JPH04109685U - フエンダライナの取付構造 - Google Patents

フエンダライナの取付構造

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JPH04109685U
JPH04109685U JP1246791U JP1246791U JPH04109685U JP H04109685 U JPH04109685 U JP H04109685U JP 1246791 U JP1246791 U JP 1246791U JP 1246791 U JP1246791 U JP 1246791U JP H04109685 U JPH04109685 U JP H04109685U
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fender
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vehicle width
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健 仲谷
英樹 寺前
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ダイハツ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンパ3の外表面が車輪の跳ね上げる泥によ
り汚れるのを簡単な構成でもって大幅に低減すること。 【構成】 フェンダライナ6の車幅方向端縁部に、バン
パ3に設けるフェンダ取付フランジ32とフェンダパネ
ル2に設けるバンパ取付フランジ22との重合部を挟ん
だ両側で、該重合部から離反した位置に、車幅方向に延
びる一対の切欠部61,62を形成すると共に、これら
各切欠部61,62間に、前記フェンダパネル2とバン
パ3とに各設けた第1,第2屈曲フランジ21,31の
外側面に重合して、該各屈曲フランジ21,31の境界
部を覆う覆い片63を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、乗用車などに採用されるフェンダライナの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、乗用車などにおいては、実開昭62−192978号公報に開示され 、また図4及び図5で示したように、フェンダパネルAとバンパBの遊端部とで ホイールアーチ部Cを形成して、このホイールアーチ部Cに、該ホイールアーチ 部Cに沿って延びる泥除け用のフェンダライナDを取付けている。尚、図4は前 部右側車輪Lに設けるフェンダライナDの取付部分を斜め前方側から見た斜視図 、また、図5は同フェンダライナDの取付部分を斜め後方側から見た斜視図であ る。
【0003】 しかして、前記フェンダライナDを前記ホイールアーチ部Cに取付けるに際し ては、前記フェンダパネルAに前記ホイールアーチ部Cに沿って車幅方向内方側 に屈曲する第1屈曲フランジEを、また前記フェンダパネルAの下縁に車幅方向 内方側に屈曲する前記バンパBの取付フランジFをそれぞれ形成すると共に、前 記バンパBの上縁部に車幅方向内方側に屈曲するフェンダ取付フランジGを、か つ、前記バンパBの遊端部に前記第1屈曲フランジEと連続して前記ホイールア ーチ部Cを形成する第2屈曲フランジHをそれぞれ形成する一方、前記バンパB のフェンダ取付フランジGを前記フェンダパネルAのバンパ取付フランジFに重 合させて、これら各取付フランジF,Gの間をグロメットIとスクリューねじJ とを介して固定し、斯かる各取付フランジF,G間の固定により前記第1,第2 屈曲フランジE,Fで前記ホイールアーチ部Cを形成する。そして、前記フェン ダライナDの車幅方向端縁部に、前記各取付フランジF,Gの重合部間に介入さ れる切欠部Kを形成して、この切欠部Kを前記各取付フランジF,Gの重合部間 に介入させ、かつ、前記フェンダライナDを前記各屈曲フランジE,Fの内面側 に重合させた状態で、前記ホイールアーチ部Cに沿って前記フェンダライナDを 取付けるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが以上の構成では、前記フェンダライナDの取付に伴い、図5で示した ように、このフェンダライナDに形成された前記切欠部Kと、該切欠部Kが介入 される前記各取付フランジF,Gの重合部との間に隙間が発生し易く、そのため 例えば雨天での走行時、車輪Lで跳ね上げられる泥水などが前記隙間に侵入して 、前記各取付フランジF,Gの重合部を伝って前記バンパB側に至り、該バンパ Bの外表面に泥垂れが発生する不具合がある。
【0005】 本考案は以上のような実情に鑑みてなしたもので、その目的は、簡単な構成で もって、車輪の跳ね上げる泥等がバンパの表面側に周り込のを阻止することの出 来るフェンダライナの取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案では、フェンダパネルのホイールアーチ部 に沿って車幅方向内方に屈曲する第1屈曲フランジを形成すると共に、前記フェ ンダパネルの下縁に沿って車幅方向内方に屈曲するバンパの取付フランジを形成 し、また、前記バンパの上縁部に沿って車幅方向に屈曲するフェンダ取付フラン ジを形成する一方、前記バンパの遊端部には前記第1屈曲フランジと連続してホ イールアーチ部を形成する第2屈曲フランジを形成して、前記フェンダ取付フラ ンジを前記バンパ取付フランジに重合し、かつ、前記ホイールアーチ部に沿って 配設するフェンダライナの車幅方向端縁部を前記第1,第2屈曲フランジの内側 面に重合させるようにした自動車において、前記フェンダライナの車幅方向端縁 部に、前記フェンダ取付フランジとバンパ取付フランジとの重合部を挟んだ両側 で、かつ、前記重合部から離反した位置に、車幅方向に延びる一対の切欠部を形 成し、前記フェンダライナにおける前記切欠部間に、前記第1屈曲フランジと第 2屈曲フランジの外側面に重合して、これら第1屈曲フランジと第2屈曲フラン ジとの境界部を覆う覆い片を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
以上の構成では、前記フェンダライナの取付時に、該フェンダライナに設けた 一対の切欠部が、前記バンパのフェンダ取付フランジと前記フェンダパネルのバ ンパ取付フランジとの重合部を挟んだ両側で、該重合部から離反した前記フェン ダパネルとバンパとに設ける第1及び第2屈曲フランジにそれぞれ挿入され、こ のとき、前記フェンダライナにおける各切欠部の上下部分が前記各屈曲フランジ の内面側に重合位置され、かつ、前記各切欠部間に形成される前記覆い片が前記 各屈曲フランジの境界部に、その車輪と対向する外面側を覆うように位置されて 取付けられる。従って、前記覆い片で前記各屈曲フランジの境界部、つまり、前 記バンパとフェンダパネルとに設けた前記各取付フランジ間の重合部で前記車輪 と対向する外面側が閉鎖されることとなり、この車輪で跳ね上げられた泥水など の前記重合部への侵入が前記覆い片で阻止され、前記バンパ外表面が泥で汚れる ようなことがない。また、前記フェンダライナに一対の切欠部を形成して、これ ら各切欠部間に前記覆い片を設けるという極めて簡単な構成でもって、前記バン パ外表面の汚れを防止することが出来る。
【0008】
【実施例】
図3は、乗用車の車体前方左側部分を後方側から見た斜視図であり、車体1の 前方側部に設けるフェンダパネル2と前部バンパ3の後方遊端部とで車輪4が介 装されるホイールアーチ部5を形成し、このホイールアーチ部5の車幅方向内方 側に、既知のごとく該ホイールアーチ部5に沿って延びる泥除け用のフェンダラ イナ6を取付けている。
【0009】 また、以上の乗用車においては、図1及び図2で明らかにしたように、前記フ ェンダパネル2に前記ホイールアーチ部5に沿って車幅方向内方側に屈曲する第 1屈曲フランジ21を、また、前記フェンダパネル2の下縁に車幅方向内方側に 屈曲する前記バンパ3の取付フランジ22をそれぞれ形成すると共に、前記バン パ3の後方遊端部に前記第1屈曲フランジ21と連続して前記ホイールアーチ部 5を形成する第2屈曲フランジ31を、かつ、前記バンパ3の後方上縁部に車幅 方向内方側に屈曲するフェンダ取付フランジ32をそれぞれ形成する一方、前記 バンパ3のフェンダ取付フランジ32を前記フェンダパネル2のバンパ取付フラ ンジ22に突き合わせ状に重合させて、これら各取付フランジ22,32間をグ ロメット7とスクリューねじ8とで固定し、斯かる各取付フランジ22,32間 の固定により、前記第1,第2屈曲フランジ21,31で前記ホイールアーチ部 5を連続状に形成する。尚、図1において、23,33は前記フェンダパネル2 とバンパ3とに設けた各取付フランジ22,32の後方端部側に形成した前記グ ロメット7とスクリューねじ8との挿通孔である。
【0010】 しかして、前記フェンダライナ6の前記ホイールアーチ部5に対する取付構造 を、図1及び図2で示したように構成したのである。尚、図1は前部右側車輪4 に設けるフェンダライナ6の取付部分を斜め前方側から見た斜視図、また、図2 は同フェンダライナ6の取付部分を斜め後方側から見た斜視図である。
【0011】 即ち、前記フェンダライナ6の車幅方向外端縁部で、前記フェンダパネル2に 設けたバンパ取付フランジ22と前記バンパ3に設けたフェンダ取付フランジ3 2との重合部を中心として所定距離だけ離反された上下両側位置に、前記フェン ダライナ6の車幅方向外端縁部が開放された車幅方向内方側に延びる一対の第1 及び第2切欠部61,62を形成すると共に、この各切欠部61,63間に、前 記フェンダパネル2とバンパ3とに設けた前記第1,第2屈曲フランジ21,3 1の外側面に重合して、これら各屈曲フランジ21,31の境界部を覆う覆い片 63を形成する。
【0012】 そして、前記フェンダライナ6の取付時に、該フェンダライナ6に形成した前 記第1,第2切欠部61,62を、前記フェンダパネル2とバンパ3とに設けた 各取付フランジ22,32の重合部を挟んだ上下両側で、該重合部から所定距離 だけ離反された前記フェンダパネル2とバンパ3とに設ける前記第1,第2屈曲 フランジ21,31にそれぞれ挿入させ、このとき、前記フェンダライナ6にお ける各切欠部61,62の上下部分を前記各屈曲フランジ22,32の内面側に 重合位置させ、かつ、前記各切欠部61,62間に形成する前記覆い片63を前 記各屈曲フランジ21,31の境界部に、その車輪4と対向する外面側を覆うよ うに位置させて取付けるのである。斯くすることにより、図2で示したように、 前記覆い片63で前記各屈曲フランジ21,31の境界部、つまり、前記フェン ダパネル2とバンパ3とに設けた前記各取付フランジ22,32間の重合部で前 記車輪4との対向外面側が閉鎖されることとなって、この車輪4で跳ね上げられ た泥水などの前記重合部への侵入が前記覆い片63で阻止され、前記バンパ3の 外表面側に泥が周り込むようなことがないのである。また、以上の構成では、前 記車輪4で跳ね上げられた泥水などが、前記フェンダライナ6の各切欠部61, 62から前記各取付フランジ22,32間の重合部に侵入する虞れもあるが、前 記フェンダライナ6は、その各切欠部61,62が前記各屈曲フランジ21,3 1にそれぞれ挿入されて、前記各切欠部61,62の上下部分が前記各屈曲フラ ンジ22,32の内面側に密接状に重合され、かつ、前記各切欠部61,62間 に形成される前記覆い片63が前記各屈曲フランジ21,31の境界部外面側に 密接状に重合されることとなるため、前記車輪4による泥水などの前記重合部に 対する侵入量は極めて少なくなり、従って、前記バンパ3の外表面側での泥垂れ 量も大幅に低減される。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案にかかるフェンダライナの取付構造では、このフ ェンダライナの車幅方向端縁部に、バンパに設けるフェンダ取付フランジとフェ ンダパネルに設けるバンパ取付フランジとの重合部を挟んだ両側で、かつ、この 重合部から離反した位置に、車幅方向に延びる一対の切欠部を形成すると共に、 これら各切欠部間に、前記フェンダパネルとバンパとに各形成した第1,第2屈 曲フランジの外側面に重合して、これら各屈曲フランジの境界部を覆う覆い片を 設けたから、極めて簡単な構成でもって、前記バンパ外表面が泥で汚れるのを確 実に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるフェンダライナの取付構造を示
す分解斜視図である。
【図2】同フェンダライナの取付状態を示す斜視図であ
る。
【図3】乗用車の前部側を部分的に示す斜視図である。
【図4】従来にかかるフェンダライナの取付構造を示す
分解斜視図である。
【図5】同フェンダライナの取付状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 フェンダパネル 21 第1屈曲フランジ 22 バンパ取付フランジ 3 バンパ 31 第2屈曲フランジ 32 フェンダ取付フランジ 5 ホイールアーチ部 6 フェンダライナ 61,62 切欠部 63 覆い片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェンダパネルのホイールアーチ部に沿
    って車幅方向内方に屈曲する第1屈曲フランジを形成す
    ると共に、前記フェンダパネルの下縁に沿って車幅方向
    内方に屈曲するバンパの取付フランジを形成し、また、
    前記バンパの上縁部に沿って車幅方向に屈曲するフェン
    ダ取付フランジを形成する一方、前記バンパの遊端部に
    は前記第1屈曲フランジと連続してホイールアーチ部を
    形成する第2屈曲フランジを形成して、前記フェンダ取
    付フランジを前記バンパ取付フランジに重合し、かつ、
    前記ホイールアーチ部に沿って配設するフェンダライナ
    の車幅方向端縁部を前記第1,第2屈曲フランジの内側
    面に重合させるようにした自動車において、前記フェン
    ダライナの車幅方向端縁部に、前記フェンダ取付フラン
    ジとバンパ取付フランジとの重合部を挟んだ両側で、か
    つ、前記重合部から離反した位置に、車幅方向に延びる
    一対の切欠部を形成し、前記フェンダライナにおける前
    記切欠部間に、前記第1屈曲フランジと第2屈曲フラン
    ジの外側面に重合して、これら第1屈曲フランジと第2
    屈曲フランジとの境界部を覆う覆い片を設けたことを特
    徴とするフェンダライナの取付構造。
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