JPS6129928Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6129928Y2 JPS6129928Y2 JP1977118686U JP11868677U JPS6129928Y2 JP S6129928 Y2 JPS6129928 Y2 JP S6129928Y2 JP 1977118686 U JP1977118686 U JP 1977118686U JP 11868677 U JP11868677 U JP 11868677U JP S6129928 Y2 JPS6129928 Y2 JP S6129928Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resonance chamber
- inlet pipe
- resonance
- outlet pipe
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003584 silencer Effects 0.000 claims description 4
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 4
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 230000001743 silencing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、特に内燃機関の排気系に装着して好
適な共鳴室の消音器の改良に関するものである。
従来、内燃機関の排気系に装着される共鳴型の消
音器は第１図に示す如く、排気管１の適宜個所に
共鳴室２を配設し、排気管１壁に共鳴室２に連通
する小孔３を穿設して構成されていたが、このよ
うな構成の場合、低周波数の排気音を減衰させよ
うとすると上記共鳴室２の容積を大きくしなけれ
ばならず、このような消音器を装着した内燃機関
を自動車等に搭載しようとすると上記共鳴室２が
車体のフロアパネル、フレーム等と干渉してしま
い、搭載が困難となつたり、また振動によるびび
り音が出る等の不具合があつた。上記構成におい
て、共鳴室２の容積を大きくしないで低周波数の
音を減衰するには、上記小孔３の面積を小さくす
ればよいが、小孔３の面積が小さくなりすぎるた
め理論上では成立しても実際には小孔３が穿設さ
れていないとの同じ状態になつて消音効果を全く
得ることができないという不具合がある。
適な共鳴室の消音器の改良に関するものである。
従来、内燃機関の排気系に装着される共鳴型の消
音器は第１図に示す如く、排気管１の適宜個所に
共鳴室２を配設し、排気管１壁に共鳴室２に連通
する小孔３を穿設して構成されていたが、このよ
うな構成の場合、低周波数の排気音を減衰させよ
うとすると上記共鳴室２の容積を大きくしなけれ
ばならず、このような消音器を装着した内燃機関
を自動車等に搭載しようとすると上記共鳴室２が
車体のフロアパネル、フレーム等と干渉してしま
い、搭載が困難となつたり、また振動によるびび
り音が出る等の不具合があつた。上記構成におい
て、共鳴室２の容積を大きくしないで低周波数の
音を減衰するには、上記小孔３の面積を小さくす
ればよいが、小孔３の面積が小さくなりすぎるた
め理論上では成立しても実際には小孔３が穿設さ
れていないとの同じ状態になつて消音効果を全く
得ることができないという不具合がある。
本考案は上記に鑑み提唱されたもので、排気の
通路となる２本のパイプの開口端部を隙間を存す
るよう互いに挿入し、その挿入部を囲繞するよう
に共鳴室を配設するとともに上記挿入部の開口端
を上記共鳴室に開口せしめたことを特徴とする消
音器を要旨とするものである。
通路となる２本のパイプの開口端部を隙間を存す
るよう互いに挿入し、その挿入部を囲繞するよう
に共鳴室を配設するとともに上記挿入部の開口端
を上記共鳴室に開口せしめたことを特徴とする消
音器を要旨とするものである。
以下、本考案の一実施例を第２図に従つて詳細
に説明する。１０は総括的に消音器を示し、筒状
の外壁１２と同外壁１２の両端を閉塞する側壁１
４，１６により限界されて、その内部に配設され
た板状のセパレータ１８により、共鳴室２０と共
鳴室２２とが形成されている。上記側壁１４を貫
通して上記共鳴室２０内に開口部２４が臨んでい
るインレツトパイプ２６は、上記側壁１４と上記
共鳴室２０内部に配設された支持板２８とに支持
されており、同インレツトパイプ２６の図示しな
い他端は内燃機関の排気通路に接続されている。
上記インレツトパイプ２６は開口部２４付近にお
いてその径が拡大されており、その径が拡大され
た部分にアウトレツトパイプ３０の一端がその軸
線に対して直角方向に隙間３２を存して所定長ｌ
挿入されている。上記アウトレツトパイプ３０
は、上記セパレータ１８および側壁１６に支持さ
れるとともに上記共鳴室２２を貫通しており、同
貫通部において複数の孔３４が穿設されている。
に説明する。１０は総括的に消音器を示し、筒状
の外壁１２と同外壁１２の両端を閉塞する側壁１
４，１６により限界されて、その内部に配設され
た板状のセパレータ１８により、共鳴室２０と共
鳴室２２とが形成されている。上記側壁１４を貫
通して上記共鳴室２０内に開口部２４が臨んでい
るインレツトパイプ２６は、上記側壁１４と上記
共鳴室２０内部に配設された支持板２８とに支持
されており、同インレツトパイプ２６の図示しな
い他端は内燃機関の排気通路に接続されている。
上記インレツトパイプ２６は開口部２４付近にお
いてその径が拡大されており、その径が拡大され
た部分にアウトレツトパイプ３０の一端がその軸
線に対して直角方向に隙間３２を存して所定長ｌ
挿入されている。上記アウトレツトパイプ３０
は、上記セパレータ１８および側壁１６に支持さ
れるとともに上記共鳴室２２を貫通しており、同
貫通部において複数の孔３４が穿設されている。
上記構成によればインレツトパイプ２６より消
音器１０内に流入した排気は、まず共鳴室２０に
おいて特定の周波数の音が減衰され、次に共鳴室
２２において脈動圧力が低下されることにより音
を小さくされた後大気に開放される。上記共鳴室
２０において減衰される音の周波数ｎは、上記
共鳴室２０の有効容積をＶ、インレツトパイプ２
６の開口部２４における断面積をS1，アウトレツ
トパイプ３０の断面積をS2、音速をＣとすると、 となる。
音器１０内に流入した排気は、まず共鳴室２０に
おいて特定の周波数の音が減衰され、次に共鳴室
２２において脈動圧力が低下されることにより音
を小さくされた後大気に開放される。上記共鳴室
２０において減衰される音の周波数ｎは、上記
共鳴室２０の有効容積をＶ、インレツトパイプ２
６の開口部２４における断面積をS1，アウトレツ
トパイプ３０の断面積をS2、音速をＣとすると、 となる。
従つて、上記式より明らかなように、上記実施
例によればアウトレツトパイプ３０がインレツト
パイプ２６に挿入される長さｌ、あるいは上記両
パイプ２６，３０の径を変化させるだけで目的に
応じた種々の周波数の音を減衰させることができ
る。また、上記所定長ｌを大きくとることによ
り、共鳴室２０の容積を大きくしなくても低周波
数の音を減衰させることができるので、自動車等
に搭載する際共鳴室２０がフロアパネル，フレー
ム等と干渉することがなく装着が容易で且つ車体
の振動によるびびり音等が発生することもない。
さらにインレツトパイプ２６にアウトレツトパイ
プ３０を隙間３２を存するように挿入するだけで
よいため、消音器１０自体の組み立ても容易で、
強度、耐久性等も優れている等の効果を奏する。
例によればアウトレツトパイプ３０がインレツト
パイプ２６に挿入される長さｌ、あるいは上記両
パイプ２６，３０の径を変化させるだけで目的に
応じた種々の周波数の音を減衰させることができ
る。また、上記所定長ｌを大きくとることによ
り、共鳴室２０の容積を大きくしなくても低周波
数の音を減衰させることができるので、自動車等
に搭載する際共鳴室２０がフロアパネル，フレー
ム等と干渉することがなく装着が容易で且つ車体
の振動によるびびり音等が発生することもない。
さらにインレツトパイプ２６にアウトレツトパイ
プ３０を隙間３２を存するように挿入するだけで
よいため、消音器１０自体の組み立ても容易で、
強度、耐久性等も優れている等の効果を奏する。
なお、上記実施例においてはアウトレツトパイ
プ３０をインレツトパイプ２６に挿入するように
構成したが、インレツトパイプをアウトレツトパ
イプに挿入するように構成してもよいことはいう
までもない。また、上記実施例では共鳴室２２を
並設した場合を示したが、単に共鳴室２０のみを
配設するように構成してもよいものである。
プ３０をインレツトパイプ２６に挿入するように
構成したが、インレツトパイプをアウトレツトパ
イプに挿入するように構成してもよいことはいう
までもない。また、上記実施例では共鳴室２２を
並設した場合を示したが、単に共鳴室２０のみを
配設するように構成してもよいものである。
第１図は従来例の構造を示す概略説明図、第２
図は本考案一実施例の構造を示す断面図である。 １０……消音器、２０……共鳴室、２６……イ
ンレツトパイプ、３０……アウトレツトパイプ、
３２……隙間。
図は本考案一実施例の構造を示す断面図である。 １０……消音器、２０……共鳴室、２６……イ
ンレツトパイプ、３０……アウトレツトパイプ、
３２……隙間。
Claims (1)
- 排気の通路となる２本のパイプの開口端部を隙
間を存するように互いに挿入し、その挿入部を囲
繞するように共鳴室を配設するとともに上記挿入
部の開口端を上記共鳴室に開口せしめたことを特
徴とする消音器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977118686U JPS6129928Y2 (ja) | 1977-09-02 | 1977-09-02 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977118686U JPS6129928Y2 (ja) | 1977-09-02 | 1977-09-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5444840U JPS5444840U (ja) | 1979-03-28 |
| JPS6129928Y2 true JPS6129928Y2 (ja) | 1986-09-03 |
Family
ID=29073251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977118686U Expired JPS6129928Y2 (ja) | 1977-09-02 | 1977-09-02 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6129928Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-09-02 JP JP1977118686U patent/JPS6129928Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5444840U (ja) | 1979-03-28 |
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