JPH04109413U - 縦型消音器 - Google Patents

縦型消音器

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JPH04109413U
JPH04109413U JP1395991U JP1395991U JPH04109413U JP H04109413 U JPH04109413 U JP H04109413U JP 1395991 U JP1395991 U JP 1395991U JP 1395991 U JP1395991 U JP 1395991U JP H04109413 U JPH04109413 U JP H04109413U
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JP
Japan
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exhaust gas
outer cylinder
silencer
hole
drain
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Application number
JP1395991U
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English (en)
Inventor
公彦 新家
Original Assignee
カルソニツク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、縦型消音器に関し、エンジン始動
時に於ける凝縮水等の飛散を防止した製造コストの安い
縦型消音器を提供することを目的とする。 【構成】 請求項1は、消音器に別室55を形成し、別
室55と消音器本体内部とを排気ガス流通孔57とドレ
ン孔59とで連通させると共に、当該別室55にアウト
レットパイプ61を挿着し、その底部53aにドレンパ
イプ63を挿着した。そして、請求項2は、上記別室5
5を外筒17の外周面に函体53を取り付けて形成し、
排気ガス流通孔57とドレン孔59を外筒17に設け
た。又、請求項3は、上記別室を外筒内に仕切板を介し
て形成し、排気ガス流通孔とドレン孔を当該仕切板に設
けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フォークリフト等の産業・建設車両に装着される縦型消音器に関す る。
【0002】
【従来の技術】
アウトレットパイプを介して消音器内に浸入した雨水等の水抜きを図るため、 本出願人は実願平1−111899号に於て、図3に示すような縦型消音器を提 案した。 図3に於て、符号1は外筒3の外周に断面略コ字状の函体5を溶接して設けた 別室で、当該別室1は外筒3の上部に設けた排気ガス流通孔7を介して消音器本 体内部と連通した構造となっている。そして、函体5には、上記排気ガス流通孔 7よりも低い位置にアウトレットパイプ9が挿着され、更に、函体5の底部5a にはドレンパイプ11が挿着されており、アウトレットパイプ9を介して外部か ら浸入した雨水等を消音器本体内部に浸入させずに別室1からドレンパイプ11 を介して外部へ直ちに排水させると共に、排気ガス流通孔7を通って別室1内に 流入した排気ガスがアウトレットパイプ11へ下降する際に、排気ガス中の水分 の分離を図ってドレンパイプ11から外部へ排水させるようになっている。
【0003】 又、消音器本体の下部端板13には、別途ドレンパイプ15を挿着して消音器 本体内部の凝縮水を外部に排水させており、これらの構造によって、エンジン稼 働時に消音器内部に溜まった凝縮水や雨水等がアウトレットパイプ11から外部 へ飛散するのを防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、上記縦型消音器は、別室1に設けたドレンパイプ11の他に、下 部端板13に別途ドレンパイプ15を挿着して消音器本体内部の凝縮水を外部に 排水させているが、消音器の製造コストを抑えるには部品点数を削減したり構成 部品の取付工数の削減を図る必要がある。又、斯様にドレンパイプ15を消音器 本体に挿着すると、消音器内で減衰消音される排気エネルギーがドレンパイプ1 5から外部に漏れてしまい、消音対策上好ましいものではなかった。
【0005】 本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、雨水や排気ガス中の水分等の排 水を図るために別室に挿着した上記ドレンパイプに着目し、斯かるドレンパイプ を、同時に消音器内部の凝縮水の排水に利用した縦型消音器を提供することを目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る考案は、直立排気管に装着され、 外筒の上下開口端を端板で閉塞してなる縦型消音器に於て、当該消音器に別室を 形成し、当該別室と消音器本体内部とを排気ガス流通孔とドレン孔とで連通させ ると共に、当該別室にアウトレットパイプを挿着し、その底部にドレンパイプを 挿着したものである。
【0007】 そして、請求項2に記載の考案は、上記別室を外筒の外周面に函体を取り付け て形成すると共に、排気ガス流通孔とドレン孔とを夫々、外筒に設けたものであ る。 又、請求項3に記載の考案は、上記別室を外筒内に仕切板を介して形成すると 共に、排気ガス流通孔とドレン孔とを夫々、仕切板に設けたものである。
【0008】
【作用】
各請求項に記載の考案によれば、外部からアウトレットパイプを介して雨水等 が別室に浸入しても、雨水は消音器本体内部に浸入することなく別室に挿着した ドレンパイプから直ちに外部に排出され、又、排気ガスが消音器本体内部を通過 する際に凝縮水として消音器本体の内周面に付着した排気ガス中の水分は、ドレ ン孔から別室を経てドレンパイプから外部に排出されることとなる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1は本考案の第一実施例に係る縦型消音器を示し、図中、符号17は上下開 口端を上部端板19及び下部端板21で閉塞した外筒で、当該外筒17の内部は 3枚の仕切板23,25,27によって4つの拡張室29,31,33,35が 区画形成されている。
【0010】 又、符号37は下部端板21に挿着されたインレットパイプ(排気管)で、当 該インレットパイプ37は更に、複数の小孔39が穿設された上記仕切板27に 挿入,支持されており、その挿入側端部にはプラグ41が装着されている。又、 上記拡張室33内に突出するその周壁部分には複数の小孔43が穿設されており 、エンジンから排出された排気ガスが各小孔39,43を介して拡張室33,3 5に導かれると共に、エンジンから伝播した排気エネルギーが当該拡張室33, 35で減衰されるようになっている。
【0011】 更に、上記仕切板23,25間には、拡張室31内の周壁部分に複数の小孔4 5が穿設された連通管47がインレットパイプ37と同軸上に挿着されており、 上記拡張室33側に突出するその管端部にはプラグ49が装着されている。そし て、上記仕切板25には複数の小孔51が穿設されており、拡張室33に導かれ た排気ガスが当該各小孔51から拡張室31に流入した後、連通管47の小孔4 5から拡張室29に導かれると共に、各拡張室29,31で排気エネルギーが更 に減衰されるようになっている。
【0012】 而して、本実施例に係る縦型消音器は、上記構成に加えて、外筒17の外周に 函体53を取り付けて別室55を形成したものである。即ち、当該函体53は、 外筒17と略同一の長さを持って断面略コ字状に形成されており、その下部を除 く上下左右の3辺を外筒17の外周に溶接し、そして、下部を上記下部端板21 と共に外筒17に巻き締めすることによって別室55を形成している。そして、 当該別室55は、拡張室29部位の外筒17に形成した排気ガス流通孔57と、 拡張室35部位の外筒17に下方へ向けてバーリング加工したドレン孔59とで 消音器本体内部と連通した構造となっており、拡張室29内に導かれた排気ガス が上記排気ガス流通孔57を通って別室55内に流入し、又、消音器本体内部の 凝縮水がドレン孔59を通って別室55内へ排出されるようになっている。
【0013】 又、函体53には、上記排気ガス流通孔57よりも低い位置にアウトレットパ イプ61が挿着され、更に、函体53の底部53aにはドレンパイプ63が挿着 された構造となっている。 本実施例はこのように構成されているから、エンジンから消音器内に伝播した 排気エネルギーは、各拡張室29,31,33,35で減衰された後、更に、別 室55で減衰消音されることとなる。
【0014】 そして、アウトレットパイプ61から別室55に雨水が浸入しても、別室55 と消音器本体内部が外筒17で区画され、又、排気ガス流通孔57がアウトレッ トパイプ61の挿入側端部61aよりも上方の外筒17に設けられていると共に 、ドレン孔59が下方へ向けてバーリング加工されているため、別室55内に浸 入した雨水は拡張室29,35へ浸入することなくドレンパイプ63から直ちに 外部に排水される。
【0015】 又、排気ガスが消音器本体内部を通過する際に凝縮水として拡張室33等の内 周面に付着した排気ガス中の水分は、仕切板27の小孔39等を通って下部端板 21に落下した後、ドレン孔59から別室55を経てドレンパイプ63から外部 に排出される。 更に又、排気ガスが拡張室29から別室55内を下降してアウトレットパイプ 61から外部に放出されるので、排気ガスが別室55内を下降する際に排気ガス 中の水分がアウトレットパイプ61の挿入側端部61a近傍で排気ガスと分離さ れて、ドレンパイプ63から外部に排出されることとなる。
【0016】 従って、本実施例によれば、エンジンの始動時に消音器本体内部からの雨水や 凝縮水等の飛散を防止できると共に、消音器本体内部の雨水や凝縮水等を一本の ドレンパイプ63で排水することができるので、本出願人が先に提案した図3に 示す縦型消音器のドレンパイプ15が不用となって部品点数が減り部品の取付工 数の削減が図られ、その結果、縦型消音器自体の製造コストを抑えることが可能 となった。
【0017】 加えて、本実施例によれば、別室55が拡張室として機能するため低周波領域 の消音に有利であるのみならず、ドレン孔59から別室55に伝播した排気エネ ルギーが当該別室55で膨張減衰されて消音が図られるので、先願に係る上記縦 型消音器に比し消音対策上好ましいものである。 図2は本考案の第二実施例を示し、本実施例は上記第一実施例の構成に代えて 、別室を外筒内に設けたものである。
【0018】 即ち、図中、符号65は排気ガス流通孔67とドレン孔69を設けた仕切板7 1によって外筒17内の長手方向に形成された別室で、連通管47を支持する2 枚の仕切板23′,25′とインレットパイプ37を支持する仕切板27′が上 記仕切板71に接合されて、外筒17内に拡張室29′,31′,33′,35 ′が区画形成されている。そして、上記別室65は排気ガス流通孔67と、仕切 板71に下方へ向けてバーリング加工された上記ドレン孔69を介して拡張室2 9′,35′、即ち、消音器本体内部と連通した構造となっている。又、上記別 室65の一壁を形成する外筒17には、上記排気ガス流通孔67よりも下方にア ウトレットパイプ61が挿着され、更に、下部端板21には当該別室65に開口 するドレンパイプ63が挿着されている。その他、図中、符号39’は仕切板2 7′に穿設された小孔、51′は仕切板25′に穿設された小孔である。
【0019】 本実施例はこのように構成されているから、上記第一実施例と同様、アウトレ ットパイプ61から別室65に雨水が浸入しても、別室65が仕切板71によっ て消音器本体内部と区画され、然も、排気ガス流通孔67がアウトレットパイプ 61の挿入側端部61aよりも上方の外筒17に設けられていると共に、ドレン 孔69が下方へ向けて形成されているため、別室65内に浸入した雨水は拡張室 29′,35′へ浸入することなくドレンパイプ63から直ちに外部に排水され る。
【0020】 又、排気ガスが消音器本体内部を通過する際に凝縮水として拡張室33′等の 内周面に付着した排気ガス中の水分は、仕切板27′の小孔39′等を通って下 部端板21に落下した後、ドレン孔69から別室65を経てドレンパイプ63か ら外部に排出される。 更に、本実施例にあっても、排気ガスが拡張室29′から別室65内を下降し てアウトレットパイプ61から外部に放出されるので、排気ガスが別室65内を 下降する際に排気ガス中の水分が排気ガスと分離されて、ドレンパイプ63から 外部に排出されることとなる。
【0021】 従って、本実施例によっても、エンジンの始動時に於ける雨水や凝縮水等の飛 散を防止できると共に、これらの雨水等を一本のドレンパイプ63で排水するこ とができるので、上記第一実施例と同様、図3のドレンパイプ15が不用となっ て部品点数が減り部品の取付工数の削減が図られ、その結果、縦型消音器自体の 製造コストを抑えることが可能である。
【0022】 加えて、本実施例にあっても、別室65が拡張室として機能するため低周波領 域の消音に有利であるのみならず、ドレン孔69から別室65に伝播した排気エ ネルギーは当該別室65で膨張減衰されて消音が図られるので、消音対策上好ま しいものである。
【0023】
【考案の効果】
以上述べたように、各請求項に記載の考案によれば、外部からアウトレットパ イプを介して雨水等が別室に浸入しても、雨水は消音器本体内部に浸入すること なく別室に挿着したドレンパイプから直ちに外部に排出され、又、排気ガスが消 音器本体内部を通過する際に凝縮水として消音器本体の内周面に付着した排気ガ ス中の水分は、ドレン孔から別室を経てドレンパイプから外部に排出されるので 、エンジン始動時に、アウトレットパイプからの雨水や凝縮水等の飛散を防止で きると共に、これらの雨水等を一本のドレンパイプで排水することができるので 、実願平1−111899号の縦型消音器に比し部品点数が減って部品の取付工 数の削減が図られ、その結果、縦型消音器自体の製造コストを抑えることが可能 となった。
【0024】 加えて、本考案によれば、別室が拡張室として機能するため低周波領域の消音 に有利であるのみならず、ドレン孔から別室に伝播した排気エネルギーは当該別 室で膨張減衰されて消音が図られるので、実願平1−111899号の縦型消音 器に比し消音対策上好ましいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】別室を外筒の外周面に設けた本考案の第一実施
例に係る縦型消音器の断面図である。
【図2】別室を外筒内に設けた本考案の第二実施例に係
る縦型消音器の断面図である。
【図3】本出願人の先願に係る縦型消音器の断面図であ
る。
【符号の説明】
17 外筒 19 上部端板 21 下部端板 37 インレットパイプ 53 函体 55,65 別室 57,67 排気ガス流通孔 59,69 ドレン孔 61 アウトレットパイプ 63 ドレンパイプ 71 仕切板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直立排気管に装着され、外筒(17)の
    上下開口端を端板(19,21)で閉塞してなる縦型消
    音器に於て、当該消音器に別室(55,65)を形成
    し、当該別室(55,65)と消音器本体内部とを排気
    ガス流通孔(57,67)とドレン孔(59,69)と
    で連通させると共に、当該別室(55,65)にアウト
    レットパイプ(61)を挿着し、その底部(53a)に
    ドレンパイプ(63)を挿着したことを特徴とする縦型
    消音器。
  2. 【請求項2】 上記別室(55)は、外筒(17)の外
    周面に函体(53)を取り付けて形成されており、上記
    排気ガス流通孔(57)とドレン孔(59)は当該外筒
    (17)に設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の縦型消音器。
  3. 【請求項3】 上記別室(65)は、外筒(17)内に
    仕切板(71)を介して形成されており、上記排気ガス
    流通孔(67)とドレン孔(69)は当該仕切板(7
    1)に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    縦型消音器。
JP1395991U 1991-03-12 1991-03-12 縦型消音器 Pending JPH04109413U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014163237A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の排気管構造

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