出し入れ口14を開閉する蓋3が一体的に
張設される。蓋3は上記U字状の側枠4の円弧部4bの
内面側に沿うように鋼板等で断面円弧形状に形成され、
この内面上の左右端寄りの前後にはそれぞれ結合ピース
26を溶接等で固定している。かくして、蓋3の各結合
ピース26を左右の蓋支持脚2の各先端の屈曲部2aに
それぞれリベット等で結合することにより蓋3は左右の
蓋支持脚2・2に支持される。蓋3の外面上の前端寄り
には把手33を取り付ける。なお、蓋支持脚2は2本の
アームでアングル形に形成するに代えて、たとえば扇形
状の板状体等で構成することもできる。
【0011】しかるときは、蓋3は蓋支持脚2の前後揺
動を介して図1に仮想線で示すごとき開き姿勢と、実線
で示すごとき閉じ姿勢とにわたって軸18まわりに開閉
揺動自在である。この蓋3を開く時或る角度にまで開い
てその重心が軸18より後方へ移ると、この後は蓋3の
自重を利用して軽快に開くことができる。また蓋3を閉
じる時その重心が軸18より前方に位置する或る角度に
まで閉じると、この後は開く時と同じように自重を利用
して軽快に閉じることができる。
【0012】しかし、このように蓋3をこの自重を利用
して閉じる時には、蓋3の前端3aと前面壁板8の上端
との間で指を挟む危険がある。そこで、閉蓋状態で箱本
体1の前面壁板8の上端と、蓋3の前端3aとの間に、
指挟み防止用の隙間27が形成されるように、箱本体1
と蓋3との間にストッパー29を設ける。このストッパ
ー29の取付け箇所としては、たとえば、図1に示すよ
うに蓋支持脚2が軸支された上記上枠杆6上の前端寄り
に緩衝性、防音性に優れるゴムやプラスチック材料等か
らなる断面台形状のストッパー29をビス等で取付け、
蓋3を閉じたとき蓋支持脚2がそのストッパー29の上
面に当たって蓋3の前端3aと前面壁板8の上端との間
に隙間27が形成されるようにしてある。その隙間27
は通常の人の指の太さよりも少し大きい1〜2cm程度に
設定する。この程度の隙間27の寸法設定によれば、犬
や猫の侵入防止をも確保できる。因に、蓋3を開くとき
には左右の上枠杆6上の後端寄りにそれぞれ取付けたス
トッパー31に蓋支持脚2が当たってこれ以上開かない
ようにしてある。
【0013】指挟み防止用の上記ストッパー29は上枠
杆6側に取付けるに代えて、蓋支持脚2側に取付けて閉
じたときにそのストッパー29が上枠杆6に当たるよう
にすることもできる。またストッパー29は図2に示す
ごとく蓋3の前端3a、または前面壁板8の上端に取付
けることもできる。図7に示すように、ストッパー29
としては、高低差のある2種類のストッパー29a・2
9bを並べてそれぞれビス30等で取付けておき、その
背高い方のゴムやプラスチック材料からなるストッパー
29aが長期使用に伴い摩耗してくると、背低い方の上
面のみに薄いゴム膜32を形成した金属製のストッパー
29bで確実にストップ機能を発揮させて長期使用にわ
たって安全性を確保できるようにすることもできる。さ
らに、蓋3の他の開閉構造として、蓋支持脚2を左右の
側面壁板10・11の外側に配して箱本体1に軸支し、
蓋3を上面壁板12の上面側で揺動するようにすること
もできる。この場合、蓋3と上面壁板12をそれぞれ断
面を略1/4円形状として、出し入れ口14を90°位
にすれば、蓋3の開閉に支障をきたすことはない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、箱
本体と蓋との間にストッパーを設け、蓋を閉じたときそ
のストッパーにより蓋の前端と箱本体の前面壁板の上端
との間に指挟み防止用の隙間が形成されるようにしてあ
るので、自重を利用して軸まわりに前後開閉自在な、特
に大量収納可能な大型のごみ集積箱の荷重大なる蓋も安
全に閉じることができる。また、その隙間からはごみ袋
内の生ごみから出る臭気を箱本体内にこもらせることな
く箱外へ放出でき、この点でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉蓋状態で示す縦断側面図である。
【図2】開蓋状態で示す全体の斜視図である。
【図3】一側部の縦断正面図である。
【図4】箱内部の一側方を蓋を取り外した状態で示す斜
視図である。
【図5】蓋支持脚の軸支構造を示す断面図である。
【図6】前面壁板の取付け構造を示す断面図である。
【図7】他の実施例を示すストッパーの取付け構造を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 箱本体 2 蓋支持脚 3 蓋 14 出し入れ口 18 軸 27 隙間 29 ストッパー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面前方にごみ袋の出し入れ口を形成し
    た箱本体と、該箱本体の左右両側にそれぞれ軸を中心に
    前後方向に揺動自在に軸支された左右の蓋支持脚と、左
    右の蓋支持脚の先端部どうし間に一体的に張設され、前
    記軸まわりに前後揺動して出し入れ口を開閉する蓋とか
    らなり、 閉蓋状態で箱本体の前面壁板の上端と、蓋の前端との間
    に、指挟み防止用の隙間が形成されるように、箱本体と
    蓋又は蓋支持脚との間にストッパーを設けてあることを
    特徴とするごみ集積箱。
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