JPS5849419Y2 - 舶用内燃機関の吸気導入装置 - Google Patents

舶用内燃機関の吸気導入装置

Info

Publication number
JPS5849419Y2
JPS5849419Y2 JP6718478U JP6718478U JPS5849419Y2 JP S5849419 Y2 JPS5849419 Y2 JP S5849419Y2 JP 6718478 U JP6718478 U JP 6718478U JP 6718478 U JP6718478 U JP 6718478U JP S5849419 Y2 JPS5849419 Y2 JP S5849419Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake
internal combustion
air
air chamber
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6718478U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54168422U (ja
Inventor
俊英 須崎
良一 大橋
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP6718478U priority Critical patent/JPS5849419Y2/ja
Publication of JPS54168422U publication Critical patent/JPS54168422U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5849419Y2 publication Critical patent/JPS5849419Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関の吸気系に低温の空気を最適な吸気慣
性管長さのもとで導入するように配設した舶用内燃機関
の吸気導入装置に関するものである。
従来の舶用主機及び補機内燃機関は、船舶の機関室内の
船底に固設された機関台に支持されているが、内燃機関
及びその排気管路等からの放熱により、機関室内の温度
が上昇し、約30℃から40℃にも達する。
従って内燃機関の吸気慣性管端部の吸入孔から吸入され
る吸気は機関室内の高温空気を吸入することになり、内
燃機関の充填効率が低下し、出力が2優から3%も低下
するという欠点があり、方機関室内の換気を良くして吸
気温度の低下をはかると、海水のしぶき等が侵入し内燃
機関に錆を発生せしめるという問題がある。
また、機関室内に吸気音を発するため、騒音が犬となる
という欠点もある。
一方、内燃機関の吸気慣性管の長さは吸気慣性効果を発
するために、その設置場所周囲の制約範囲内で出来るだ
け長くする程吸入体積効率の向上が得られ、それにより
、内燃機関の高出力化が得られるものであるが、機関台
の高さの制約等があり最適な吸気慣性管長さが得られな
い事が多かった。
そこで本考案は前記従来の欠点を解消するため、機関室
の走行板下部に外気吸入孔と連通した空気室を形成し、
内燃機関の各吸気慣性管を吸気導通管を介して該空気室
に貫通せしめることにより、吸気慣性管長さを充分長く
取ると共に、低温の空気を内燃機関に導入することによ
り機関の出力向上をはかることを目的とし、更に吸気に
よる機関室内の騒音を防止することを目的としたもので
ある。
即ち、本考案は、船舶2の機関室30足行板6の下面と
船底4との間に、該機関室3の外側壁10に設けた外気
吸気孔11と連通ずる空気室9を形成し、内燃機関1の
気筒に取付げた吸気慣性管15の管端部に連通する吸気
導通管17の下端部を該空気室9内に連通せしめること
により構成され、また該空気室9の最低部位に水抜き穴
部14を設けることが望ましい構成である。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図の本考案の実施例1における内燃機関
1は船舶2の機関室3内の船底4に固設された機関取付
台5に支持されている。
そこで本考案では機関室3内の定行板6、機関取付台5
、船底4、船底4の隔壁7及び側面壁8等で容積の大き
な空気室9を形成する。
この空気室9は機関室3の外側壁10に設げた外気吸入
孔11に吸入ダクト12を通じて連通している。
外気吸入孔11には傾斜を付けた格子13を設け、これ
により外気に含まれる海水の一次分離を行ない、更に空
気室9内で二次分離された海水Wは空気室9の最低部位
に設けた水抜き穴14から船底4の中央部に排出される
次に内燃機関1の各気筒に取り付け°た複数の吸気慣性
管15の管端部15aを第3図に示すようにフレキシブ
ル接手16により吸気導通管17にそれぞれ連通継合せ
しめ、更にそれら吸気導通管17の下端部17aは一体
に集合せしめ、空気室9を形成している定行板6に設げ
た穴18に開口せしめて定行板6にボルトで固設してい
る。
なおフレキシブル接手16としては、ゴムホース其の他
のフレキシブルな性質を有するもので、吸気慣性管15
から内燃機関1の振動が吸気導通管17へ伝達するのを
妨げる接手であればどんなものを使用してもよい。
上記のようにフレキシフル接手16により吸気慣性管1
5に吸気導通管17を継合せしめることにより、吸気慣
性管15の長さは、実際には、フレキシブル接手16及
び吸気導通管17の長さを加えた第2図及び第3図にお
いて長さLで示す全長となり最適な吸気管長さが得られ
る。
また内燃機関1のそれぞれの気筒により各吸気慣性管1
5の長さを変える必要のある場合は、第4図の実施例2
に示すように吸気導通管17の下端部17aを定行板6
より下方に異った長さ1゜1′ のように突出せしめろ
ことにより各気筒の全吸気管長さLを最適とすることも
できる。
また第4図の実施例2では定行板6に複数の穴18を設
けているが、第5図の実施例3においては吸気導通管1
7の下端部17aをボックス状に形成し、定行板6にそ
のボックスと同じ大きさの穴18を穿孔してボルトで固
設しており、更に第6図の実施例4では第5図と同様下
端部17aをボックス状とし、定行板6には複数の穴1
8を穿孔しており、吸気導通管17の下端部17aを尾
行板6下部に設けられた空気室9に連通せしめている。
即ち定行板6に対して吸気導通管17を固設する方法は
特に限定していない。
上述のように本考案の吸気導入装置では、外気吸入孔1
1から吸入された吸気Aは吸入ダクト12、尾行板6下
の空気室9を経て、吸気導通管17、吸気慣性管15か
ら内燃機関1に導入されるため、低温空気で吸気慣性効
果を得ることができる。
本考案は、上記のように構成され、外気吸入孔11かも
吸入された機関室外の低温の外気を、空気室9を介して
内燃機関1に直接吸気として導入することができるので
、その内燃機関の充填効率を上昇せしめることができ、
それだけ機関出力の向上をはかることができる。
また、外気中に含まれる海水弁も外気吸入孔11部分(
格子等)及び空気室9内で分離されて船底4に排出され
るので、内燃機関の海水による錆発生を防止する上でも
有効である。
また、空気室9を定行板6の下面と船底4との間に形成
しているので、吸気音を海水によって遮断することがで
きると共に、その船底勾配により容積の大きな空気室9
に形威しえて、この空気室9内で内燃機関の吸気音を吸
収することができ、吸気騒音の低減をはかる上で非常に
有効である。
また、その船底勾配により外気から分離された海水を水
抜き穴14を経て船底中央部に排出することが容易であ
る。
さらに空気室9は、船底4を介して海水に接しているの
で、この海水により冷却され、より低温の吸気とするこ
とができる。
また、吸気慣性管15の長さを変える必要がある場合も
吸気導通管17の下端部17aを定行板6より下方に突
出せしめることによって容易に吸気慣性管の長さを変更
することができる。
また、空気室9を定行板6の下部に配設しているので、
機関室内の通行性を良くすることができろ。
従って、本考案によれば、内燃機関の吸気系に低温の外
気を最適な吸気慣性管長さのもとで導入して機関の出力
向上をはかると共に、吸気による機関室内の騒音を防止
しうる吸気導入装置を提供することができる。
なお本考案は主として舶用主機及び補機内燃機関に対し
て有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例1における舶用内燃
機関の吸気導入装置のそれぞれ、一部断面の側面図及び
縦断面図、第3図は第1図及び第2図に示す吸気導通管
の拡大側断面図、第4図、第5図及び第6図はそれぞれ
、本考案の実施例2゜3及び4における吸気導通管の拡
大側断面図である。 1・・・・・内燃機関、2・・・・・・船舶、3・・・
・・・機関室、6・・・・・・尾行板、9・・・・・・
空気室、10・・・・・・外側壁、11・・・・・・外
気吸入孔、12・・・・・・吸入ダクト、14・・・・
・・水抜き穴、15・・・・・・吸気慣性管、16・・
・・・・フレキシブル接手、17・・・・・・吸気導通
管、A・・・・・・吸気、W・・・・・・海水。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.船舶2の機関室30足行板6の下面と船底4との間
    に、該機関室3の外側壁10に設けた外気吸気孔11と
    連通ずる空気室9を形成し、内燃機関1の気筒に取付げ
    た吸気慣性管15の管端部に連通する吸気導通管17の
    下端部を該空気室9内に連通せしめてなる舶用内燃機関
    の吸気導入装置。 2、該空気室9の最低部位に水抜き穴部14を設けてな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の舶用内燃機関の
    吸気導入装置。
JP6718478U 1978-05-18 1978-05-18 舶用内燃機関の吸気導入装置 Expired JPS5849419Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6718478U JPS5849419Y2 (ja) 1978-05-18 1978-05-18 舶用内燃機関の吸気導入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6718478U JPS5849419Y2 (ja) 1978-05-18 1978-05-18 舶用内燃機関の吸気導入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54168422U JPS54168422U (ja) 1979-11-28
JPS5849419Y2 true JPS5849419Y2 (ja) 1983-11-11

Family

ID=28973902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6718478U Expired JPS5849419Y2 (ja) 1978-05-18 1978-05-18 舶用内燃機関の吸気導入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5849419Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200477635Y1 (ko) * 2013-11-08 2015-07-06 대우조선해양 주식회사 소음 방지수단이 구비된 흡기덕트

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54168422U (ja) 1979-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5849419Y2 (ja) 舶用内燃機関の吸気導入装置
JPS5849423Y2 (ja) 舶用内燃機関の吸気導入装置
JPS5843658Y2 (ja) 舶用内燃機関の吸気導入装置
JPS6242116Y2 (ja)
JPS5918099Y2 (ja) 小形横型内燃機関
JPH01103725U (ja)
JPH0139862Y2 (ja)
JPS6341570Y2 (ja)
JPS61194712U (ja)
JPS6086430U (ja) スノ−ケル装置
JPH0355776Y2 (ja)
JPS597215U (ja) 内燃機関のウエツトサイレンサ
JPS6221709Y2 (ja)
JPH03116725U (ja)
JPS6033292Y2 (ja) 自動二輪車の排気浄化装置
JPS6242111Y2 (ja)
JPS6231665Y2 (ja)
JPS5851035U (ja) シリンダライナ−
JPS62137377U (ja)
JPS5914953U (ja) 防音式ガスエンジンの給気装置
JPS58163621U (ja) 内燃機関の2次空気供給装置
JPS6349045B2 (ja)
JPS62132221U (ja)
JPH0368518U (ja)
JPS60116016U (ja) 内燃機関の排気管装置