JPS5918099Y2 - 小形横型内燃機関 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、横型汎用可搬式小形機関のエヤ・クリーナと
排気消音器の配置構造に関する。

従来の横型の小形機関では、機関本体上部の前寄りの場
所に燃料タンクをまた後寄りの場所に冷却器（ラジェー
タ）を配置し、エヤ・クリーナは吸気管にまた排気消音
器は排気管にそれぞれ装着するような構造となっている
場合が多い。

このような構造の機関では、エヤ・クリーナや排気消音
器が機関振動の影響を受けやすく、また、これらには完
全なカバーが施されてないため、エヤ・クリーナに泥水
等が混入するおそれがあり、また高温となる排気消音器
については安全対策上好ましくないという欠点がある。

本考案は、従来の小形横型機関の上述のような欠点を解
梢しようとするものであって、本考案は機関本体上部の
前寄りの場所に燃料タンクを、後寄りの場所に冷却器を
取付けた小形横型機関において、機関本体上部の燃料タ
ンクと冷却器との間の位置に、エヤ・クリーナと排気消
音器とを横方向に並べて取付けると共に、これらの全露
出面を覆うカバーを設けた点を特長とするものであり、
本考案によれば、エヤ・クリーナと排気消音器は機関本
体に直接取付けられるため、機関振動によりいたずらに
振動することはなく、またこれらの露出面はカバーで覆
われているから、エヤ・クリーナや排気消音器の保護は
完全となる等の作用・効果を奏するものである。

次に、図により本考案の実施例を説明する。

機関本体１０の上部には、前寄りの場所に燃料タンク１
か取付けられ、後寄りの場所には冷却器２が取付けられ
ている。

そして、燃料タンク１と冷却器２の間の位置に、排気消
音器４とエヤ・クリーナ３が横方向に並んで直接機関本
体１０に取付けられている。

７は両者の間に設けた断熱壁である。そして、エヤ・ク
リーナ３と排気消音器４の全外周（全露出面）は、それ
ぞれエヤ・クリーナ・カバー６と排気消音器カバー５で
覆われている。

８は、機関本体上部の前端或は後端に取付ける照明灯で
ある。

このように、エヤ・クリーナ３と排気消音器４を機関本
体上部の燃料タンク１と冷却器２との間の位置で゛機関
本体に直接取付けることにより、エヤ・クリーナ３、排
気消音器４の剛性が増しそれだけ耐久性が向上すると共
に、これらの振動をおさえることができ、騒音の発生を
抑制することができる。

また、カバーをこれらの全露出面を覆うように設けるこ
とにより、エヤ・クリーナへの泥水等の混入が阻止でき
、また排気消音器への安全対策を万全なものとすること
ができる。

さらに、エヤ・クリーナと排気消音器が機関本体上部に
うまくおさまり、機関全体がコンパクトな外観形状をな
すため、照明灯８を機関の前後いずれにも装着すること
ができることになる。

このように、本考案によるときは、エヤ・クリーすや排
気消音器を巧妙に機関に配置することができること・な
り、小形横型機関の取扱いさを良好とすると共に、従来
の横型機関のもつ前述のような欠点の解消をはかること
ができるものであり、その実用上の効果は顕著である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の小形横型機関の側面図、図は同平面図
である。 第２

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 機関本体上部の前寄りの場所に燃料タンクを後寄りの場
   所に冷却器を取付けた小形横型機関において、機関本体
   」二部の燃料タンクと冷却器との間の位置に、エヤ・ク
   リーナと排気消音器とを横方向に並べて機関本体に直接
   取付け、これらの全露出面を覆うカバーを設けた小形横
   型内燃機関。